合同誌私パート一回目(正確には二回目)挿入シーン




「ひぁッ、きた…ぁあ、ふかい、ゃ、あ、あっ」
ガツンと当った一番奥。ギルベルトの喉が上下し、自身のペニスから溢れた大量の先走りが頬に滴り落ちていた。でもまだ、まだ奥。
「ふぁ?ぃ、ぁ、まっ…んぅ、あっん!」
腰に体重をかけ、もっと奥。根元の限界まで。陰毛がアナルに触れて、ざりざりと擦れていくのがわかる。かふりと咽た音は聞こえなかったふり。
「ここが、奥だよ。君の奥、たっぷり味わって」
「ひ、ひっ!くるし、ぁ、あぅ、ごり、いっんぁ!」
ごりっといった。ベッドのスプリングを揺らすよう、抜き差しをせず奥にだけゴツゴツと当てる。そのたび千切られそうなくらいアナルがきつく絞まって、まるで初めての頃のよう。イヴァンはもう、その時の事を覚えてはいないけれど。
見開いたギルベルトの目が、すぐにぎゅっと閉じられて。少し苦しそうに、眉を寄せる様子が悩ましげだったという、おぼろげな記憶だけはある。
「くぅ、んっ…ぁ、はじめて、っそこ、また、ふくっ…おれ、の」
「うん、また、ギル君の始めて、奪っちゃった」
ギルベルトの初めてはどちらかというと、強制的に奪わされた感が否めないけれど。今は確実にイヴァンの意志で、今まで届かなかった奥まで突き入れた。
「ここも、誰にも教えちゃ、駄目だよ」
ギッギッとベッドを揺らし、たっぷりと亀頭を擦り付けて。囁けば、狂ったように頷くギルベルトが、ふぁと笑う。とても嬉しげに笑う。
「いわ、だけ、いわん、ぁ、あッ!ンンッ!や、おかしく、はうっあ、おかし、なる!」
なんていい子。
耐えられず、ぎちりと嵌ったままのペニスを無理矢理引き抜き、ギルベルトが一番いいところに当てた。一番いい、いつもの奥。ぴちゃりとまたギルベルトの顔に先走りがかかって、それに舌を伸ばしてぺろぺろ舐めても、もう彼の意識はここにはないよう。
「いぃ、きもちぃ、あ!ひゃっん、っん、もっと、ぁ、あぅ、ふッ」
ギルベルトの手はもう、足を押さえてはいなかった。ぐちゅぐちゅと擦られるたび、あっちへこっちへでたらめにシーツを引っ掻き回し、支えのなくなった足が天井に向けて蹴りあがる。奥がジンジンと震えてとても熱い。腸壁がペニスに吸い付き、カリの縁に沿って先走りが掻き出され、腰を打ち付けるたびねちゃりと尻が粘ついた。
腸液でも滲み出てしまっているのかもしれない。けしていいものではないけれど、関係ないとイヴァンは笑う。ひっそり笑って激しく腰を突き下ろす。
「ぁ、でそ、ギル君、出る」
欲しがってた精子だよ
囁くと、ぎゅっとまたアナルが絞まって。漸く定まったのか、イヴァンの頭を抱え込むよう引き寄せて。
「あぅ、ん、さっ、のばしょ、ん、かけ…いわんン」
嬌声をダイレクトに耳に流し込まれると堪らない。ずんと重くなった腰に逆らわず、吸い付いてくる中にも逆らわず。一瞬詰まるように息を止め、快楽のまま叩き込んだペニスからどくりと溢れ出た精子。
その瞬間ギルベルトも声にならない声をあげ、全身が痙攣したから完全に達したのだろう。いやそれよりも、まるで水のように透明でさらさらした液が飛び散ったところを見ると、もしかしたら潮を噴いてしまったのかもしれない。苦しげにヴヴと呻き、べちゃべちゃに汚れた顔を振り。何度も何度も震える体に促され、イヴァンも何度も精を吐き出す。







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