作品名 作者名 カップリング
「アキの苦手克服」一晩目 トマソン氏 -


 普通の木の下での告白?を受け、二人は早速その日、アキの家に行った。たまたま
矢野家の両親が出張で遅くなる日だったのは幸運だった。
 が、それですぐさま矢野邸が悦楽の園と化すほど、アキはすれてはいない。それぞれ
にシャワーを済ませて、アキの部屋で向き合っていても、緊張に囚われ、おずおずと
世間話をするばかりだ。
 こうしていても始まらない。アキはしばらく下を向いた末、顔を上げた。ぽっと頬を
染めて口を開く。
「……あの、お兄さん……」
「うん……アキちゃん。俺も覚悟を決めたよ。もう、ただの友達には戻れないかも知れ
ないけど……」
「……はい」
「じゃあ……まずは見てごらん」
 シンジは意を決し、ベルトのバックルを外し、ズボンを下ろした。上はワイシャツ、
下はトランクスというなかなかに情けない格好だ。
 こうなってはワイシャツの裾も邪魔だ。シンジはえいとばかりにワイシャツも脱ぎ、
トランクスと肌着のシャツのみの姿になった。
 トランクスを下ろす前に、シンジはアキに顔を向けた。
「あの……アキちゃん。シャツだけでも、脱いでくれないかな? なんだか、俺だけ
脱ぐのも間抜けだし……」
「えっ……あ……で、でも……」
「アキちゃん」
「……は、はい……恥ずかしいけど……」
 アキは羞恥に頬を染め、ためらいつつボタンを一つづつ外していく。それにつれ、
ちらちらと胸の真ん中あたりの白い肌が覗き、シンジは心臓が高鳴った。ボタンを外し
おえ、しばらくためらったのち、えいとシャツを両側に開く。アキの素肌が一気に面積
を広げ、上半身は純白のブラジャーをまとうのみの半裸となった。
 豊かに実った胸の隆起がぷるんと揺れ、縁についた可愛いフリルが、カップのしゃれ
た刺繍が、カップの上から覗いている分だけでも圧倒されそうなほどに盛り上がった
白い肌が、シンジの視線を釘付けにした。
「……ごくり」
 シンジは生唾を飲み込む。なんて眺めだ。下半身は制服のミニスカート、上半身は
ブラジャーのみの半裸の女の子が、羞恥に顔を赤らめながら、自分のトランクスのあた
りをほのかな期待を含んだ目で見つめている。
 シャツを腕から抜いたアキは床に座り込み、シンジに期待を込めた視線を向けた。
「……シンジ……さん。約束です、見せてください……」





「あ、ああ……」
 ここで引き下がっては男がすたる。シンジはトランクスを下ろすと、アキの官能的な
姿を見せられて、既に半勃ち程度の男のシンボルが飛び出した。
「あ……」
 アキは恥ずかしげに顔をそらし、両手で顔を隠してしまった。
「ほら、ちゃんと見てごらん……」
 アキの顔をこちらに向かせる。アキは恥ずかしそうに顔を両手で覆っているが、その
目が指の間からちらちらとシンジの男根をうかがっているのが見えた。
「あ……」
 まだ怒張しきってはおらず少し柔らかいそれは、ちょうどアキの顔の方を向いている。
先端にはピンク色の亀頭を晒していた。
「さあ、触ってごらん」
「あ……は、はい……」
(これが……男の人の、おちんちん……)
 アキは実物を見るのは、物心付いて父親と風呂に入らなくなって以来初めてである。
カナミに無修正のエロ本を見せられたことはあるが、やはり目の前に実物を置かれると
全く違うものだ。
 アキは恥ずかしそうに両手を顔から離すと、そっとシンジの一物に手を伸ばす。
おっかなびっくり、つんと人差し指でつついた。続いて、つんつんと何度かつついた末、
そっと胴のあたりを指の腹で撫でた。

