アメリカンジョーク
死期が近いことを悟った元就は、輝元、元春、隆景の三人を呼んだ。
三人に元就はこう言った。
「各々、この矢を折ってみよ。」
それぞれに一本ずつ矢が渡された。三人は苦も無くそれを折ってみせた。
「うむ。では、次にこの三本に纏めた矢を折ってみよ。」
再び、それぞれに今度は三本ずつの矢が渡された。
輝元は折ることが出来なかった。しかし、元春は力任せに、隆景は膝を使って折ってみせた。
「父上、折ってみせましたが・・・?」
予定と違う。
元就は狼狽し、次の言葉に困った。が、こう言った。

「う、うむ。これはだな、三本の矢も折ることが出来ない輝元がこの毛利家を継ぐ。
 そこで、輝元は二人を頼りに、元春と隆景はしっかりと輝元を支え、
 三人協力して毛利家を守らねばならん。そう言いたかったのだ!」
本能寺が焼け落ちた後、濃姫が家来を連れて訪れた。
夫の死体を捜すためである。
あちこちに焼け焦げた死体が転がり、異臭を放つその様を見た濃姫は、
惨劇を思い出して泣き崩れた。
そうこうしているうちに、家来の一人が信長の最期と思われる場所付近で、
ある焼死体を見つけた。家来は言った。
「奥方様、これは上様では・・・?」
その言葉を聞いた濃姫は何とか立ち上がり、その死体を見に行った。
しかし、体のある部分を見た濃姫は、はらりと一滴涙を落とした後言った。

「いいえ。これは蘭丸でしょう。」
本能寺で死んだ信長は、
天国と地獄の境目で、神に審判を受けることになった。
神は言った。
「お前は地獄行きだ。」
予想はしていたものの、理由の一つもないのでは納得もいかない。信長は問うた。
「神とやら、何故か?」
「・・・」神は答えない。
仕方なく、信長は思いつく理由を述べてみた。
「長島での虐殺か?」神は首を横に振った。
「では、延暦寺焼討か?」またも、神は首を横に振った。
「それでは―――」更に理由を述べようとしたとき、
神は怒りを露にしながら、頭のズラをとって言った。

「お前は禿を馬鹿にしたからじゃ!!」
Q・天下人家康を殺すためには何が必要か?

A・てんぷら
江戸時代の小話。
武田信玄から、上杉謙信に短歌が届いた。
「杉枯れて 竹たぐひなき あしたかな」
    (上杉は枯れて、武田が無敵になっているだろう)
謙信は、それに濁点をつけて、送り返したという。
「杉枯れで 竹だくびなき あしたかな」
    (上杉は枯れずに、武田は首が飛んでいるだろう)
もしも、織田信長が現代にタイムスリップしたら?

日本の人口が一人増える
とある城。兵の結束は堅く、数々の名将を退けていた。痺れを切らした大名は、自ら城攻めに出掛けた。

信長は火をかけ、容赦なく皆殺しにして陥落させた。
信玄は石垣を掘り崩し、水を枯らして陥落させた。
黒田官兵衛は兵糧を断って陥落させた。
秀吉は兵を掻き集め、物量戦で制した。

松永久秀は、自分が城方を裏切って陥落させた。
茶を一番理解しているのはどの武将か、というわけで
各武将それぞれが得意とする方法で茶を表現することになった。

織田信長は、父の位牌に茶をぶっかけた。
豊臣秀吉は、茶室に至るまで純金で揃えてみせた。
上杉謙信は、麗しき側小姓に茶を点てさせた。
北条氏政は、二回に分けてご飯にかけた。
石田三成は、大谷吉継の膿を絞り出し、茶の湯に混ぜた。
徳川家康は、何故かはわからないが家臣を呼び集め、秀吉に向かって勝ち誇った。
今川氏真は、茶碗を蹴って遊びだした。

松永久秀は、それら全てを巻き込んで自爆した。
飛行機が墜落しそうになった。パラシュートがあるのだが誰も飛び降りようとしない。
そこで船長は、一人一人にこう声をかけた。
織田信長には「第六天魔王様、あなた様の勇気をお見せください!」といった。信長は笑いながら飛び降りた。
徳川家康には「もうすぐ天ぷらの雨が降るそうですよ」と言った。家康はニヤニヤしながら飛び降りた。
羽柴秀吉には「この飛行機には勝家が乗っていますよ!」と言った。秀吉は慌てて飛び降りた。
上杉謙信には「仁義で有名な劉備殿は即座に飛び降りましたよ」と言った。謙信に迷うものはなかった。
島津義弘には「徳川に島津の強さを見せつけるのです」と言った。義弘は叫びながら飛び降りた。
真田幸村には「落ちて死んでも地蔵が迎えに来ますよ」と言った。幸村は首を傾げながら飛び降りた。
大友宗麟には「キリストの加護がありますよ」と言った。宗麟はオラショを唱えながら飛び降りた。
山中鹿之助には「七難八苦はどうしたんです?」と言った。鹿之助はちょっとしょんぼりしながら飛び降りた。
明智光秀には「キンカン!」と叫んだ。信長と思い、条件反射で彼は飛び降りた。

