作品名 作者名 カップリング
「二人のスタイル」 トマソン氏 -


 コツ、コツ、コツ……。
 ある日の夕方。薄闇があたりを包む中、軽やかな足音が人気のない道に響き、一人の
少女が歩道を歩いていた。
 整った顔立ちの美しい女の子だ。ごく地味な濃い色のトレーナーとロングスカートを
身に纏い、豊かな漆黒のロングヘアがそよ風にたなびいている。
 彼女の名は岩瀬ショーコ。彼女は今、紅白百合女学院の教師である彼とのデートに向け、
いつもの待ち合わせの場所に向かっているところだった。
(……それにしても、もう少しおしゃれしたいな……ご主人様ったら、『女は外見じゃ
ない』って言って派手な格好は好きじゃないし、『白以外萌えねー』とか言って、可愛
いパンツも駄目だし……)
 飾り気のない自分の服装に目をやってため息をつき、内心愚痴りながらも、彼女の心
は今日のデートを楽しみにして、軽やかに弾んでいる。ウキウキした心が外見に現れ、
ショーコはなんとも幸せそうな表情で歩を進めていた。
(今日はどんなプレイかな? そろばん攻めか、目隠し散歩か、アナル開発か、それと
も……)
 思考内容は外見に似ない過激なものだったりするが。




 寂しい町並みのなか、ショーコが古ぼけたビルの前を通過しようとしたそのとき。
 黒づくめでストッキングを頭にかぶった男が、物陰から音もなくショーコの後ろに
躍り出し、軽く、しかし狙いすまして握りこぶしをショーコの丹田に入れた。
「ぐふっ……」 
 ショーコの息が詰まる。男はくの字に折れ曲がった少女の体を、道からは見えない
位置にあるビルの非常階段の踊り場に、力任せに引きずりこむと、素早くズボンの
ポケットから手ぬぐいを取り出し、ショーコの両腕を後ろ手に縛り、乱暴に押し倒して
その上にどっかりと馬乗りになった。

 ショーコは何が起こったか、すぐには分からなかった。突然腹に痛みが走り、しゃが
みかけたところを、誰かの腕によって強引に狭いところに引きずりこまれ、両腕が背中
に回され自由に動かなくなる。床に突き飛ばされたところで痛みをこらえて目を開くと、
黒づくめの男が仰向けになった自分に馬乗りになっている!
(……ち、痴漢?!)
「た、助け……むうーっ、むーっ……」
 腹の痛みをこらえて大声を上げようとしたショーコの口を、男の手のひらが乱暴に
押さえる。爪が少女の美しい顔に食い込み、その頬に血が滲んだ。男の腕がハンカチを
取り出すと、強引にショーコの口に押し込み、その上から別の手ぬぐいで簡単に猿轡を
噛ませた。
「む、むーっ……」
 悲鳴を上げようにも、くぐもった声がわずかに出るばかりだ。
 男は自分の声を聞かれたくないのか、物も言わずにショーコのトレーナーの裾を乱暴
につかみ、上に持ち上げていく。ショーコの真っ白な素肌が、可愛らしい臍の辺りから
薄闇の中にあらわになっていく。さらに布地をめくり上げられると、これまた白い清楚
なブラジャーが、刺繍のなされたカップまで、すっかり男の視線に晒された。
「ん、むーっ……」
 ショーコは嫌悪と屈辱に身をよじり、足をばたばたさせたが、馬乗りになった男の体
を退かせることも、後ろ手に縛り上げられた両手を自由にすることもかなわなかった。
 男の手が、そっと脇腹を撫で回し、次第次第に乳房めがけてずり上がっていく。
「ん、んーっ……」
(いや、いやぁ! 私の体は、ご主人様のもの……こんなヤツに……)
 腹から胸へなで上げてくる男の手に、ショーコは全身が総毛立つ思いだったが、抗う
すべもなく、その肌で愛撫を受け止めるよりなかった。
 男の掌がブラジャーに到達し、カップの上から揉みしだく。しばらく布越しに弾力を
楽しむと、豊かな隆起を覆う両方のカップをそっと上にずり上げた。真っ白な、柔らか
く張った乳房がぷるんと弾け出て、その先端に息づくブラウンの乳首に、男の指が伸び
た。そっと触れ、やさしく撫で回す。
「む、むむむ……」
 ショーコは顔を背け、必死で身をもがき、悲鳴を上げようとするが、くぐもった声が
漏れるばかりだった。
 男の掌が乳房全体をつかみ、揉み上げた。吸い付くようなきめの細かい肌が男の指の
動きに従ってやわやわと形を変える。豊かな肉をひねり上げられ、指の間から覗いた
小さめの乳首に、荒い息をつく男がそっと顔を近づけ、舌を伸ばした。
(い、いや……どうして、ストッキングをかぶってるくせに舌なんか……)
 敏感なところに舌が触れた感触に、ショーコは嫌悪をこらえて男を見ると、なんと、
男が頭にかぶったストッキングには、ご丁寧にも目と口のところだけ穴が開いている。
 男の舌がそっと乳首をつつき、ついで口に含むとゆっくりと舐り回した。
「ん、むーっ……」
 彼氏によって十分に開発されたショーコの体である。身をよじり、体を走る性感に
耐えようとするが、もうその肉体は点火しつつあった。