「うっ……」
 目の前の半裸の美少女が、手を伸ばして自分のそれを触っている。たまらず、シンジ
の男根はむくりと急速に膨張した。
「あ……大きくなってきた……」
「うっ……優しく、撫でてみてくれないか、アキちゃん」
「は、はい……」
 アキはまだ正面からそれを見つめることは出来ないようで、必死に顔をこちらに向け
ては恥ずかしげに顔をそらしては目だけをこちらに向ける。そんなことを繰り返しなが
ら、柔らかい少女の手のひらが、さらに固さを増してきたシンジの男根に、たどたどし
く愛撫を加えた。
「その段差の下のところを、集中的に撫でてみて……」
 根元から優しく撫で上げる手が、カリの段差にかかる。シンジのそれが完全に怒張し、
凶暴に血管が浮き出てきた。
「うわあ……」
「ううっ……気持ちいいよ、そのまま、アキちゃんそのまま……」
 シンジはそっとアキの背中に手を伸ばした。あくまで優しく、アキを安心させるよう
にすべすべの肌を撫で回す。
「あ……」
 優しい愛撫に、恥ずかしそうに身じろぎをするアキ。だが、それ以上の行為に移ら
ないことをに安心したか、やがてアキは体をよじる動きを止めた。シンジの掌が背中を
撫で回すに任せて、再び眼前の男根を慈しみ始める。




 アキがおとなしくなった瞬間を狙って、シンジの指が動いた。
 ぷちんと、ブラジャーのホックが外される。
「あ……」
 それと気づいたアキの目に、わずかなおびえが宿る。アキは男根を撫でていた手を
戻してカップを両手で押さえ、シンジを怖がるような、責めるような目で見つめた。
その瞳がまた、シンジの獣欲を刺激する。
「アキちゃん……見たいんだ、アキちゃんの胸を……」
「……お兄さん、でも……」
 アキの言葉が終わる前に、シンジは少女を優しくカーペットに押し倒した。
「きゃっ……」
 カップを押さえるアキの両手が優しく胸から外される。少女の両腕は、頭の両側に
押しつけられた。
 とうとうシンジの目の前に、アキの乳房がぷるんと弾け出た。
「あっ……お兄さん、嫌です……」
 アキもほのかな抵抗を示すが、押し倒され、両腕をカーペットに押し付けられては、
男の燃えるような視線を受け止めることしか出来なかった。
 シンジはその眺めだけで、圧倒されそうだった。見事に豊かに盛り上がった、おわん
型の真っ白い肌。その先端に息づく、大きめの乳輪の中心にある可愛らしいピンク色の
乳首。
 シンジはゴクリと何度目かの生唾を飲み込むと、もう我慢しきれず、腕でアキの両腕
を押さえたまま、乳房にむしゃぶりついた。全体を口に含もうとしたが、含んでも含ん
でも、とても入りきらない。あきらめて、乳首を中心とした先端に吸い付き、欲望のま
まに小さな突起を舐り回した。
「あうっ……あっ……やっ……」 
 アキは顔を背け、目を閉じて、身をよじって愛撫を受け止めた。やがて押さえつけら
れたアキの両腕から力が抜けると、その役目から開放されたシンジの手も、待っていた
とばかりに愛撫に加わる。シンジは両の掌をアキの乳房にそれぞれ置いて、思い切り
揉みしだいた。シンジの掌がどんな動きをしようとも、柔らかく張ったアキの乳房はそ
れにしたがってやわやわと形を変え、すべすべの肌がシンジの掌に吸い付いてくる。
えいと強く揉み上げ、いやがうえにも突き出した先端の突起にシンジが舌を伸ばして
ペロリと嘗めてやると、アキはひときわ激しい反応を示した。
「あああっ……」 
 少女が組み敷かれた身を震わせ、桜色の唇から甘い声が漏れる。
 シンジは心行くまで、アキの乳房を楽しんだ。





