きっかけは、ブレードランナーのデッカード・ブラスターの水鉄砲を見つけたコトから始まります
その時は、タダの水鉄砲が1200円だぁ〜?!ざけんじゃねーぞ!って思ってパスしたんですけど
その後、気になってまた覗いてみたら・・・8000円位の値段を付けて売ってるじゃないですか!
ま、いつもの転売屋の仕業ですが・・・ソレを買うヤツもいて・・・なんかスッゲー腹が立ったのですよ
ソレで・・・「自分で作ってやるわい!」って・・・

で・・・「夏休みの工作」として製作が始めたのでしたが・・・
まさかねぇ〜、2年10か月もかかるとは・・・
ワタシ・・・プラモも最後に作ったのは中学生くらい、ましてやフルスクラッチなんてやったことも無いです
なのに、なーんで作ろうと思ってしまったのか・・・今でも謎です

その改造ベースとして見つけたのが「Galaxy G.36」中華激安エアコキ・パイソン(2000円)です
デッカード・ブラスターのベースは「チャーターアームズ ブルドッグ.44」
この時点では、その選択が間違っていたコトを私は知りません


手始めにバレルを切って、レシーバー部を大まかに作ってみて・・・いけるんじゃね?と思ったのもつかの間
次にシリンダーカバーを作ったら、サイズが合わない・・・
ここで始めて、パイソンはブルドッグよりデカイってコトに気が付きます
パイソンのフレームは8%位デカイので、大幅な設計変更です・・・
技術も無いし、設計もオリジナルになるわで・・・もう大変・・・(ーー;)

で…結局、2年10か月かかってしまったワケです
自己評価としては、ま・・・ど素人にしては良くやったんじゃねーの?とは思いますが
掛かった手間と時間を考えるとねぇ〜・・・かなり微妙です (^_^;)


写真がイマイチなのは、ご勘弁を・・・m(_ _)m

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右側 左側
実際のデッカードブラスターとは、
コレくらいサイズが違います
トリガーに指が掛かる、ぎりぎりのサイズ
です

重量は、約500g
作った全パーツ・・・
全てねじ留めなので、全バラ出来ます

ブリップの色味は、これが一番実物に近いですねー
ラップ塗装のクリアオレンジ・・・
まぁ、コレはコレで良いのではないかと・・・(^_^;)


チェッカリングは、手彫り・ヤスリ掛けですぅ〜
もう、二度とやりたくない (ーー;)
こう見ると、エアコキのシリンダーがあるので
パイソンのフレームギリギリで作っているのが分かると思います

発射機構をどーするかが、一番の課題でしたが
下から、ピストンに仕込んだナットに
ワインオープナーの様なものを刺して、
ピストンを引っ張ります

なので、グリップエンドには、穴が開いてます
発射精度は、中華エアコキリボルバーなので
推して知るべし (^_^;)
見えないところにギャラクシーのメダリオン (^_^;)
右のシリンダーカバーは、マジで苦労した部分・・・
なかなか形状の把握が出来なくてねぇ〜
自分が、立体に弱いことを痛感・・・

パイソンのフレーム形状とダブルトリガーが
いいカンジにマッチしているのは、お気に入りポイント (^_^;)

トリガーピンは、こだわりの真鍮です
他で、オリジナリティを出せる部分が少ないので・・・
マガジン部のLEDと、レーザーサイトのLEDは独立してます

マガジン右側のスイッチは、赤LED用
マガジン左側のスイッチは、イモネジをねじ込むことでレーザーサイトの緑LEDが点灯

両方とも、スイッチは壊れたマウスからの流用 (^_^;)

ま・・・マガジン下側は、出来がイマイチですねぇ〜
対レプリカント用の357R.I.P弾を作ってみた
出来はあまり良く無いですぅ〜 (^_^;)
塗装前 ベースはベニヤ 白い所は石粉粘土に瞬着でコーティング・・・
コレがなかなかのアイディアで、作り易さと強度を両立
グレー部分は、タミヤパテ
マガジン部の表面は、ボール紙
レーザーサイトは、ボールペンの軸・・・(^_^;)
グリップエンドの穴は、こんな感じで誤魔化してます

レーザーサイトの取り付けが、どなってるのか・・・
分かるまで結構かかった・・・

ボルトの後退量はこんなもの・・・
最初は、コレでコッキング出来ないかと考えましたが
流石に強度不足

ボルトエンドのネジは削り出して黒染め 右側は、細かい部品が多くてホントに苦労した・・
シリンダースイングアウトは、ブルドックは押しますが
パイソンは引くので、動きが逆になります
まぁ、とにかく苦労続きの2年10か月でした・・・
途中で止めるワケにもいかず、先が見えない作業でねぇ〜

レシーバー部の色は、ガンメタですが
ダークシルバー位の方が良かったですかねぇ

文字の掘り込みも、不満点の一つ・・・
だからと言って、作り直しはもうしませんよぉー
そんなコトしたら、もう一年掛かりますからねぇ〜

時間を掛けたところで、
クオリティが飛躍的に上がるわけでもなく
云わば、技術的限界ですね・・・

ま・・・ワタシは本来、平面の人間でして、立体は苦手なんですよねぇ〜
しかし、最近では絵をかくのもデジタルですので、
手を動かした分、ソレが質量をもった形になってゆくってのは面白いです

次は、フィギュアみたいなものも作ってみたいなぁーなんて思ったりもしますが
いつのコトになるやら・・・(^_^;)

以上、「激安中華エアコキパイソンで、デッカードブラスターを作ってみた!」 でした m(_ _)m