♂×♀
>778氏

【注意】ロイハボ子、ハボロイ子前提


とりあえず俺は聞いてみた。
「ご飯とトーストどっちにする?」
聞き取れないほど小さな声で相手はトーストと答えてきた。
俺とそっくりな風貌の彼女は、毛布と抱き枕を握り締めて泣きそうな顔してた。
彼女のものらしい、手元にあるパンダのぬいぐるみのリボンがほどけてたんで、俺は昨日スーパーで買ってきた袋を渡した。
そしてその中に入ってるパンツのゴムでもつけてたらって、裁縫セットと一緒に渡したんだ。
こんなこと言ってる時点で、俺はかなり動揺してたと思う。
とりあえず二人でいる窮屈な布団からでて、俺はキッチンで朝飯作り出した。
いや、落ち着けって
なんだあれ
とさか頭のパツ金女が、朝起きたら布団で一緒に寝てたってなんだそりゃ
俺、昨日ふつーに仕事して、くたくたになってさっむいアパート帰ってきたんだって
んで、メシ食ってフロ入って、布団で一発抜いてから一人寂しく寝たんだよな
「ヤベェ、枕元に置きっぱなしだ」
そうだ、エロ本が枕の横にそのままあるんだって
急いで俺はそれだけを隠しにいこうと走った。
寝室の扉を勢いよく開けたら、悲鳴をあげられる。
顔にパンダが飛んできた。
「ゴメン!」
慌てて閉めた。あの子が着替えてたんだ。
すげえ、生乳だ
やっぱ寝る時はブラジャーしてないんだな
着やせする方かな、パジャマじゃわからんかった
意外とスタイルいいんだ
寝る前の写真のおねーちゃんよりもちょっとボインだし、おへそが可愛い
「いやいや、違うって」
――っつうか、なんで着替えてんだよ。
パンダ以外持ち物とか見当たらなかったし、代えの服なんかあるわけないだろ。
どうすんだよ。
扉ごしに俺は尋ねた。
「あー、その、着替えとかあんの?」
ないって言われた。
俺の布団で寝てたせいか、着てるパジャマが男くさくて我慢できなかったらしい。
ごめん、よくそこで抜いてます。
とりあえず脱ごうとしてたんだと彼女は言ってた。
「じゃあ、棚にある俺の服、何でも着てろよ…それからメシできたんででてこいよ」
わかったとまたまた小さな声で彼女は返事をしてくれた。
どうしよう、エロ本
だけど…もういいや、着替えてたら入れん
どうせ、床のほうにも何冊かおかず置きっぱなしにしてたからばれてるだろうし
ため息をつきながら俺は食卓で彼女を待った
彼女が十分後、でてきてテーブルについた。
俺は彼女が見辛かった。
やばいって、生足じゃん。
俺のポロシャツがでかすぎて鎖骨や肩が見えかけだよアンタ
そんな一枚だけ着て、でてくんなよ
太ももまでシャツの裾が届いて、パンツ隠れてるけど生足が…白くて、ほっそりで…
「……服がぶかぶかで、他に着れるものなかったから」
「とにかく、このパーカーでも腰に巻けよ」
俺、鼻血でそうなんでティッシュの箱を取るふりをして後ろ向きながら、
ついでに自分の着てるパーカーを脱いだ。そして後ろ向きに手渡した。
深呼吸して前を向く。
まあ、なんとか見れる。
平静を取り戻そう。
上半身がぶかぶかのポロシャツで、腰から下をパーカーで巻いただけの格好で彼女はいる。
顔を洗ってくると言って洗面所に行った彼女を俺は5分ほど待った。
うん、時間が経ったらそろそろ落ちついてきた
俺の息子があの生足のせいで元気になりかけてるし、ちょっとは冷静に話ができそうだ
「お待たせ…でス」
「えーっと、さ…あんた誰だっけ」
むしゃむしゃと朝飯を先に食いだした彼女に尋ねてから、俺はちょっと言い方が悪かったかと省みた。
もしかしたら酒でも飲んで一緒に寝てしまったとかそういう流れであったなら、
…マジで昨夜の記憶はないけど、この問いかけはちょっとまずいかもって思ったんだよ
だけど、彼女は何も気にせず答えてくれた。
「ハボ子」
「そっか、…なんか似てない?てか、俺に似てるとか…」
「……」
「なんてな、ハハ」
「おかわり」
苦笑いする俺に向かって、コーヒーとサラダの食器がぬっと向けられた。
質問に答えてくれなかった彼女をあきらめた俺は、しぶしぶコーヒーとサラダをまた作っていった。
やがて、ジャムをべたべたに塗った3枚目のパンをかじっているハボ子とかいう彼女は、背後できゅうに立ち上がってこう言ってきいた。
湯を沸かしていた俺は彼女の台詞に振り向いて固まった。
パンを頬張りながら口の周りをパンくずだらけでハボ子は喋ってきたんだよ
「いったい一晩に何回抜いてんの?」
―――は?