「……アキちゃん……」
 たっぷり乳房を楽しんだ末、そっとシンジが少女の下半身に腕を伸ばすと、アキは
激しい抵抗を示した。
「い、嫌……お兄さん、駄目!」
 必死で身をもがき、腕を伸ばして男の体を押しやろうとする。
(そ、そこは……いや、まだ怖い!)
 シンジの掌が、慎ましやかに閉じ合わされた膝小僧を優しく撫でまわす。
「アキちゃん……」
 膝から、シンジの手が次第に這い上がり、スカートの中に忍び込もうとしたところで、
アキはとうとう悲鳴を上げた。
「きゃあっ! 駄目です、やめてぇ!」
 あまりの反応に驚いたシンジがアキの顔を見やった。アキはおびえた瞳で激しく息を
つき、責めるような目でシンジを見ている。そのつぶらな瞳から、涙がつーっと流れた。
 アキが泣いている。シンジはアキの頬を流れる涙に、一瞬固まった。これだけ性欲を
刺激されておいておあずけでは、多少、恨みがましい声色になるのも、まあ無理もない。
「アキちゃん……お尻の穴でもいいって、言ってくれたじゃないか……」
「……ごめんなさい、お兄さん……でも、でもまだ下は……ふんぎりがつかなくて……」
 シンジはまたも理性を振り絞った。強引に迫れば、目の前の少女のアナルを彼のもの
に出来たろうし、そうしても約束違反ではない。そしてその気になれば、ちょっと暴力
を用いるだけで、処女をも頂くことが出来るだろう。
 が、そうしたことはアキの幸せを奪う行為であるはずだ。
 ふうっ。息をついて、シンジはアキの暖かくすべすべの太腿に触れていた腕を名残り
惜しくも引っ込めた。
「……あ、あの、お兄さん……」
 シンジはため息をついたわけではない。ようやくのことで多少なりとも欲望を抑え、
大きく息をついただけだ。が、アキには、女として思い切りが悪い自分に、シンジが
ため息をついたように思えた。
「アキちゃん、ため息をついたわけじゃないよ……ただ、惜しかっただけで……」
「……お兄さん……すみません……やっぱり、怖くて……」
 一度失えば、二度と取り戻せない純潔を失うことへの恐怖。アダルトビデオでは知る
ことの出来ない潔癖な乙女の思考を、シンジはなんとなく感じ取った。
「……いいんだ、怖いんだよね……俺、君にそんな顔をして欲しくないんだ。
だから、泣かないで」
「お兄さん……ありがとう……私、優しい男の人を見つけられて、良かった」
 アキは涙をぬぐった。上気した顔に、笑顔が戻る。
「……それで、これなんだけど」
 シンジは自分の股間にいきり立つ、男性器をアキに示した。さっき撫で回された時の
まま、いやさらに充血し、天を向いてそびえ、血管を浮かび上がらせている肉棒をもう
一度目にして、アキは息を呑んだ。
「わあ……」
「やっぱり、その……ここまで来たら、出したいんだ」
「……はい……」
「だから、その……胸に挟んでみてくれないか」
「は……はい……」





 それがパイズリと呼ばれる行為であることはアキも知っている。若干の逡巡はあった
が、約束したことでもあるし、さっきの後ろめたさをこれ以上感じたくもない。アキは
言われるがままにうなずいていた。
 少女の体を組み敷いていたシンジが立ち上がり、アキは再び床に座った。腰で高さを
調節すると、シンジの男根がアキの胸の辺りに来た。
「じゃ……はさんでみますね」
 シンジのそれが、アキの豊かな隆起の谷間に挟まれる。アキが両手で自らの乳房を
左右からはさんで中央に寄せると、暖かく柔らかい肉がシンジの男根にぴたりと張り
付き、締め付けた。
「う、うおっ……」
 これもまた官能的な眺めだった。上目使いに自分を見つめる女の子。その胸の膨らみ
の谷間に自分の男根が納まり、乳房の柔肉に締め付けられている。さきほど散々揉み
込んでやった少女の乳房はうっすらと桜色に染まり、先端に息づく可愛い乳首は、男の
唾液に濡れてテラテラと光っていた。
「お兄さん……気持ち、いいですか……?」
「うん……素敵だ……そのまま、そのまま……」
 そっと腰を上下してみると、怒張した男根が柔肉にこすりつけられ、その感触がまた
シンジを陶然とさせた。
「……熱い……あ……なんだか、変な匂いが……」
 アキは、乳房の間で凶暴に燃えているそれから漂い始めた奇妙な匂いに顔をしかめる。
が、コレに慣れることが本来の目的なのだ。嫌悪感をこらえ、目の前の男性を満足させ
ることが第一と、自分に言い聞かせる。
「アキちゃん……先端を軽く撫でてみて……」
 シンジの男根は豊かな柔肉にほとんど飲み込まれているが、先端のみがちょこんと
覗いている。両の掌で乳房を寄せたまま、アキは言われるままに人差し指を伸ばし、
亀頭の先っぽの割れ目をなぞった。
「お、おうっ……」
 シンジの体に電流が走る。少女の指が二度三度となぞるうち、割れ目からじわりと
透明な汁が滲み出た。
「あ……」
 指先になんとなくぬめった液体を感じ、アキの口から小さな声が漏れた。シンジの息
がさらに荒くなる。
「そのまま続けて……うあ……」
 シンジが腰をそっと上下させてやると、乳房に暖かく締め付けられた男根全体に摩擦
が加わる。先端に加えられる刺激とあいまって、シンジは急速に登りつめていった。
「お、おおおうっ……出、出る……!」
「……! あっ……」
 シンジの体がピンと反った。熱く燃える肉棒が、ビクンと蠢く。
先端から、ピュッピュッと白濁した液体が噴出し、一撃目はアキのアゴに、その一瞬
あとには、二撃目が唇の辺りにかかった。
「んーっ……」
 アキは慌てて口を閉じたが、わずかに熱い飛沫が口の中に入る。アキはその匂いと
味を知った。
(これが……男の人の、精液……)
 まだ嫌悪感がないわけではないが、始める前よりも大分落ちついたことに、アキ自身
が驚いていた。
「はぁ、はぁ……アキちゃん……ありがとう」
 荒い息をつくシンジを見て、アキは自らの肉体でまがりなりにも男性を満足させられ
たと知り、ほっとした。同時に、自分でイッてくれたシンジに対する愛しさがさらに
強まっていることも、アキははっきり感じていた。




