スキンシップ
>319氏
風呂場にて
「アルー!一緒に風呂入ろう!身体洗ってやるよ。」
兄さんが風呂場に乗り込んでくる。人体錬成後はスキンシップが増えたような気がする。
「いやだよ!兄さんてば変なところばっかり洗うんだもん。」
そうだよ、いつまでも弟のノリじゃ困る。今は兄妹なんだから。間違いが起こったら洒落にならない。
「冷た過ぎないか弟よ。」
兄さんが大人げなく拗ねだした。
「へぇ〜。散々ボクの胸とか尻とか触って今更弟扱いするわけ?」
そうしたら兄さんバツが悪そうにこう言った。
「今回は諦めるけど気が変わったらいつでも呼べよ」
変わらない。絶対変わらないから。
やっと一段落して眠ろうとした矢先にまた兄さんが乗り込んできた。
「アル。寒いから一緒に寝よう。」
この人はボクにかまって欲しくて仕方ないんだろうか
「変なことしない?」
「しないしない」
「ほんと?」
じっと兄さんの瞳を見つめてみる。視線に耐えられなかったのか、その瞳が泳ぎはじめる。
ボクはふぅ、と溜息をひとつしてから「今日は寒いから特別だからね。」とベッドに兄さんを迎えいれた。
それが間違いだった。
隣で兄さんは落ち着きなく寝返りをうつ。
「兄さん、せまくて寝づらいなら自分の部屋に戻ったら?」
「何を言うか!自分から誘っておいて・・・。」
「誘ってないから!」
そういうと兄さんは静かになった。やっと寝たのかと思い、兄さんに背を向けて眠りに入ろうとしたその時
「・・・何してるのさ。」
額に青筋を立てつつ、怒鳴りたいのを抑えながら問い掛けた。
「アルって母さんにそっくりだよな。どんどん母さんに似てくる。」などと言いながらボクの胸を下着の上からまさぐりだしている。「そのセリフとこの行動で兄さんマザコン確定だね。恥ずかしい人だなぁ。」
兄さんは呆れ気味に「もう少しムードあること言ってくれよ。可愛く喘ぐとかしてみろ。」
そんなふざけたことを言いつつ人の乳首を弄んでる。
「ねえ、自分が何してるかわかってる?」
今一度問い掛けてみる。
「アルのここ、小さくて柔らかくて可愛い。」
会話する気ないとボクは判断することにした。相手してたらキリがないだろう。
ごすっ
鈍く手応えを感じる。
ベッドに仕込んだ金属製の棒で兄さんを強制的に黙らせた。
「やっぱりこういう人を甘やかすのは良くないな。」
なんか色々面倒だから寝よう。
完。