 存分にショーコの乳房を楽しんだ男が顔を上げた時には、白磁の乳房はたっぷり揉み
こまれ、すっかり桜色に上気していた。散々舌で弄ばれた両の乳首は、男の唾液を塗り
付けられ、てらてらと光り、かすかに勃起している。
 男はどこからかラバー製の足枷を取り出すと、まずショーコの右足首に回して、マジ
ックテープで締め付ける。ついでラバーの紐を非常階段の手すりに引っ掛け、ぐいと
引っ張って縛り付ける。ショーコの右脚は持ち上げられた形で固定された。
「む、むーっ……」
 何をされるか悟ってもがくショーコの左足首を捕まえると、男は同様に反対側の手す
りに縛り付けた。
 左右の両足をそれぞれ足枷に固定され、ショーコの下半身は、足首を引っ張り上げ
られた状態でYの字に開いた。重力に従って、柔らかな生地のスカートがするりと落ち、
つややかな膝小僧から、パンストを履いていない太腿の付け根、純白のショーツの下端
までが男の視線にあらわになってしまった。
「む、むむーっ……」
 両脚は開いて固定され、後ろ手に縛られて体重をかけられ続けた両腕はもう痺れてい
る。ショーコはなすすべもなくその美しい体を差し出したポーズで、屈辱と羞恥にあえ
ぎ、来るべき陵辱を予想して身を固くした。
 男はそんなショーコを小気味よさそうに眺め、舌なめずりをしながら、少女の下半身
に手を伸ばしていった。




 左右に開かれた、すらりと伸びた少女の脚にそっと男の掌が触れる。暖かく吸い付く
ような感触を楽しみつつ太腿の内側を撫で回し、じらすように少しづつ少しづつ、太腿
をさかのぼっていった。
「う、むうー……」
(いやぁ! やめてぇ!)
 ショーコは身もだえしたが、抵抗のすべはない。必死で脚を閉じ合わせようともがき、
ひくひくと痙攣する太腿が、さらに男の獣欲を刺激した。
 やがて男の手が太腿の付け根に到達し、まつわりつくスカートを思い切り捲り上げた。
それまで下端がわずかに覗いていただけだった白い飾り気のないショーツが、上のライ
ンまで、すっかり男の視線に晒される。
「う、むーっ……」
(いや、いやぁ、そこは……ご主人様、ご主人様ぁ……助けて……)

 男の指がそっと、ショーツの微妙なところに触れ、ショーコは体をピクンと震わせた。
続いて、布一枚を通して、指が女の芯をなぞり、弄び始める。
「むっ! むーっ!」
 心ならずも愛撫を受け止めつつ、彼女はあることを思い出し、血の気が引いた。つい
先日の彼とのプレイで、彼女の下の毛はすっかり剃られ、かつては黒々とした縮れっ毛
に覆われていたそこは、覆うものとてなくなっているのだ。
(い、いや……見られちゃう……)
 ショーコのつぶらな瞳から、涙が一筋、頬を伝って流れた。
 そんな嫌悪をよそに、ショーコの体は愛撫を受け続け、女の反応を開始していた。

