泡姫
>526氏

蜂蜜が入ってるような容器の中に、ねっとりとした透明の液体がタプリと音を立てた。

「これ…なに?」
ロイから渡されたその容器を不思議そうに眺めて、エド子はオズオズと尋ねた。
「ローションだよ。知らないか?」
「し…知らない…」
豪奢に設えられたその部屋には、ドアのない風呂場がついている。
金や赤などが多様された下品なまでに豪奢なその部屋をキョトキョトと見渡して、エド子はロイに視線を戻す。

「あの…それで一体、俺は何をすればいいんだ?」
「客である男性を気持ち良くさせればいいんだよ。その為の講習をこれからするから。
大丈夫、全て私に任せておけばいい」
吉原一と言われるその超高級ソープのオーナーであるロイは、その精悍な口元に優しげな笑みを乗せて、安心させるようにエド子に言う。

「ほら、まず服を脱いで…」
「う、うん…」
おずおずとエド子はシャツのボタンに手を掛けた。
1つ2つ…外しながら、不躾なまでに注がれるロイの視線に手が止まりがちになる。
「あの…見られてると恥ずかしいんだけど…」
「客はもっといやらしい目で見てくるよ?これくらいの事に慣れないでどうする?
こんな風にいやらしく見つめながら、脱いでる最中に触れてくる客もいるかも知れないのに…」
すっ…とロイの手がシャツの外されたボタンの隙間から進入してくる。

「あっ…」
「こうして客は君の体に触れてくる…。そうだな、その手で脱がせたがる客もいるかもなしれんな…」
ゆっくりとロイの手がエド子のブラウスをはだけ、そして脱がしてしまう。

「…ソレ、変なマットだな?」
恥ずかしさを誤魔化すようにエド子はポツリと疑問を口に出した。
何か気を紛らわせていないと恥ずかしくてしょうがないのだ。

「エアーマット、というんだよ。さぁ、ここに寝てごらん…」
風呂場には銀色の怪しいマットが敷かれている。
空気で膨らんだそれは不思議な形状をしていた。

「…うん」
大人しく横たわるエド子の横で、ロイは洗面器の中にローションを垂らすとお湯で薄めた。
ねっとりと手に絡みつく透明な液体が酷くいやらしくて、エド子は頬を染める。
洗面器の中から1掬いローションを取ると、ゆっくりとエド子の薄い胸元に滴らせた。
そして塗り広げるようにゆっくりとロイの手がエド子の白い胸元を這う。
「あ…っ…」
緩慢な動きだが、酷くいやらしく指先が肌を滑っていく…。

「どんな感じだ?」
「……なんか変な感じが…する…」
ねっとりと指が肌を滑り、なんとも言えない感覚がエド子を覆う。
「気持ち良くないか…?」
「んっ…、わ…分かん…ない…」
「このローションは海藻から出来ているんだ。無味無臭だし、舐めても害はない 」

チュッ…とロイがエド子の薄い胸の上で淡く色付く突起を吸った。
ねっとりとした感覚と刺激がエド子の性感を揺り起こす。

「気持ちいいのだね…乳首が立ってる…」
「分かん…ないよぉ…」
ロイはエド子の躯に洗面器に残ったローションを注いだ。
「ほら、上になってごらん?」
ロイはエド子の躯を起こしてやると、そのまま自分が横になる。
「そう…そのまま私の上に乗って…」
力が抜けた躯を自分の上に乗せ、ロイは下からエド子の上気し始めた顔を見つめた。
その表情はとても淫靡で、艶めいている。

「そのまま躯を滑らせて…胸や股間を擦りつけるように…」
エド子はロイの脇に両手をついて言われるがままに、自分の躯とロイの身体を擦り合わせるように動かしていく。
ヌルリと滑る躯が艶やかに濡れ、桃色に上気してゆく…。

