作品名 作者名 カップリング
「変態はモデルのみならず」 トマソン氏 -


 秋といえば文化祭のシーズン。ある日の放課後のこと、和風喫茶店を出店すべく、
小笠原高校一年ニ組は準備に忙しかった。

 カナミ達はメニューについて相談中だった。
「緑茶、煎茶に和菓子は基本として、ウリになる高級メニューが欲しいのよ。
あ、ウリっていっても体を売るわけじゃないわよ?」
「分かっとるわ」
 当然のようにボケ突っ込みが飛び交う。ちなみにこれはショーコとアキの会話である。
「私たち高校生なんだから、体は売れないよね。じゃあ代わりにパンツを」
「やめい!」
 カナミのボケも相変わらずだ。

「さて真面目な話、アワビの塩焼きと梅干しにお茶のセットってどうかな? お隣の
おじいちゃんが大好きなんだけど」
「ん〜でもアワビじゃ、ちょっと値段が高すぎるんじゃない? 知り合いの魚屋さんに
相談はしてみるけど」
「あくまで目玉メニューだから、限定10個とかでいいと思うんだけど。サイズも小さ
いのでいいよ」
「それで良ければなんとかなるかも。スライスしてもいいしね。聞いてみるわ」
「では、そっちはショーコさんに任せて、私たちはポスターを作りましょうか」
「絵も入れたいね」
「よしマナカ、アンタの才能を見込んで、絵描いて! 茶碗と茶托の横に、アワビと
梅干しの絵!」
「分かりました。ではアキさん」
「なに?」
「実物を見ながら描きたいので」
「うん」
 肯定しながらも、嫌な予感がアキの心に湧き上がる。

「パンツを脱いで、四つんばいになってください」

 アキの額に裏筋、いや青筋が浮き上がった。
「ボケ? ボケか? ボケだよな?」
 ツッコミはスルーされ、さらにボケの上乗せが飛んできた。
「私に見られるのが嫌でしたら」
 さっとマナカが手鏡を差し出す。
「これを使って自分で描いてください」
「ボケって言えよこのボケ!」



 当たり前だが断固拒否の姿勢を示すアキに、カナミは残念そうだ。
「アキちゃんは嫌みたいだね、残念。じゃショーコちゃん、代わりに脱いでくれる?」
「しょうがないわねえ」
「って、脱ぐのかよ!」
「最近露出に目覚めちゃってね」
 するりと純白のショーツが足首まで落ちた。なぜか、微妙なところがべとべとに濡れ
ている。ショーコは四つんばいになった。
「今ならまだこっちに戻って来れ」
 そこまで言いかけたアキだったが、むき出しになり突き出されたショーコの尻を見て
固まってしまった。

「…………剃ってるのは知ってたけど」
 ショーコのそこは、陰毛もケツ毛も全部まとめて綺麗に剃られていた。白い肌の尻た
ぶがぷるんとはじけ、媚肉もアナルも、惜しげもなくすっかりあらわになっている。
 だが、それはまだいい。秘裂に突き刺さっているこれは……。
「ショーコちゃん、ずっと挿したままなの?」
「あ! いけない、バイブ入れたままだった! あ〜びしょびしょ……」
 透明な粘り気のある液体が、太腿をつーっと垂れて流れた。
 ショーコが手を伸ばし、男根をかたどったそれをにゅるりと引き抜くと、割れ目から
かすかに黒ずみ始めた中身が引きずり出され、はみ出した。
 マナカは一心不乱に筆を動かし始めた。

「お前……麻痺してんじゃねーの?」
「はぁ……そんなことないわよ……ほら、見られるとこんなに気持ちいい……はぁ……」
 顔を赤らめ、荒い息をつくショーコ。
 カナミが笑顔をアキに向けた。表情は天使のようだが、手にしたバイブとのアン
バランスさが悪魔的な眺めを形成している。
「アキちゃんも試してみる?」
 突っ込まない、突っ込んで、突っ込む、突っ込むとき、突っ込めば、突っ込め。
動詞「突っ込む」、マ行五段活用。
 アキは大きく息を吸い込んだ。
「お断りだ!!!」


 余談ながら、文化祭当日。
 マナカ作のリアルな絵が描かれたポスターを前に、思い悩む男が一人。
「うーん……」
「どうしたの、坪井君」
「あ、小宮山先生。いや、このポスターなんですが、高校の文化祭にはどうかと思って」
「矢印して『アワビ』『梅干し』って書いてあるじゃない。ぜんぜん大丈夫よ」
「ん〜でもなあ……」
「というか、なんだと思ったのよ。さては、欲求不満が溜まっているんじゃない? 
抜いてあげよっか」
「な……うわあああああ!」

 もう一人、別のところでポスターを前にして、恍惚の表情を浮かべる男がいた。しば
らく眺めた末、なぜか手を伸ばし、下半身を押さえる。
「どうしたカズヤ? そんなところに突っ立って」
「…………出た」

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