「……やあ、こんにちは。……光毅くん」
「こんにちは、おじ様」
おじ様は僕が家にいることが、少し意外そうでした。
「……祐子さんは?」
「母さんは、少し出ています。すぐに戻りますので、中でお待ちください」
僕は笑って、そう答えました。
僕はおじ様を居間にお通ししました。
六畳の和室、小さなちゃぶ台。おじ様の大きな体は、少し窮屈そうに見えました。
おじ様は、僕の煎れたお茶をおいしそうに飲んでいます。よかった、おいしかったんだ、あれ。
僕は改めて、おじ様の前に座りました。
「おじ様」
「……なんだい」
「母さんは、今日は帰ってきません」
「…………え?」
「嘘をつきました。三日前のおじ様からの電話、あれ僕が取ったでしょ? おじ様が今日来ること、母さんに伝えてないんです。ごめんなさい」
僕はペコリと頭を下げました。
「光毅くん、君は……」
「おじ様」
僕はおじ様の右手を取りました。そして、ポケットから隠し持っていた手錠を取り出し、おじ様の手首にかけました。
「な?!」
「おもちゃです。でも、簡単には壊れません」
僕はあっけにとられているおじ様の右手を後ろに回し、手錠の開いている方を今度は左手にかけました。
おじ様は手を後ろで縛られた形になります。
「これで、もう逃げられません」
「……なんの冗談だい、光毅くん」
「冗談じゃありません。僕は本気です」
「本気、だと……?」
「おじ様がいつも母さんにしていることを、僕にもしてもらいたいのです」
おじ様の顔色が変わりました。……血の気の引く音が聞こえるようです。
「光毅、くん……」
「おじ様、僕、これからおじ様に犯して欲しいんです」
「……光毅くん、君は、自分が何を言ってるのか分かっているのか!?」
「十一歳の男の子は抱けませんか?」
「当たり前だろう!!」
「十一歳の女の子には、アナル調教をできてもですか?」
「……な!?」
おじ様は本気で驚いているようです。
「おじ様? 十一歳だった母さんの肛門をさんざん犯して、犯して、犯しまくって、妾にして、妊娠させて、妾宅に閉じこめて……、その息子には何もできませんか?」
「……な、なんで、そんなことを」
「母さん、日記をつけているんですよ。古いのが天袋の奥の箱に入ってました」
おじ様の息が荒くなっています。……目が、少し怖いです。
「母さん、小学校もまともに出てないんですね。ひらがなばっかりなんですよ、母さんの日記。読むの、少し疲れちゃった」
「光毅くん!!」
おじ様が怒鳴りました。
僕の心臓が飛び上がりました。僕はおじ様のこんな大きな声を初めて聞きました。
「……お、おじ様」
「……や、やめてくれ!! 君たち親子には本当にひどいことをしたと思っている。だから、やめてくれ……!!」
「おじ様……」
僕はおじ様の、大きな胸に抱きつきました。男の人の甘い匂いがします。
「おじ様。僕は何も責めているわけじゃないんです。母さんがおじ様を愛していることはよく知ってますし、おじ様が母さんを愛していることもよく知ってます。見てましたから、こっそり……」
「……光毅くん」
「だから、僕も愛して欲しいんです」
僕はおじ様の腰のベルトをはずし、チャックを下げました。トランクスの下には、とても大きなふくらみがありました。
これから、僕を犯す凶器……。僕はそこに口をつけ、熱い息を吹きかけました。
「……うッ」
「息子に後ろ手に縛られて、感じちゃってますか? おじ様」
「ち、違う! これは……」
「ふふ……、実はですね、お茶にいつもおじ様が使っている『薬』を入れたんです。あんなの使ってまで、母さんと犯りたいんですもの。僕とできないなんてことは、ありませんよね?」
また、おじ様は驚いているようです。僕は何でも知ってるんですよ? おじ様のこと……。
僕はおじ様のトランクスを下ろしました、そこには僕のものとは全く違う形の巨柱がそそり立っていました。
大きすぎて、黒すぎて、硬すぎる肉塊……。ああ、これが僕の中に入るのかと思うとゾクゾクしてきます……!
僕は思わず、その先端にキスしてしまいました。
「うあッ…」
「ああ、おじ様ぁ……」
僕はたまらずくわえてしまいました。カリを唇で揉み、竿をしごきました。射精口を窄めた舌先で舐り、吸いまくりました。
あぁ……、熱い……、おじ様のチンポとても熱い!
