無知
梅に失敗した953氏



「あ……あはぁ…」
男の熱い息が太ももに当たる度、エド子の身体は小刻みに震える。
皮張りのソファーは淫らな体液で色を変えていた。
(中尉にばれる前に始末しなければなるまい)
拭き取ろうかと思ったが、これから更に汚れるのだ。後でまとめて処分すればいい。
「これぐらい濡れれば大丈夫だろう」
ロイが花弁から離れるとエド子の戸惑うような声が聞こえた。
先を促す欲に濡れた女の声だ。これが無意識だと言うのだから恐ろしい。
本人がどんなに自分の性を否定しようとも、身体はこうして男を欲して疼く。
(この意識と身体のアンバランスさが鋼のの魅力だな)
無垢なる花を手折る快楽にロイは震えた。
「力を抜きたまえ」
「う………うん……」
先ほどの痛みを覚えているのか、エド子の身体のこわばりはなかなか抜けない。
それでもクリトリスを軽く愛撫すれば、快楽に染まった身体は呆気無く口を開いた。
傷つけないように、怯えさせないように、ロイはゆっくりと中指を膣内にさしいれた。
さっきまでロイの指を堅く拒んでいた肉はジュクジュクととろけ、ロイの指を奥へ奥へと誘う。
濡れた肉の感触が気持ち良い。小刻みに躍動し、自らが快楽を得られるポイントへ導いているようだった。
指一本でもかなり狭い。
だが、ここに自分をねじ込んだ瞬間を想像すれば熱がいっそう下肢に集まった。
まずい、あまり持たないかも知れない。
根元まで指をつき入れ、一息つくとエド子のなだらかな腹が目に入った。
肉のあまりついてない腹は呼吸に合わせてフルフルと震えている。
エド子は浅い呼吸をくり返していた。
瞳は空ろになり、放心しているようにも自らの快楽を内に追っているようにも見える。
「ああっ!??」
「ああ、手を離したらダメだと言っているだろう」
不意を付くように指を動かしてみる。
内壁を引っ掻くように動かせばエド子が頭を振った。
「いやっ!痛いっイタイから止めてくれ…!!」
「………君は嘘つきだね、鋼の。ココはこんなに濡れているじゃないか。
指だってスムーズに動くよ」
親指でクリトリスを刺激しながら中指を激しく出し入れすれば、ごぷりとフイゴのような音がして愛液が流れでてくる。
「あーーーーーっっ!! ああっいやぁ…! へんっへんだよう…!!」
「どこが変か教えてくれ。それが原因かもしれない」
ずりおちかけたエド子の身体を全身を使って押さえ込みながら、耳もとでささやいた。
その吐息にすら反応する様が可愛らしい。
「中がへんっ…、ちがうっ ひっ…やだやだやだ……!!」
指を二本に増やしてみても痛がる素振りは見えない。
身体はイイ具合に解けてきたらしい。
「それだけではわからないよ。ちゃんと、私にも解るように説明してもらわないと。
ほら、どこが変なんだい?ここか?それとも……ここか?」
言いながらもクリトリスを摘まみ上げたり、膣内で指をバラバラに動かしたり、ロイはエド子を責める手を休めない。
涙とだ液で汚れた顔は、それでも男の劣情を刺激した。
「ほら、鋼の………」
「ひっ…う……、中が、むずむずってして、ああんっ…!大佐の指があたるのっ……!」
「……どこに当たるんだい? 鋼の、当たると、どうなるんだい?」
浅い呼吸をくり返しながら、エド子はロイの問いに平素なら口にすらしない言葉で答えていく。
「お腹が熱くなるよぉ…あっあっ! 動かさないでぇ… ビクビクってするから…っつ!
