作品名 作者名 カップリング
「アキの苦手克服」三晩目 トマソン氏 -


「アキちゃん」
「……はい」
 特訓が始まって三日目の晩。
 今日もシンジとアキはシャワーを済ませ、アキの部屋で向かい合っていた。
「今日はその……ブルマなしでさわっても……いいかな?」
 アキははっと身を固くした。覚悟していたとはいえ、ためらいは消えないが──。
(やっぱり……少しづつでも進まなきゃ、いけないよね……)

「……はい……でも、お願いです、パンツは、その……脱がさないでください……じか
に触れられるのは、まだ……怖いです……」
「……分かった」
 シンジにとっては、アキのオアズケも、だんだん可愛らしく思えてきた。
少しづつゆっくりと着衣を剥ぎ取っていくのも、またオツなものではないか。とはいえ、
彼も若い男、どこで理性が吹っ飛ばないとも限らない。アキの幸せが第一、欲望は二の
次、強引は禁物と、シンジは自分に言い聞かせた。

「アキちゃん……俺のシャツを脱がせてくれないか」
「え……あ、はい……」
 恥ずかしそうに自分のシャツのボタンを外しかけていたアキが、シンジと向かいあい、
シンジの胸に手を伸ばす、二人の腕が交差し、アキの指がシンジのシャツのボタンを、
シンジの指がアキのそれを、ゆっくりと外していった。
 やがて二人とも、ボタンが全て外れた。
「ほら」
 シンジが手を下に垂らして身を任せると、少女の手がそっとシンジのシャツの前を
開いた。たくましいというには少々薄い、色白な男の胸がアキの眼前に広がった。
 シンジはシャツから腕を抜くと、今度はアキのシャツに手を伸ばした。
「あ……」
 シンジの腕が恥ずかしがるアキの胸をそっと開く。白い素肌が面積を一気に広げ、
薄いブルーの清楚なブラジャーがあらわになった。

 男の指が自分の服を脱がすのに任せ、自らも男の服を脱がせてゆく。
 脱がされるだけ、脱がすだけとは違って、アキはなんとなく安心を覚えた。密室での
この行為が、どちらかの欲望だけによるものではなく、二人の合作であることを確認
できたような気がする。
「ありがとうアキちゃん……なんていうか……これが、二人が一緒に望んだ協同作業って
ことを、確かめたかったんだ」
「お兄さん……私も、なんだか安心したような……あっ……」
 シンジの指がアキのスカートのホックにかかった。
「下も……脱がせっこ、しようか」
「ああ……は、はい……」
 するりとスカートが落ちると、アキがまとうものはブラジャーとおそろいのショーツ
のみになった。一方のアキの手も、シンジのズボンをそっと降ろし、細い指をトランク
スの縁にかける。同時にシンジの指がアキの背中に伸び、ホックをプチンと外した。
 鎌口をもたげかけている男のシンボルを苦心してかわし、顔を真っ赤にしたアキが
シンジのトランクスを降ろす。アキのブラジャーもシンジの手に移り、シンジは全裸に、
アキはショーツ一枚になった。
「アキちゃん……」
「ああ……」
 シンジは半勃ちのそれを隠そうともせず、アキの全身に視線を這わせた。熱い視線に、
アキは恥ずかしそうに片腕で乳房を、もう片腕で股間を覆って立ち尽くす。そうしな
がら彼女もまた、目をシンジの下半身に吸い寄せられていた。




「アキちゃん。今日は、試したいことがあるんだ」
 何をするつもりか、シンジはアキの学習椅子に浅く腰掛けた。
「アキちゃん……ここに向こうをむいてまたがってくれ」
 自分の膝をぽんぽんと叩くシンジ。
「……でも……」
 シンジの脚にまたがってしまえば、もう脚を閉じ合わせることは出来ない。アキは逡
巡したが、優しく催促するシンジの声が背中を押す。
「……アキちゃん」
「……はい」
(今日は……パンツの上からは、触ってもいい……そう約束したんだもんね……この人
に身を任せれば、それでいいんだよね……)
 アキがおずおずとシンジの膝にまたがって座ると、プリンとした尻たぶがシンジの腿
に快い感触を与えた。
「お兄さん……重くないですか」
「羽根のように軽いよ」
 シンジはずっしりとした若い体の量感を楽しんではいたが、プライドにかけて、ここ
で重いとは言えない。アキの尻たぶのぬくもりを楽しみつつ、シンジはそっと腕を伸ば
していった。