「はぁ……はぁ……」
 男は、眼前に広がる蠱惑的な眺めと女体が示す反応に興奮を高め、荒い息をついて
いる。その指はもはや何の遠慮もなくショーツ越しに女体をおもちゃにし、媚肉に刺激
を加え続けた。
 割れ目のあたりを縦になぞり、閉じた貝を押し開き、その内側をそっと撫でる。軽く
指を押し出すと、媚肉にくぼみが出来、その中に布地ごと指が食い込む。
 やがてショーツには、ぽつんとシミが出来た。それを見て取った男はさらに勢いを得
て、指を蠢かせ続ける。白い布切れが濡れそぼり、すっかり開いた媚肉に貼り付いて、
淫靡な形までがはっきり見てわかるようになったころ、ようやく男は指を止めた。




 ポケットから男はカッターナイフを取り出した。カチリと刃を伸ばすと、ショーコの
女の部分を覆い隠すショーツの布地をつまみ上げる。
「むっ…むーっ……」
 ショーコは激しい反応を示し身をもがくが、男はためらわずに肌とショーツの間に刃
を差込み、ゆっくりと切り裂いていった。
(いや、いやぁ……ああ……)
 ショーコの抵抗も空しく、秘奥を覆う最後の一枚はあっという間にボロ切れと化し、
男の手に移った。
 ショーコのそこは、つい先日のプレイで、普通ならいくらかはそこを隠してくれるは
ずの女らしい翳りを失っていた。覆うものとて何もない、蠱惑的な媚肉が、ギラついた
男の視線に余すところなく晒される。ショーツ越しに散々愛撫され続けたそこは、もう
すっかり愛液をたたえて開きかけ、濃いピンク色の中身が覗いている。
 最近黒ずんでいることを気にかけているショーコだが、そこは女子高生の体、わずか
に色が濃くなっているものの、まだまだ綺麗なものだった。

(ああ……見られてる……)
 男の燃えるような視線が自分の体に注がれていることを、ショーコははっきり認識
していた。男は片手で携帯電話を取り出し、もう一方の手を伸ばすと、まるでVサイン
のように二本の指でそっと女の秘貝を押し開く。左右に開いた大陰唇の間から、愛液を
たたえてテラテラと光る襞々がのぞいた。
 カシャッ! フラッシュがピカッと光り、携帯電話の液晶に、無残なポーズを取らさ
れたショーコの秘奥を男の指が思い切り開いているさまが、ありのままに写し出された。
「むむーっ……」
 シャッター音に気づいたショーコはあまりの屈辱に身を震わせた。だが、本番はまだ
これからであることも、彼女には十分に分かっていた。



 男が再び女の体に手を伸ばし、その指がクリトリスを探り当て、ごく軽く触れた。
その瞬間、電流が体を走り、ショーコはピクンと身を震わせた。
「ん、んーっ……」
 男はそこを優しく、あくまで優しく撫で回した。ついで、そっと皮を剥くと顔を近づ
け、ごく可愛らしい突起を優しく一舐めしてやる。
「むーっ!」
 女の体が跳ね上がった。
 その激しい反応に、男はもう一度舌を伸ばす。つつく。左右に舐る。
 そのたびに女の体は跳ね上がり、くぐもった声が猿轡の間から漏れた。


 女体の全てを晒し、クリトリスを舐められてあえぐショーコの姿に、男はもうたまら
なくなり、ズボンのベルトに手をかけた。
 かちゃりとバックルを外し、膝までズボンを下ろす。トランクスの切れ目からいきり
立って天を向いた一物を引っ張り出した。
 美しい顔をそむけ、頬を伝う涙をぬぐうことも出来ずにいる女の裸身をもう一度、
とっくりと眺め、ごくりと生唾を飲み込む。
 これでもかと開いた少女の体に、男は熱く燃えたぎるそれをあてがった。
 それと気づいたショーコは必死に腰をもがき、最後の抵抗を示すが、どうすることも
出来なかった。
(ああ……いよいよ犯される!)
 荒い息をつきながら、男がゆっくりと腰を前に出す。十分に開発された少女の体に、
男根がにゅるりと侵入していった。
「むーっ!」
(これは……このおちんちんは……)
 その瞬間、ショーコは全てを悟った。



