ロイ・マスタング大佐の悩み相談室
>70氏

以前は故意に触られる事もなかった部位が、己との性行為の度に執拗な刺激を与えられるようになった為、次第に色付いてしまったようだ。
むしゃぶりつきたい……とロイは思った。
まだ熟れていなかった果実が、今はすっかりと食べ頃になったという感じだ。
しかし、エド子はかなり深刻に悩んでいるようなので、いくらなんでも今直ぐそんな行動にでる訳にもいかない。
「……ん?」
ロイは思わず声を上げる。
エド子の乳首が心なしか膨らんできているように見えたのだ。

(マズイな……)
こんなところを見せつけられると、ますますこの美味しそうな蕾を食べてしまいたくなる。
主張をするように膨らむそこから目を逸らし、ロイはそっと深呼吸をした。
(うわっ、ヤバイって……!!)
一方エド子はかなり焦っていた。
ロイの視線に耐え切れず、自分の意思とは関係なく充血し始める乳首。
(大佐は真面目に診てくれてるっていうのに……!!)
いくら『そういう事』ではなく、一種の診察を行っているのだとはいっても、所詮、相手は恋人であるロイなのだ。
そこをジッと見つめられていると思うと、変な事を考えてしまわずにはいられない。

(大佐、そろそろ離れてくれないかな……)
このままでは、乳首は完全に固く張り詰めてしまう。
そうなる前に、この診察を切り上げて欲しい。
しかし……。
「……ふぇっ?!」
エド子の思いとは逆に、なぜかロイは顔を胸に寄せてきた……ように見えた。
ビックリして、思わず反射的に身体を後ろ倒す。
「なっ、なんだよ…?」
「……あ、ああ、すまない。少しばかり見づらい、と思ってな……」
何か手元を照らす灯りが必要だな……と言いながら、ロイは床から立ち上がってヘッドボードの引き出しをゴソゴソと探った。
「……さっきは、ごめん。俺、ビックリして……」
「いや、こちらこそ驚かせてしまい、悪かったよ……」
何気なくそう言いつつも、ロイは内心ヒヤヒヤしていた。
良く見えない、というのは口から出まかせである。
エド子の乳首があまりにも美味しそうで、気がついたらそこに吸い寄せられていた、というのが本当のところであった。
あの時、エド子が身体を倒さなかったら、間違いなく乳首を口に含んでいたであろう。
ロイはもっともらしい顔をしながら、客室へと備え付けてあった小型の非常灯をエド子の胸に向けて照らした。

「………」
桜色の乳首は、白い明かりに照らされて紅梅色へと変わる。
ロイは柄にも無く、己の鼓動が何時にも増して高鳴っているのを感じた。
エド子は気づいていないかもしれないが、今行っている「この行為」はかなり卑猥さが高いようロイには思えた。
左の乳首をじっくりと観察すると、今度は右の乳首をじっくりと観察する。
そして非常灯の明かりを消す頃には、エド子の乳首はこれ以上もないほどにしこっていた。
こうなってしまうと、もう診察どころではない。
しかし、ロイはその真剣な表情をまだ崩さなかった。

「すっかり固くなっているな……」
「………」
その言葉に羞恥で頬を染めて俯くエド子にクラクラしながら、その魅惑的な蕾を口に含みたいのをぐっと堪えて
人差し指の腹でそっと転がす。
「あ……」
どうして?とエド子は思ったけれど、ロイの表情は真剣だったので、これも診察のひとつなのだろうと思い大人しくしていた。
「……あぁっ!!」
今度はそこをきゅっと抓まれて、エド子はとうとう堪えきれずに声を上げてしまった。
しかし、依然ロイの表情は硬いままだ。
「あ……の、これも……なにかの検査なのか……?」
「検査だ」
(色の検査は済んだから、今度は硬度の検査……といったところか。念には念を入れなければな……)
ロイは、そう心の中で勝手な詭弁を述べると、今度は左側の乳首も同じように指の腹で転がして感触を楽しむ。
しかし「検査」という言葉を信じて、震えながらもシャツの裾を健気に捲り上げているエド子を見ていると
色の検査と硬度の検査だけで終わりにするなんて事は、とても無理な相談である。

「鋼の……どうやら、君の胸に異常は無いみたいだよ」
「ほ、本当に?」
「ああ」
ロイは乳首の色素についての説明をし始めた。
しかし、それは「そういった知識」には全く疎いエド子には、いまいちピンとこないものであった。
わざと解り辛い表現を並べてエド子の頭の中を混乱させてしまおうというロイの目論みには、エド子は気づかない。
シャツの裾を捲り上げたまま、エド子はピンとこないなりにも、うんうんと一生懸命説明を聞いた。
「それでだ、一応、念の為に皮膜を保護する薬を塗っておいた方が良いと思うのだが……。幸い、私は指荒れを緩和する為にワセリンを携帯している。塗ってあげるから、ちょっと目を閉じてみたまえ」
「………」
すっかりロイを信じ切ってしまっているエド子は、その申し出を不信に思う事も無く素直に瞳を閉じる。
そこでロイは漸く真面目な表情を崩した。