「く、うぅ……」
おじ様の腰が跳ねます。感じてる……、おじ様が感じてる……。上目でおじ様の顔を見ると、眉間がより、歯を食いしばっています。おじ様は絶頂を必死で耐えているようです。
おじ様……、我慢しなくて、いいんです。僕……、今日のために一生懸命バイブレーターで練習したんです。舌を絡めて、のどを使って、たっぷりの唾液で揉み下すんです。どうです、きもちいいでしょ? おじ様……。
「はぁ……、はぁ……」
おじ様の呼吸が速く、荒くなっています。
チンポもヒクヒクいっています。僕はそれを、思いっきりのどの奥に押し込みました。
そして、おじ様はついに達しました。
「うあぁぁ……!!」
ドクンッ! ビュルウッッッ! ビュッ! ビュッ!
大量の精液が僕ののどに流れこみました。……熱い! あぁ、おじ様のエロミルク、熱い!
僕はそれを、一気に飲み込んでしまいました。
……でもまだチンポの中に少し残っています。僕はたまらず、おじ様の精通管を吸い上げてしまいました。
それは、僕の精液とはまた違う味がしました。……これが、おじ様の味。
苦くて……、酸っぱくって……、でも少し甘い……、不思議な味……。
「ああ、すごい……。おじ様の、とてもおいしい……」
「こ、光毅くん……」
「ふふ、どうでした? 僕のお口。僕、初めてだったんですけど、上手くできましたか?」
「光毅くん……、光毅くん!」
おじ様はうつむいたままです。なんだかとても辛そう……。
「お願いだ……。これ以上はどうかやめてくれ……。これ以上は……」
「これ以上されたら、自分を押さえられませんか?」
おじ様は顔を上げて、僕を睨みました。
「でも、駄目です……」
僕はポロシャツを脱ぎはじめました。薄っぺらな胸に張り付いた、形ばかりのブラジャーが出てきます。
「な……?」
おじ様は少し驚いたようです。
僕はズボンも脱ぎます。白いショーツと、そこからはみ出た恥ずかしい包茎チンポの先端が姿を現します。
靴下は、レースの編み込まれた女子用のものを履いてきました。
「僕、よく母さんに似てるって言われるんです。……似てますか?」
おじ様は何も言いませんでした。いや言えないのでしょうか。僕はもう一歩踏み込んで聞いてみました。
「十三年前の母さんに、似てますか?」
「くっ……!」
おじ様は下を向いてしまいました。肩が震えています。
でも、チンポはまだまだ元気みたいです。やらしいです、おじ様……。
僕は、母さんが『夜』におじ様を呼ぶ言い方に変えてみることにしました。
「ご主人様……」
「な……!?」
おじ様は驚いた顔で僕を見ます。
だから、全部知ってるんですよ、おじ様……。僕は挑発を続けます。
「ご主人様……、僕、一生懸命練習したんです……。ほら、見てください」
僕はおじ様、いや、ご主人様にお尻を向けました。そしてショーツを下にずらします。
そこには、直径五センチのバイブレーターを入れた、さもしいケツ穴が見えているはずです……。
「あ……、ああ……」
おじ様の動揺した声が聞こえます。
「見てください、ご主人様。僕、少しずつ練習したんです。指を入れて……、増やして……、そして……、ほらこんなのもちゃんと入るようになったんです……」
ご主人様は僕を見ています。僕のお尻を凝視しています。はは、釘付けです。
「ご主人様、見ててください……、今から……、これ、抜きます……。んっ……! んぐううぅぅ……!」
僕は深呼吸一つし、いきみました。腰をかがめ、括約筋に力を込めます。
ミチッ、ミチッ、ミヂヂィッ……、ミチミチミチミチミチミチィィッッ…………。
腸液と腸壁の擦過音が肛門で弾けます。
「んうぅ……、ううぅっ……」
バイブは徐々に押し出されていきます。イボイボの突起が肛門を刺激し、僕は膝が震えます。
「んああぁぁっ……」
そしてついに、カリ部分のところまでまでバイブは出てきました。
「ご、ご主人様ぁ……」
「……こ、光毅、……く、……ん」
「お願いしますぅ、口でぇ……、このバイブ……、お口で引き抜いてくださいぃ……」
ゴクリと、ご主人様のつばを飲む音が聞こえました。
ご主人様は僕のお尻に顔を近づけ、バイブをそっとくわえました。
……そして、容赦なく一気に引き抜きました。
グボオオォォッッ!!