「ズリネタはいつも写真のおねーちゃんだけ!?」
新しくいれたコーヒーカップを俺はひっくり返した。足に湯がかかる。
「熱うっ、アツアツ…」
ヤケドした…靴下が熱くてたまんねえ
「11月が合計30回、12月は29回、1月半ばで20回突入か…ほとんど毎日しごいてんだな」
「な、なにを!?」
「それで使用頻度の高い女はあのロイ子大佐そっくりの巨乳のおねーちゃんか…
んで、ロイ子大佐とやったことないんだろ」
「ちょっと待て…さっきの回数何だよ!」
「マスターベーションの回数でス」
「んなこと、なんで知ってんだよ」
「あんたがオナニーしすぎたから、ハボ子っていう俺がでてきたんだってば」
「うわ、露骨」
「自分で言うかよ」
目元ぱっちり、スタイル抜群で可愛いかんじの生足の女の子がオナニーとか言ってる。
ってか、俺の自慰で彼女がなんででてくるんだよ
「アンタの妄想にでてくるぶっかけた女の顔は全部ロイ子だろう?
だが、ロイ子の体は見たことない!」
「…う、あの」
「写真のおねーちゃんの体をとっかえひっかえ抜きまくって、顔だけロイ子に変換する執念はたいしたもんだ。
しかし、ジャン・ハボックの中であまりに脳内海馬の女体記録が蓄積されすぎて、どれが理想のロイ子ボディか分からなくなった。おかげで俺が取りまとめるハメとなる」
「何言ってんのかわかんねえ」
「つまり、写真で裸見すぎなんだよ。抜きすぎなんだよ!」
「…スンマセン」
「さっさとロイ子を犯さないから、あんたの海馬のおねーちゃんたちが怒ってんだよ」
そう言って、ハボ子がぼろぼろと泣き出した。
ティッシュ箱を渡したけど、ハボ子は受け取らない。
鼻水でてるよって言ったら、ようやく一枚取って拭き出した。
目と鼻をぬぐった彼女は、俺に向かって箱を投げつけた。
「顔なしおねーちゃんたちの裸だらけのムカツキが、俺の体をこっちに持ってきちゃったよう」
どうしよう
幻覚とかじゃないみたい
消えないわこれ
この女、俺そっくりの顔してでてきたハボ子とかいう女は、とりあえず俺の責任みたいになってるよ。
俺がオナりすぎてでてきたとさ
まじでこれからどうしよう
起きた時、横で寝てた彼女と初めて目が会った時は、お互い驚いた。
ワケが分からなくて頭を抱えた俺だったけど、向こうは泣きそうな顔でおびえてた。
まあ男と女の初対面がパジャマとはいえ、布団でいきなりおはようだもんな
パンダと寝てるハボ子があんまりびくついてたから、俺はとりあえずメシ作ろうと先に出たんだよ。
あんな悲愴な顔されちゃ、こっちが恐縮してしまうくらいだった。
第一印象では、けっこう守ってあげたいタイプのパンダ好きな女の子って見えたしな…
しかし、なんだこの癇癪みたいな今の彼女は…けっこう驚いたな、こういう子なんだ
小さな裏声で最初は返事しかしなかったくせに、メシは俺よりよく食うわ、いきなり怒鳴るわ、顔はころころ変化する。
声のトーンは違うし体つきも違う。
しかし、口調も姿もなまじ俺に似てるもんだからどこか憎めない。
「おいおい、そんな泣くなよ。悪かったって」
「ううっ…こんな世界でどうすりゃいいんだよぅ」
「とりあえず落ち着けって、鼻水ふけよ」
生足は、床にへたり込んで号泣している。
そしてとんでもない単語を口走ってきた。
「ロイ…ロイ…会いたいよう」
おそるおそる俺は聞いた。どうにも、ロイ・マスタングという恋人がいるらしい。
「え、じゃあ、あんた俺のオナニーでできてたんじゃないの?」
そこで、おもいきりよく俺はひっぱたかれた。
「あんたの精液まみれの体に見えるかよ、これが?」
「いや、だってオナりすぎてでてきたんならそう考えても不思議はないと」
「こっちの世界のお前の、性倒錯のパワーにひきずられたんだよ」
「うあ?」
「あっちの世界じゃ俺はあんたと反対の女だ、だが波長が会ったせいか、あんたのオナニーパワーに何故か俺は巻き込まれたんだ」
