介護ニュース 4

情報源は新聞です。見落としもあると思います。ご了承ください☆

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無年金障害者 救済策、来春導入を目指す

国民年金が任意加入だった時代に未加入だったため、

障害者基礎年金を受け取れない無年金障害者の問題で

与党は元学生と専業主婦を対象に、月4万〜5万円を「特別障害給付金」として支給する救済策を、

年金改革法案とは別に、議員立法として今国会に提出する方向で調整に入った。

05年4月からの支給を目指す。

給付水準は20歳前に障害を負った人の障害基礎年金の国庫負担割合(6割)などを参考に

1級は月額5万円程度、2級は月額4万円程度とする。

支給対象者は、社会保険庁が認定

財源は年金保険料ではなく、税財源を充てる。

また、給付金の受給者は、国民年金の保険料支払いを免除する特例を設ける。

対象者は元学生と専業主婦だが、年金に加入が認められていなかった時代の在日外国人については

今後の検討規定を付則に盛り込む方向だ。

厚生労働省の推計では、特別給付の対象となる無年金の学生は約4千人、

専業主婦は約2万人。 040531


不審ハガキ「国民年金が未納です」

国民年金の被保険者や家族に対し

国民年金が未納になっております。連絡ください

などと呼びかける不審なハガキが全国各地に郵送されていることが社会保険庁の調べで分かった。

連絡先は東京都千代田区の「国民年金組合」となっているが

同庁によると、そうした団体は存在しないという。

はがきの連絡先に電話したところ、「生年月日を教えて欲しい」などと言われた人もおり、

宮城社会保険事務局などは「相手は被保険者やその家族の個人情報を聞き出すのが目的だと思われる。

ハガキの連絡先に電話する事は絶対にやめてほしい」と呼びかける。

社会保険庁が各地の社会保険事務局を通じて調べたところ

不審なハガキは27日までに北海道、秋田、山形、宮城の4道県で115通確認されている。

また、神奈川県内でもこれと似た不審なハガキが4件確認されたほか

名古屋市内でも見つかった。 040528


労災認定 精神障害 最多108人

03年度にうつ病などの精神障害で労災補償の認定を受けた人が

前年度より8人増え、過去最多の108人になった事が厚生労働省のまとめでわかった。

過労による脳・心疾患で「過労死」として労災認定された人も

過去最多だった前年度より3人少ない157人で2番目の高水準

厚生労働省はリストラや厳しい実績評価など、職場のストレスが背景にあるとみている。

03年度の精神障害による労災補償の請求も

前年度より97人(28.4%)増の438人で、過去最多だった。

うち、請求で121人、認定で40人が自殺を図っている。

労災認定された108人を職種別に見ると

最も多いのがシステムエンジニアや設計士などの「専門技術職」で28人(前年度21人)

次いで製造工などの「技能職」が24人(同11人)

販売職」が4人から10人に急増しているのも目立つ。

年齢では30歳代が36%をしめ、最も多い

一方、死に至らなかったケースも含めると、過労で脳・心疾患にかかったとする請求は

13.9%減の705人、認定が1.6%減の312人

厚生労働省は労災による精神障害について

「職場でのうつ病の実態などが知られるようになり

表面化したケースも多いのではないか」と話している。 040526


700万人 重複付与の可能性

国民年金と厚生年金など、複数の公的年金に重複して年金番号を持っている疑いがあるまま

未調査・未判明の人が990万人いることが分かった。

うち7割にあたる700万人程度が、実際に重複している可能性が高い

97年に公的年金を統一管理する「基礎年金番号」を導入した際

複数の年金加入歴のある人にダブって番号を割り振った事などで発生した。

社会保険庁は04年度中に各人の加入歴を統合して一本化する作業を終える予定だったが、難航している。

正確な加入歴が記録されていないと、受給額が目減りする恐れもある。

社会保険庁によると、複数の番号付与は

1 就職などで国民年金から厚生年金に移った際、国民年金に脱退(資格喪失)を届けず

  基礎年金番号導入時に両方の年金に番号がついた。

2 年金を受給しながら働いていた人に、新たな年金番号をつけた。

3 基礎番号導入後、国民年金に自分が加入していることを知らずに

  厚生年金などにも入ってしまった。

などの理由で起きている。

基礎年金番号は、年金加入者と受給者すべてにつけられおり、

03年4月末時点で1億150万人。

複数番号の可能性があった人は、基礎番号導入後に発生したものも含めると合計で約2千万人

社会保険庁は各人の加入歴をつなげ一つの基礎番号にする「名寄せ」を進め、

氏名、生年月日、生年月日、性別、住所が完全一致した114万人は

02年度までに機械的に統合し、一部データが一致するなど

複数番号を持っていると疑われる人には、最新の登録住所に照会ハガキを送っている。

03年度までに送り終わったのは53年4月1日以前に生まれた1,330万人

回答のあった890万人のうち630万人が重複と判明し、

加入記録を統合して解消したが、400万人は無回答、

40万人は住所不明などで通知が届かなかったという。

53年4月2日以降生まれの人を中心に、未送付も550万人分ある。

無回答分と通知が届かなかった分、未送付の合計で990万人が未調査のまま

調査済みの分から推計すれば、うち7割程度は実際に番号の重複付与の可能性が高い

社会保険庁は06年度までに送付を終える計画だが、

連絡がつかない人への対応などは未定。

社会保険労務士らによると、加入歴が連結されていなくても

年金請求時に職歴などを本人が申し出れば、すべての年金を受給できることになっている。

しかし、加入記録が一本化されていないと、年金受給の資格期間が満たせなかったり

受給できても年金額が本来の権利よりも低くなったりする恐れがある。

また、間違った申し出や窓口ミスで、他人の加入歴を連結してしまうなどの混乱もおきている。

国民年金の納付率が02年度で63%まで下がるなど年金不信が加速している。

実際には厚生年金に移って保険料を払っているのに、

国民年金を脱退していないため未納扱いになっている人などが多数含まれている事になり

重複分を除いて計算すれば納付率が上がる可能性が高い。

…ややこしすぎて、何がなにやら(´・ω・`) 040526


後払い 20%加算

自民、公明両党は、未納分の保険料を事後納付できる期間を延長する国民年金法改正案

調整が残っていた後払い額について、現行の保険料より20%多い

一律月1万6千円程度にする方針を決めた。

与党は「未納政局」の幕引きを急ぐため、月内にも議員立法で提出し、今国会成立を目指す。

与党がまとめた法案骨子は、事後納付できる対象期間を現在の2年から

5年とする恒久的措置と、「特例」として法施行後の3年に限り、

強制加入となった86年4月までさかのぼれる時限的措置の2本立て。

納めた保険料は満額、給付に反映させる。

特例期間中に後払いする保険料は、当初案では支払う時点の保険料とされた。

現行なら1万3,300円で、年金改革関連法案が成立すれば

05年度1万3,580円、06年度1万3,860円、07年度1万4,140円となる。

この案に与党内から「きちんと支払ってきた人との不公平感がうまれる」との異論が出され

罰則」分を加味した1万6千円程度とすることにした。

実際の支払額は、これに未納・未加入だった月数を乗じたものとなる。

1万6千円程度とする根拠が明確でないとの指摘もあり、

最終調整で変わる可能性もある。 040525


介護保険 赤字170団体

介護保険を運営する約2,750の市町村・広域連合のうち、

170の団体で03年度の介護保険特別会計が実質的に赤字となったことが

厚生労働省の集計でわかった。借入総額は約43億2,000万円

介護保険制度が導入された00年度の赤字団体数、78の倍以上

同省は「先行きは楽観できない」としている。

市町村や組合の介護保険財政の赤字に備えて

都道府県に設けられている「財政安定化基金」の03年度末の貸付状況をまとめた。

借入団体の割合が高かったのは、長崎県(25%)青森県(24%)

京都府(23%)山口県(22%)など。

介護保険は3年を1期とし、サービス利用の伸びを見込み、

65歳以上の介護保険料(1号保険料)を見直している。

利用者急増で、第2期の03年度から多くの団体が1号保険料を引き上げるなどしたが、

十分に引き上げられなかったり、施設の設置が予想以上に進んだりして

財政が悪化しているとみられる。 040522


介護保険改正 厚生労働省案

05年に予定される介護保険制度の初の本格的な改正へ向けた

厚生労働省案の骨格が分かった。

新たに20〜39歳も被保険者に加え

40〜64歳の保険料の半額程度を徴収する内容を柱に検討している。

同時に給付対象も、現行制度の高齢者から、障害者や難病、末期癌など

介護や支援が必要なすべての人に広げる

身体・知的障害者の現行支援費制度も統合する。

介護保険財政が行き詰まる懸念を背景に

当初の介護保険の目的を大きく転換する内容で論議を呼ぶのは必至だ。

介護保険の現在の被保険者は40歳以上。

主たる利用者である65歳以上の「一号被保険者」と

40〜64歳の「二号被保険者」に分かれ、

一号の保険料は平均月額3,293円(03〜05年度)

二号は道3,043円(03年度見込み)