 シンジの腕が後ろから回され、アキの乳房を襲う。アキは腕で胸を隠してはいたが、
その腕と乳房の間にシンジはかまわず掌を押し込んだ。
「あうっ……」
アキの腕がシンジの腕を押さえようとしたが、少女の力では押さえきれない。アキの乳
房はシンジの手のひらが動くままに、やわやわと揉み込まれていった。
「ひあっ!」
 シンジの舌がぺろりとアキの耳たぶをなめた。肩をすくめてこそばゆさに耐えるアキ
だが、耳たぶを軽く噛まれ、耳の穴をつんつんと舌でつつかれて、たまらず甘い声が
漏れる。
「あっ、あん……そんな、汚い……」
 シンジの指がアキの乳首をくりくりと軽くつまんで回す。アキがの体がぶるっと震え
たが、シンジの攻撃は止まない。
「んーっ!」
 耳の穴にシンジの舌が侵入してくる。目を閉じ体を固くして愛撫に耐えるアキだった
が、既に体の芯はジュンと熱くなりつつあった。
 シンジの唇がアキの首筋に移った。うなじを舌が這い回り、首筋にキスの雨を降らす。
「ああ……」
 シンジの左腕が乳房を離れ、肩口から背中、わき腹、へそと、優しく撫で回していく。
 アキは甘い息をつき、身をくねらせて丹念な愛撫を受け止めた。白磁の全身が次第に
ピンク色に上気していく。




「アキちゃん、ちょっと腰を浮かして」
「え……は、はい」
 何をされるかも分からずにアキが腰を浮かす。シンジの脚とアキの股間との隙間に、
シンジがそっと右腕を差し入れた。
「……! お、お兄さん! あ……そんな、いきなり……」
 両脚の間からシンジの腕が前に回ってきたのを目にして、アキは反射的に脚を閉じよ
うとしたが、両脚の間にシンジの脚が入り込んでいてはどうにもならない。太腿の筋肉
が引きつったが、両脚は閉じることはかなわず、シンジの脚に押し付けられるばかりだ。
 乳房を隠していた腕を股間に移動して必死でそこをガードしようとしたが、シンジの
左腕がアキのわき腹を回って体に回され、少女の両手を制した。
「あ……離し……て……」
 そっとシンジが右手の中指を曲げ、ショーツ越しに陰毛の中心辺りをそっと撫でた。
「だ、駄目ぇ! お兄さん、待って……」
 誰にも触れされたことのない股間をつつかれ、アキは身をもがいたが、なすすべも
ない。柔肉を前から責めてくるシンジの指に、少女の体はたまらず前かがみになり、
逃れようと腰を引く。アキの体はじりじりと後ろに下がった。が、椅子に座ったシンジ
の腹に尻が当たると、それ以上は後退できなくなった。
 アキの体をそこまで追い詰めると、シンジは本格的に攻撃に移った。
 中指一本に全神経を集中してショーツの微妙なところをそっと上下に撫でてやると、
体を固くして耐える少女の体がピクンと震える。シンジが左腕で押さえた、アキのか弱
い両腕までもが硬直した。
「あっ……嫌ぁ……」
 半開きの桜色の唇から切なそうな声が漏れる。シンジが調子に乗ってそこをなぞり続
けると、みるみるうちにショーツには縦に筋が走り、その中心に淫靡な凹みが描かれた。
「あっ……あっ……駄目ぇ……」
 凹みに軽く指先を侵入させ、円を描くように優しく回してやると、媚肉が次第次第に
恥ずかしく姿を変えてゆく。やがて、ショーツにポツンとシミが現れた。
「あーっ……」
 股間に熱いものがこぼれたことを感じ取り、アキが羞恥の声を漏らす。
「アキちゃん……可愛いよ……」
 指先に愛液のぬめりを感じ、アキの反応を楽しみながら、シンジはなおもアキの秘奥
に指を蠢かせた。
「ああっ……あんっ……んーっ……」
 アキの処女の媚肉は布一枚を通してたっぷりと弄ばれた。やがてショーツはぐっ
しょりと濡れて、開きかけた柔肉にぴたりと張り付いてしまった。ピンク色の中身、
ブロンドとブリュネットの間くらいの色合いの恥毛までが、濡れた薄い布を通して、
ひそやかに透けていた。
 



