ねこみみ
>984氏
「…なんなんですか、これは」
「ねこみみだ」
「見ればわかります。私は、なんでこんなものがついているのかとお聞きしたいんです!」
「ハロウィンだからな。日頃の労をねぎらって何が悪い」
「あなたはもっと大佐としての威厳を持ってください!」
「痛い、中尉引っ張るな…!ふぁっ!」
不意に漏れた声にロイ子は慌てて口を塞いだ。引っ張られたねこみみから痺れるような快感が背筋を伝ったのだ。
当のリザ男も、怪訝な顔でロイ子を見ている。そっと、リザ男の手が伸ばされた。
まずい。このままでは非常にまずい。逃げ出そうとするロイ子のねこみみを、リザ男が優しく撫でる。
「や、辞めろ…」
「気持ちいい、のでしょう?大佐。こんなはしたない物なんてつけて、誰を慰安する気ですか?」
「ち、違…っぁ!」
リザ男が唇で挟み込んで、柔らかくねぶるとロイ子は面白いほど反応を返してきた。
抱き込んでしばらく弄っているうちに、耐え難くなってきたのかロイ子の方から身を寄せてきた。
「リザ男…」
「なんですか?」
「その…」
「ねだる言葉なら前教えましたよね?欲しいならちゃんと言っていただかないと」