変態大佐
>992氏

のどかなリゼンブールのあぜ道を、馬車がゆっくりと進んでゆく。
馬車といっても、都会にあるようなきれいな幌つきのものではなく、荷馬車に人が座れるように板を渡して座席を作っただけの粗末なものだ。
「すみませんねえ、こんなものしかなくて」
馬車の手綱をとる老年の憲兵が、後ろに座る若い軍人2人に謝った。
「いや、かまわないよ」
「しかし、軍のお偉いさんが、こんな田舎にどんな御用で?」
青い軍の正装を身にまとった2人は、歳は非常に若いものの、
その肩の階級章は中佐と少尉を現わしていた。
そんな階級の軍人が、この田舎にどんな用があるのか、老人には皆目見当もつかなかった。
「ここにエルリック兄弟という非常に優秀な錬金術師がいると聞いてね」
「ほう、エルリックのチビどもですか」
「チビ……?」
憲兵の言葉に、中佐の階級章をつけた黒髪の男は手元の書類をもう一度見た。
「エドワード・エルリック31歳……」
「エドワードなんて名前ですがね、女の子ですよ。それも11歳の」
「…………」
「結論から申し上げると、書類不備ですね」
共にいた副官が、きっぱりと言い切る。
そのとき、面白そうに男の口の端がつりあがったのを、誰も気付かなかった。
数ヶ月前にはじめてリゼンブールを訪れてから、すでに数度目になる訪問に、道もすっかり覚えてしまった。
まだ数度の訪問だというのに、村人の何人かには顔を覚えられ、親しげに声をかけられる。
男は今日は軍服ではなく、ラフな私服で来ている。
「こんにちは」
「おや、また来たのかい」
ロックベル家に顔を出すと、家主である老女とその孫娘はちょうど仕事中のようだった。
腕のいい義肢装具技師である彼女らに、注文は多い。
2人とも腕まくりをして、義肢を作っているところのようだった。
幼い孫娘もまだ10をわずかに過ぎただけというのに、老女を手伝うその手つきはしっかりしている。将来はいい職人になるだろう。
「あの子なら上にいるよ」
男の用件など分かっている老女は工具を持った手で階上を示した。
今は忙しく、手が離せないらしい。
軽く会釈だけすると、男は階上へ向かった。
並んだ部屋のひとつに、軽くノックをして入る。
「やあ、こんにちは」
「中佐」
片腕と片足のない少女は、ベッドの上で本を読んでいた。
傍らに鎧の弟の姿は見えない。どこかに買出しにでも出かけているのかもしれない。
「今日は具合がよさそうだね」
近寄って髪を撫でると、くすぐったそうに少女は笑う。
「ああ。だいぶ体力も戻ってきたし、
 これならあと2週間くらいで機械鎧の手術ができるってばっちゃんが言ってた」
「そうか、それはよかった」
男が前回訪ねたときは、少女は高熱を出して寝込んでいた。
命に別状はないとはいえ、手足をもぎ取られた体は精神的にも肉体的にも大きな負担を強いられ、体力が落ち、抵抗力も弱くなっていたのだ。
機械鎧の手術をするにしても、まずは体力が戻らなければ手術自体ができない。
今は手術に備え、体力をつけている段階だった。
何を読んでいるのかと少女の手元を見れば、難解な錬金術の本だった。
市井の錬金術師程度では、この本の半分も理解することも出来ないだろう。
「すごいな、こんな本を読めるのか」
「ああ、でもこれは前に読んだことがある本だから、つまんないんだけどな」
おそらくは動けない少女を気遣って、老女かその孫娘が彼女の家から持ってきてくれたのだろう。
その優しい気遣いを無下にする気はないが、彼女の能力では一度読んだ本はすでに頭に入ってしまうのだろう。
かといって、こんな片田舎では、少女の能力に見合った新しい錬金術書が簡単に手に入るわけもない。
こんなことなら、お土産に手持ちの錬金術書を持ってくればよかったと男は思った。
前回、前々回と訪ねたとき、少女が具合が悪く臥せっていて本を読めるような状態でなかったため、気付けなかった。