「いいよ…とても色っぽい顔だ。そういういやらしい顔を客は喜ぶ…」
ニヤリとロイが笑う。
「いっ、いやらしくなんて…」
エド子は恥らって躯を起こそうとするが、ロイの逞しい腕に絡めとられてそれも敵わない。

「恥らう顔もそそるな…」
「あん…っ… 」
ねっとりと耳朶を噛まれて、エド子は婀娜めいた声を漏らす。
「堪えずに、感じるまま声を出すんだ……。それを聞いて男は更に興奮するのだから…」
いやらしく囁き、ロイはぬめる指でエド子の色を濃くした突起を撫でる。

「ほら、ここも気持ちがいいって言っているぞ…」
「違…っ…!」
「動きを止めないで、そのまま動いて…。じゃないと客が気持ち良くなれないだろう?」
エド子はロイの言葉にゆっくりと躯を滑らせた。
ぬるぬるとした感触と悪戯に蠢くロイの手によって、エド子の下肢が反応していく。
「キミの可愛いココも、もうこんなにぐしょぐしょだ…」
身体中がのぼせたように熱い…。
意識は朦朧として、ただ内部の熱だけがはっきりと形となっていく…。

「や…なんか…変…っ…」
「変じゃないよ…気持ちいいんだろう…?」
全身ローションにまみれながら、エド子は自然と蠢くままにロイに体をなすりつける。
それはまるで発情した雌猫が飼い主の足元にじゃれる様にも似た愛らしくていやらしい仕種…。

「ん…あぁ…っ…」
「硬くなったクリトリスが当たっているね…擦りつけてるだけなのに…。そんなに気持ち良いかい?
客より先にソープ嬢の方が気持ち良くなるなんて恥ずかしくないか?」
「ご、ごめんなさ…でも…あっ…」
エド子は動きを止めることが出来ない…気持ちが良くて…。

「や…ぁ…っ…!」
擦れるたびにニチュニチュと粘ついた音が淫らに響く。
「エド子…私の上に乗って…もっと下…そうだ…そこをペニスに擦りつけて…」

ロイはエド子の半身を起こさせ、自らの下肢の上に跨らせた。
2人の性器が透明な粘液に塗れている。
それがローションであるのか、互いの淫液なのかも判別できない。
「ほら、もっと腰を振って、お客を満足させてみなさい」
「あ…っ…あん…っ!」
ロイの言葉が聞こえているのかいないのか、エド子は無心に腰を振る。

ぎこちない動きだが、煽情的な表情と声で男の視覚と聴覚から性感を煽り立てるのだ。
店に出せば間違いなく売れっ子になるだろう。
誰もが夢中になる。
初心で恥ずかしがり屋で淫らなこの少女に…。


「あ…ふ…ぅ…」
頬を染め、エド子はローションのぬめりを借りて必死に快楽の為に腰を蠢かせた。
ロイはエド子の性感を煽るように、指先で胸の愛らしい突起や腹部をまさぐり、愛撫を加えてやる。
すべらかな肌とローションのぬめりがなんとも悩ましい…。
腰をくねらせながらも、恥らうように必死に快楽の声を抑えようとする様が男をそそるのだ。

天性の男殺しだ。
正常な男ならば、こんな魅惑的な痴態を見せられて夢中にならないわけがない…。
「もっといやらしくなってごらん…私の前で…」

私だけの前で…そうロイは心の中でほくそえんだ。
ありとあらゆる技巧を仕込もう。
そう心に誓うも、店出しして客などに見せるつもりは最初から欠片もない。
「あ…ぁ…や…変に…なっちゃ…」
「いいよ…変になってごらん…私に全部見せてくれ…キミの淫らな姿を…」
「あっ…あ…っ…」
エド子の吐息交じりの喘ぎ声が忙しなさを帯びる。
クライマックスが近いのだ。