骨格では、20〜39歳を新たに「三号被保険者」とし

二号の半額程度の保険料を徴収する。

保険料は現在、会社員が労使折半、国民健康保険に加入する自営業者などは

国の半額負担で、三号の本人負担も月額500〜1,000円と見込まれる。

00年度に導入された介護保険制度は、高齢化による利用者の急増で

04年度当初予算で5.5兆円の給付総額が25年度には約20兆円になると見込まれる。

現在の仕組みでは、被保険者の負担が過大になるのが確実で

財政安定化が課題となっている。

03年度に身体・知的障害を対象に始まった障害者支援費制度

初年度から財政が行き詰まっており、介護保険との統合で解決を図る。

介護保険の担い手を拡大する場合、負担に見合う給付の充実が必要になる。

現行制度は40〜64歳は脳梗塞など加齢に伴う15の特定疾病でなければ

サービスを受けられないなどの問題点も指摘される。

このため、介護保険の目的自体を「全国民の介護・支援を全国民で支える

との内容に大幅に拡大する。

高齢者や身体・知的障害者のほか、現在は支援費の対象でない精神障害者や各種の難病

末期癌患者も要介護認定を受ける条件で対象にする方向で検討。

児童福祉法で介護を受けたり施設に入ったりできる障害児が18歳未満な為

被保険者にしない18、19歳も暫定的に給付対象に加える案が有力だ。

厚生労働省は今後、正式案を9月にも公表、

12月末に政府の介護制度改革大綱を決定する。

来年1月の通常国会に関連法案を提出し、3年ごとの介護報酬見直し年度でもある

06年度から実施したい考えだが、被保険者や給付対象の拡大範囲

保険料の徴収水準などで与党と調整が難航することも予想され

ずれ込む可能性もある。

…あんまりややこしくしないでください…( ̄× ̄) 040520


厚生年金保険料使い豪華有料老人ホーム

社会保険庁が厚生年金の保険料で

建設単価が特別養護老人ホームの3倍以上の有料老人ホームを建設していたことが

衆院決算行政監視委員会の分科会で明らかになった。

入居には約2,600万円の一時金が必要で

質問した民主党の市村浩一郎議員は「誰でも利用できる施設ではなく

国民の理解が得られるのか」と指摘。

竹本直一厚生労働政務官は「年金加入者への福祉還元が目的」とだけ答えた。

このホームは介護付き終身利用型の「厚生年金サンテール千葉」で

厚生年金事業振興団の運営。95年に開設され、116人が入居している。

入居一時金のほか、管理費と食費を合わせて月に11万6千円が必要。

社会保険庁によると、土地取得費15億円と建設費75億円は

全額厚生年金保険料が充てられた。

温水プールや多目的ホールなどを備え、3.3平方メートルあたりの建設費は230万円

特養ホームへの国の補助金補助金算定に用いられた68万円の基準単価(95年度)の3.4倍だった。

…建設前に止められないのかな。 040519


年金情報漏れ「処分必要」

坂口厚生労働大相は、奈良市内で講演し、

国会議員などの国民年金の未納・未加入問題に関連して

社会保険庁が管理している年金加入歴などのデータについて

「個人情報であり、ほかへ漏れることがあってはならない。

事実確認をして(漏洩があるなら)厳然と処分して

責任を明確にしないといけない」と述べた。

厚労相のお膝元の公明党の神崎代表らの未納・未加入問題が明らかになった直後で

同党は自民党閣僚らへの辞任圧力が高まるのをくい止めるため

執行部続投を決めていることもあり、発言の意図を巡って

論議を呼びかねない状況だ。

坂口厚労相は俳優の江角マキコさんの未納についても触れ

「まず江角さんに言ってあげないといけないのに、先にマスコミに流れた」と

社会保険庁のデータ管理のあり方に疑問を示した。

政界の「年金未納・未加入ドミノ」でも、福田前官房長官のケースで

週刊誌が先行したが、厚労相は「週刊誌などに流すことは

個人情報を流すことで、責任重大だ。管理をきちんとしたい」と強調した。

国会議員の未納・未加入について、厚労相は「役所がきちんと言ってあげないといけなかった

と述べ、厚労相側にも責任があったとして謝罪した。 040517


8養護施設で暴言・体罰

北海道の児童養護施設の1/3にあたる8施設

職員が子供に体罰を加えたり、暴言を吐いていたりした事が

道の調査でわかった。

道は今後、8施設の指導監査に入り、事実を確認した上で

厳しく対処する」としている。

調査は一部の施設で、職員が子供に暴力をふるっていたことが

あかるみに出たことをきっかけに、3月からしていた。

24施設の全職員約600人のうちの8割

入所している子供約1,500人のうちの2割から

体罰の有無などを聞き取った。

その結果、◇注意に口答えした小学生の平手打ちした

◇学校に行きたがらない子供の尻を叩いた

◇いたずらをした子供に「施設にいられなくなる」と言った

などの事例がわかった。けがなどの例は報告がなかった。

体罰などが何件あったかは公表しなかった。

職員の中からは「他の子供に暴力を振るう子供にはゲンコツ程度はする」

「暴力でむかってくる中学生は殴る事でしか止められない」などの

意見が出されたという。

このため、職員が体罰をしつけの一部ととらえていたり、

子供を指導する技術が未熟だったりすることが問題の背景にあるとして

道は、児童相談所による施設職員の支援を強化する。 040513


社会保険庁 行政評価へ

与野党の国会議員から国民年金の未納・未加入者が相次いでいる問題に関連し

麻生総務相は記者会見で「国民年金制度が安定的に確保されていく為に

社会保険庁に、より効果的な対策を実施してもらう必要がある」として

年金業務について行政評価を行う方針を表明した。

国民年金については、旧総務庁が98年にも調査し

1:未加入者を把握して加入させる

2:保険料の徴収をきちんと行うこと

などを厚生相に対して勧告した経緯がある。

麻生総務相は会見で「98年に勧告を行ったが、

取り組みが必ずしも十分に行われているとは言えないことは、国会議員に限らず

(未納者が)いっぱい出ている実態からも明らか」として、

社会保険庁の取り組みに不満を示した。 040514


公務員と会社員 年金平均給付額の差

厚生労働省は、会社員らが加入する厚生年金と、

公務員が加入する共済年金の平均給付額差が

最大で月9万8,520円にのぼるとのデータを公表した。

公務員は会社員に比べ平均加入期間が長いことに加え、

共済年金には「職域加算」という独自の加算の仕組みもある為だが

職業ごとに異なる年金制度間の格差が浮き彫りになっている。

厚生労働省が、浅尾慶一郎参院議員(民主)の質問主意書への答弁書で明らかにした。

02年度末時点の年金平均月額(共通の基礎年金は除く)は、

比較の前提条件をそろえる為、ひとつの年金制度への加入期間が

20年未満の人にも支給されている「通算退職(老齢)年金」分を除いた金額

国家公務員共済年金(国共済)が18万8,413円

地方公務員共済年金(地共済)が20万2,839円

厚生年金が14万2,017円

最高の地共済と最低の厚生年金の格差は、6万822円となっている。

通算退職年金も含めると、平均月額は国共済が17万7,383円

地共済が19万1,609円。厚生年金が9万3,089円

格差は9万8,520円に拡大する。

厚生労働省は「給付の仕組みや加入期間の長短など違いが多い為

単純に水準を比較するのは適当でない」としている。 040511


介護の情報公開 義務化へ

厚生労働省は、有料老人ホームなどの介護サービスについて

全事業者に、不都合な情報も含めた具体的な情報開示

義務づけるべきだとする中間報告をまとめた。

第三者の調査員が確認する仕組みも設け、

利用者がサービスを選びやすくするとともに、質の向上も目指す。

04年度にモデル事業を行い、早ければ06年度から順次導入する。

対象は介護サービスのうち、訪問介護、訪問入浴、通所介護、福祉用具貸与

有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人保健施設の7つ。

開示する情報は、事業者が自己申告する「基本情報」と

申告に基づき調査員が確認する「調査情報」で、

基本情報」は法人の運営状況や職員体制のほか、

キャンセル料の有無や、入所を制限したり、サービス提供を断ったりする場合の条件など

事業者にとって不都合な情報も含む

たとえば有料老人ホームでは、食事や排泄の介助、買い物代行など31サービスについて

実施の有無や別料金の有無、痴呆で介護が必要となって

居室や施設を変わる場合の場所や条件なども対象とした。

調査情報」は地域との交流・連携や苦情対応システムの有無など。 040511


法定雇用率 精神障害者も対象

厚生労働省は、精神障害者の雇用を促進する為

障害者の法定雇用率の算定対象に加える障害者雇用促進改正案を

05年通常国会に提出する方向で検討している事を明らかにした。

法定雇用率の算定対象は現在、身体・知的障害者対象に限られており

厚生労働省は新障害者基本計画(03〜12年度)で、

精神障害者の算定対象化を検討課題にあげている。

算定対象に加える精神障害者は、日常生活や社会生活に制約があると認める

精神障害者保険福祉手帳の取得を条件とする。

新たに採用する場合だけでなく、すでに雇っている場合や

公共職業安定所長から障害者雇用に配慮されていると認定された

特例子会社」で雇う場合も対象。

現在雇用されている人も、算定されるには同手帳の取得が条件となる

障害者雇用促進法は、従業員56人以上の企業に

全従業員数の1.8%以上の身体・知的障害者を雇うよう義務づけるが

03年6月時点で1.48%にとどまる。

精神障害が算定対象になることで、企業が法定雇用率を達成しやすくなり

対象でないことを理由に採用を断るケースも減るとされている。 030508


年金加入歴 メールで回答

社会保険庁総務省は、自分の年金加入歴

いくら年金を受け取れるのかの試算

インターネット経由で申し込んだ加入者に

電子メールで回答するサービスを早ければ04年度中に始める。

本人確認には、住民基本台帳ネットワークのカードを使う方向で準備を進めている。

麻生総務相が閣僚懇談会で表明した。

社会保険庁は1月から、55歳以上の加入者を対象に

同庁のホームページ上で基礎年金番号などを記入して申し込めば

郵便で年金受給見込み額の試算を後日受け取れるサービスを始めた。

今後は、加入者から住基カードのデータを自宅のパソコン

読みとり装置を使って送ってもらい、本人確認ができれば

電子メールに試算結果を添付して送り返す仕組みを整備する。

同様の本人認証方式は、今年から国税の電子申告で利用され始めている

麻生総務相はまた、閣議後の記者会見で

「(加入者本人が)家庭からインターネットで、過去の加入状況などが

全部調べられる制度ができないはずはない」とも述べた。