「おおぉぉッ!!」
ビュウウウゥゥ! ブビュッ! ビュクン! ビュッ! ビュッ!
衝撃で僕は射精してしまいました。はき出された精子は弧を描き、畳に落ちました。
「あ、ああぁぁ……、うああぁぁ……」
僕は快感に腰を抜かし、膝を床に落としてしまいました。
全身からも力が抜け、そのまま前へ突っ伏しました。さっき落ちた精子がベチャッと頬につきます。
「はっ……、はっ……、はっ……」
ご主人様も興奮してるようです。さっきよりもペースの上がった、熱い息をしています。
「ご主人様ぁ……」
「なんだい?」
「すいません。僕、このままうんちしちゃいそうです……」
「…………そうか」
「は、はい……。腰に力が入りませ…ん…。奥から……、奥から来ちゃいそうです……! もう、もう、でちゃいそうですぅ……!」
「……してみなさい」
「…………よ、よろしいのですかぁ?」
「見ててあげるよ……。さあ、そこにぶちまけてみなさい」
ご主人様は僕を見下ろしていました。巨大なチンポの上に、凶悪な目が光っています。
ああ、そんな目でみられたら、ぼくぅ、ぼくぅっ……!!
「で、でますぅ! うんちでちゃいますぅ! ああぁっ……! うんちが……! うんちがあぁぁっ!!」
ブリブリブリブリィ! ブビュウウゥゥッ! ブビイィィッ!
「ああぁっ! いいぃ……、うんち、きもちいいぃ……」
僕のチンポはまた、痛いくらい勃起しています。きつい臭いが部屋に広がり、それがさらに僕の興奮をかき立てます。
その時、ビキンッという破壊音が部屋に響きました。
……見ると、ご主人様にかけられていた手錠の鎖が引きちぎられています。プラスチック製のおもちゃの手錠でしたが、人の力でちぎれるようなものではないと僕は思っていました。
「ご、ご主人様……?」
次の瞬間、僕は何が起こったか分かりませんでした。
世界が反転したと思ったら、こめかみに激しい痛みを感じ、次にそこが発熱し始めました。
首がギシギシとなり、激しく痛みます。
頭を捕まれたまま押し倒され、首をひねられていると、ようやく気づきました。
「が……、があぁ……」
「光毅くん……」
ご主人様の声が遠くから聞こえます。とても、冷たい声……。
「これが、君の望んだ世界だ……」
「ぎぃ……、ぎがぁ……」
ご主人様の手にさらに力が入ります。首がちぎれそうです。
「男は久しぶりでね……。少し試させてもらうよ」
ご主人様はそう言うと、僕のお尻の穴に、一気に指を3本突っ込んできました。
「おごおぉっ!! があっ!! いっ……、いぎいぃっ……!!」
「ほう、やわらかい……。やはり若い子は筋肉に弾力があっていいな」
「ひぐううぅっ……、うぅ、うぐっ……! がはっ……!」
ご主人様はさらに容赦なく僕の首をひねります。僕は息を吐くことはできても、吸うことができなります。
酸素が足りず、意識に霞がかかってきました。それでも、肛門の激痛で、強引に気付けがなされます。
ご主人様は、僕のさもしい穴をねぶりにかかります。括約筋を親指と人差し指でこねながら、前立腺を中指と薬指でなぜまわします。
「うぎゅうぅぅ……、うぐっ! ぎっ! かはぁっ……、おぎゅううぅっ……! ぶっ……、ふぎゃああぁぁっっ!」
僕は豚以下の鳴き声しか上げられないただの間抜けに成り果てました。
悪寒、快感、苦痛、喜悦が交互に僕を襲います。
世界は早回しになったり、コマ送りになったり、もう現実感がありません。
「ふん、独学ではこんなもんか……、どれ……」
バキイイィィッッンッ!!
腰骨が割れる様な衝撃でした。それは、ご主人様によるただのスパンキングでしたが、僕の意識は一発でぶっ飛びました。
「ふぎゃあぁぁっ!!」
ドビュルウウゥッ! ビュクン! ビュピュウウゥゥッ! ビュンッ! ……ピクン、……ピクン。
僕は同時に射精してしまいましたが、絶頂の光は、直後の暗黒に吸い込まれていきました。
「私をおいて、どこにいくつもりだい……?」
…………? よく、聞こえません。
「……しょうがない子だ」
ズパアアァァッッン!!
