SUEDE スウェード Brett Anderson(vo),Richard Oakes(g),Mat Osman(b),Simon Gilbert(ds),Alex Lee(key)
◆ BIOGRAPHY ◆ 1993年、スウェードはあまりにも衝撃的なデビューを飾った。「Suede」 そのものが結成されたのは、イギリス全土がまだマンチェスター・ムーヴメントやアメリカの グランジの影響下にあった1989年。93年5月にインディーズからシングル 「The Drowners」 でデビューを飾る前から、全英メディアの注目を一身に集め、 絶賛を受ける。ブレット・アンダーソンとマット・オズマンを中心に結成。2人は音楽誌に 「ギタリスト募集」 という広告を掲載してもらい、その広告をきっかけに バーナード・バトラーが加入する。(ブレットはバーナードのギタリストとしての才能に一目惚れしたらしい) そして、その後ドラマーとしてサイモン・ギルバート、2人目のギタリストとして当時ブレットの恋人だったジャスティーン・フリッチマン(エラスティカのヴォーカリストと して活躍、エラスティカは2001年に解散)をメンバーとして加え、この5人で活動を開始。 92年、インディ・レーベルのNudeと契約を結ぶ。(このころすでにジャスティーンは脱退) 同性愛や近親相姦など、ある意味 「タブー」視されている題材を歌詞にしたシングル 「The Drowners」 でスキャンダラスなデビューを飾る。 デビュー・シングルはあっという間に全英中の注目を集め、「The Drowners」 を収録したファースト・アルバム 「Suede」 は全英チャート1位に輝く。 デビュー作におけるブレットとバーナードという才能豊かなコンビはあのザ・スミスのモリッシーとジョニー・マーに例えられるほどであった。 この鮮烈なデビューでスウェードは、のちにデビューしたオアシスとともに90年代のイギリスを代表するバンドとしてその存在を主張し続けた。 94年には早くもセカンド・アルバム 「Dog Man Star」 を発表。しかし、このアルバムの完成直後、ブレットとともにスウェード初期のソングライティングを支えていた ギタリストのバーナード・バトラーがメンバーとの摩擦などの理由から脱退してしまう。(ブレットはこの時期、解散も考えたらしい) その後、スウェードはバーナードの後任のギタリストとしてオーディションによって選んだ当時17歳のリチャード・オークスを新メンバーとして加える。 バーナード脱退という衝撃によるメディアやリスナーの 「スウェードは終わった」 という声に抗うように、96年にスウェードはサード・アルバム 「Coming Up」 を発表。 この「ニュー・スウェード」のデビュー作で、新メンバーのリチャード・オークスはその才能をいかんなく発揮する。 事実、この3作目は「Trash」や「Filmstar」「Lazy」「Beautiful Ones」「Saturday Night」といったヒット・シングルを数々生み出すモンスター・アルバムとなり、 再び全英チャート1位に返り咲いただけではなく、デビュー作 「Suede」 の倍近いセールスを記録した。 この直後に、サイモンの従兄弟のニール・コドリングがキーボード・プレイヤーとして加入。 スウェードは、フロントマンである 「グラム・ヒーロー」 ブレット・アンダーソンの描き出すミステリアスかつスキャンダラスな世界や中性的で幻想的なヴォーカル、 その強烈な個性で今でもなお多くの人々を惹きつけてやまない。 97年のB-Sideソング集 「Sci-Fi Lullabies」(スウェードのB面曲の質の高さは有名)をはさんだ99年には4作目として 「Head Music」 をリリース。 2001年にキーボードのニール・コドリングが疲労性の病気を理由に脱退。後任に新たにアレックス・リー(元ストレンジ・ラヴ)を迎えたスウェードは、 2002年9月に5thアルバム 「A New Morning」 をリリース。この最新作で彼らは、よりシンプルでアコースティックな「大人の」スウェードの世界を見せてくれている。 2003年1月には東京と大阪で久しぶりの単独来日公演を行った。10月には初のベスト盤 「Singles」 がリリースされる。 ◆ DISCOGRAPHY ◆ SUEDE (1993) ◆ SUEDE LINKS ◆ スウェードのUKオフィシャルサイト。 スウェードの日本オフィシャルサイト。 Suedeファンサイト。詳細な作品紹介や画像付きのメンバー紹介ページなど、完成度がとても高いページです。 Suedeファンサイト。ニュース、ライヴレポ、ジャケット集、携帯&PCの画像ギャラリーなどなど。 スウェードを中心にUKロックやミュージック・シーンをフューチャー。トップページの歌うブレットが素敵 です。 Our Lady Peace、Suede、Bernard Butlerのファンサイト。それぞれ最新情報からヒストリーなど多くの情報をフィーチャー。
◆ MY FAVOURITE SONGS ◆ 「Trash」 (from 『Coming Up』,199) 。 「Filmstar」 (from 『Coming Up』,199) 。 「Everything Will Flow」 (from 『Head Music』,199) 。 「Saturday Night」 (from 『Coming Up』,199) PVに出てくるホルボーン駅が懐かしい。 |