そう言って彼女は激しく号泣しだした。
早く向こうに帰りたいと嘆いている。
俺は、煩悩の強さでハボ子を引っ張り込んだらしい。
ロイ子大佐、好きすぎるのも問題ッスね。
どうしたらいいんだろう
「あ、はみチチしてる」
床に伏せて泣いてる、ぶかぶかシャツでいる彼女の柔肌がめくれて見えた。
ぼそっとつぶやいた俺は椅子で殴られた。
さて、どうするよ


次の朝、出勤前じつはハボ子が裸族だって分かった。
俺が寝てる間に彼女は朝風呂はいってたらしい。
風呂入ったならさっさと服着りゃいいのに、すっ裸のまま鼻歌飛ばしながらキッチンでヨーグルト食ってたよ
んで、顔に白いのべたべたつけて、そんなカッコのまま、裸でうろうろしてたんで起きて洗面所いこうとしてた俺はばっちり見たわけだ。
寝る前に俺ら言ったよな
『どうせおんなじハボック同士なんだから、性別が違うだけの女の俺に勃起するわけないだろ』
『女の子が勃起とか言うなよ』
『とりあえず狭い家なんで場所もないし、ここで寝る。今日は一日疲れた。おやすみ』
とか言ってあんた俺の横で大家に借りた綺麗な布団ひいて寝たんだよな。
俺はアンタの質問には、寝る前まともに答えれなかった。
じつは、深夜ずっとアンタの寝息でやばかったんだよ
寝相も悪いんで布団蹴りまくってカゼ引きそうな体勢してたんで、
布団と毛布かけなおそうとしてあげたけど、暗くて良かったよ
俺、ベッドでいるもんだから、横の床で寝てるハボ子がいやでも見える。
途中から寝酒して、寝ようと必死にがんばったけど、ハボ子が
「あん、くすぐったい」
とか
「もっと、抱いてぇ…あぁ」
とか甘い声でいるもんだから、俺トイレ行ってこっそり処理してきました。
あんなパッツンパッツンのボインが俺の横で寝てるってだけでもたまらんのに寝言であえいでるんだぜ
んで、朝は本人の“うっかり癖”…
裸でいたハボ子を見て俺も“うっかり”プツッと飛んだんだ。
「実は裸族?」
「…うん」
「へえ、んじゃ便利だよね」
裸でいることを俺に遠慮しはじめたのか、ハボ子はちょっともじもじと服で体を隠しだした。
何が便利なのって言われたから俺はこう言った。
「どこでもヤれるんじゃん」
「ロイが、自然のままのカッコはいいねって褒めてたよ」
俺はしめたと思った。そのキーワードをハボ子のほうから釣れたから
「“ロイ”って寝言で何度も言ってたよね…寂しいの?」
俺はそっと彼女に詰め寄り、抱き寄せた。
柔らかい彼女の体に俺は倒錯しかけてぼおっとする。
そして、ロイを欲しがっているハボ子とキスした。
“マスタングが欲しい”っていう俺らの望みが合致したんだ。
それで、今こうなってる。
「あっ、アッ…気持ちイイ…」
「すっげえ、俺も」
「もっと突いてえ…はあん」
んで、お互い叫ぶ単語は一緒なんだな
「あ、大佐ぁ」
「ロイィ…ああん」
“マスタング”で俺ら一緒にいってます。
すごい世界だなって思うんだけど、性欲が収まらなくってさ
がつがつ生でやりまくってんだ
このハボ子って女、顔に似合わず結構淫乱なんだよ
さすが向こうの俺
俺が盛り上がった下半身で一度挿入しちゃうと、両足でハボ子は俺を手繰り寄せて放さない
おかげで俺、射精回数の最高記録を達成してます
ハボ子は何度もエクスタシーいってるし、フェラもむちゃくちゃこなれてる
「ああ、ロイ…っ!」
「ロイ子…大佐っ!」
だめだ、これ…同じ者同士がここにはいない同じ者を思い浮かべて慰めあってるようなもんじゃないか
むなしいって
不毛だよ
「わかってるけどやめられないっつうの」
「んぅ、あ…ロイ」
絶頂から、中に納まってたものを俺はずるっと引き抜いた。
ハボ子の蜜であふれた結合部がうめく。
体をしならせて彼女は交わりの余韻にひたっていた。
ロイ子大佐を俺は抱いてるわけじゃないのに、俺は彼女をロイ子・マスタングだと思い込んで射精してるよ
目の前で乱れてるのはあっちの世界の俺だよ
