『せんせいといけないこと』

「せ、せんせぇ……」
「鴻くん、今はお姉ちゃんでしょ」
「お、おねぇ……ちゃん……」
「はーい、なにかなぁ……、鴻くん」
「だめだよぉ、僕、これ以上歩けないよぉ……!」
 そう言うと、鴻くんは内股のまま、その場で立ちつくしてしまいました。
「……鴻くん、みんな見てるよぉ?」
「ひっ……!」
 鴻くんはマジビビリで肩をすくませます。オドオド、キョトキョト。まるで置き去りにされた子犬です。
「もー、冗談だってば。ダイジョブ、ダイジョブ。ばれてないって」
「あ、ああぁ……」
 鴻くんの声はガクガクに震えています。スカートの裾を握る手は、鬱血して真っ白です。
 さすがに、いじめすぎたでしょうか……。

 今日は鴻くんとの初デート。私たちは街まで出て、デパートでショッピングをすることになりました。
 しかし、万が一にも教師と生徒がデートしている所を知人に見られるワケにはいきません。はっきり言ってやばすぎます。バレたら私の人生が終わります。
 と、いうわけで鴻くんには『女装』をしてもらうことになりました。これで絶対に正体が割れることはありません。……なーんて、単に私が鴻くんのかわいい格好を見たかっただけなんですけど。
 鴻くんにはチェックのウールスカートの上に茶色いダッフルコートを着てもらいました。襟からは白い丸首セーターがのぞいています。全部、私のお下がりです。物持ちが良くってラッキーです。
 頭にはウィッグをのせてあります。鴻くんのサラサラの髪も楽しみたかったけど、まあ、まんま素顔を晒すわけにはいきません。がまんしましょう。
 ちなみに、下着はしっかりと可愛いショーツをはかせてしまいました。まあ、ここはこだわりです
 ……しかし、買い物に来てから1時間、鴻くんはついに羞恥心の限界にきたのか、婦人服売り場の真ん中で一歩も動けなくなってしまいました。
「お、おね……、おねぇ……ちゃ……」
 顔は耳の先まで真っ赤です。目は涙でウルウル。小さな肩が小刻みに震えています。
 それでも私は、もうちょっとだけいじめてみました。
「ねぇ、このブラ知ってる? よせてあげるってやつなんだけど、鴻くんにつけたらちょっとは胸、大きくなるかな……?」
「……お……おねえちゃんっ!!」
 鴻くんの声はもう悲鳴です。いくらなんでも悪ふざけがすぎました。
「あはは、冗談だってば。……ゴメンね。ほら、ちょっと向こう行って休もうか……」
「あ、あの……、ぼく……」
「ん?」
「と、といれぇ……」



 とりあえず、トイレの前に二人で来ました。右に男性用、左に女性用。大理石風の作りはさすがにデパートです。
 私はここまで来て、またまた鴻くんをいじめてしまいました。
「鴻くん。そういえばどっちのトイレに入るの?」
「…………え?」
「男子トイレか、女子トイレかってことよ。鴻くんは男の子だけど、まさかその格好でそっちには入れないでしょ。でも、女子トイレに入っちゃったら……、あぁ、それじゃ変態さんだあ」
「え……? あ……、ああぁ……!!」
 鴻くんはまるで、大いなる世界の矛盾に気づいたかのような驚き方です。引き続き、私はわざとらしく鴻くんを責め立てます。
「うわー、困ったなぁ。鴻くん、どうしよう。いったいどっちに入ったらいいのかなぁ?」
「あぁ……、ああぁ……、ど、どうしよう……?! せんせぇ、僕、どうしようっ?!」
 鴻くんは取り乱しながら、二つの入り口をキョロキョロと見比べています。
「あ、あ、あぁ……、どうしよう……? 入れない……、入れないよぉ……!」
 鴻くんは私の言ったことを真に受けて、本気で困っているようです。首を左右に振って、半ばパニック状態になっています。
 ば……馬鹿すぎぃっ!!
 こんなの、どっちでもいいから人のいない隙に個室に入っちゃえばいいだけじゃん。ああ、この子ホントに頭弱すぎます。こんな子が児童会長で、ウチの学校、本当に大丈夫なのでしょうか。
 しかし、とっても素直な鴻くんは胸の前で手を握りしめながら、プルプルとお尻を震わせることしかできないようです。
 やばい、鴻くんかわいすぎます……。ハンパじゃありません……。
「で、鴻くん、おしっことうんち、どっちがしたいの?」
「……う、うんちぃ」
 うんちぃ、ときた。鼻血でそう……。
 ……そしてまた、私は暴走してしまいました。なんだかまた、ものすごい悪魔的なことを思いついてしまったのです。
「鴻くん」
「……はい?」
「屋上、行こうか……?」