あーーーっ!ああんっ へんっ…ダメだよぉっ! なんか奥から来るからだめぇ…!!」
たまらない。
拙い言葉で快楽を告げるエド子の姿に、今にも突っ込みたい衝動を押さえるのに苦労した。
その幼い口に男のイチモツを銜えさせ、涙で塗れる顔にぶちまけたい。
震える身体を組み伏せ、幼い性器に無理矢理ねじ込みたい。
(自分の中にこれほどの獣がいたとは)
ロイは苦笑した。
エド子は人の劣情を妙に書き立てる。
今ですらそうなのだ。これで男を知ったらどうなるのか。
(この子は女になる。男を喰らう女に)
まったくもってたまらない。
そうなる前に自分が食ってしまおう。
「ところで鋼の」
「……あっ……な、なに……?」
突然愛撫の手を止められて、エド子は呆然とした。
荒い呼吸をくり返しながらロイを虚ろに見つめるその目は雄弁に語っている。
『やめないで』と。
「せっかくだからおさらいをしよう。人体構造は覚えているかい?」
ロイが何を言いたいのか解らない。
男の指を加えたままの膣内は更なる刺激を求めて淫らに収縮をくり返す。
身体の奥から込み上げてくる衝動に耐えきれず、エド子は懇願した。
「大佐……大佐……ねえ、お願い…あふっ…お願い……」
身体が何を欲しているかわからないまま、自ら刺激を得ようと腰を淫らに動かした。
「鋼の、ちゃんと私の質問に答えなさい。人体構造及び器官名は覚えているね?」
コクコクと声も無くうなずくエド子の頬を涙が何度も伝った。
「自分の身体をよく知らなければ、無毛の原因がわからないだろう。
……おや、どうしたその顔は。まさか、何のためにこんなことをしているのか忘れたのかい?
仕方が無い子だ。どうしようもない」
ロイの冷たい言葉にエド子の身体は震える。
「ひっ…ごめんなさい…大佐ごめんなさい…ちゃんとするから……」
「イイ子だ………鋼の。さあ、私の質問に正確に答えなさい」
指を二本つき入れたまま、親指でそっと花弁をなぞった。
「ここ……鋼の、女性器はわかるね?」
「あっ……わ、わかる…」
愛撫よりも緩やかな指の動きに、耐えられないとばかりに身体が震える。
それでも、その微かな刺激さえも逃さぬようにかエド子は目を堅く閉じ指の動きを追っていた。
気が付けば両腕は胸の前で重ねられ、指は小さな口の中に納められている。
時折、赤い舌が、指を舐める。
その動きは『何か』をロイに連想させには十分だった。
ごくり
吹出しかけたモノをだ液と共に飲み込む。
渇いた唇を舐め、呼吸を整えた。
「このあたりは普通なら体毛で覆われているのだよ。この、鋼のの性器を隠している部分の名前はなんだい?普段はぴたりと閉じている、コノ部分だよ」
目を閉じているエド子に分からせるために、花弁をゆっくりとなぞる。
興奮で紅くふくらんだ部分に愛液を塗り込むように、ぐるりぐるりと何度も。
「はっー……!ああっ あああっ いやっ!!」
手のひらを使い、性器を持ち上げるように軽く揺すると、エド子の身体がガクガクと揺れた。
「あああーーーーっ!!だめえっ いやいやいやぁーーっ!!!」
「いや、じゃないだろう鋼の。私の言うことをちゃんと聞いていたのか?」
怒った振りをして指の動きを止めた。
とたんにエド子が泣きながら頭を振る。もう現実を把握できないらしい。
ロイの言うままに行動する人形のようだ。
「ご、ごめんなさ…っ…! そこ、そこは…大、陰唇…で、すっ……!あひっ…」
「ふむ、正解だ。ではココは?私の指に絡み付いてくる、このビラビラしたものはなんだい?
ああ、何かで濡れてしまってヌルヌルしているね。すべってしまいそうだよ」
ヌルヌルだよと言いながら、挟み込み、抜きあげる。
温かい肉の感触が気持ち良い。コリコリとした感触を楽しみたくて、つい何度もいじってしまう。
「ひーーーーっ!! やだっ 大佐止めてぇっ……! やだっああっあっあっ…!!
ひっぱっちゃイヤぁーっ! そんなのっ ああんっ…おねがっ…お願いしますッ…あひっ」
「何を言っているのか解らんよ。正確に、分かりやすく答えなさい」
「はひっ…はいっ……あふっん、そこは、大佐の触ってるとこは…小陰唇っ…です」
「よくできました。鋼のの小陰唇は紅く濡れて、まるで花びらのようだよ」
見せてあげられないのが残念だ。
その言葉に、もうエド子は反応できない。
余韻に震えて男の次の言葉を待っていた。
「次は……そうだな、この、ぷっくりと脹らんだ豆はどうだ?」
ジュグジュグに濡れそぼった性器の中心にある小粒な膨らみを押しつぶす。
「ーーーーーーーーっ!!あああああっ…………!??」
エド子の身体が反り返った。
「静かにしたまえ。鋼の、この部分はなんと言うんだ。ん?」
グリグリと円を描くようにまわし、左右に小刻みに錬り潰す。
親指の位置が、丁度膣内にある指に重なって、薄いエド子の肉を挟み込むような感じだった。
「答えないとずっとこのままだよ?」
「はひぃ!…うっ…あう…ク…クリ…トリス……ですぅ……!