代わりに、多大な下心も含めつつ、彼女の気が少しでもまぎれるようにと、違う提案をする。
「君も部屋の中ばかりでは退屈だろう。散歩につれていってやろうか」
「本当? ありがとう!」
思った以上に喜んだ顔で、少女は読んでいた本を勢いよく閉じて、嬉しそうに男を見上げた。
いくら本を読むのが好きといっても、そればかりでは飽きるのだろう。
かといって彼女が外に行くには、どうしても人手が必要だ。
いくらちいさな女の子とはいえ、この家の老女や同い年の少女では、移動にも手をかけてしまう。
残るは鎧姿になってしまった弟だが、彼に頼むのは気が引けたのだろうか。
「では早速行こうか」
ちいさな体を軽々と抱き上げて、横抱きにしたまま家を出る。
「車椅子は?」
「まわりの道はきれいに舗装されているわけでもないし、この方がいいだろう」
少女の移動に普段使われている車椅子は、部屋に置き去りにしたままだ。
外は本当にのどかな田舎だ。道も舗装されておらず、車椅子で運んでも、すぐにでこぼこの道路に引っかかるのがオチだろう。
また、道の脇に草に覆われたなだらかな丘が続いている。少し先には森や林がある。
そちらへ行くのなら、車椅子などない方が楽だった。
「さて、どこへ行こうか」
「俺、いいとこ知ってるんだ。あっち」
少女が指差した方へ歩いていく。
獣道のような林の中の細い道を抜けた先に、ちいさな小川があった。
なるほど、涼しく、空気も澄んでいて、散歩をしに来て身体を休めるには絶好の場所だ。
さらに都合のよいことに、まわりには民家もなく人の気配もない。
木陰となる木の根本に座った自分の膝の上に少女を座らせる。
少女は体の小ささもあいまって、人形のようだ。
髪を撫でたり、頬に触れたりしても、くすぐったそうな仕草は見せても嫌がる気配はない。
それを確認して、男は少女の襟元に手をかけた。
「中佐?」
「傷の具合を見てあげよう」
少女はシンプルな白いワンピース型の服を着せられている。
片腕でも脱ぎ着がしやすいようにと、大き目のボタンで前を止めるタイプだ。
それを上から外していく。
胸があらわになっても、少女は大人しくしている。
本当に『傷を見るため』だと信じ込んでいるのだろう。
まだ平らな胸。けれど、ふくらんでくる前兆なのか、男とは違い柔らかさが隠れている。
肩の傷口はだいぶふさがってきたようで、包帯は傷を最小限に覆うように巻かれている。
肩口に触れると、痛むのか、ちいさく体を震わせた。
「ン……」
「ああ、すまないね」
肩から、手を滑らせて、胸の方へと落としてゆく。
「中佐……? そっちは怪我してないよ?」
「筋肉は肩から胸の方にもつながっているからね。こっちも確かめないと」
その嘘を信じて、少女は大人しくしている。
それに気をよくして、胸を揉んだり淡い色の乳首をつまんだ。
「あんっ……」
「おや、どうしたのかね」
幼いながらも快感を感じているのだろう。
膝の上で跳ねるからだが面白くて、行為はだんだんとエスカレートしていく。
人差し指と中指の間に乳首を挟むようにしながら、手のひらで胸を持ち上げるように揉みこむ。
まだ平らな胸だが、そうすると、わずかに肉を寄せてふくらみをみせる。
「ん……あっ……中佐ぁ」
「ああ、足の傷のほうも見ないとな」
片手で胸を愛撫したまま、もう片方の手をスカートの裾に差し入れ、持ち上げていく。
簡単に腰までめくられたスカートの下には、きれいな右足と、腿までしかない左足、そして、真っ白い飾り気も何もない下着が現れる。
いかにも子供が穿くその下着に、男は自分が高められているのがわかった。
傷を見るといいながら、左足を無視して、その奥の下着に手が伸ばされる。
「あっ、ダメだよ中佐!」
「何故だい?」
下着の上から、割れ目をぐっと押す。