しかし、社会保険庁は「直接のアクセスは安全面から難しい」と

現時点では否定的だ。 040508


25年加入必要 4割が知らず

年金受給に最低限必要な加入期間は25年」というルールを

国民年金の加入者ですら4割が知らない―。

社会保険庁の02年全国調査で、年金制度の最も重要な規則や仕組みが

よく知られていない実態が明らかになった。

小泉内閣閣僚や野党党首らの未納・未加入が発覚したばかり。

広く国民にも理解が進んでいない問題があることを裏付けた。

政府は、年金の全加入者に保険料の納付実績

ポイント化して通知する制度を導入するなど基礎知識の普及に本腰をいれる。

年金制度の周知度が低迷している為、同庁はPRにつとめている。

広報費として、02年度までの3年間で計約16億5,700万円を使い

新聞やテレビなどに広告を出してきたが、大きな効果に結びついていない。

政府は、受給できない人が増えないように、

加入者全員に納付実績を定期的に通知する制度を新設する。

保険料を払えばポイントがたまるようにし、加入者がその数字を見れば

将来受け取る年金の見込額が計算できるようにする計画だ。

さらに、学校現場での年金教育も重視する考えで、

厚生労働省と文部科学省は、社会保障をどう教えるかについて話し合いを開始している。

…ホントに、どうやって教えるんでしょう? 040505


国民年金 免除期間を拡大

国民年金保険料の未納率が4割近くに達する中、

厚生労働省は、低所得者向けの保険料の免除期間を広げる未納対策をまとめた。

現在は申請をした日の前月から免除期間が始まるが、

最長1年前までさかのぼれるよう改める。来年7月から実施する。

救済期間を広げることで、長期未納を続けている人が

社会保険事務所の窓口に足を運びやすくするのが狙い。

免除期間については、政令で定められており、

現在、遡及期間は申請日の「前月」まで。

これを「直前の7月まで」と改める。

国民年金制度は通常の会計制度と異なり7月から始まるため

年度当初までさかのぼれる事になる。

たとえば、5月に申請した場合、現在は4月以降が免除期間で

3月以前の分は「未納」扱いだが、対策後は前年の7月までさかのぼって免除される。

国民年金保険料の徴収事務が市町村からへ移管された02年度から

免除基準が厳しくなり、全額免除を申請し認められた人数は前年度からほぼ半減

01年度の免除者で02年度は免除されなかった人の保険料納付率は14.5%と極めて低かった。

基準緩和で納付率が見かけ上は改善しても、追納者が少なければ、

数字に表れたほどの保険料収入増にはつながらない。

…自分の首を絞めまくっているだけのような気がしますが……。 040502


介護報酬 不請求32億円

市町村や都道府県が介護報酬を不正・不当に請求したとして

介護サービス事業者に返還を求めた額が、02年度だけで32億1千万円にのぼる事が

厚生労働省の実態調査で分かった。

水増しや架空などの不正請求で指定を取り消された事業者に対する返還請求額が

16億円(加算金を含む)に達する事はわかっているが、

取り消しに至らない不当な請求も同額程度にある事が初めて明らかになった。

同省は都道府県に限られている事業者への立ち入り調査権

市町村にも広げる方向で検討する。

指定取り消しに至らない不当な請求は、

看護師や職員の配置基準を満たしていないのに基準通りの人数が働いているとして

介護報酬の支払いを求めたケースなど。

取り消し権限は都道府県にあるが、入所者の影響に配慮して

施設の処分を見送ることもある。

32億1千万円のうち、最も多いのは特別養護老人ホームで9億1,400万円(事業所数198)

次いで、老人保健施設が6億3,100万円(同206)

通所リハビリテーション事業所が5億600万円(同116)

介護療養型施設が4億2,500万円(同154)の順。

指定を取り消された事業者に対する不正請求の返還額は

03年度で10億3,704万円(105事業所)で

介護保険が始まった00年度から4年間の累計は29億628万円。 040430


年金「現況届」原則廃止へ

社会保険庁は、年金受給者が生きている事を確認する為、

毎年1回の提出を義務づけている現況届」を

06年度を目処に原則廃止し、住民基本台帳ネットワーク経由の

死亡確認に切り替えることを決めた。

住基ネットと同庁のコンピューターをつなぐシステムを開発し、

市町村に死亡届が出されれば年金支給を自動的に止める

届け出の原則廃止で、年間約29億円の事務経費が節約できる見込みだ。

現況届けは、国民年金や厚生年金などの公的年金の大半の受給者が

年金を受け取る権利があることを確認する為、毎年誕生月に提出を義務づけられている。

社会保険庁からのはがきに、本人と、加給年金の対象となる配偶者、子供の

名前や生年月日を記入して返送する。

社会保険庁と総務省によると、現況届けの提出が必要な人は、

年金受給開始後1年未満の人などを除く約2,500万人。

うち、在職老齢年金や障害年金の受給者、扶養家族のある受給者を除く

2,000万人分について住基ネットの利用で、届け出が不要になるという。

受給者が死亡した場合、親族が死亡届を社会保険庁に出さないと

翌年の現況届まで最大1年分の年金が過払いとなり、

返納してもらう必要がある。

こうしたケースは、社会保険庁による02年度の「返納請求」の、

6万5千件(92億円)のうちの、9割強を占める。

受給権者を住基ネットで把握できるようになれば、

相当数が解消できる見込みだ。

ただ、住基ネットに接続していない一部自治体については、

現況届の存続を含めて対応策を別途検討する。 040425


国民年金 3閣僚が未加入や滞納

小泉内閣の閣僚18人のうち、少なくとも3人

国民年金の未納・未加入期間があったことがわかった。

各閣僚が閣議後の会見で年金加入状況を公表した。

中川経産相に21年間の未加入期間があったほか、

麻生総務相と石破防衛庁長官も、国民年金の未加入や保険料滞納の期間があった。

3月下旬には社会保険庁がCMに起用した江角マキコさんの未加入が問題化したばかり。

主要閣僚の未納・未加入が発覚したことは、

制度に対する国民の不信感をいっそう強めそうだ。

これを受け、年金改革法案を審議している衆院厚生労働委員会では

民主党が「法案提出者が、自らの責任を果たさず、

国民に保険料の値上げをお願いするのは人の道に反する」と追求、

午前中の信義が中断した。(*…よく言うよ(;¬_¬))

中川経産相は、銀行を退職し、国会議員になった83年から今年4月まで

国民年金に加入していなかった。今月中旬に確認したところ、21年間の未加入が発覚。

すぐに追納ができる2年分について、さかのぼって保険料を払ったという。

麻生総務相は、96年11月に経企庁長官に就任した際、

国民年金に入る義務が生じたが、加入を怠ったまま00年9月に60歳を迎えた。

この間、約3年10ヶ月が未加入期間となった。

石破防衛庁長官も、02年9月末に入閣してから今まで

保険料を滞納していた。同日中に支払う意向を示した。

参院厚労委では、民主党の枝野幸男政調会長が

「法案提出者の中で3人も(保険料を)払っていないのだから

審議に値しない法案だ」と追求。

同党は、未払いが発覚した閣僚3人の答弁と、全閣僚と副大臣

政務官の保険料支払いの資料の提出を求め、審議がストップした。

他の閣僚は会見でいずれも未納・未加入はないと答えたが

加入期間を詳細に明らかにしたのは坂口厚労相だけで、

加入が義務づけられた期間全てで問題がないかどうかは不透明なままだ

国民年金は、保険料の未納率が4割近くに達するなど

「空洞化」が深刻化しており、政府は今年13年ぶりに強制徴収に乗り出した。

民主党が「国民に負担を求める法案の提出者は、

公的年金の加入実績と実態を明らかにするべきだ」として

それぞれの閣僚が個別に明らかにした。

国会議員は、基礎年金制度が導入された86年に強制加入の対象となった。

企業など法人の職員を兼務している場合、勤務実態によっては

厚生年金に加入できる。

…この時、「個人情報だから」とかごにょごにょと言ってたヤツらは

未納組。「〜三兄弟」とか言ってたヒトも同類。(ノ-o-)ノ ┫:・'.::  040423


厚生・国民年金2100年度までに480兆円不足

厚生年金国民年金で2100年までに給付する3,070兆円のうち、

現行の保険料水準では賄えない不足分が約480兆円になることが

厚生労働省の財政再計算で明らかになった。

厚生年金で440兆円、国民年金で40兆円の不足。

政府は国会で審議中の年金改革法案に盛り込んだ

保険料の引き上げで不足分を解消する計画だ。

同省は5年前の再計算では不足額を示したが、今回は明らかにしていなかった。

民主党の要求に応じて、給付と財源のバランスシートを示した。

それによると、厚生年金の給付額2,630兆円のうち

国庫負担、積み立て金の取り崩しや運用収入、

現行の保険料率(13.58%)で賄えるのは2,190兆円

残りの440兆円は保険料率を段階的に引き上げ

17年度までに18.30%になることで賄う。

一方、国民年金は月額1万3,300円の保険料を

1万6,900円まで上げる事で40兆円を穴埋めする。 040423


高齢者虐待 3割は息子

家庭内で高齢者を虐待している人の3割が息子である事が

厚生労働省が実施した初の全国調査でわかった。

虐待されている10人に1人が「生命にかかわる危険な状態」で

ケアマネージャーの9割近くは対応が難しいとしている

同省は調査結果を受けて、対応策を検討。05年度の介護保険法改正に反映させる。

厚生労働省が、医療経済研究機構に調査を委託。

訪問介護事業所など約1万7千ヶ所を対象に03年10月までの1年間に

家庭内で家族が虐待したとみられる事例を調べた。

このうち、在宅介護支援センターと居宅介護支援事業所のケアマネージャーが回答した

65歳以上の1,991人についてケースを分析した。

1,991人のうち、75歳以上85歳未満が43%。

最も虐待が深刻だった時点でみると、

2人に1人が「心身の健康に悪影響がある状態」で「生命に関わる危険な状態」も10人に1人いた。

虐待している人で最も多いのは息子で32%。次いで、息子の妻が21%。

高齢者本人の配偶者が20%(夫12%、妻8%)、が16%。

虐待の要因(複数回答)をみると「介護疲れ」と

高齢者の痴呆による言動の混乱」が共に37%。

家族、親族が無関心」が25%で、介護する人の負担が重く、

孤立していることが背景にあるとみられる。

また、ケアマネージャーの88%が虐待を知っていても

自分では対応が難しいと回答した。

理由(複数回答)は「虐待している人の介入拒否」(38%)

「どう関わるか、技術的に難しい」(34%)

「立場上難しい」(30%)