!? 痛いっ! 大佐っ!そこっ!そこっ! 
つままないでぇ…!ひっぱらないでぇぇ………っあああああっーー!!」
敏感なクリトリスを引っ張られる痛みにエド子が悶えた。
快楽に溺れる姿も良いが、痛みに悶える姿もまた、ロイを挑発して止まない。
「……鋼のは本当に物知りだね。クリトリスの下に有るのが尿道口。今、私の指を銜えこんで
いるのが膣口。知っているかい?」
エド子が首を振るが、もう頷いているのか否定しているのか分からない。
膣内の指を1本抜いて、尿道口を爪で軽く掻いた。
「ひぃぃぃぃーーー!?? いやぁぁ……っっっ…そこに触らないで…ああっあっ 
出ちゃうっ出ちゃうっ…おしっこ漏れちゃうよぉ…!!」
「漏らしなさい、鋼の」
笑いながらロイは指の動きを速めた。
今までの動きが嘘のように、エド子の花弁を攻め立てる。
「ああああっ…………!!!! あっあっあっ ひぃぃ! 大佐ぁっ! あーーーっ!!」
衝撃でエド子の足が落ちたがかまっていられなかった。
膣内を抉るように何度も何度も指を挿入する。次々と沸き出す愛液が洪水のように体外へ吹出した。
卑猥な水音とエド子の悲鳴に近い嬌声、男の荒い息が室内に充満する。
「あっあっあっあっ……はあっ…!あーーーっ!」
エド子の呼吸のリズムが短くなってきた。限界が近いらしい。
「鋼の……イきたいのか……?」
「大佐っやめてっ!だめだめっくるっ………!きちゃう……っ!あっあっ…………っ
ああああああーーーーーーーーーーー!!???????」
一瞬身体がこわばった後、エド子は膣内から愛液をまき散らしながら果てた。
力なくソファーに横たわる肢体からは淫らな体液が次々流れ出てくる。
「ほほう、初めてで潮を噴いたか。……こっちでも天才か?鋼の……」
身体は余韻に震えるものの、反応は無い。
始めての経験に精神が許容量をオーバーしたようだ。
ロイはそこでやっと指を引き抜いた。

「ふむ……指がふやけてしまったな………」

弛緩したエド子の身体をソファーに横たえたが、荒い呼吸をくり返すだけでいっこうに反応が伺えない。
まだ放心しているようだった。
ふと思い付いてエド子の足をソファーの背もたれに掛けてみる。
開いた花弁からトロリと愛液が流れ出てソファーを汚した。
「これはこれは………なかなかいい眺めだな」
通常なら濡れた陰毛の隙間からかろうじて見える程度の性器が、無毛の為にクリトリスまでしっかり見える。
開いた膣口から液体が流れる様はとても少女とは思えないほど淫らで卑猥だ。
そろそろ我慢も限界に近い。
ロイの男根は少しの刺激で弾けてしまいそうだった。
今すぐにでもエド子にねじ込みたいが、入れた瞬間に射精してしまうのが目に見えてる。
そんな早漏みたいな真似だけはゴメンだ。
(一度出しておくか…?)