時々、いった後、息の乱れたお互い同士我に返ることもある。
へえ、ハボ子ってこんな悶え顔なんだ
すっげえ、やっぱ生の女はいいよな
「だめえ、ぬいちゃいやあ」
求められてフェラされた元気になった俺はまた、ハボ子の子宮に向かって貫いた。
受け入れながらハボ子が小刻みに喘ぐ。息子の血管がびんびんに元気にナってるよ。
「んハァ…おっきい…ロイが…はいってるぅ」
あ、突っ込んだものがまた気持ちよくってピストン運動が盛んになった
「はぁああん」
おお、ロイ子ロイ子これがロイ子大佐の顔にしか見えなくなってきた
いいよ、めちゃくちゃ愛してるよロイ子大佐
ロイ子大佐、もっと乱れて俺だけ感じてくれよ
「ああ、イクぅ…ロイィ」
「ロイ子大佐ぁ…」
ズリネタ写真で1Pしてロイ子大佐に変換して抜くのが多かった俺…
とうとう究極の自慰方法にいっちゃったよ
俺ら馬鹿だよ
マンコのためにレバー押ししまくるサルだよ
発情して本能しか持ち合ってないよ
「ひゃぁあ、ロイ…きてぇ」
「ロイ子大佐、好きだ…」
今日、俺朝から何発やってんだろ、もう夕方だぜ
仕事休んで5日目だって
考えろよ、打開策
マスタングを呼ぶおたけびとセックス用語以外の会話しろよ、俺ら
セックスばっかりしてるよ
いや、俺のほうが大馬鹿じゃねえ?
俺は男でハボ子は女だ。
今はともかく、行き場のない彼女を守ってやらなきゃならない立場なんだから、セックスなんかしてる場合じゃねえって
ハボ子をひいひい喘がせてる場合じゃねえよ、ホント
きっとロイ・マスタングのいる元の世界に帰れなくて彼女は心細くて悲しいはずだ
それを俺なんかと抱き合って気持ちをごまかしているだけだろ
そこに俺のロイ子オナニーがつけこんでるんだ。
彼女は俺の性欲に流されて、はまっちゃってるだけの状態なんだよ
こういうときにしっかりしなくちゃなんないのは俺のほうで、セックスだらけの毎日過ごしてる場合じゃなくってさ
だけど、俺馬鹿だし
頭悪いんです
どうしたらいいのかわかんないんス
職場の上司に相談しようにも、相談しに行こうと思った朝に悶々ときてハボ子とやっちまったんで、
ロイ子大佐の顔まともに見れなくなりました
最初の朝、裸族ハボ子とやっちまった時、俺、ハボ子の顔をロイ子大佐だと思い込んで
はげんじゃったです
そのせいか、遅刻して出勤した俺は、怒っていたロイ子大佐の顔見るだけで勃起しました。
体折って逃げかかる俺を、ロイ子大佐はやぶへびのように近づいてきます
大佐は不思議そうな顔してたけど、俺は危なかった。
軍部でロイ子大佐にとんでもないことしちゃったような罪悪感で顔合わせられなくなりました。
「ああっ、ハァ…あつうぅい」
「ロイ子大佐、すごいよ俺もあつくて中で熔ける…」
ああ、キラキラとロイ子大佐のボインが揺れてイクイクって下で何度も嬌声だしてくれてるよ
夢と妄想が混じってます
「はぁ、あ…ロイがおまんこにくるうぅ」
「ロイ子、大佐…気持ちイイ?」
「バコバコ突いてぇ、アァ、熔けちゃうロイィ」
しかしさ、ロイ・マスタングって男も相当しこんでるんだな
ハボ子の男の扱いの巧さといったら、そりゃもう…
最初のフェラもむちゃくちゃ上手で、びっくりした。
俺、自作のマンコホールのお世話になってた記憶がチリに思えたよ
久々だけど、生の女はやっぱいいよお
生ロイ子大佐とやりたいよ
…そうだ、だからさ、このパツ金女、これがロイ子大佐と思えば解決だって
「ロイ子…ロイ子ぉ」
「あ、駄目…ちょっと休ませ、ろ…ヤアァん、ロイッ」
ああ、だから駄目だって
セックスしてる場合じゃないって
下半身が盛りまくって止められないよ
頭がぐるぐるしてきたよ
俺、馬鹿だから物事考えられるキャパないんだよ
どうせエロ本とかAVとかで抜きまくってて、寂しい週末すごしてますよ
彼女を作ってもなかなか長続きしなくてふられまくってるチンケな貧乏男だよ
好きな本命女に告っても、笑い飛ばされて冗談だろってかわされてますよ