「経済的な理由で介護サービスを増やすのが困難」(27%)が多かった。

これを受けて厚生労働省は、在宅支援センター保健所

高齢者虐待専門の窓口を設けるための制度改正を目指す。

窓口には、医療や経済的な支援なども含めた総合的な機能を持たせる方針だ。

ケアマネージャーらが虐待を知った場合

市町村への連絡を義務づける事も検討する。 040420


新規法人 厚生年金2割未加入

厚生年金は、すべての法人の事業所と、

個人が営む従業員5人以上の事業所(一部職種を除く)に加入義務がある。

社会保険庁と社会保険労務士が02年度に、

登記簿から把握した全国の新規法人約96,000を調べたところ、

18%にあたる約17,000法人が、

常勤の経営者や社員がいて厚生年金への加入義務があるのに未加入だった。

調査範囲がやや異なるものの、99〜01年度も新規法人の23〜32%が未加入だった。

加入法人が脱退する例も増えており、不況による廃業などのほか、

保険料を節約する目的の未加入事業所が相当数あるとみられている。

社会保険庁は新設の「適用徴収対策室」が中心になり

05年度にも新規法人調査を毎月行って、

未加入事業所を厳密に把握する方針。

労働保険への加入データとの突き合わせや、民間からの情報収集を通じ

未加入事業所の全容把握を目指す。

加入を求めても拒否し続ける事業所は、労働実態や従業員数も考慮したうえ、

強制的に厚生年金に加入させ、適用事業所として

保険料納付を強く求めていくことも検討している。

加入事業所が滞納した場合には、現在でも資産の差し押さえで徴収できる。

経営体力がない企業から強制的に保険料を徴収すると倒産する場合もあり

これまでは加入事業所から確実に保険料を徴収することに力点を置いていた。

未加入企業へは社労士を通じた指導などにとどめ、

加入は事実上届け出制にしていた。

社会保険庁は「制度を公平に運用し、年金財政の健全性を保っていく為にも

未加入事業所を減らす事は重要課題。関係省庁の協力も得て

できるだけ正確な実態を把握したい」としている。

02年度の厚生年金の加入事業所は約162万9千

加入者数は3,168万人(統合された農林共済分を除く)。

5年前に比べ事業所数で4.4%、加入者数で5.3%減っている。

99年度に行われた財政再計算では、02年度の加入者を3,500万人と見積もっており、

すでに約330万人の乖離が起きている。 040420


国民年金 8兆円取り損ね

自営業者らが加入する国民年金で、

支払い期限後でもさかのぼって納められる2年間をすぎて「時効」となり、

徴収できなかった保険料が、公的年金制度が現在の形になった86年度から

02年度までの17年間で約8兆1,307億円にのぼることが分かった。

保険料を納めないと年金額がその分減り、

無年金になる可能性もある。

不況や年金制度への不信などから国民年金の保険料未納率は

02年度で4割近くに達している。

民主党の浅尾慶一郎参院議員から政府への質問主意書に対し、

社会保険庁が答弁書で明らかにした。

17年間に本来徴収すべきだった保険料総額は35兆6,989億円

時効による徴収不能額はうち23%を占める。

徴収不能額は86年度に2,199億円だったが、

93年から10年連続で前年度を上回り

02年度は約8,194億円に達した。

社会保険庁が未納者に督促状を送れば時効が停止するが

送付実績は87〜91年度の66件にとどまる。

応じなければ差し押さえなど強制徴収に移行するのが原則だが

反発が強いこともあり、社保庁は「未納でも本人の年金が減るだけ」と

92年度以降は督促状を使っていなかった。

未納者増加が問題となり、今年1月に支払い能力がある悪質滞納者500人

督促状を送付、13年ぶりに強制徴収を再開した。

国民年金保険料(現在は月額1万3,300円)は定額で

低所得者ほど負担感が大きい。国民年金は、サラリーマンが対象の厚生年金や

公務員などの共済年金に入っていない、原則として20〜60歳の人が加入対象。

01年度の被保険者の内訳は、自営業者が18%まで低下

負担能力の低い無職が最大の約35%を占める。 040417


アルツハイマー 「脳の細胞窒息」

老人性痴呆症の一つ、アルツハイマー症にかかった人の脳では、

神経細胞が「窒息状態」に追い込まれて次々に死んでいくことが

田熊一敞・金沢大助教授らの研究で分かった。

新しい治療法の開発につながる可能性もあるという。

16日付けの米科学雑誌サイエンスに掲載される。

老人性痴呆症になった人の脳にはベータアミノロイドというタンパク質がたまりやすく

記憶などにかかわる神経細胞が死ぬことが知られているが、

どのように死ぬかはよく分かっていない。

田熊さんと米コロンビア大などのグループは、

神経細胞の中にあるミトコンドリアという器官に注目。

ここに、ベータアミノロイドとABADという酵素

一緒に存在することを見つけた。

試薬を使ってこの2つがくっつかないようにすると

神経細胞の死ぬ割合が大幅に減ることがわかった。

ミトコンドリアは、酵素を使って細胞が働くエネルギーをつくる。

2つがくっついて、ミトコンドリアの呼吸活動を邪魔しているらしい。 040416


書類不備を理由に年金減額は違法

障害年金を申請した書類に不備があったことを理由に

26年前にさかのぼって障害年金を減額するのは納得できないとして

滋賀県内の男性(62)が社会保険庁長官と国を相手に

減額処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が東京地裁であった。

藤山雅行裁判長は「著しい不利益が生じる減額をしたのは信義に反し、違法だ

と述べて減額処分を取り消すとともに、

処分後に原告側が支払った56万円余の返還を国に命じた。

この男性は勤務中の事故で負傷し、77年に障害年金の支給裁定を経て

75年分から障害年金を受け取ってきた。

男性は01年、地元の社会保険事務所で老齢年金の受給について相談。

社会保険庁側が改めて受給資格などを見直した結果

男性が当初提出した障害年金の申請書類に記載されるべき

職歴の一部が書かれていなかったことが判明。

26年間の過払い分が計431万円余にのぼったため、

以降、受給額から過払い分の一部が差し引かれて支給されていた。 040414


国民年金加入 自営業者2割切る

自分で保険料を支払う国民年金の加入者(第1号被保険者)

