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２００３年９月中旬に創刊号の配信を予定しています。■いつ終了するのか
将来的に継続しておこなっていくつもりですので、終了時期は設定していません。尚、お手元への配信停止はいつでも自由におこなうことができます。■配信頻度は
基本的に、毎週１回発行します。■ 発行者：志賀 隆正（タカ）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「はやく！チャンスをつかめ！」−−−−−−創刊号 ---------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■偉大なるどじょう取り■■■
私たちのふだんのお金儲けについても、独創的なやり方をする ことはなかなか難しい。 それはちょうど川の中のどこにどじょうがいるかを見つけるの が難じいようなものである。 しかし、どじょうでもほかの魚でも、群れをなじて棲息してい るから、その在りかをつきとめれば必ず収穫がある。どじょう の居場所をつきとめる才能のない人でも、そういう才能のある 人を指標にして、どじょうがとれたのを見たら、すぐそばへ行 ってすくってみることである。 そうすれば二匹目のどじょうは案外簡単に手に入るものである。
ところが、二匹目がとれたとなると、いままで慎重にかまえて いた連中までドッと押し寄せてくるから、三匹目のどじょうに 何十人も人がたかることになり、つかまる人よりもつかまらな い人のほうが多くなる。 日本の産業界の姿は大体こういう具合にできていると思えば間 違いがない。 「二匹目のどじょう」という表現は、仕事に着手するタイミン グのことと解釈しても、もちろんさしつかえない。
--------------------------------------------------------------------------- ■■■世のため人のためで金儲け■■■
お金儲けというと、どえらいことをやることだとお考えになる 人もあれば、何かうしろめたいことをやることだとお考えにな る方もある。
金儲けをする話は、人によってはうしろめたいやり方だな、と いう印象を持つであろう。金儲けにはいろんなやり方があるの で、他人を犠牲にするやり方だとかインチキ臭いやり方だとか がないとはいえないが、現代の金儲けの主流をなすものは、人 に喜ばれる商品、もしくはサービスを提供することによって利 益をあげるやり方である。
たとえば、長者番付ベストテンに入る人たちは、他人に嫌がら せをやって無理矢理金をまきあげているわけではなくて、人の 欲しがるものや必要とするものを提供して金をもらっているの である。 ボウリング場の経営だって、パチンコ屋の経営だって、極端な いい方をすれば、温泉マークだって、利用する人があるからこ そ経営が成り立つのであって、広い意味で世の申に役に立って いるのである。 したがって、人に喜ばれるものは何か、人の役に立つものは何 か、を考えて実行に移せば金儲けになるのである。
しかし、人に喜ばれるものや役に立つものは、その度合いが大 きいかどうか、提供者が多いかどうかによって金儲けになる場 合もあればならない場合もあるし、また時代の流れによって人 人の嗜好も変わるから、金儲けのタネも違ってくる。ある時代 に金儲けになったことでも次の時代には斜陽化してしまう、反 対に、以前は全く芽の出なかった商売が今日になって見るとす べて繁盛しているものがある。 だから、時代の動きをよく観察する必要があるし、その観察力 が正しければ、次々と金儲けのタネが発掘されて、尽きること を知らないのである。たとえば、戦争直後の日本では食糧も不 足したし、物資も全体として欠乏の状態におかれた。だから生 活必需品のなかでも、米・味噌・醤油から始まって炭・薪のよ うな必要度の高いものを扱った人たちが金儲けをした。
ところが食糧事情がやや好転すると、今度は世間の関心が食か ら衣に移った。化繊業界で王者の地位に立った東洋レーヨンは、 製品を割当で加工業者に渡す優位の立場に立ったので、「室町 通産局」などと綽名されたほどである。 この時代には繊維の素材メーカーも二次加工業者もよく儲かっ た。だが、日本経済全体に生産力がつき、生産能力が需要の伸 びを消化してなお余りあるようになると、繊維産業は斜陽産業 と呼ばれるようになった。
--------------------------------------------------------------------------- ====================================================================== ○「はやく！チャンスをつかめ！」 (週刊発行) 発行責任者 ：志賀 隆正 taka-bb2@excite.co.jp 発行システム：インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ マガジンＩＤ：0000117381 「はやく！チャンスをつかめ！」を許可なく転載・複写することを禁じます。 ======================================================================