幸いと言うか、自分はかなり乗り気でエド子の裸体を見ているだけでイきそうだ。
一度射精したとしても、軽くしごくだけで2ラウンドは軽いだろう。
いや、自分でしごくなんて味気ない。
せっかく目の前にあるのだから、エド子の胸(あるのかわからんが)に擦り付けたり、素股をさせたり、楽しみ方は色々だ。
(あ、いかん。想像だけでヤバい)
そうと決まれば。
「鋼の…鋼の………」
「ん………たい…さ……?」
軽く頬を叩けば、拡散していた焦点がロイを捕らえた。
「君の陰毛が生えない原因がわかったよ」
「げん…いん………?」
「いつまで惚けているつもりだい。君は毛が生えなくてツルツルでパイパンの原因を私に聞きに来たのだろう?」
さり気なく卑猥な単語を混ぜてみてもエド子は反応しなかった。
というより、言葉自体を知らないようだ。
(つまらんな)
「あ……うん、そう……」
やっと本来の目的を思い出したらしい。
「原因って何?俺、どこか悪いの?」
「安心しなさい、身体に異常があるわけではないよ。ただ………」
「ただ……何?」
意味ありげに途切れたロイのセリフにエド子は不安そうな顔をした。
(ああ鋼の……君はなんて無知なんだ。たまらないよ……)
さり気なくエド子の腹に手を載せ、そのまま身体のラインをなぞるように手のひらを添わせる。
「あんっ……大佐…?」
見上げるロイの顔はどこまでも真面目だ。
「君の場合、身体の成長が遅れているようだ。
機械鎧の影響下もしれないが、ホルモンバランスが悪いために年相応の成長がみられないのだよ」
「誰が成長のあとが見られない豆だっ…………いやぁ!??」
腰のあたりを彷徨っていたロイの手が、いつの間にかエド子の胸をまさぐっていた。
慎ましやかなサイズの胸を揉みしだき、ぽつんと立っていた乳首を軽く弾いた。
「あっ…やぁ…! ああんっ…」
触れば触るほどエド子の乳首は堅く尖っていく。
しこりを潰すように摘まみ上げると、エド子の白い喉が反った。
せっかく落ち着いた呼吸も荒く乱れ始めた。先ほどの余韻を引きずっている身体は簡単に熱く火照る。
「やっ…ああっ…はぁ…嫌っ…たいさぁ……!」
「そう、君の身体は成熟していない。同い年の人間に比べて小さいのはそのためだ。
………どうだ。私が成長を促してやろうか………?」
「あんっ……えっ? なに……大佐……あうんっ…なんだって……?んっ…」
「鋼の……私が君を大人にしてあげるよ。君の身体を、大人に、してやろう」
耳たぶに舌を絡ませながら、熱い吐息で囁いた。
それだけでもエド子は過剰に反応してしまう。
ロイの言葉を100%理解できないまでも、つられるように頷いてしまった。
「良い子だ鋼の。子供は大人の言うことを素直に聞くものだよ。そうすれば……いいことをしてあげよう」
中途半端にあがっていたエド子のタンクトップを捲り上げ、先ほどの刺激で尖った乳首に舌をからめた。
「いやぁ!? 何ッ 大佐っあ…! ああんっダメっーーー!!いやぁああっ!」
思った通りエド子の胸は薄かった。
揉む、などという行為は難しいだろう。左右からできるだけ肉を集めて、唇で吸い上げる。
キャンディーをなめる子供のように、胸の果実にむしゃぶりついた。
意外にもロイはこの行為に夢中になった。小さい乳首は気をつけないと噛み切ってしまいそうだ。
「やあんっ! やめてやめて…!! いやっ…背中がむずむずするようっ…………!!」
エド子は性的に興奮すると、軽く幼児退行することもわかった。
幼い言葉で舌ったらずに興奮を告げられると、倒錯感で目眩がしそうになる。
(実にもったいない。鋼のは、いっそこのまま無毛でもいいんじゃないか?)
だ液で胸がてかり始めたころ、ロイは胸から唇を離した。
「えっ……?」
「等価交換だろ、鋼の。自分一人で気持ちよくなるのはずるくないかい?」
目の前で上着を脱ぎはじめるロイをエド子はぼんやり見つめた。
「さ、君を大人にする準備をしようか。まずはホルモンバランスの調整からだ」
ズボンのファスナーを下ろし限界まで猛った男根を、エド子の眼前につきつけた。
「ひいっ……!!??」
「これを君の口に入れたまえ」
「やっ………! 嫌だっ!!そんなのヤダっ!!!」
「……………そう言うと思ったよ」
言様エド子の鼻をつまんだ。
「んぐっ!?」
「ほら、口を開けないと窒息してしまうよ…?」
幼くして両親と別れ、鎧の弟と研究に没頭するエド子は成人した男性の性器など見たことが無いのだろう。
口元にあたる肉の未知の感触に、恐怖で震えた。
先走りの液がしみ出してエド子の頬を濡らす。
(飲ませるのもいいが……顔射も捨てがたい…………)
強情を張る表情もそそる。そんな行動すら男の性欲を煽るとは、この聡い錬金術師も知るまい。
限界まで頑張っていたが、ついに口を開けた。
「ぐぅっ?!!」
「もっと大きく口を開けなさい、鋼の。もっと……もっとだ」
「んぶぅ…! んんっ…んぐっ……!!んんっ……?!」
苦しげな呼吸音と共に涙が次々と流れ出てくる。
「歯を立てたりしてはいけないよ。舌をからめて、吸い上げなさい」
いやいやとエド子の頭が振られた。男根を吐き出そうとするエド子の頭をロイは無理矢理押さえ付ける。
「ぐぶうっ!」
「君に拒否権はないよ。私の言う通りにするんだ。さもないと…………」


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