2,200万人のうち自営業者の割合が初めて2割を切る一方で

パートや臨時雇用者が2割を超えたことが

社会保険庁が集計中の01年度の被保険者実態調査で分かった。

国民年金の「空洞化」の大きな要因とされる自営業者の未納付増加に加え

失業者やフリーターが増えるなど若年層を中心に

就業構造が大きく変化しているためとみられる。

同調査によると、国民年金加入者の就業形態別の割合で最も多いのは

無職の34%で、臨時雇用・パートの21%

自営業者が18%と続く。

95年度と比べ臨時・パートが7ポイント

無職が3ポイントそれぞれ増え、自営業者は7ポイント減った

国民年金の納付率は92年度をピークに年々低下

02年度は62.8%と7割を切った。

社会保険庁は、若者の納付対策を強化するため

今国会に提出中の年金改革法案に

負担能力に応じて納付できる多段階免除制度

納付猶予制度の導入などを盛り込んでいる。040411

無年金障害者救済案

与党の年金制度改革協議会は、任意加入の年金に未加入だったため

障害基礎年金を受け取れない無年金障害者の問題で

救済策をまとめた。

年金保険料は使わず一般財源(国庫)を充てるものの

給付水準は20歳前に障害を負った人の障害基礎年金を念頭に

障害の程度によって違うが月額4万〜5万円を軸に検討する方針。

対象者については元学生のほか、

サラリーマンの妻の専業主婦も含める方向で

来年4月からの支給を目指す。救済策の基本的な考え方として

福祉的な観点から適切な措置を講ずる」との大枠で正式合意した。

給付額については、障害基礎年金(月額1級約8万3千円、2級約6万6千円)の

国庫負担割合が6割である事に着目し、今後具体的に詰める事になった。

与党は年金改革法案の審議の進展をみながら

早ければ今国会中に年金法案とは別に議員立法を行う考えだ。

合意文書では、元学生ら無念金障害者の問題は

「国民年金制度の発展過程で生じた」と、

強制加入までの制度の谷間で起きたと認めた。

さらに当初案に入っていた「年金制度とは別」との表現を

公明党の意向で最終的に削り、福祉か年金かという

対立点をぼかす形とした。

但し、給付の形態や、推定12万人いる無年金障害者の

救済範囲などの結論は先送りされた。 040406


大きな点字 手軽に印刷

従来の1.2倍の大きさの点字を書くことができる携帯点字器

名古屋盲人情報文化センター(名古屋市港区)が開発した。

中途失明した視覚障害者にとって、ポツポツとした点の集まりを

指先で読むのは簡単ではない。

大きめの点字なら読みやすい」という声をうけて

同センターが試作を繰り返して完成、近く売り出す。

視覚障害者だけでなく、点字に興味がある人の入門用にもお薦めだという。

点字は6つの点の組み合わせで文字や数字を表す。

文章は点字プリンターで打ち出すのが普通だが

身近な生活の目印には携帯点字器を使う事が多いという。

点筆という針でマスに沿って紙を押して凹凸をつける仕組みで

塩と砂糖など同じ様な形の入れ物を識別するため、

自分でシールに点字を書いて貼り付けたりして使う。

同センターによると、病気や事故などで中途失明する人は

全国で年間5,000人にのぼる。

指先で点の数や位置をきちんと識別できるようになるには

かなりの時間がかかり、途中で投げ出してしまう人もいるという。

そこで2年ほど前から、やや大きめの「大点字」が使われるようになったが

いままで携帯点字器は発売されていなかった。

1文字の大きさは、縦約5.5ミリ、横約2.4ミリ、高さ約0.7ミリ

携帯点字器「だいてん丸」(点筆・点字一覧表・用紙付き、3色)は1,500円で

今月中旬に発売予定。問い合わせは同センター(052−654−4521) 040405


グループホーム急増

痴呆症の高齢者が共同生活するグループホームが

介護保険が導入された2000年4月直前にくらべて

18倍4,774ヶ所に増えていることが

朝日新聞の都道府県・政令指定都市調査でわかった。

65歳以上の介護保険料を押し上げ

介護の質が低下するおそれがあるとの理由で

11自治体が実質的な総量規制に乗り出し

6自治体が規制を検討している。

家族の期待も高いサービスだが、想定を超える急増で

規制に動かざるを得ないのが現状だ。

グループホームは「地域で職員の介護を受けながらくらす在宅サービス

と位置づけられているため、事業者に指定される要件は施設に比べて緩い

企業の参入も可能で、急増の一因になっている。

調査では、青森、栃木、群馬、兵庫、山口、香川、熊本、沖縄の8県と

福岡市など3指定都市が、整備抑制や地域的な偏りを調整する

規制を実施している、と回答した。

三重、長崎、京都府など4府県2市は規制を検討中と回答。

実施・検討中と回答した以外の自治体でも

7割が将来は抑制策が必要と答えた。

規制の理由では、財政面や介護の質の問題を挙げる自治体が多い。

青森県は「保険料への影響が深刻」とし、

京都府は理由の一つに「利益追求を動機とする事業者が参入して

劣悪な介護が行われる危険性がある」としている。

但し、在宅サービスであるため、自治体に設置数を規制する

明確な法的規定はない。 040405


国民年金未納者カード盗難

国民年金保険料の未納者に関する個人情報を記載した「未納者カード」計372人分が

2002年7月から2003年3月までの間に全国6ヶ所で盗まれていたことが

民主党の中根康浩衆院議員の質問主意書に対する

政府答弁書であきらかになった。

盗まれたのは、宮城、埼玉、東京、大阪、佐賀

5都道府県の社会保険事務所の未納者カードで

埼玉県内では2ヶ所の事務所が被害にあった。

いずれの事件も保険料の納付を督促する国民年金推進員

ひったくりや車上狙いにあい、未納者カードが入ったかばんを盗まれた。

盗まれたうち199人分は回収されたものの、

残る173人分はいまだに発見されていない

社会保険庁は「未納者カードを狙った犯行とは見られず

個人情報が流出した可能性は低い」としている。 040331


高齢者介護施設の投資ファンド設立

野村証券グループの投資会社、野村プリンシパル・ファイナンスは

老人ホームなど高齢者向けの住居施設を対象とした

投資ファンドを設立したと発表した。

介護サービスが受けられる高齢者施設に投資対象を絞ったファンドは

国内初という。今後3年間で金融機関からの借り入れなどで

総額約200億円を調達し、首都圏など約20件の物件に投資する方針だ。

新ファンドは、不動産の再生ビジネスなどを手がける

都市デザインシステムに運用を委託し、

企業が保有する社員寮独身寮ホテルなどを取得し、

高齢者向け施設にリフォームした上で

介護事業者に長期賃貸する。

高齢化が進み、介護付き住居施設の需要は高まる一方だが、

開設には資金調達から不動産の取得まで多大な負担がかかる為

慢性的な供給不足となっている。

新ファンドは、介護事業者の負担を軽減できるほか

経営効率化のため、福利厚生施設など保有資産を売却したい

企業の要望に応えるのが目的だ。 040330


くらし 4月からこう変わる

 年 金:厚生年金国民年金の給付額が
     物価下落にあわせ0.3%減る。
     6月に振り込まれる『4,5月分』から適用。
     モデル世帯の月額は、サラリーマンが加入する
     厚生年金(40年加入の夫と無職の妻)が03年度比で
     734円減の23万5,258円。
     自営業者らが加入する国民年金(夫婦2人、満額支給)は
     同418円減の13万2,416円になる。
     厚生年金の定額部分の支給開始年齢も
     61歳から62歳へ引き上げられる。
     43年4月2日〜45年4月1日生まれの男性がまず対象で
     女性にも5年遅れで適用される。
 医 療:医療機関に支払われる診療報酬の改定で
     外来初診料が病院と病院の歯科で
     50円増の2,550円。
     診療所と歯科医40円増の2,740円になる。
     6歳未満の子供の時間外診療費用も、
     初診で1,020円から1,150円に。
     再診で570円から700円にひきあげられる。
 介 護:40〜64歳の人が支払う04年度の介護保険料は
     平均年額4万1,665円になる見込み。
     月額3,472円で03年度より429円増。
 消費税:本体価格と消費税額を合計した総額表示に変わる。
     150円の商品は現在、1円未満の税を切り捨てて
     7円にするのが一般的だが、
	  総額表示になると8円に四捨五入し、
	  総額158円で売るケースも出そうだ。
 電 話:固定電話から携帯電話への通話料金を
      NTT東日本・西日本など8社が最大55%引き下げ
	  3分で54〜63円(現在は70〜120円)にする。
	  4桁の会社識別番号を携帯番号の前に付ける。 040330