おまけにその黒髪上司の本命女、いろんな男と噂あるし、国家錬金術師とか佐官や将軍達とかエリートで金持ちのいけてる男どもと毎日のようにデートしてるらしいから、俺なんかカスですよ
貯金ないし、田舎モンだし、貸家住まいだし、薄給だし、頭良くないし、車も持ってませんよ
できることといったら肉体労働とオナニーですよ
頭弱いんで、格闘で覆面プレイきどりなカッコのまま、二丁拳銃ぶっぱなして
突入するしかできない体育会系ですよ
犬コロ以下ですよ
――こないだなんか、昼寝してたら中尉のブラハにションベンひっかけられて
テリトリーマーキングされたっけ
中尉や事務の女の子達に笑われましたよ
マジ犬レベルですよ
ロイ子大佐なんかそれ聞いて、大声で腹抱えて笑ってましたよ
もうなんか情けなくなってきた
なんであんな上司が好きなんだよ
「あ、ハァア・・・またイクぅ」
「でもやっぱ好きだ、ロイ子大佐」
俺、またバコバコ腰振って彼女と欲を吐き出した
ああ、でもいいなあこのハボ子ってあっちの俺
聞いた話じゃ、向こうでロイ・マスタングにプロポーズされたって言ってたじゃないか
あのパンダ抱き枕もよく見りゃ「ロイ&ハボ子」とか刺繍リボン巻いてあるじゃん
婚約指輪と一緒に贈られた代物だっていうじゃねえか
そんなものにスーパーで買った安物パンツのゴムひもでも巻いとけばとか言ってた俺、馬鹿すぎない?
でもこのハボ子って女も元は俺と同じ素養で馬鹿だからさ、何にも考えずにパンツのゴムで、取れたリボンの鈴巻いてんだよ
俺の給料10年分の超高級品質のパンダ抱き枕に、安物パンツのゴム巻いてるよ
おまけにそんな高い抱き枕にコイツよだれつけまくってるよ
あ、いや、一回抱き枕にしがみつかせてバックから突っ込んで喘がせたことあるんでその時つけたハボ子のよだれは俺のせいだけど
だけど、彼女が馬鹿でもいいじゃねえか
馬鹿でアホでもこいつはロイ・マスタングとラブラブなんだよ
俺と違って何この差?
ロイ・マスタングとアツアツ状態で職場でも、もうべったりだって言ってたじゃねえか
毎日、プレゼントや花束が届けられてるって言うし、こいつがはめてる婚約指輪も一介のヒラ軍人の一生分の給料つぎこんでも買えるようなもんじゃねえって
しかも、ハボ子の田舎の両親のボロ家をぽんと建て替えてやったって?
はあ、なんでそんなに幸せなんだよ
結婚後の新居は執事と召使つき豪邸だと?
今すでに、シーズンごとに別荘に行ってるって
クルーザーで航海だって?
ロイ・マスタングどんだけ持ち家あるんだよ
っつうか、なにそれ
俺、貧乏人だよ
ずっと彼女にふられまくって恋人なんかできませんよ
ここ最近は、生オッパイになんかお目にかかってませんでした。
今のハボ子以外のものに顔をうずめてパイズリしてもらったこともないですよ
かろうじて昔、童貞捨てましたけど、その時の相手、1週間後に別の男と結婚しましたよ
いろんな女に騙されたり、貢がされたりしたけど俺は俺なりに必死でしたよ
軍部で今の上司にめぐり合ってからずっと思い続けてたけど、告っても背中叩いて笑われましたよ
俺、アホだから愛想笑いで乗り切っちゃったけど、やっぱ悲しいッスよ
ロイ子・マスタングと手も握ったことないよ
俺も幸せになりたい
「チクショウ、ロイ子ロイ子」
「ああぁ、ハァア〜、ロイッ…!」
ロイ子大佐のオッパイで窒息したいよぉ
俺はしばらく理性皆無で煩悩まみれの日々をハボ子と過ごした。
時々、ハボ子が「誰にも、愛されてないの?」って悲しそうに聞いてくるんで、俺はごまかすのに躍起になって彼女をイかせまくった。
ハボ子の存在を知るたびに、俺は自分を知ってしまうんだ
彼女の幸せの香りが羨ましくなって、俺は自分の空白がだんだんきつくなっていった。







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