頬肉を引き剥がされるような痛みが走りました。
「びぃっっ!!」
ようやく分かりました。僕はいつの間にか、ご主人様に髪を捕まれ、体を引き起こされていました。
意識のない僕を、ご主人様は思いっきりひっぱたいたようです。
「うぅ……、うあぁ……」
「困るな。私に無許可でイってしまっては……」
「はぁ……、はわあぁぁ……」
「お仕置きだよ、いいね」
そういうと、ご主人様は髪から手を離しました。僕の顔面は自由落下で畳に激突します。
「痛っ……!!」
おじ様は僕の後ろに回り、脱力している腰を強引に持ち上げました。
そして、僕の緩みきったケツ穴に、怒張の一撃を食らわせました。
「おごおおぉぉっ!! あぎっ……、あぎいいぃっ!!」
灼熱の鉄棒で体を一気に貫かれたような衝撃でした。
……ああぁ、でもこれは、僕はの待ち焦がれていました。チンポ、ご主人様のチンポ……。
感激で全身が震えてきます。ずっと、恋いこがれてきた……、ご主人様の……、チンポ……。
熱い……、硬い……、太い……、これが、これがご主人様の……。
「あがああぁぁ……、ひいぃ……、うあぁ……、うあああぁぁぁぁっ……!!」
僕は泣いていました。凄い快感……、このまま溶けてなくなってしまいそうです。
しかし、そんな僕を意にも介さず、ご主人様は言いました。
「だすぞ」
「…………え?」
射精? そう思いましたが、違いました。僕の体には精液なんかよりもっと熱い、大量の汚濁が注ぎ込まれてきました。
ゴボォッ! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボオオォォッ!
「ひいぃ?! あぁ……、ああぁぁぁぁっ!!」
それは小便でした。
熱液は一気に僕の直腸を満たし、S字結腸をこじ開けました。大腸の奥へ、奥へと染み渡っていきます。
「ああぁっ、あついぃ……、ああぁ、ふああぁ……」
長い、長い放尿でした。僕の腹はたちまち薄汚い汚水で満たされました。しかし、太い杭を穿たれた僕の穴からはそれが漏れることはありません。
放出が止まると、ご主人様はいよいよ動き出しました。
ヴォゴボオォッ! ブビュ! ブッ! グジュッ! グブジュッ!
グジャグジャになった僕の弁器官を、ご主人様は容赦なく、野太い逸物でかき回します。
「いぃ……、いぎいぃっ! ぐぅ……、か……、はあぁっ……! あがっ……! あがあああぁぁっ!!」
本能的な排泄欲求と、強烈なピストンの打ち込みが、僕のもろい理性を壊していきます。
こんな異常な状態でも、僕は恐ろしい快感に打ちのめされます。
前立腺が波打ち、小さな肉茎がわななきます。
「あっ……、あっ……、あがあぁっ! ひっ、ひいぃ……! いぃ、いぃ……、いぎいぃっ……!!」
「……勝手にイクなと言ったはずだ」
僕の早すぎる限界を察したのか、ご主人様は突然、僕のチンポの根本を握りしめました。
「あひいいぃっ!!」
「……だらしないバカチンポめ」
ご主人様はそういいながら、僕のチンポの皮を引きずり下ろし始めました。
ミチッ……、ミチミチミチィ……、ミチミチミチミチミチィッ……。
包皮と粘膜を接着していた恥垢が、恥ずかしい音を立てながら剥がれます。
そして、僕のバラ色の亀頭がその姿を完全に現しました。冷たい空気が敏感な表面を撫で上げます。
「おごおおぉっ! いぃ、いたぁ……、いぃ……、ぎいいぃっ!!」
しかし、ご主人様はまだその手を離してくれませんでした。僕の精通管を握りつぶしたまま、腰の振りをさらに強めていきました。
「かっ……、かあっ……! ひいいっ……、ひぐうぅ……、うあぁ……、あがあぁっ!!」
「ふん、少しはしまりがよくなってきたな」
「ひいぃ……、ひぐううぅっ……! がはあぁ……! うがああぁっ!!」
エクスタシーの光が僕の目の前に差し込みますが、そこまで手は届きません。
魔性の凶器が僕の排泄器官をえぐります。なんどもなんども削岩機のように打ち込まれます。
僕の腸はタプタプのまま、波を打ちます。汚らわしい糞と小便をミキサーします。
……僕は泣き叫びます。言葉にならない絶叫です。
「があああぁっ! ぎっ! ぎいぃっ! いぎゃあああぁっ!!」
「……もう少しだ」
ご主人様の声が聞こえました。もう少し……、もう少し……。
強烈な便意……、心を溶かすアンモニア臭……、グチャグチャの内臓……。
肉茎への圧力……、焼かれる前立腺……、全体重をのせた連打……
届かない絶頂……、届かない想い……、ご主人様への愛……。
もう少し……、もう少し……!