82病院 医療費3%増

厚生労働省は、入院医療費の「定額払い」を昨年4−7月に導入した

大学病院など82病院の4−10月の入院医療費が

前年同期に比べて2.8%増加したとの調査結果を発表した。

定額払いは無駄な治療や投薬をなくし、

医療費全体を引き下げることが期待されているが

病院側の収入面で見ると、逆に増える結果となった。

入院医療費に、これまでと同じ出来高払いの外来医療費も含めると、

82病院の医療費全体では3.2%の増加となった。

調査では、患者の入院日数が平均して2日短縮され、

患者の受け入れ件数が1.9%増加したこともわかった。

定額払いの導入で、診療の無駄が減った為とみられる。

厚労省は「これまでは一般病院に入院した患者が

大学病院にも入院しやすくなり、患者が集中した可能性もある」としている。

診療報酬には、入院期間が短いほど加算される制度があり、

これらの影響で医療費が増加したとみている。 040318


脳の神経細胞をES細胞から作成

慶応大医学部の岡野栄之教授のグループは

アルツハイマー病で失われる脳の神経細胞を、

体の様々な細胞・組織に育つマウスの胚性幹細胞(ES細胞)から

作り出すことに初めて成功した。

この細胞を増やしたり、保護して機能を高めたりできれば

病気の克服も可能になる。

岡野教授は製薬企業エーザイと治療薬開発に乗り出す。

アルツハイマー病は、脳に不要なタンパク質が蓄積

記憶や認知機能を担う前脳型アセチルコリン作動性神経細胞が徐々に減り

痴呆が進む。この神経細胞は、発生の初期に作られる。

通常、大人の脳では新たに生まれず、一度失われると根本的な治療法はない

どんな遺伝子が作用してこの神経細胞が作られるのか、

詳しい機構も不明だった。

岡野教授は、ES細胞の分化や、増殖を促す条件を工夫。

発生過程を再現するように、ES細胞を神経の元になる幹細胞などに分化させ

さらに条件を変えて培養することで、前脳型アセチルコリン作動性神経細胞など

様々な神経細胞を作り分けることに成功した。

この神経細胞を壊したマウスの脳に、ES細胞から作った細胞を移植すると

記憶や認知能力が回復した。 040317


不必要な用具 貸し出しを規制

厚生労働省は制度見直しの中で、介護予防に重点を置く方針を打ち出している。

急増する要支援、要介護1の人などに対し、

介護予防サービスを介護保険の中で提供することで

身体機能の悪化を防ぎ、給付費増を抑制するのが狙いだ。

具体的なメニューとして、筋力向上トレーニングのほか

低栄養予防なども候補に挙がっている。

また、要介護度の軽い人に、電動ベッドや車椅子など

必ずしも必要でない福祉用具が貸し出されていることについても

見直しを検討。6月をめどに、利用者の身体状況ごとに

貸し出しが適切でない福祉用具」などを例示した

福祉機器利用のガイドラインを示し、一定の規制をかける方針だ。

ただ、これらの「適正化」が「給付カット」につながることを

懸念する声も上がっている。

理学療法士の資格を持つ弘前大学医学部の金沢善智助教授は

福祉用具レンタルに問題があることは認めながらも

「指針がしゃくし定規に使われ、利用した方が良い人まで

使えなくなる恐れがある」と指摘。

「福祉用具の適合や調整をする『福祉用具専門相談員』の研修を

強化するなど、専門家をきちんと育てるのが先」と主張する。

要介護状態になるの人に、住宅改修やホームヘルパー、

福祉用具などを利用してもらうという、現制度の予防給付を手厚くすることで

要介護者の急増を抑えている自治体もある

担当者は「状態が軽いうちに、適切なサービスが提供されれば悪化を防ぐことができる

筋力トレーニングばかりが介護予防ではない」と話す。

見坊和雄・全国老人クラブ連合会副会長は、給付適正化の必要性は認めつつ

単に財政状況が厳しいからという理由で行うことは疑問だという。

「本来は、きちんとしたケアプランを作れば良いこと。

業界団体がルールを作り、自主規制をすることも考えて欲しい」と話している。040316


年金福祉施設の廃止など正式決定

与党年金制度改革協議会は、年金保険料を使って建設された

年金福祉施設(265施設)について、5年を目処に

すべてを廃止・売却することを正式決定した。

厚生年金病院(10施設)は、2005年度に整理合理化計画を策定し

自治体や民間などへ売却する。

その際、地域にとって重要な病院は機能を維持できるよう配慮する。

病院以外の年金福祉施設(255施設)は、

2004年度に整理合理化計画を策定し、売却する。

継続的に赤字が見込まれる施設については、早急に廃止して売却する。

施設の運営を委託されている公益法人(5法人)は

廃止を含めて整理合理化し、施設精算のために独立行政法人を

2005年度に設立、理事長など幹部は民間出身者を充てる。 040311


社会保険庁の事務費全額年金から支出 見直しへ

坂口厚生労働相は参院予算委員会で、

社会保険庁の事務費全額が年金保険料から支出されていることについて

「公務員(宿舎)の建物に充てるのは筋違いとの指摘を受けた。

改善し、(保険料を事務費には使わなかった)元に戻すことができれば

ありがたい」と述べ、制度を見直す考えを明らかにした。

大塚耕平氏(民主)の質問に答えた。

社会保険庁の事務費全額(人件費を除く)を

国民から集めた厚生年金と国民年金の保険料で賄う制度

一般歳出の抑制を目的とした財務構造改革法の施行に伴って

1998年4月に導入された。2003年度末までの時限措置だったが、

政府は更に1年間延長する方針で、今国会に関連法案を提出している。

人件費を除いた社会保険庁の事務費は約1,073億円(2003年度)で

同庁長官の交際費(約50万円)や職員宿舎の建設費なども含んでいる。

2002年度には、長官交際費から県人会会費が支払われたことも明らかになっており

民主党などが批判を強めていた。

このため、与党年金制度改革協議会(大野功統座長)は、

2005年度予算編成で同制度を見直すよう、

政府に求めていく方針だ。

…職員宿舎の建設に6年間で40億円以上、公用車の購入や

職員の健康診断費に5億円以上が使われたそうです。 040312


介護保険料の年金天引き 遺族・障害年金も対象

厚生労働省65歳以上の介護保険料について、

年金から天引きする「特別徴収」の対象を、

遺族年金と障害年金の受給者にも拡大する方針を固めた。

市町村の徴収事務軽減や加入者の利便性向上が目的で、

2005年の国会提出を目指す介護保険法改正案に盛り込む考えだ。

現行制度では、年金から天引きされる特別徴収の対象は

老齢年金の受給者のみ。

受給額が月額1万5,000円未満の場合は除外され、

65歳以上の高齢者の約8割が特別徴収によって保険料を払っている。

遺族年金、障害年金のみの受給者と、月額1万5,000円未満の老齢年金受給者は

金融機関窓口などで納めてもらう「普通徴収」になっている。

このうち障害年金、遺族年金はいずれも受給額が必ずしも低額とは限らない事などから

同省は特別徴収の対象とするのが妥当と判断した。 040309


ケアマネの6割 担当者会議開かず

介護支援専門員(ケアマネージャー)6割

サービス担当者会議を開いておらず、

介護サービス利用者の状態に応じたケアプランの見直し

3割が行っていない事が全国介護支援専門員連絡協議会がまとめた

全国調査の結果(中間報告)で明らかになった。

調査は昨年11月〜12月、全国のケアマネージャー3,543人を対象に

所属事務所を通さず実施。1,871人から回答を得た。

1人のケアマネージャーが担当している利用者数は

41人〜50人」が21.1%で最も多く、

次いで「51人〜60人」の19.8%。

80人超を担当しているケースも3.2%あった。

業務の実施状況については、利用者宅への訪問90.8%

「できている」としたが、サービス担当者会議の開催は

「できていない」が59.8%にのぼった。

ケアプランの見直しについても「できていない」が31.1%だった。

業務が十分にできない理由としては、「時間がない」ことが挙げられている。

また、ケアプラン作成時に、公平・中立に反する指示

所属事業所などから受けたことがある人も7.7%いた

国はケアマネージャーの担当利用者数の目安を50人としている。

これについて、同協議会は今回の結果をふまえ、

「担当者30人で独立できる介護報酬にすべきだ」としている。 040309


年金予想額 58歳希望者に通知

社会保険庁は将来、年金を受給する予定で、58歳に達した人を対象に

年金加入記録の事前通知を今月15日から始めると発表した。

今後、年金受給者が急増することから、

本人に事前に年金給付記録を確認してもらい、

給付開始の事務手続きを短縮するのがねらいだ。

希望者に対しては、年金見込み額を知らせるサービスも行う。

厚生年金は現在、60歳から受給できるが受給開始年齢は段階的に引き上げられ、

2025年度以降(女性は2030年度以降)は65歳となる。

国民年金の受給開始年齢は現在も、65歳

年金加入記録は、同庁の社会保険業務センターが

58歳になった月の翌々月に本人宛に郵送する

年金加入記録には、厚生年金や国民年金の加入月数などを記載する。

加入記録を確認したことを、同センターに伝える返信ハガキも同封。

返信ハガキで、年金見込み額の通知を「希望する」と記した人に対しては

年金見込み額の通知書も郵送する。

年金加入記録の通知に関する問い合わせは

3月15日以降、同センターの専用電話0422−70−0077

で受け付ける。年金見込額の通知に関する問い合わせは

4月22日以降、同センターの専用電話0422−70−0088

で受け付ける。040306


年金福祉施設の赤字問題

坂口厚生労働相は衆院予算委員会で、年金保険料を使って建設された

年金福祉施設265施設赤字となっていることについて

「過去の問題については、第三者機関を設けて検証したい」と述べ

第三者機関を設置して経営責任などを究明していく考えを示した。

また、厚労相はこれまで徴収してきた厚生年金と国民年金の

保険料総額は約370兆円で、このうち約5兆6千億円

年金の給付以外に使われたことを明らかにした。

一方、年金資金の運用が年金財政に損失を与えている問題について、

参考人として出席した年金資金運用基金の近藤純五郎理事長

「深刻に受け止め、責任は感じている。中長期的に効率的な運用を

行っていくことで責任を果たしたい」と述べた。

同基金の累積損失は2003年9月時点で約3兆6千億円


衆院議院運営委員会は理事会で、

年金資金運用の無駄遣いだとの指摘を受けている年金福祉施設の運営実態を

衆院調査局に調査させることで基本的に合意した。

国会の行政への監視強化のために設けられた「予備的調査」にあたり

民主党の海江田万里氏ら同党45人の共同要請に基づく。

予備的調査としては、2002年7月に国会移転について実施して以来。 040304


所得情報 市町村に提供命令

社会保険庁は国民年金保険料の未納者対策として、同庁が市町村に対し、