 思った通り、屋上には誰もいませんでした。
 昔は遊園施設があり、観覧車やお猿の電車が動いていたのですが、採算がとれなかったのか今では閉鎖、朽ち果てた基部のみが残っています。
 私は鴻くんの手を引いて、階段でここまで登ってきました。
 鴻くんは恥ずかしさも便意もギリギリなのか、私のコートの裾を両手でつかみながら、内股で震えています。
「ほーら、ここなら誰もいないよ」
「こ……、ここぉ!?」
「そ、この街で一番高いところ」
 鴻くんの顔色がいよいよ青ざめてきました。この世の終わりでも見ているかのような、絶望的な表情です。
「で、できません……。できないよぉ……、こんな……、こんなとこで……」
「じゃあ、中にもどるの? いいよ別に。鴻くんがどこに行こうと、私はね……?」
「……せ、せんせっ?!」
「ほらぁ、また先生って言った。ま、いいか。もう他人だもんね。ほら、中に入って変態さんになっちゃいなさい」
「やぁ……、いやだぁ……! せんせぇ……、せんせぇっ……!!」
 鴻くんの頭は、もういっぱいいっぱいのようです。私の呼び方はまた「先生」に戻ってしまいました。まぁ、いいや。楽しいのはここからです。
「そっか、変態さんはいやなのね。じゃあ、ここでしましょう?」
「うぅ、……うううぅ」
 鴻くんは下唇を噛んで、うつむきます。おでこには脂汗が滲んでいます。
「いいじゃない、先生、鴻くんがおしっこするとこだって見っちゃってるんだもん。うんちしてるとこ見ても嫌いになんかならないよ?」
 むしろ惚れ直します。
 私はおもむろに鴻くんのスカートに手を入れて、お尻を撫でました。まるで絹のような撫で心地です。
「ひゃんっ!!」
「ほら、震えてる。もうつらいんでしょ? 出しちゃいなよ……」
「あぁ、せんせぇ……、やぁ……、いやあぁ……」
 私はショーツに指をいれ、かわいい肛華をまさぐります。そこは小さな窄まりで、幾筋ものシワがキュッと寄り集まっています。
「ひぃっ……! いっ……! いあぁぁ……」
 小さい穴の周りを撫で、重なったシワを丁寧に、一本一本伸ばしていきます。そして、少しずつ指を熱い火口に埋め込んでいきます。
「ひいっ……! せ、せんせぇ……、か……、はあぁぁっ!!」
 たまらずに鴻くんは私のお腹に腕を回し、抱きついてきます。鴻くんの体の震えが全身で伝わります。荒い息が私の胸に染みこんできます。
「鴻くん、我慢しなくていいよ。ほら、このままだしちゃお?」
「やあぁ、できないぃ……。そんな、恥ずかしい、ことぉ、……でき、……できなぁ、……きゃうぅっ!」
「あれぇ、まだ恥ずかしいなんてこと、思ってたんだぁ……。女の子の格好で街を歩いて、みんなに見られて喜んで、それでまだ恥ずかしいなんて、そーんなこと考えてたんだぁ……」
「いぃ、いやああぁ……、言わないで……、そんな……、そんなことぉ……」
 鴻くんは涙をこぼしながら、首をプルプル左右にふります。私の言葉を必死で否定しようとします。が、私はさらに追い打ちをかけます。
「そんなじゃないよぉ。この前だってお股をグスグスにされて、おしっこ漏らして、精液ピューってしちゃってさぁ。それでもまだ、羞恥心なんてご大層なモノが残ってたんだぁ……」
「ひぃ……、ひぎいぃっ……」
 お尻の穴はどんどん熱くなっていきます。漏れ始めた腸液が、私の指を滑ります。
 私は鴻くんの肛門を、容赦なくかき回します。開いている指でお尻をつかみ、上下に動かします。
「あがあぁぁっ……! うぅ、うぐううぅっ……!」
 私の太ももに、鴻くんのかわいいペニスがあたります。私は足を前に出し、その密着を強めます。
「あれぇ? 硬くなってるね、鴻くんのおちんちん……。なんなの? お尻に指入れられて、感じちゃってるの?」
「ち……、ちがっ……、ちがうぅ……! ぼくぅ……、ぼくうぅっ……!」
「違わないよ。ほら鴻くん、自分のおちんちん、私の足にこすりつけちゃってるじゃん。腰カクカク動いちゃってるし、やらしぃ……」
「うそぉ、うそおぉっ……?!」
 嘘ではありません。鴻くんの熱いペニスはストッキング越しに、私の腿に熱を伝えます。実は、私が指でそのように誘導しているのですが……。
 そしてついに、鴻くんは芽生え始めた性衝動に負けたのか、自分で腰をくねらせ始めました。