 思うがままにそこを嬲った末、シンジは指を離した。ようやく股間から淫靡な指が
去り、アキは大きく息をつく。
「ああ……お兄さん……ひどいです……いきなり……」
「ごめんアキちゃん……我慢できなくて……でも、もうこんなだよ」
 自らの愛液に濡れてテラテラと光る指を見せつけられ、アキは上気した全身を羞恥で
さらに染め上げていく。
「ああ……恥ずかしい……」
「さあ、もう一度座って」
 指先で丹念に揉みこまれていた間、アキはずっと体を固くして性感に耐えていたのだ。
シンジの言葉が終わるまえに、アキの体からはがくりと力が抜け、シンジの体の上に
座りこんでいた。
 アキはさっきは膝の上に座っていたわけだが、指先に追い立てられて後ろに下がった
ため、浅く腰掛けたシンジの下腹にまたがって座った形になった。
 すると……。
「……あっ?!」
 股間に熱い物が触れ、下を見たアキはまたしても体を固くした。
 自分の股間から、シンジの男根が覗いている。それはもう、完全に怒張して血管を
浮かびあがらせていた。ピンク色の亀頭の先端がちょうどアキの目を射すくめるような
角度で屹立し、弓形に反ったそれがちょうど自分の柔肉を覆う形でぴったりと密着して
いた。
「──!」
 声にならない悲鳴に近い声をあげ、たまらず腰を浮かそうとしたが、シンジにがっち
り腰を押さえられ思うに任せない。
 そしてシンジが体を起こしてアキを抱きしめ、優しく少女の体を前に押すと、シンジ
の熱く燃える男根がアキの股間にますます押し付けられるのだった。
「あああっ!」
 アキがたまらず脚をたたみ、体育座りのように脚を閉じ合わせた。それまで上面だけ
が媚肉に触れていたシンジの男根を、左右からアキの太腿が暖かく包み込んだ。
「おうっ……アキちゃん……いいよ、素敵だ……そのまま、そのまま……」
 アキの全体重がシンジの腹にかかったが、シンジは力を振り絞り、そっと腰でアキの
体をゆすった。するとアキのそことシンジの男根とが互いにこすりつけられ、ぐっしょ
り濡れたショーツを通して、カリの段差がアキの柔肉をなぞるのだった。
「あーっ……駄目ぇ……ああ……」
 さっきの指ほど繊細な動きではないが、熱く燃える男性器を秘奥に押し付けられ、
アキもまた、ますます体を昂ぶらせていく。
 シンジは両手を回して豊かな乳房を鷲掴みにし、ぐいぐいと揉みしだく。力の限りに
腰を振って少女の体を上下にゆすった。
「はぁ、はぁ……う、うおっ……」
 太腿と柔肉に締め上げられ、シンジが絶頂へと登りつめていく。
 シンジがぐいとアキの体を前に押す。一物がかつてない強さでアキの秘奥を摩擦した。
「──ひあっ!!」
 股間から全身に流れる電流に、アキはたまらず両足をついて腰を浮かした。
「おおうっ!」
 その動きがまたシンジの一物を強烈に撫であげ、シンジの体が硬直する。先端から、
ピュッピュッと白濁した液体が噴出した。




「あうっ……」
 ようやく腰を浮かせて、押し付けられていた男根から逃れたアキだったが、その動き
によってまた柔肉が強くこすりつけられ、体をこわばらせた。
 あそこが燃えるように熱い。アキ自身の体からにじみ出る熱さもあるが、それまで触
れていた男根のそれとは、違う熱さだ。
(あ……まさか……)
 股間に目をやると、お気に入りの可愛いショーツは、そのクロッチのあたりに思い
切り、どろりとした精液を浴びていた。アキがちょうど腰を浮かしたところでシンジが
爆発したため、ショーツ越しに体の芯を穢されてしまったのだった。
「あ……ああ……」
 アキはようやくのことでシンジの膝の上から離れた。やっと脚を閉じ合わせることは
出来たが、粘り気のある白濁した液体が柔肉と太腿にべっとりと広がり、アキは全身が
総毛立った。
 慌ててティッシュでショーツと太腿を念入りにぬぐう。
(妊娠なんて……しないよね……私……汚れた、のかな……)
 生臭いティッシュの匂いに、アキは乙女らしい潔癖に囚われた。が、それに慣れるの
が本来の目的であることを思い出し、ぶんぶんと頭を振る。
(でも、コレで鳥肌が立つってことは、まだ慣れきってないってことか……)

