アル子とエド子 蠢動編
>611氏

軍部の図書館で調べモノをするエド子。そこにアル子が浮かれた表情でやってくる。

「?どうしたんだアル?変な物でも食ったか?」
「やだな〜兄さんじゃあるまいし。・・・実はもっと良い事があったんだ〜」
はぁ?と青筋額に浮かべながら聞き返すエド。それを見てVサインを出しながらニヤリと笑うアル。
「へっへー。僕、彼氏ができちゃったーー」
「・・・えーーーー!!!誰だよそいつ!!!!」
「フュリー曹長。良い人だよね〜。チャンス見て早速告っちゃったよ!!!」
「ちくしょ〜〜〜!!アルにだけは先越されないって思ってたのに〜〜〜〜!!!」
ほっぺに手を当てぴょんぴょん跳ねるアルを後目に、マジ泣きをして本気で悔しがるエド。
「ううう・・・大体、どこで知り合ったんだよ!!いつも俺と一緒に調べものしてたじゃねえか!!!」
(さては俺に隠れて怪しい事を・・・許せん!!!)
「すぐそこの給湯室」
「給湯室?」
?顔のエド。
「3時にお茶しに行くといつもお菓子くれるんだ〜。ほかにもケーキとか、ドーナツとかいろいろ用意してくれてて・・・」
「お菓子・・・ドーナツ・・・」
「この前なんか、平日でも並ばなきゃ食べられないイーストシティ名物の羊羹とか・・・」

(妹よ・・・餌付けで陥落とは・・・お姉ちゃん情けないぞ・・・)
浮かれて口が止まらないアルを見て、エドはほろりと涙が落ちたそうな・・・









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