「あぁ……、あひゃああぁぁ……、いぃ……、いやだあぁ……、こしぃ、勝手にぃ……」
 私も合わせて、足で鴻くんの股を揺すります。鴻くんの快感が腿肉に伝わります。
「勝手にじゃないってば。鴻くんは気持ちよくなりたくって、自分で腰を振ってるの。鴻くんはとってもエロい子なの。先生のこと考えただけでおちんちんをピンピンにしちゃう、とってもとってもエッチな子なの」
「エッチぃ……、やだ……、そんなのやだ……。嫌われちゃう……そんな子、先生に……嫌われちゃうぅっ!!」
 あぁそうか、この子はそんな事を気にしてたんだ。
 ……馬鹿ですねぇ。そんなことないのに。私は鴻くんの耳に吐息を流し込みながら、囁きました。
「大丈夫、私は、エッチな子、すっごい大好きだよ」
「ふぅ、ふぐううぅぅっ!」
 鴻くんは、悲鳴とも歓声とも区別のつかないうめき声を上げました。巻き付いた腕にはいよいよ力が入ります。
「せ、せんせぇ……、好きなの? こんな僕で……い、いいのぉ?」
「うん、私は鴻くんが好き。愛しちゃってる。……ねえ、鴻くんはどう?」
 私がそう言うと、鴻くんは突然、ギリッと歯を食いしばりました。眉間にシワを寄せて、体ごと流されそうな快感に必死になって耐え始めました。
「……え?」
 私は首をひねります。鴻くんが何をしたいのか分からなかったからです。
 鴻くんは綺麗な目で、まっすぐに私を見つめました。口からはせっぱ詰まった呼吸が漏れだしています。
 そんな口をうっすらと開くと、鴻くんは震える声で言葉を紡ぎました。
「僕も……先生が好きです。愛して……ますぅ」
 私は、息をのみました。
 鴻くんは宣誓したのです。こんな状況で。私の「愛しちゃってる」なんて、悪ふざけにも等しいたった一言に触発されて、……愛を誓ったのです。
 この子は、馬鹿です。いじめられっ子です。自分の置かれた立場さえ、よく分かっていない愚か者です。
 そして、とっても健気で、まっすぐで、自分の感情に正直な子です。
 私は確信しました。……私は愛する人を間違えてなんかいませんでした。
「そうね、愛してる。私もあなたを、愛してるわ」
 私も正直に言いました。もう、何一つ後ろめたいことはありませんでした。十二歳差の恋人に、私も愛を誓いました。
 鴻くんの腰の動きがどんどん速くなっていきます。私の太腿をグリグリと犯します。
 合わせてアヌスに埋め込まれた指も、長いストロークで鴻くんを犯します。柔らかい直腸が私の指に絡まります。
「うあぁっ! 先生っ……せんせえぇっ!! 好きぃ……好きっ、すきいぃっ、すきいいぃっ!!」
「うん、先生も大好きだよ。ほら、鴻くんのエッチなとこ、先生にみせてっ!」
「はいぃっ……ぼ、ぼくうぅっ! 出ちゃいますうぅっ! もう、もう出ちゃううぅっ!」
 鴻くんの背中がビクビクと跳ね、いよいよ限界が近づいています。私はタイミングを見計らって、指を抜きます。
 ズボオオォッ!!
「ふぐううぅっ! イくっ! イちゃうぅっ! ……いっ、イくううぅぅっ!!」
 ブリュウウゥッ! ブビュウッ! ブウゥッ! ビュリュリュリュリュウゥゥッ!ブリュウゥッ!
 ドビュルウゥゥッ! ドビュウゥッ! ドビュッ! ドビュウゥッ! ビュルルウゥッ! ビュクン! ビュクン!
 鴻くんはショーツの中に脱糞しながら、スカートに向けて射精しました。
 排泄も射精も限界まで引き延ばされたためか、どちらもとっても長く続きました。精液は私の太ももを熱く濡らし、排泄の汚汁も大量に膝にかかりました。
 ショーツの張力を破った大便は、ボタボタとコンクリートの床に垂れます。可愛いペニスから漏れた白い液がさらにその上に降り掛かります。
 鴻くんは私の目を見つめながら、圧倒的な快感に酔いしれています。真っ赤な頬は涙に濡れ、小さなアゴがヨダレにまみれています。
 私の頭もジーンと痺れます。何もしていないのに、鴻くんが射精したというだけで、私もイってしまったようです。
 私は鴻くんの頭を撫でながら。そっとおっぱいに鴻くんの顔を押し当てます。……ああ、なんだかとっても気持ちいいです。
 私たちは日も暮れかけた屋上でビクビクと震えながら、しばらく動くことができませんでした。



