再会
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トレインジャックのテロリストを捕まえた後、しばらくしてイーストシティ駅についたエド一行。
あ〜やっと駅に着いた・・・まったく、トラブルに合うなんてついてない・・・さっさとテロリストを軍に引き渡して
ガバッ!!!!グイッ!!!
「?あれ?兄さん?どこいったの〜???」
「むぐ!!!むぐぐぐ!!!!!」
固い布越しに柔らかい感触・・・これは、胸?
「・・・久し振りだな・・・鋼の・・・」
この声は・・・大佐?久し振りだな・・・
「・・・将軍に聞いたぞ・・・無茶をする・・・」
心無しか湿った声で言った。
「・・・君の所為で炭水車は廃棄だそうだ。おかげで私は始末書を書かなくてはならない・・・」
俺の頬に手の平を当て、大佐は俺を見つめる。不謹慎だが、思わず顔が赤くなる。
「あまり・・・心配させないでくれ・・・」
絞り出す様に呟き、額をコツンと合わせる。触れあう額があったかい。
「・・・ごめん・・・やりすぎたかもしれない・・・」
俺はやっとそう言った。
「うん」
大佐はそういうと、ゆっくりと俺を抱き締めた。俺も腰に手をまわす。
自然に視線を合わせる俺と大佐。
「ふむ・・・」
「ん?なに?」
普段は絶対見せないであろう柔らかい表情で大佐は言った。
「暫く合わない内に、ちょっと大きくなったみたいだな・・・」
スッと口付けをする。
「・・・キスがし易くなった・・・」
俺ははにかみながら、顔を赤くした。