未納者の所得情報を提供するように命じることができる制度を

10月からスタートさせる。

この制度は、政府が今国会に提出した年金改革関連法案に盛り込まれた。

法案は「社会保険庁長官は、必要があると認められるときは、

収入の状況に関する書類の提出を命じることができる」としている。

同法が成立すれば、市町村に命じて、未納者の年間収入を示した

所得証明書などを市町村から取り寄せることができるようになる。

現行法でも、未納者の所得情報の提供を市町村に「求めることができる

としているが、守秘義務との関係で協力を渋る市町村が多く

実際には機能していないという。

このため、社会保険庁は「情報提供を求める」から「命じる」に

法改正し、積極的に情報提供を命じて保険料の徴収を進めていく方針だ。

同庁は2月から、十分な所得があるにもかかわらず

保険料を納めない悪質な未納者を対象に強制徴収を実施している。

だが、未納者の所得を把握するための有力な手段がないため

対象者の選定に際して効率が悪かった。 040302


昨年度要介護認定15.5%増

厚生労働省は、2002年度の介護保険事業状況報告をまとめた。

介護サービス利用に必要な「要介護認定」を受けた人は

前年度比15.5%増345万人となり、

このうち「要支援」から「要介護2」までの軽度の認定者が63.9%をしめた。

特に、要支援が前年度比28%増、要介護1が同20.8%増

顕著な伸びを示している。

65歳以上の「第一号被保険者」に占める認定者の割合は、

全国平均で13.9%と、前年度比1.5ポイント増加

都道府県別では、鹿児島、徳島、大分、沖縄が17%を超える一方

茨城、埼玉、千葉は10%台だった。 040302


家賃徴収5割強

家賃や光熱費を徴収できる新型の特別養護老人ホームのうち、

実際に入居者から家賃を徴収している施設は半数強で、

徴収額には最大15倍の開きがあることが

特養ホームを良くする市民の会」(東京)の調査でわかった。

調査は、昨年8月から10月にかけて実施。

全国の新型特養100施設に質問票を送り

94施設から有効回答を得た。

その結果、家賃を徴収していたのは53施設

最高額は月額換算で5万7千円、最低額は3千711円

平均は2万8千640円だった。

また、光熱水道費を徴収していたのは6施設で

最高は1日400円、最低は10円、平均は160円だった。

調査報告書の詳細は同会(電話:03−3358−9093)へ。040302


ALS発症の仕組み

運動神経の細胞が失われる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者では

遺伝子の情報を基にしてたんぱく質を作る仕組みの一部がうまく働かないため

神経細胞を構成する部品が正常に作られず、発症につながる可能性が高いことを、

郭伸・東京大学助教授(神経内科)のグループが突き止めた。

ALSの根本治療に道を開く成果で、26日付けの英科学誌ネイチャーに発表される。

グループは、死亡した患者5人から脊髄の運動神経細胞を採取。

興奮の信号を受け取る部分(受容体)に注目し

受容体が作られる課程を分析した。

その結果、遺伝子のRNA(リボ核酸)という物質に伝えられた後

それが編集される段階でミスが起きていた。

このため、編集後の情報に基づいて合成される受容体

タンパク質に異常が生じ、神経細胞が興奮過剰になって死滅する。 040226


年金福祉施設を廃止・売却

政府・自民党は、年金保険料を使って建設された

厚生年金会館や老人ホームなど年金福祉施設265施設のうち

厚生年金病院(10施設)を除いた255施設

原則として6年以内に廃止・売却する方針を固めた。

2005年度にも自治体や民間への売却を進める整理機構を設立し

約5年かけて売却する考えだ。

年金福祉施設の建設には、これまでに厚生年金、国民年金の保険料

1兆5千億円が投入された。

社会保険庁の公表では、2002年度は68施設が赤字だった。

同庁は、民間企業のように建物などの減価償却費を含めると

黒字は9施設だけで、残る約97%の256施設が赤字だったとも試算している。

このため、自民党は年金保険料の無駄遣い改善の検討を進めており

近く見直し案をまとめる。 040225


全福祉施設を都が民営化へ

東京都は、都立の障害者通所施設すべてを民間移譲する方針を決めた。

2002年度に始まった都立福祉施設改革の一環で

サービス水準の向上とコスト削減が狙い。

入所施設はすでに民間移譲や廃止などが決まっており

今回の方針で高齢者、児童擁護を含む都立の主要福祉施設が

すべて民営化される

全国社会福祉経営者協議会では、

「都道府県単位の全面的な民営化はきいたことがない」としている。

民営化されるのは、八王子や小金井など10市にある生活実習所

福祉作業所の計11施設

現在、約480人が通っており、都の職員約150人が指導や介助にあたっている。

いずれの施設でも人件費増大などが問題となっている。

…福祉の切り捨てに、つながりませんように☆ 040225


受け取る厚生年金 世代の差鮮明

厚生労働省は今国会に提出している年金改革関連法案に基づき

年齢別の保険料負担と年金給付額についての推計を公表した。

厚生年金では、1935年生まれの世代は

本人が納めた保険料の8.3倍の年金を受給できるが、

若い世代になるにつれて保険料に対する給付額の割合は低くなり

来年20歳になる1985年生まれは2.3倍になる。

若い世代ほど負担が重くなる「世代間の格差」は依然として残っている。

政府が今月10日に同関連法案を国会に提出したことを受け、

厚生労働省は今回、年金の負担と給付に関する年齢別試算を示した。

年金改革関連法案では、厚生年金の保険料率(現在は年収の13.58%を労使折半)を

毎年引き上げ、2017年度以降は上限18.30%で固定する。

国民年金保険料(現在は月額13,300円)は

2017年度までに、上限の16,900円まで引き上げる

厚生年金の給付水準は、モデル世帯(夫が40年加入、妻が専業主婦)の場合

現在は現役世代の平均手取り収入の59.3%だが、

2023年度までに50.2%に引き下げる

推計は、改革案に基づき、厚生年金モデル世帯の夫婦が、

60歳時点の平均余命まで生存したとの前提で

保険料と給付額を計算。国民年金は40年加入した時の

1人当たりの保険料と給付額を算出している。

推計によると、来年70歳になる1935年生まれの夫婦は

670万円の保険料を負担したのに対し、

厚生年金の給付額は8.3倍の5,500万円になる。

保険料に対する給付額の倍率は、若い世代になるほど低くなり

45年生まれでは4.6倍55年生まれでは3.2倍

来年40歳になる65年生まれ以降の夫婦は、倍率は3倍を下回る

来年20歳になる85年生まれの夫婦は、

3,300万円の保険料を負担しても、2.3倍の7,600万円

給付しか受け取れないことになる。

国民年金では、1935年生まれの人は、

保険料の5.8倍の給付を受け取れるのに対し

85年以降に生まれた人では1.7倍にとどまる。

世代間の格差は、高齢化で給付費が増える一方、

少子化で保険料を負担する世代が減っているため、拡大している。

政府が戦後の経済成長期に給付水準を大きく引き上げながら

将来世代に負担を先送りしたことも、格差拡大の要因だ。 040224


重度障害者介護 税財源で拡充へ

来年に予定される介護保険制度の見直しで厚生労働省は

障害者福祉を統合した場合、長時間の介護が必要な重度障害者に配慮し

在宅サービスに、税による「上乗せ」の仕組みを作る方針を固めた。

介護保険にはサービス給付に限度額が設定されており、

最も重い「要介護5」でも、1ヶ月約36万円が上限。

しかし、障害者の中には長時間の介護サービスが欠かせないケースもあるため

保険でサービスを給付する”一階”部分だけでは生活できない人向けに

税財源による”二階”部分を設ける事にした。

財源は、国が予算の範囲内で最大50%まで補助

残りを市町村と都道府県で折半する形になりそうだ。 040223


保険料を強制徴収

社会保険庁は、国民年金保険料未納率が全国で最も高い沖縄県

保険料の強制徴収を実施した。

対象は、十分な所得があるにもかかわらず

保険料を納めていない医師ら自営業者9人

保険料の強制徴収は1988―1990年度に

計5件実施されて以来13年ぶり

同庁は1月20日付けで、悪質な未納者約500人(うち沖縄県内44人)に対し

督促状を発送した。沖縄社会保険事務局によると、

医師ら9人は納付を拒否したため強制徴収に踏み切った

今月18日に3人、19日に6人から預金を差し押さえた。

ほかの沖縄県の督促対象者は大半が自主的に納付し

残る数人も納付に応じる方向だという。

督促状の納付期限は全国では2月27日までだが、

沖縄県は沖縄社会保険事務局の要望で期限を1月30日としていた

沖縄県の2002年度の国民年金保険料未納率は61.3%(全国平均は37.2%)で

全国で最も高く、前年度比で12.1ポイントも増えていた。 040221


グループホーム 虐待監視強化指示

高齢者虐待対策の一環として、厚生労働省は

痴呆性高齢者のためのグループホームに対する監視を

強化する方針を決めた。

都道府県に対し、全国で約4,400ヶ所にのぼる全てのグループホームについて

介護計画や職員数などが適切かどうかを来年度中に確認するよう求めるほか、

問題がある施設には積極的に立ち入り検査も行うよう指導する。

グループホームは、痴呆症の高齢者を介護する施設の切り札として

注目される一方、急増に伴う質のばらつきも指摘されていることから、

他の介護保健施設より厳しくチェックしていく事にした。

同省によると、2000年4月に介護保険制度が導入されて以降、

入所者に適切なサービスを提供していないなどとして、

介護保険の事業者指定を取り消されたグループホーム6ヶ所

賞味期限の切れた食事を出したり、利用者を1日中放置したりしているなど

「極めて悪質な虐待」(同省老健局)もあった。

少人数のグループホームは、手厚い介護が期待できる反面、

外部の目が届きにくく、独善的な施設運営に陥る危険性が高いといわれ、

同省では、潜在的にはさらに多くの虐待事例があるとみている。

同省は「良心的な施設も多い一方、もうかると思って安易に参入する所も増えている

と指摘している。 040216


11治療法に保険適用

最新の手術、治療法などで、11種類が新たに保険適用される。

いずれも安全性が確立され、全国の医療機関に普及してきたことから

保険適用する事となった。

  1 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術(乳癌検査のための組織を取る手術)/34,000円

  2 経皮的中隔心筋焼灼術(心臓の筋肉の異常を治す手術)/228,000円    

  3 放射性同位元素内用療法管理料(癌細胞を破壊する治療法)           

