作品名 | 作者名 | カップリング |
「ちょっとしたサマータイム・ブルース」 | ペピトーン氏 | - |
カナミ、アキ、マナカ、ショーコ、カオルの五人は夏休みを利用し海水浴に来ている。 (なお五人の水着姿は原作五巻Vol.109を参考にして下さい) 砂浜を歩いていると、アキがやや哀しげな声を上げる。 「あーん、とうとうつぶれちゃったぁ」 「アキちゃん、どうしたの?」 「…ニキビがつぶれちゃったの」 「あら、それは災難ですね」 「じゃあ、根負けしちゃったんだ」 「うん、気をつけていたのに」 「つまり、根負け私のニキビ、という訳だ」 「なるほど、根負け私のニキビ、という訳ですね」 カナミとマナカが意味ありげに頷いている。すると、 ゴン! ゴン! 鈍い音がした。アキがカナミとマナカの頭に大きなタンコブを作ったのである。 「いったーい、なにするの?」 「乱暴はいけませんよ」 二人が涙目で抗議すると、 「何かむかついたから」 アキは腹を立てながら二人から離れていった。 「アキー、一体どうしたって言うの?ねえショーコ、どうしよう」 うろたえるカオルをよそにショーコは、 (逆から読むと、ね…) と心の中で思っていた。