 ティッシュで後始末をすると、もう時間は九時近かった。十時ごろにはアキの両親も
帰って来るはずだ。二人は服装を整えた。
「アキちゃん……どう、少しは慣れた気がする?」
「……はじめのころの嫌悪感は少し薄らいだけど……でもまだ平気じゃないです」
「そっか……それじゃ、また明日、挑戦してみようね」
「はい……シンジさんも、どうでした?」
「……気持ちよかったよ、うん」
 射精はもちろん快感ではあったのだが、下半身への愛撫を断固拒否されて、シンジの
声に若干の名残惜しさがあるのは、まあ無理もないところだ。
「あの、シンジさん……ごめんなさい、下は拒否しちゃって……」
「……いいんだよ、時間をかけて、少しづつ慣れていけばいい」
「はい……」
「それじゃ、今日は帰るよ。また明日、おやすみ」
「はい、気をつけて」
 アキはシンジを送り出した。

 帰路、薄暗い街灯に照らされた道を歩きながら、シンジは自分に言い聞かせていた。
 焦ってはいけない。一気に進める必要はない。もともと、アキちゃんを慣れさせるの
が目的なのだ。それなら、少しづつゆっくりと前進していくのが正解だろう。
 それがアキちゃんの幸せなのだから……。そして、俺もその過程を楽しみたい。
(よし……そうと決まれば、明日は何をしてもらおうかな……)

 一方、アキは自室の空気を入れ替えたのち、シャワーを浴びるべく脱衣所に入った。
(下半身は怖くて触ってもらえなかったけど……でも、シンジさんに嫌われなくて、
良かった……)
 なんといっても多感な年頃。それまで、自分の体で男性を満足させられるかどうか、
不安を抱いていたアキだったが、それには成功したわけで、アキはほっとしていた。
(でも、いつまでも拒否は出来ないし……)
 太腿を撫で上げられたときの感触を思い出し、アキはぶるっと身を震わせた。
(とはいっても、私も、こうなんけどね……)
 散々乳房を弄ばれたとき、彼女が感じなかったわけではない。アキがスカートを脱ぎ
捨てると、シンジには断固触れさせなかったが、ストライプ模様の可愛いショーツは
もう、微妙なあたりがぐっしょりと濡れて、大きなシミを作っていた。
 その一枚も脱ぎ捨てると、アキはバスルームに入り、シャワーのコックをひねった。
(明日は……お兄さん、どんなことをしてくれるかな?)
 シャワーから噴き出るお湯に体を任せてそんなことを考えるうち、アキの股間が再び
熱くなっていくのを覚えた。
(ダメダメ、今は駄目よ……お父さん達が帰ってきたときに、顔が真っ赤じゃ困るじゃ
ない……)
 アキはブンブンと頭を振り妄想を振り払うと、体を念入りに洗い始めた。

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