ロバート・ルイス・スティーブンスンの詩

夏のベッド

冬には暗いうちに起きなきゃいけない
そして黄色いロウソクの明かりで着替えをするんだ
夏はまったくちがった風だ
明るいうちにベッドに入らなきゃいけない

ぼくはベッドに入って見なくちゃいけない
鳥たちがまだ木の上でぴょんぴょん跳んでいるのを
それでなきゃ大人たちの足が
道路をやって来てぼくを通りすぎていくのを聞くことになる

きみにとってはつらいことじゃないのかな
空が晴れ渡り真っ青な時に
思いきり遊びまくりたいのに
明るいうちにベッドに入らなきゃいけないのは?


レクイエム

広大な星空の下
墓を掘りわたしに横にならせてほしい
わたしは喜びと共に生き、喜びと共に死す
そして意志を持って我が身を横たえる

墓にはこの句を刻みたまえ
彼、熱望せるこの地に眠る
船乗りは海から故郷を想ふ
狩人は丘から故郷を想ふ

翻訳 堀内悟(C)2008


ロバート・ルイス・スティーブンスン(Robert Louis Stevenson)(1850-1894)
スコットランドのエディンバラに生まれた英国の作家。「宝島」「ジキル博士とハイド氏」で広く知られる。


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