イズミとエド子とアル子
魁!!乙女塾!!! -乙女の別腹編-
>809氏

「本日はここで修行をする!!」
「ここって・・・最近できたケーキバイキングのお店じゃないですか?」
「??ここで一体なんの修行をするんですか??」
「それは・・・錬金術の研究に没頭し、世間一般の女の子としての素養が足りないお前達に、
 かつて『最強の乙女』と呼ばれた私が、乙女と言う物を一から教えてやろうと・・・って、二人ともどこへ行く!!!」
「そんな事してる暇なんてないんですよ!!錬金術の修行をして下さい!!!」
「馬鹿者!!修行の合間に、道ばたで野ションするくせに何を言うか!!!」
「だから言ったでしょ姉さん・・・オシッコはちゃんとトイレでしようって・・・」
「だってよ〜。めんどくさいじゃん・・・」
「ええ〜〜い!!だまって着いて来い!!!徹底的に鍛えてやる!!!」
「「うぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜」」

「まずはケーキの確保だ!!!」
「わーい!!僕、ショートケーキにしよ〜っと」
「あ!!お〜れも!!!」
「ばかもーーーーーん!!!」ゴスッ!!
「イテ−ーーーーーッ!!なにすんですか!!師匠!!!」
「何の為に三人で来たと思っているんだ!!!こういう時は分業でケーキを確保するのだ!!!
 アルはスポンジ。エドはムース。私はフルーツ。ケーキに限らずバイキングでは基本だぞ!!」
「はあ・・・なるほど・・・」
「なんでもいい。皿いっぱいにケーキを載せて来い!!片っ端からだぞ!!!」
「「はい!!分かりました!!!」」
「師匠!!スポンジ確保しました!!!」
「ムースも完了です!!・・・でも、量がおおくないですか?テーブルはみ出しそうですよ?」
「大丈夫だ!!乙女の辞書に後悔の文字などなし!!なぜなら、その先には勝利しかないからだ!!」
「え〜〜〜そんなの聞いた事ねえよ!!!なあアル?」
「う〜ん・・・前にウィンリィが似たような事言ってた様な・・・」
「ええい!!細かい事は気にするな!!いざ、ケーキの大海で突撃するぞ!!!いただきます!!!」
「「いただきます!!!」」((師匠・・・やけにテンション高いな・・・))

30分後・・・

「信じられない・・・アレだけあったケーキの山が・・・全部食べれた・・・」
「俺・・・こんなにケーキ食べたの初めて・・・でも、なんかまだイケそうなのは何故だ・・・」
「ふふふ・・・ようやく実感した様だな・・・これが、秘伝『乙女の別腹』!!」
「「乙女の別腹!?」」
「・・・例え、お腹いっぱいに食事した後でも、甘い物を十分に堪能する為にできた乙女の秘技だ・・・」
「なんと・・・これが乙女と言うモノなのか・・・」
「なんか、目からウロコが取れた思いだよ!!!」
「分ってきたようだな!!二人とも!!!それではケーキをおかわりするぞ!!!」
「「はい!!!分かりました!!!!」」

この時、後にレストラン業界を震撼させた、最強バイキングユニット『乙女塾』が結成されたのだった・・・









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