給湯室会議4
>777氏
ここはいつもの給湯室。も、なんか様子が変。
「ん?ロイも休憩・・・って、どうしたの!?」
「・・・グスッ・・・うう、ヒューズぅ・・・どうしよう・・・エドに嫌われちゃったよう・・・」
「なによぉ。ロイらしくない。なにがあったの?エルリック坊やとケンカでもしたの?」
「う、うわぁぁ〜〜〜〜〜〜・・・」
「はぁ〜・・・どうせまた、つまらない事でケンカしたんでしょ・・・まったく、素直じゃないわねぇ・・・」
「だってぇ〜・・・グスッ・・・今日こそは一緒に御飯食べられると思ったのに・・・妹と図書館に行くって・・・ううう・・・」
「だあ!!もう泣き止みなさいよ!!28の大人がみっともない!!!
大体、エルリック坊やにとってあの研究は大切な事だってあんたも分ってる事でしょう?
あんたも女なら、旦那の夢ぐらい支えてやるって気概を見せてみたらどうなの!!
二日や三日会えないくらいで、がたがた言うんじゃない!!!」
「・・・毎日旦那とラヴラヴできるあんたに言われたって説得力ないと思う・・・」
「なんか言った!?」
「ううん。私はなにも言ってないぞ!!気のせいだ!!!」
「あの〜・・・大佐・・・居ますか?」
「!!・・・うう・・・」
「あら〜。エルリック坊やじゃない!!ロイならここよ〜。・・・ほら、隠れてんじゃないわよ!!!」
「大佐。さっきは乱暴な事言ってごめん。・・・今日は無理だけど、明日はなんとか予定あけるから・・・」
「・・・いや、私も我侭言って悪かった・・・いい大人が恥ずかしい・・・妹さんに焼きもち焼くなんてどうかしてた・・・」
「そ、そんなことないよ!!俺も大佐の意外な一面見れて、可愛かったって言うか、惚れ直したって言うか・・・」
「!!!・・・ばか・・・そんな事言うな・・・照れるじゃないか・・・」
「う、うん・・・ごめん・・・」
「ふふふ・・・私こそ・・・すまなかったな・・・」
「う〜ん・・・初々しいねえ・・・首のまわりがこそばゆいよ。まったく!!」
顔を赤く染めあう二人を眺めながら、ヒューズはにっこりと笑った。