    ◇甲状腺癌に対するもの/5,000円                    

  4 ◇甲状腺癌機能亢進症に対するもの/2,500円               

  5 経尿道的尿管ステント留置術(結石が詰まった場合の手術)/22,700円   

  6 経尿道的尿管ステント抜去術(結石が詰まった場合の手術)/10,000円   

  7 植え込み型補助人工心臓(心臓移植を待つ患者に対する物)/300,000円  

  8 両室ペースメーカー移植術(ペースメーカーの移植)/131,000円     

  9 体幹部に対する定位放射線治療(胴体の癌治療法)/630,000円      

 10 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(肝臓癌の電波治療法)/136,000円     

 11 神経磁気診断(脳の電流分布を調べ、神経異常を診断)/50,000円     

金額は医療機関が受け取る診療報酬。患者は3割を自己負担。

3歳未満は2割、高齢者は原則1割。 040214


初診料 50円値上げ

坂口厚生労働相は、2004年度の診療報酬改定案

中央社会保険医療協議会(中医協)に諮問した。

中医協は原案通り了承、厚労相に答申した。

今回の改定は、初診料や夜間・休日の小児医療などの診療報酬を引き上げる一方、

血液や尿の検査、一部の画像診断などの報酬を引き下げることを柱にしている。

改定は4月1日に実施される。

診療報酬は、個々の診療行為の対価として

医療機関に支払われる公定価格

中医協は昨年12月、医師への技術料など

診療報酬の本体部分を据え置くことを決定した。

このため、診療行為ごとの公定価格を定めた今回の改定では

初診料などを引き上げるかわりに、

それに見合う検査報酬などを引き下げた。

 ◇診療報酬改定の骨子

 1 初診時の患者への説明や診断の重要性を考慮し、

   ◇病院では50円引き上げ2,550円

   ◇診療所では40円引き上げ2,740円に。

 2 夜間・休日診療を行う小児科医の不足解消につなげるため、

   ◇小児医療の夜間・休日の時間外加算(初診)を

   130円引き上げ1,150円に。

   ◇再診の時間外加算は現在、三歳未満が650円

   3歳以上6歳未満が570円だが、

   いずれも700円に引き上げられる。

   ◇更に、もともと夜間・休日を診療時間としている場合でも

   時間外加算を認める

   ◇又、小児入院医療管理料(患者1人につき、1日3万円)を

   受ける要件を緩和する

 3 ◇歯科の再診料を50円引き上げ450円に。

 4 ◇血液などの検査や一部の画像診断を引き下げ

 5 ◇初期入院医療の包括評価(DPC)を大学病院などにくわえ、

   試行として民間病院へ拡大

 6 ◇難易度が高い手術について、実施件数を公開し、

   各種基準を満たした医療機関の診療報酬を5%加算

   ◇但し、前提条件(件数の公開・手術内容の説明等)を

   満たさない場合は、診療報酬を30%減算する。

 7 ◇国家試験に合格した医師が受ける臨床研修制度

   4月から努力義務から必修になる。

   ◇研修医を受け入れる医療機関について、

   指導医が研修医のカルテ記載を指導・確認する体制が

   とられている、など要件を満たせば、入院診療加算(300円)が

   新たに認められる。 040213


介護保険料、月3,472円に

厚生労働省は、40−64歳が支払う介護保険料

2004年度は1人当たり年額41,665円となり、

今年度に比べ14.1%アップするとの見通しを明らかにした。

月額に換算すると1人平均3,472円で、今年度の3,043円から

429円の上昇となる。

40−64歳の介護保険料は、医療保険に上乗せして徴収する仕組み

サラリーマンの場合は健康保険組合などがこの見通しをもとに、

各従業員の給与に応じた保険料率を決める

中小企業のサラリーマンらが加入する政府管掌健康保険(政管健保)では、

2004年度の介護保険料率が今年度より0.22ポイントアップして

1.1%となる。 040210


ヤコブ病の症状改善

急激な痴呆症が進み死に至る難病「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」患者の

英国男性(19)の脳内に血栓予防薬を投与し、症状を改善させることに

東北大の堂浦克美教授(プリオン分子解析)らの研究チームが成功した。

この男性はBSE(牛海綿状脳症)からの感染で起きる

変異型ヤコブ病」の患者で、発症から約2年4ヶ月たつ。

自発呼吸はあるものの、唾液を24時間吸引しなければならないほど

植物状態に近かった昨年1月、英国の病院で、

血栓予防薬「ペントサン・ポリサルフェート」を脳内に持続的に投与するための

小型の注入装置を、腹部に埋め込む手術を受けた。

堂浦教授のアドバイスを受け、リバプール大の医師らが手術を行い、

在宅で治療を続けたところ、2、3ヶ月後から徐々に「ママ」など

簡単な単語を話せるようになった

さらに、話しかけている人物に視線を向けたり、手を握ると強く握り返したりするなど

症状の悪化が止まり、やや改善しているという。

英国では、この男性以外に4人のヤコブ病患者への治療が昨年10月から始まっている。

国内でも福岡大が臨床応用の検討を進めているという。

ヤコブ病患者は日本国内で約200人いるが、これまで効果的な治療法がなかった

堂浦教授は「最適な投薬量を見つける課題が残っているが、

感染後早い段階でこの治療を始めれば、原因のプリオンの増殖を抑え

患者が治療を受けながら社会復帰できる可能性もある」と話している。

厚生労働省厚生科学審議会CJD等委員会委員の水沢英洋

東京医科歯科大教授は「劇的な改善はしていないが、

強い副作用も報告されておらず、患者にとっては

一つの希望だと言える」と話している。 040207


年金 離婚時分割2007年から

政府は、年金改革で導入することになった

離婚した夫婦間の厚生年金の分割制度について、

2007年4月から実施することを決め、

年金改革関連法案に盛り込んだ。

年金分割は制度実施後に成立した離婚が対象だが

それ以前に加入していた期間の年金も分割の対象となる。

同法案の施行は原則として今年10月にする予定。

法案には、国民年金の第三号被保険者となるサラリーマン世帯の

専業主婦らが届け出を忘れていた時の救済措置は、

2005年4月から実施することも明記している。

救済措置は、会社を退職して専業主婦になった人などが、

第三号被保険者になる届け出を忘れ、

基礎年金が減る例が続出したことを受けて実施される。

申し出があればさかのぼって加入が認められ

基礎年金は減額されない

2005年4月には、国民年金保険料の引き上げが始まるほか

賃金を得ている60〜64歳の年金一律2割カットも廃止される。

20歳代の納付猶予制度の創設育児休業期間の保険料免除措置

拡充される予定だ。 040206


年金受給者3,000万人超

公的年金を受給している人は2002年度末時点で、

複数の年金を受けている重複分を除き、3,076万人と、

初めて3,000万人を突破したことが、社会保険庁がまとめた

2002年度社会保険事業の概況」で明らかになった。

前年度より125万人(4.2%)増えた

公的年金の総額も、前年度より1兆5,383億円(3.8%)増

42兆3,223億円となり、過去最高を更新した。

このうち、自営業者らが加入する国民年金が前年度比6.3%増

13兆886億円。サラリーマンらの厚生年金は同5.1%増

22兆7,491億円で、高齢化に伴って、いずれも大幅に増加している。

一方、厚生年金保険料を納めているサラリーマンら被保険者数は、

前年度より1.8%増えて3,214万人になった。 040203


アルツハイマー病原因物質 脳内に除去の仕組み

アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質「ベータアミロイド」の

沈着を除去する仕組みが、人間の脳の中にも存在することを

東京都精神医学総合研究所秋山治彦研究部門長らが初めて確認した。

この仕組みを利用すれば、アルツハイマー病の新しい治療法につながると期待される。

米科学雑誌「ネイチャー・メディシン」2月号に発表する。

研究グループは、病気などでなくなったアルツハイマー病患者らの脳を分析。

70歳代の男性患者の脳の一部で、沈着しているはずの

ベータアミロイドが消えているのを見つけた。

この場所では、血管の一部が詰まった影響で、死んだ細胞などを片づける

脳の免疫細胞「ミクログリア」の働きが活発化しており、

ミクログリアによって沈着が取り除かれたらしい。

ワクチンなどでこの免疫細胞の活性を高められれば、

アルツハイマー病の治療に使える可能性がある。 040202


国民年金保険料 コンビニでもOK

自営業者らが加入する国民年金の保険料の納付が、

今月から全国のコンビニエンスストアでも行えるようになった。

国民年金の保険料は、全国の銀行や郵便局、農協などを納付窓口としているが

未納や滞納が急増しているため、社会保険庁は収納率向上策の一環として

窓口を拡大する。納付を受け付けるコンビニは主要13社の約3万8千店舗

今月から発送される納付書に、コンビニ納付用のバーコードが印刷される。

2月、3月にコンビニ窓口で納付できるのは、新規加入者などに限られるが、

4月以降はすべての加入者が利用できる

同庁は2002年度に、全国の銀行や郵便局などに納付窓口を拡大。

また、インターネットを通じた納付も、4月実施にむけて

準備を進めている。 040201


年金改革案が決着

自民、公明両党は国会内で、与党年金制度改革協議会を開き、

2004年度の年金改革について

 1:国民年金保険料(現行は月額1万3,300円)を来年4月から

毎年280円ずつ引き上げ、2017年度以降は

月額1万6,900円を上限とし、固定する。

 2:厚生年金保険料率(現行は年収の13.58%を労使折半)の上限を

今年10月から毎年0.354%ずつ引き上げ、2017年度以降は

18.30%で固定する。

 3:夫婦の厚生年金分割は、離婚した場合または婚姻関係の破綻、

別居など必要な事情がある場合に認める。

 4:一定以上の賃金のある70歳以上の高齢者の年金額を減額

保険料徴収は見送り

 5:パート労働者の厚生年金加入拡大は5年後に再検討する。

―ことなどで、最終的に合意した。

これを受け政府は、今国会に提出する年金改革関連法案2月10日に閣議決定する。

改革では年金保険料を毎年少しずつ引き上げ、

将来は固定する「保険料固定方式」が導入される。

厚生年金では、年収約570万円の平均的なサラリーマンの場合、

毎年約1万円ずつ負担が増える

国民年金は毎年3,360円、夫婦二人の場合は毎年6,720円

負担増となる。 040131


年金2年連続下げ

政府は2003年の消費者物価が前年に比べ0.3%下落した事を受け、

今年4月から公的年金などの給付額を0.3%減額することを決めた。

物価の変動に応じて年金額を増減する「物価スライド」制度に基づくもので

引き下げは2年連続

厚生年金は、モデル世帯(夫が40年加入、妻が専業主婦)の場合、

月額23万5,992円から23万5,258円に下がり、

734円の減額となる。

国民年金は、月額6万6,417円から6万6,208円に下がり、

209円の減額となる。

公務員の共済年金、児童扶養手当なども同様に、

0.3%引き下げられる。 040130


アルツハイマー病 遺伝子治療で抑制

アルツハイマー病の原因物質が脳内に増加するのを

遺伝子治療で防ぐことに、理化学研究所と自治医大の共同グループがマウス実験で成功した

原因物質の分解酵素を導入する世界初の方法で、

理研は「対処療法でない、根本的な治療につながる」と期待している。

この酵素は理研が2000年に発見した「ネプリライシン」で、

原因物質の「ベータアミロイド」を分解する。

グループは、病原性のないウイルスにネプリライシンの遺伝子を組み込み、

原因物質が増えやすい特殊な体質のマウスの脳に注入して感染させた。

二ヶ月後に解剖して調べた結果、治療しなかったマウスの脳には、

原因物質が正常量の10倍も沈着していたが、

ネプリライシンを導入したマウスは5倍にとどまっていた。

アルツハイマー病治療薬はこれまで、原因物質の生成を防ぐ薬剤などが開発されているが

副作用が強く、実用化されていない

理研神経蛋白制御研究チームの岩田修永・副チームリーダーは

「原因物質は脳内で自然に生成され、分解されている。

今回の方法は、生成を無理に止めるのではなく、滞っている分解を促進するもので、

副作用が少ない」と説明している。 040130


特養ホーム発 骨折予防ベルト

寝たきりの原因にもなる高齢者の足の付け根(大腿骨けい部)の骨折を予防するベルトを

東京の特別養護老人ホームの職員たちが考案、このほど商品化された。

お年寄りたちが転ぶことを怖がらずに活動的に過ごして欲しい

という思いから生まれたアイデアを形にした。

このベルト「保護丸くん」を考えたのは東京都北区にある

特別養護老人ホーム「清水坂あじさい荘」の保健師、理学療法士、介護福祉士ら。

スキューバダイビングのウエットスーツ用素材を使い、

腰と太股を包む形状になっており、転倒時の衝撃を和らげ

骨折を予防する。面ファスナーで着脱し、洋服の上から身体に巻き付けて使う。

福祉用具メーカー「行田製作所(東京)」に依頼し、

2002年秋に試作品が完成。歩き方が不安定な入居者に使ってもらったところ

昨秋までの1年間で骨折件数は2件。トイレに行くためにベルトを外していたり、

装着位置がずれていたりしたためで、ベルトの効用を裏付ける結果となった。

今回市販することになったのは、同荘以外の施設や住宅の人にも使って欲しいと考えたため。

副施設長の鳥海さんは「改良の余地はあるけれど、ベルトを締めることで骨盤が安定、

歩行バランスが良くなる効果もありそうです」と話している。

サイズはS、M、Lがあり、各5,000円

問い合わせは、行田製作所:03−3824−1155へ

…これからも、がんばってください。m(_ _)m 040129


福祉貯金取り扱い1年延長

日本郵便公社は、障害年金や老齢福祉年金などの受給者を対象に金利を上乗せする

ニュー福祉定期郵便貯金(預入限度額300万円)」の取り扱い期間を

来年2月末まで1年延長すると発表した。

1年物定期貯金の金利(現行は年0.03%)に上乗せしている上乗せ率は

現行の年1.0%から年0.5%に引き下げる。

民間では同様の福祉定期預金の廃止を打ち出す金融機関もあるが、

公社は年金生活者らが超低金利で影響を受けていることに配慮し、

取り扱いを継続すべきと判断した。 040129


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