「はぁ、はぁ、はぁ……」
 アキの全体重を支えて揺らしたとあって、シンジは流石に少々疲れたようだ。
「はぁ、アキちゃん……大丈夫?」
「お兄さん……ひどいです……その、アレを……アソコに押し付けるなんて……こんな
ところに出すなんて……」
「ごめん、アキちゃん……どうしてもこのポーズを試したくて……でも、素敵だったよ」
 シンジに素敵だといわれるだけで、それ以上何も言えなくなるアキである。
 ずるいとも思うし、自分でも単純だと思うのだが、アキ自身も秘奥を指で揉み込まれ、
男根で刺激されて、全身を流れる電流に身を震わせたのも確かなのだ。
「お気に入りのパンツが……汚れちゃった……穿き代えてきますね……」

 アキは洗面所に入り、愛液と精液に汚れたショーツを脱いだ。タンスから新しい
ショーツを出したところで、今まで三日間のプレイが頭に蘇った。
 初日はスカートを脱げなかったし、下半身を触れさせることも出来なかった。
 二日目はブルマを穿いてはいたが、スカートを脱いで、太腿をたっぷり弄ばれた。
 そして今日は、身にまとった最後の一枚であるパンツを思い切り汚された。
 特訓が進むにつれ、少しづつアキの着衣は剥かれていく。
(明日は……シンジさんの前で、パンツを脱ぐんだよね……)
 全裸のままアキはそんなことを考え、顔がまたも上気していく。体のほてりはまだ
くすぶっているが、まずはシンジを送りださねばならなかった。





 やがて二人は服装を整え、シンジはカバンを手にした。
「おうちの人が遅いのは、今日までだったね」
「……はい」
「それじゃ、明日はホテルに行かなきゃいけないな」
「あ……はい……」
「制服じゃホテルに行けないから、一旦帰って、着替えてから行こう。18時に駅前の
噴水でいいかな?」
「……はい……あの、気をつけて……」
「うん、おやすみ」

 シンジの姿が玄関のドアの向こうに消えるのを見送ったあと。
 アキは明日のことを思いためらった。自室ならまだともかく、男性と二人でラブホテ
ルに行こうというのか?
 今度こそ、犯されようと何をされようと、逃げようがないのではないか?

 アキはぶんぶんと頭を振り、シンジの誠実な態度を思い出した。
 今までもずっと、アキはシンジと二人きりで密室に居たのだ。シンジがその気になれ
ば、アキの体を思うがままに犯すチャンスはもう何度もあったはずである。
 それでも、シンジはアキの意向を尊重して、特訓に付き合ってくれた。もちろん、
フェラチオを頼んだりブルマに顔をうずめたり、ショーツを思い切り汚したりと、男性
らしい欲望を出さなかったわけではないが、少なくとも、自分の欲望よりアキの意思を
優先してくれた。
(あの人となら……大丈夫……)
 アキは覚悟を固めた。明日はシンジとホテルに行って、なにもかも脱ぐのだ。
(……綺麗にしなきゃ……)
 脱衣所で服を脱ぎ捨て再び全裸になり、浴室に入ってシャワーのコックをひねる。

 熱いお湯が体を打つに任せながら、今度はアキの中に別の不安が首をもたげた。
 あの日、彼女は校庭の木の下で、口と胸と、お尻でシンジを満足させると約束した。
そのうち、口と胸はもうシンジに許してしまった。あとはお尻が残っているが……お尻
の穴にアレを受け入れることが自分に出来るだろうか? 出来たとしても、約束を果た
した時には、二人の関係はどうなるのだろう……?
 不安にとらわれるアキであった。

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