そうすると、子供ながらに感じるのか、びくりと体を跳ねさせる。
「あっ……」
割れ目をなぞるように何度か指を行き来させる。
下着をさげると、左足は腿までしかないため、すぐに外れて右の腿に引っかかるだけになる。
足を開かせると、まだ毛も生えていない、子供の性器があらわになった。
さすがにもう検査だと言い切るには行き過ぎているが、嬲られた快感でぐったりとなっている少女はもう抗わない。
荒い息を吐きながら、かすかに震える手で、男の胸元のシャツにすがっている。
「さすがにまだ入れるのは無理だな……」
明るい木漏れ日のもとに少女の秘部を晒して、男はそこを覗きこむように見つめながらつぶやいた。
12歳といえば、もう初潮が始まっていてもおかしくない年齢だが、この子供は発育が後れているようだった。
ぴたりと閉じられた性器は完全に子供のもので、女性としての役割は到底果たせそうにない。
それでもそこに指を這わせれば、面白いように反応して少女の体が跳ねた。
「中佐っ、やだっ、あんっ」
「いや? どうしてだい? 気持ちいいだろう?」
「だって……おしっこ漏れちゃうよっ」
その言葉に目を丸くして、思わず笑い出した。まさかそんなことを言われるとは。
まだこの子供には、性感と尿意の区別もついていないのだ。
「漏らしても構わないよ?」
言いながら、まだちいさなクリトリスを嬲りながら、膣に指を一本入れてみる。
「あっ! 痛い! 痛い! ヤダ、ヤメテ!」
まだ指の先をほんの少しもぐりこませた程度だというのに、少女は大げさなほどに痛がった。
実際、まだ何も受け入れたことのない子供の膣では、大人の指一本でもつらいのだろう。
「痛い? 機械鎧の手術の痛みはこんなものではないよ。これくらい、我慢できないとね」
「……っ」
言われた言葉に、どうにか痛みを我慢しようと少女がくちびるを噛み締める。
それを見ながら、さらに指を奥へ進めた。
処女膜になど全然触れない、指の第一関節程度の深さだが、それが今の少女の精一杯なのだろう。
「っつ……、う……」
ほんのわずかではあるが、指に湿り気を感じてくる。
もちろん少女が感じているわけではなくて、異物の進入を身体が感知して、身体的な反応として液を分泌しているだけなのだろう。
それでもそれが面白く、男は親指でクリトリスを嬲りながら、中に入れた指も動かした。
「あっ、中佐、中佐っ」
痛みなのか快感なのかも分からない感覚に目を潤ませて、指を動かすたびに少女は腕の中で跳ねている。
それを与えているのは男だというのに、男にすがるしか出来ない。
それが、かわいそうでかわいらしい。
まわりに誰もいないとはいえこんな屋外で、まだ年端もいかぬ片手足のない少女が陽の光に性器を晒して、男に嬲られて身悶えているのだ。
「んっ……」
大きく身体を痙攣させて、少女は達したらしい。
くたりと本物の人形のように力の抜けた身体を、男に預けてくる。
片手でその髪を撫でたり、軽く乳房を弄びながら、男は少女の蜜に濡れた指を舐めた。
父親がおらず、身近に大人の男というものがいなかったせいで性的に疎いうえ、潜在的に強く父性への憧れがある少女。
だからこんなにも簡単に男に身を預けてくるうえに、身体を嬲られてどこかおかしいとは思ってもはっきりと抵抗できずにいる。
本当に、よいものを、見つけたものだ。
何も知らない少女に、ひとつひとつ丁寧に教えて、仕込んでいってやろう。
それはどんなに楽しいだろう。
「とりあえず、続きは、君が国家錬金術師になったときだな……」
それまでには、この少女も男を受け入れられるくらいには成長しているだろう。
そう遠くないであろうそのときを想って、男は楽しそうに笑った。


おわり





テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル