>610氏

ジリリン…
それは1本の電話から始まる。
『よう!マスタング。俺だ…』
その声に、ロイ子は思わず受話器を取り落としそうになった。受話器の向こうから聞こえるのは、ヒューズの取りとめも無い話だ。
娘がどうした、妻がどうした…そんな事ばかりだ。だが、ロイ子の耳にはその内容は入ってこない。
ロイ子にとって大切なのは、ヒューズの声が聞ける事。それだけなのだ。
ヒューズの声を聞いているだけで、下をはしたなく濡らしてしまっている。目の前に居る部下達は知っているだろうか。

『ところで』
ヒューズの声の調子ががらりと変わる。それが合図だった。
家庭を大切にする良き夫、良き父の姿から、ロイ子という性奴隷を支配する主人の姿に変貌する。
『今日は、あれは着けているのか?』
ヒューズから命令され、いつも着けているものがある。
「ああ…」
ここには部下が居る。その言葉を合図にして、ロイ子は司令部から司令官室へと電話を転送した。
「ちょっと込み入った話になるから、あちらに居る。私が呼ぶまで入らないように」
そう言い置いて、司令部を出た。

「お待たせしました…ご主人様」
司令部での横柄な態度とは違う、性奴隷としての顔がそこにはあった。
『待たせすぎだ…で?』
「着けております」
『そうか…ならば、その音を聞かせてもらおうか』
ヒューズの命に逆らうなど考えられない。ロイ子はその言葉に素直に従ったのであった。


続く






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