百合もの
>866氏
舌がからみ合う。
お互いの舌表面のざらつきが心地良い。
相手の歯にそって舌を這わせる。先が歯茎に触れる度、身体をピクッっと反応させるのが可愛いと思う。
ふと、背中に腕を回す。それを気付いてか、身体を密着させてくる。お互いの胸をあわせる格好。暖かい。
互いの乳首の先が身体に触れあう。一瞬、電気が走った後、じんわりと快感が乳房に拡がっていくのが分かる。
私は思わず唇越しに喘ぐ。それを聞いて、彼女の目が少し弛んだ。より一層唇を密着させてくる。
もはや、口からの呼吸は出来ていない。お互いの息が荒くなっていく。
だが、これがより互いの興奮を呼び起こす。
彼女の指が私の背中を這い、お尻の頬に達する。私は恥ずかしさの余り唇を離し、目を瞑って彼女の肩にしがみつく。
艶やかな目で私を観察しながら、お尻の頬を指先だけで撫でる彼女。
恥ずかしさともどかしい快感で、私は目の前がチカチカする。口端からは接吻の名残りか、涎が一筋流れ彼女の肩に橋を作っている。
彼女は恥ずかしがる私の顔を、無理矢理向い合せにに持ってくる。目と目が合うと、より一層の羞恥心を掻き立てられた。
とうとう、私の股間に手が伸びる。面と向かい合いながら、初めて他人に股間を触られる。
私は目眩がするくらいの恥ずかしさというものを、この時体感した。しかし、それと同時に味わった事のない快感も味わった。
背筋に物凄い電気が走り、括約筋が痛いくらいに痙攣する。
目は意思とは関係なく勝手に見開き、口は呼吸をしようとパクパクと開閉する。
涎が大量に流れ出し、幾重にも筋を作った。
股間はまだ痙攣を繰り返している。
腰に力入らなく、私は完全に彼女へ身体を預けている格好になっていた。
彼女は私が脱力した格好になったのを見て、含み笑いを浮かべながら耳もとに口を持ってきた。
かすかに掛かる息にも、私の身体は反応してしまう。押し殺していた喘ぎを思わず漏らしてしまった。
「イッたのか・・・エドワード・・・」
相手を食った様な口調。彼女のハスキーな声に、私は顔を更に赤くしながら頷いた・・・