「や〜待たせてわりぃ!」 「遅い! 毎回毎回どうして遅刻するんですか!? 時間厳守は人として当たり前のルールですよ!」 「仕方ねぇじゃん。お前が起こしてくれないんだもん」 「なんで僕が起こさなきゃいけないんだ!」 「――つーわけで、はい。合い鍵」 「………!」 「いつでもどうぞ〜」 「………………」
投げ返してやりたいけど、正直嬉しくて地団駄を踏む観月であった。 戻る