……そしてついに、ご主人様の煮えたぎった練液が、僕の直腸を撃ちました
「……おおっ!!」
ドビュウウウウゥゥゥッッ! ブビュウウゥゥゥ! ビュキュン! ビュウウウゥゥッ! ビュクンッ! ブビュンッ!
その瞬間、ご主人様の手が緩み、僕の熱い濁流も一気に噴き上がりました。
「ああっ……、あがっ……! あがあああぁっ!!!」
ブビュウウウウゥゥッッ! ビュルルン! ビュクン! ビュピュウウゥゥゥ! ビュルン! ビュキュン!ビュウウッ!
あまりの快感に、全身がガクガクと震えます。息が詰まります。指で畳を掻き、額をこすります。
目の前が、真っ白になります。
「おぉ……、おおぉ……」
ズボオオォォッ……。
ご主人様の逸物が引き抜かれます。僕のお尻は力を入れることもできず、中のものが吐き出されます。
ブリュリュリュリュリュリュウウゥゥッッ……、ブピュウウウゥゥゥッッ……、ビュルルルル……、ビュクンッ……、ブピュルルルウウウウゥゥゥッッ……。
小便と大便と精液の混合物が畳に垂れ流されます。
それは、僕の括約筋を、中からずっと舐め上げているみたいな感覚で……。
僕自身も……、小便を垂れ流してしまいました……。
プシュッ……、プシャアアァ…………。
「はあぁ……、はわああぁ……、ああぁ…………」
ピクピクと痙攣する体を、僕はもう動かすこともできませんでした。
「……これは、罰だな」
おじ様は泣いてました。
「いままで犯した罪を、一気に罰せられた……」
「……おじ様」
僕はおじ様の背中に抱きつきました。おじ様の肩は小刻みに震えていました。
おじ様が悪いわけじゃない。おじ様の性癖を利用した僕の罪です。
悪いのは僕なのに……。
「今まで、たくさんの人間を蹴落としてきた……。家族を騙してきた……。そして、祐子や君を傷つけてきた……」
「そんなこと……、僕は……、傷ついてなんか……」
「私は、息子を犯した……」
「僕が……! 僕が、望んだことです!」
しかし、僕の答えに、おじ様は返事をしてはくれませんでした。
……僕は長年の疑問を、おじ様に聞いてみることにしました。
「おじ様、ひとつだけ、教えてくれませんか……?」
「……なんだい?」
「どうして……、僕なんて作ったんですか?」
おじ様は肛虐にしか興味のない性的異常者です。だから、ただ欲望のはけ口として母さんを使っていれば、僕なんて生まれるはずがないのです。
その問いに、おじ様はたった一言、こう答えました。
「愛して、いたから……」
………………。
……僕のこの複雑な気持ちを、どう表現すればいいのでしょうか?
僕はおじ様にとって愛の結晶です。おじ様は僕を愛しているのでしょう。
でも、それは僕がおじ様に抱いてる気持ちとは違うものです。愛でも、違う愛です。
……母さんには、絶対に勝てないということです。
そうか……、そうですよね……?
「おじ様……、今日のこと……、母さんには……、内緒に、しましょう……」
「光毅くん……?」
「もう、おじ様に……、無理なことは……、言いません……。今日のこと……、忘れてください……」
僕の声は、震えています。
「でもぉ……それでもぉ………、僕は……好きですぅ……、愛してぇ……ま……すぅ……!」
やだなあ、泣いちゃってます、僕。
指が震えて……、目が熱くって……、
上手く息ができなくって……。
……でも、この一言は、ちゃんと言わなきゃ。
「おとぉ……さ……ん」
そして僕は、精一杯に、笑ってみせました。
(了)
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