ふぅ……とため息をつくと、いやらしい笑みを浮かべてエド子の全身を観察し始める。
まずは顔。
(やはり、睫毛が長いな…目元に影が出来ている。…淡いルージュで彩られた唇もなんて愛らしい……)
食べ頃の果実を思わせる可憐な唇は後でゆっくりと戴こうと考え、視線を胸元へと移した。
エド子の手は、ぎゅっとシャツを握り締めたままだ。
(……シャツが皺になってしまっているな。まあ、どうせこれから脱ぐんだ。後で、クリーニングサービスを頼めば良いか)
などと、ロイは詮無き事を考える。
そして、改めて目前に晒された真っ白な乳房へと向き直った。
(悩む必要など全くないのに。それなりの回数、性経験を重ねているというのにもかかわらず
乳首がこんなに綺麗な桜色を保っている女は、そうそういないぞ。…だが…今から可愛がって、もっと鮮やかな色に染めてあげよう)
エド子が目を閉じているのを良い事に、ロイのよこしまな観察は続く。
そして最後に、更に下方へと目をやると………。
(おや、太腿がもじもじと擦り合わされているな。ふっ、診察をされて感じてしまうなんて、鋼のはいけない子だ)

いけない事をしているのは、この男の方である。
しかも、これから更にいけない事をしようとしているのだから、とんでもないペテン師だ。
ロイは視線をエド子の胸へ戻すと、固くなっている乳首をその唇で軽く啄ばむ。
「………?」
目を閉じているエド子は、自分の身に何が起こっているのかさっぱり分からない。
じっとロイにされるがままになっているだけであった。
今度は、唾液をたっぷり含ませた舌先で転がすように舐めてみる。
「んふ……っ?」
薬を塗られているにしては、何か変だ。
その生暖かい感触に、さすがのエド子も少しおかしく思う。
それにこの感触は、初めて感じるものではない……。
「あ……んっ?」
硬質な何かでそこを優しく挟まれた時、エド子は反射的に目を開けてしまった。
「――――――!!」
声も出せない程、驚いた。
薬を塗られている筈のそこには、乳首にチュっとキスをするロイの姿があったのだ。
どうにか我に返ると、ロイの額に手を当て、ぐいっと押し戻す。
「ちょっ……ちょっと何してんだよっ?!」
「薬を塗っているんだよ」
「薬って……舐めてるだけじゃねーかっ!!」
「そんなことはない、ちゃんと吸ったりもしているぞ」
「んな、屁理屈っ……ぁ…ん…あっ…」
ちゅうぅっ……と強く吸われて、力の抜けた身体はそのままガクッと後ろへ倒れこんでしまった。
それを逃がすまいと、ロイはエド子の上へ覆い被さり、執拗な舌技を続ける。

「や、やめっ、どうして……っ」
「これも治療の一種だ……ほら、右胸は終わった」
次は左胸だ……とロイは、右胸に施した愛撫と全く同じことを左胸に繰り返した。
舌先でつんつんと突付いてから、転がすように舐め、唇でチュっと吸う。
「ふあぁ……いや、いやぁ……っ」
「小さな子供でもないのだから、泣く事はないだろう?」
「そんなっ、俺、泣いてなんか……っ」
ロイは『羞恥で抗う鋼のも可愛いな』と暢気な事を考えながら、先程使った非常灯を手にして明かりを点け、もう一度エド子の胸の先端を照らした。
唾液でつやつやと光っているそこは、ロイの胸中においての宣言通り、鮮やかな薔薇色に染まり上がっていた。
「治療は終わったぞ。見たまえ、こんなにも綺麗に色付いた」
「う〜っ……余計、変な色になった気がする……」
至極満足げなロイとは反対に、エド子は真っ赤に膨れ上がってしまった乳首を見て不満そうに口を尖らす。
そしてエド子は恥ずかしそうにシャツの裾を下ろし、着衣の乱れを整えた。
「なんかヒリヒリするし……」
しわくちゃになったシャツに、ロイの所業によって敏感になった乳首が擦れて痛痒いらしい。
エド子には悪いと思いつつも、そんな様子が堪らなく可愛くて、ロイはクスクスと笑ってしまう。
「たくっ……大佐の大馬鹿ヤロー……」
そっぽを向いてしまったエド子に、スマナイと謝った。
悪戯心はあったけれど、悪気はまったくなかったのである。
「……だが、本当に何でもなくて良かったよ」
「え……」
「心配したんだぞ?ずっと、きみの顔色が悪かったから」
「大佐……」

『心配なんだ』

そう言ってロイが顔を覗き込んできた時のことを、エド子は思い出した。
あの時のロイは本当に心配そうな顔をしていて………。
「……ごめん」
検査と称して変な事をされたけど、ロイは真面目に心配してくれていたのだ。
「いや、私も悪かったよ。きみのここがあまりにも可愛らしかったから、つい……」
そう言って、まだ充血しきっている胸の先端をシャツの上からつんつんと突付くロイに、エド子は恨めしげな視線を向けた。

続く





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