最後に残った北条氏政は、座っていた部分に穴があき、ひとりでに落ちていった。
昔、織田家は何もない地方の豪族だったが、そこの家臣たちは神を篤く信奉していた。
そこで神様が篤い信仰に報いようと織田家臣たちの前に降臨し、
これから産まれてくる嫡男になにか望みはないかと尋ねた。

人々は世界一の戦略眼を望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一の武力を望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一の健康を望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一の子のでき易さを望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一の異質に対する柔軟さを望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」

そして最後に人々が世界一の忠臣と盟友を、と言おうとすると、
神は「ではさらばだ」といって天上にお還りになった。
以来、織田家の恵みは猿と狸ものとなっている。
昔、長尾家は何もない地方の豪族だったが、そこの家臣たちは神を篤く信奉していた。
そこで神様が篤い信仰に報いようと長尾家臣たちの前に降臨し、
これから産まれてくる嫡男になにか望みはないかと尋ねた。

人々は世界一戦がうまい男になれるよう望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一剛胆な男になれるよう望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一とは言わないが、名家になれるよう望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一強い兵が集まる人物になるよう望んだ。。神は言う「よろしい、かなえよう」
人々は世界一義に篤い男になれるよう望んだ。神は言う「よろしい、かなえよう」

そして最後に人々がこの出来やすさと健康を、と言おうとしたところで、
神は「ではさらばだ」といって天上にお還りになった。
その後、武田家が子の出来やすさを望んだ。が、一族繁栄を願うのは忘れたらしい。
むかしむかし、若くて男前の浅井長政がいました。
しかしふとしたことで織田信長の怒りをかい、長政は呪いをかけられてしまったのです。
その呪いとは、1年に1文字しか話せないというものでした。
もし1文字も話さない年があれば、翌年2文字話せます。
手紙や身振りも許されなかったので、相手に意志を伝えようと思ったら、
何年もかけて文字数をためるしかありません。
ある日、長政は散歩の途中で美しいお市姫に出会いました。
黒色の髪、紅色のくちびる、輝いた瞳。長政は一目で恋に落ちました。
本当はすぐにでも『アイシテル』と言いたかったのですが、5文字しゃべるために、その後の5年間ひとこともしゃべらず待ちました。でも5年たつと『ケッコンシテ』も言わなくてはと思い、更に5年待ちました。
そうして初めての出会いから10年後、やっと長政はプロポーズ!
「愛してる。結婚して」
長政の言葉に、お市姫は黒色の髪をかき上げ、輝く瞳で長政をみつめ、
紅色のくちびるを開いて答えました。

「え?なに?」
ある日のこと、毛利元就が毎度おなじみ矢折りの儀式を行っていた
長男隆元から九男元総まで並べて説教を垂れて元就は帰っていった
隆元が重臣たちを前にしておやじのグチを垂れていると、ひとりの見知らぬ若い家臣が
「その九本の矢をお貸し下さい」
と借り受け、庭にでて狂ったように泣きながらすべて叩き折ってしまった。
隆元は怒ったが、誰も若い家臣を止めようとはしない

隆元「なぜ止めぬ!」
重臣「いえ、我々には…」
隆元「なぜだ!父上に叱られる!」
重臣「あ、それでしたら大丈夫です。大殿はお怒りにはなりません」
隆元「?」
重臣「彼は二宮就辰殿です」
軍神・上杉謙信
古代より戦が好きな神はゲームバランスを考え、謙信を雪深い越後に置いた。

越後の龍
関東では北条氏康や武田信玄が軍勢を進め、謙信はその都度遠征して対抗した。
関東で必死に防戦する上杉方の太田資正と長野業正は、関東安定のために、
謙信の関東居城を献言したが、謙信は迷惑そうに答えた。
「それでは、わしがかっこよく登場出来ないではないか」
大名A「君の先祖にはどんな人がいたの?」
大名B「今、林羅山に家系図作ってもらってるところだから、できたら教えるね」

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