「あっ…あっ…」
「いきそうか?」
「あっ…ん…」
コクコクとエド子が頷く。
その瞳には快楽故か涙が珠になって浮かんでいる。
「いいよ…イってごらん。ちゃんとイクって言葉にするんだよ?
その方が客は興奮するから…」

「あっ…あっ…!!ダメ…イ…く…イっちゃう…!!」
「いいぞ…イって…」
ロイの標準を遥かに越える巨大な赤黒い砲身に擦りつけるようにして、エド子の折れそうな程の細腰がくねる。

「あっ…はぁん……イクゥ…!!!」
その華奢な躯が激しくガクガクと揺れ、とろりとした粘液の中にサラサラと薄く透明な飛沫が飛び散った。
「ふ…ぅん… 」
仔猫が甘えるよう鼻に抜けるような吐息と共にエド子の躯が弛緩する。

「エド子…」
「ぁ…っ…!」
弛緩したエド子の体がヒクリと小さく揺らめいたかと思うと、生温い液体がロイの腹部をちょろちょろと濡らしてゆく…。

「いやぁ…ぁ…」
エド子の躯がフルフルと何かに耐えるように震えた。
「ダ、ダメ…止まんないっ…とまんないよぉ……ひっく…」
快楽のあまりに失禁してしまったのだろう。
エド子は羞恥に全身を朱に染め、嗚咽を漏らした。
「…ごめんなさい…ごめんなさ………」

「まったく、いけない子だな……。客より先にイった上に汚してしまうなんて…」
ロイは半身を起こし、エド子の躯を優しく抱きしめた。
たしなめる言葉とは裏腹に、その声は優しさに溢れている。
喜びを含んでもいただろう。

「ご…めんなさ…ヒック…うぇ…」
「…そんなに、気持ちよかったか?」
エド子はロイの声にコクリと小さく頷いて答えた。
幼いその仕種があまりにも可愛くて…ロイは優しく口吻けた。

「粗相をしたらお詫びをしなければならないよ?」
「は…い…」
ロイはエド子を上から降ろし、そのまま顔を押し付けるように自らの下肢に導いた。

「客をイかせるのがキミの仕事だ…」
そのロイの言葉にエド子はオズオズと目の前にある雄雄しいモノにそっと触れた。
ローションと自らの愛液、そして汚水にまみれたそれに口吻けて、そっと口に含む。
やり方はよく分からない…だけれど、少しの知識だけで必死に奉仕する。
少し苦くて塩辛い味のする肉棒に必死に舌を絡め、顔を上下させて吸い上げた。

「っ…そう…そうだ……上手だよ…」
時折、強く歯が当たったりするものの、必死なその仕種と煽情的に表情に昂ぶりは容易く篭絡される。
「ん…ふぅ…っ…」
鼻に掛かる甘い吐息…苦しげな声が淫猥な雰囲気を醸し出す。

「…はぁ…、出すぞ……全部飲むんだ…」
「んむ…っ…」
エド子はコクリと頷いて強く唇で扱き上げる。
「エド子…っ…」
エド子の喉奥にピシュと勢いよく精液が放たれる。
「…ぐっ…」
苦しくてもエド子は唇を放さない。
コクリ・コクリと喉を鳴らして、エド子は精液を飲み干した。
少し噎せたけれど…。

「は…っ…ゴホ…」
綺麗に残滓を舐め取るように、エド子はペニスに舌を這わせる。
「…いい子だ…」
初めてにしては上出来だろう。

「気持ち、よかった…?」
そっと顔を上げて、エド子は不安げにロイを見上げる。
「ああ、とても…ね」
口元に滴る雫を指先で拭ってやりながら、ロイは優しく微笑んだ。

見上げるエド子の瞳は快楽に濡れている。
奉仕しながらも感じていたようだ。
「第一段階は終了だ…次は……」
「次は…?」

「もっと男を気持ちよくさせるやり方を教えてやろう…」
淫らな講習はまだ終わらなかった…。

続く






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