 男は少女の膣に肉棒を奥まで突き立てると、どっぷりと身を沈め、熱くきつく締め
付けてくる女の体をじっくりと楽しんだ。再び、豊かな乳房に腕を伸ばして揉みしだき、
ゆっくりと腰を前後させ始める。
 軽く引くと、女の体の中の襞々の全てが、肉棒を逃がすまいと絡み付いてくる。
「むーっ……」
 カリで内側をこすられ、猿轡を噛まされた美少女が苦しい息使いのなか、たまらない
吐息を漏らした。ゆっくりと、だが断固として腰を突き出すと、奥まで収まったところ
で柔らかいものに先端がコツンとあたり、女の体がピクンと震える。

 熱い肉棒を咥え込まされたショーコはなんとか逃れようと必死に腰をもがくが、それ
も全くの徒労に終わり、男の欲しいままに陵辱され続けた。
 やがて子宮から全身に流れる快感に降伏したか、少女が自らもじもじと腰を振り始め
たところで、男は手を伸ばし、ショーコの猿轡を外してやった。
 ようやく呼吸が自由になったショーコだが、その口から出るのはもう、悲鳴でも助け
を求める声でもなかった。
「はぁ、はぁ、いや、いや、……ご主人様ぁ!」
 言葉の内容は拒否のそれながら、快感に歓ぶ女の声だった。
 
 男が腰の速度を次第に上げていく。腰と腰がぶつかる音が響き、とろとろに溶けた
女の体を男の肉棒がかき混ぜる、淫靡な音までが耳に届いた。そんな音も、二人の興奮
をいやが上にも高めていく。

「ああ、うあっ……ああーっ! ご主人様ぁっ!」
「お、おおう……で、出る……」
 女の体がピンと反りかえり、ひときわ大きな、甘い声が漏れる。男もまた体を硬直さ
せ、その肉棒がドクンドクンと蠢動し、ショーコの体内に熱い欲望の汁が弾けた。




 荒い息をつき、しばらくショーコの体を抱きしめていた男は、ようやく体を起こし
てショーコの両脚の束縛を解き、腕を後ろ手に縛った手ぬぐいもほどいてやった。
「ショーコ……」
 行為の間中、体重がかかった腕は痺れていたが、その腕をショーコはなんとか動かし
て、男が頭にかぶったストッキングを引き抜くと、男の腕の中に身を投げ、その胸を
ぽかぽかと叩いた。
「ば、馬鹿っ……本当に、怖かったんだから……もう、オーデコロンまで変えて……」
 もうお分かりだろう、その男は、紅白百合女学院に勤める例の彼氏。ショーコはその
胸にすがりつき、すすり泣いた。
「う……ぐすっ……ひっく……」
「本気のレイププレイを楽しみたくてな……いつ、俺だと分かった?」
「挿れられた瞬間に分かったわ……ぐすっ……だって、あんな上手な注射、ご主人様し
か出来ないもんね……」
「ショーコ……」
そっと男の腕が少女の体に回る。
「ぐす……馬鹿……馬鹿ぁ……ご主人様ぁ……」
 それまでも散々泣いたはずなのに、いまだ涸れていなかったのだろう、つぶらな瞳
から、堰を切ったように涙が流れだした。
「その割りには、その後も本気でもがいていたじゃないか?」
 ショーコは涙を流しながらも、悪戯っぽい目を男に向ける。
「だって、そうでなくちゃレイププレイにならないでしょ?」
 彼は苦笑いすると、ショーコの体を力いっぱい抱きしめた。
「あん……」
 男と女の唇がそっと合わさり、男の舌が女の口腔に侵入し、その舌を絡め取った。
 二人はひとしきり、ぴちゃぴちゃと舌を絡め合わせた。やがて唇を離すと、男の目が
まっすぐにショーコの瞳を覗き込んだ。
「ショーコ……お前は、本当にいい女だよ……。」
「……どうだった? 本気のレイププレイは……?」
「……燃えたよ……最高だった……よし次は、野外露出アナルプレイだ。そこの手すり
に手をついて、尻を出せ」
「……はい、ご主人様」

 非常階段の手すりの上、道路から丸見えの場所に少女の上気した顔がのぞいている。
 バックから貫かれたショーコは異様に艶やかな表情を浮かべ、目を閉じ、口を開いて
甘い声を漏らし続けた。
 その後ろに立った男性と共に、彼女は再び絶頂に上り詰めていった。
 道路に人影がないのが唯一残念だった。

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