U2 ユーツー Bono(vo),The Edge(g),Adam Clayton(b),Lally Mullen(ds)
◆ BIOGRAPHY ◆ U2は私個人にとって、最もリスペクトすべきバンドであり、ロックと出会うきっかけを与えてくれたバンドである。 1976年、U2はアイルランドの首都・ダブリンでラリー・ミューレンの呼びかけで集まった4人で結成された。 U2は、はや27年にも及ぼうというこの年月の中で、1億枚を軽く超えるセールスを記録。名実ともに世界でNo.1のロック・バンドになった。 しかも、なんと彼らは20年以上経った今でもバンド名、4人のメンバー共に不動のままだ。 その名の由来には諸説(米偵察機や潜水艦の名前など)があり定かではない。 79年、U2は母国・アイルランドでEP 「U23」 をリリース。 そして80年には、1stアルバム 「Boy」 をリリースする。 そして、「Sunday Bloody Sunday」 「New Year's Day」 といった彼らの代表曲を収録した2ndアルバム 「War(闘い)」 がU2の人気を次第に高めていく。 84年リリースの 「The Unforgettable Fire (焔)」 では、プロデューサーにブライアン・イーノとダニエル・ラノアを招聘。 自らのサウンドに、よりアメリカン・ロックに近いスタイルを取り入れることにも成功する。 そして、87年の 「The Joshua Tree」 のメガ・ヒットで、ついにU2は世界のミュージック・シーンの中心へとたどり着く。 続く91年の 「Achtung Baby」、93年の 「Zooropa」、97年の 「Pop」 の3作では、賛否両論分かれたエレクトロニック・サウンドに挑戦した。 確かにこのあたりのU2の作品に対する評価は分かれるが、彼らが時代に追いつき追い抜いていこうという 「先鋭的」 な感性がそこにあったことは確かだろう。 そして、2000年。U2は超大作 「All That You Can't Leave Behind」 をリリース。 この作品は、2年連続でグラミー賞を獲得。「U2ここにあり」 と世界に 強くその実力と名声を印象づけた。 ボーノのヴォーカル、エッジの独特のギターリフ、強烈なまでのメッセージ性が彼らの大きな特徴だ。 アイルランド紛争などの社会問題に対する姿勢や、強烈なまでのメッセージ性から「ポリティカル・バンド」と 揶揄(やゆ)されることも多いが、その硬派なメッセージ は世界中から大きな支持を受け続けている。 U2は今も時代と、そして世界と真正面から向き合い、戦い続けている。 音楽を聴く者たちにとって、いや生きとし生きる者たちすべてが通らなければ行けない道、それがU2である。 04年には4年ぶりとなる新作、「How To Dismantle An Atomic Bomb」 をリリースする。 ◆ DISCOGRAPHY ◆ BOY (1980) ◆ U2 LINKS ◆ U2 JAPAN OFFICIAL SITE (UNIVERSAL MUSIC) ユニバーサル・ミュージック・ジャパンによるU2の日本オフィシャルサイト。 世界70ヶ国に広がるNGO 「途上国の債務と貧困ネットワーク」 の日本公式サイト。U2のヴォーカル・BONOがスポークスパーソンを務めている。 ◆ MY FAVOURITE SONGS ◆ 「Walk On」 (from 『All That You Can't Leave Behind』, 2000) ボーノの叫びに世界が目覚めた。この1曲で、世界がU2と再び正面から向き合った。 「Where The Street Have No Name」 (from 『The Joshua Tree』, 1987) イントロのギターリフはあまりにも有名。U2のスタンダード・ナンバー。 「Kite」 (from 『All That You Can't Leave Behind』, 2000) 哀愁漂う1曲。後ろ髪惹かれるような思いがたぎる。 「One」 (from 『Achtung Baby』, 1991) U2が世界で最も影響力のあるバンドと言われる実力をものの見事に体現している一大アンセム。 「Stuck In A Moment You Can't Get Out Of」 (from 『All That You Can't Leave Behind』, 2000) 世界を希望と優しさで包み込む、そんな曲。 「New Year's Day」 (from 『War』, 1983) 緊迫感に満ちたナンバー。U2の 「闘い」 を象徴している曲。 |