「ゴメンね、寒かったあ?」
「いえ、平気です……、はい」
 鴻くんの唇は紫色です。なんでこの子はこんなやせ我慢をするのか。いじめて光線だだ漏れですよ、これじゃ。
 私は袋を破って、換えのショーツを取り出します。それを鴻くんに渡し、後ろを向きます。
「ティッシュでお尻は拭いたもんね。じゃあ、はやく着替えて下に降りましょ。さすがにいつまでもこんなとこいられないし……」
「はい……」
 デパートの屋上はとんでもないことになってしまいました。鴻くんの出した大便はまだそのままです。というか、処理をする方法がありません。とにかくこの場から逃げないといけません。
 鴻くんはお尻丸出しのまま、この場でずっと待っていました。その心細さは推して知るべし。もう夕日も彼方の稜線に消えかけ、冷たい風が吹き抜けてきます。
「……お姉ちゃん、はきましたぁ」
「よし、じゃあダッシュだ!」
 私は鴻くんの手を引いて、階段を下りました。

「鴻くん、何か欲しいものある?」
「欲しいもの、ですか?」
 私たちはまだデパートで物色中。目の前はオモチャ売り場の入り口です。
 さすがに今日のことは反省しました。ならせめてお詫びをしないといけません。ちょっと高いモノをねだられても、まあオッケーにしましょう。
 鴻くんは売り場をひょいと覗くと、少し逡巡し、首を横に振りました。
「ありません……」
「あるでしょ、欲しいものくらい。今、何が流行ってるのか私はよく知らないけど、遠慮入らないよ。なんでも買ってあげるってば」
「…………」
 鴻くんはまた少し考えた後、何を思いついたのか顔を赤くして、今度は首を縦に振りました。
「じゃあ、お願いがあります」
「おねがい?」
「はい。手を握って、デートしてください」
 鴻くんはそう言うと、私に手を差し出して、にっこり笑いました。
「手って、そんなの今までだって……」
 つないできました。ここまでだって鴻くんの手を握って来たのです。なんでいまさら……。
「そうじゃなくって、こうやって……、ほら、指を互い違いに組んで……、恋人みたいに」
 あ、なるほど。確かにさっきまでは指を掴んでいただけでした。まあ、それなら自然だから、仲のいい姉妹ならアリの仕草だからと思ったからです。
 でも、恋人握りかぁ……。もし万が一、誰かに見つかった場合、いいわけのきかない行為でしょう。ちょっと覚悟が入ります。
 まあ、それもちょっとだけ。私は鴻くんの当たり前の願いをあっさり叶えます。鴻くんの小さい手をしっかりと握り直して、微笑みます。
「こんなのでいいの?」
「は、はい!」
 鴻くんは目の眩むような笑顔を私に投げかけます。邪心のない、とても幸せそうな笑顔です。
 あんなに非道いことをされて、それでも、この程度のことで、こんな可愛い顔をできるんですね、この子は。
 鴻くん、やっぱりあなたは、最高です。
「じゃあ、何か食べに行こっか。たしか最上階にお店あったよね」
 私は鴻くんの手を引っぱって、歩き出します。しかし、鴻くんはなぜか突然、その場に立ち止まります。
「あれ、どうしたの?」
「あ、いや……、階段は……」
 ……どうもさっきのことで、階段での上り下りがトラウマになってしまったようです。確かにつらかったかもしれません。
 でも、私は鴻くんの困っている顔が本当に好きなので……。
 ひょい。
「きゃっ?!」
 私は鴻くんをお姫様だっこしました。鴻くんってば全然重くありません。ほんとに男子?
「せ、せん……! お姉ちゃん! やだ、下ろしてぇ! 恥ずかしいよおぉっ!」
 そうはいくもんですか。いやいやホントに、鴻くん、君はいじめられる姿がよく似合う。
 大丈夫、ずっと守ってあげるから。

 トントントンと、私たちは階段を駆け上っていきました。

(了)

[投下 : 2chエロパロ板『強制女装少年エネマ調教小説 ネオネオ』 2004年02月01日(012〜020)]

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