作品名 作者名 カップリング
「天使と戦士の休息」 ペピトーン氏 -

時は3月、所は後楽園大学、シンジは大学受験の合格発表の結果を見に来ている。
シンジは祈るような思いで自分の受験番号を探す。
「えーと、4820、4820…!あったぞ、合格だ!」
「え、本当?やったー、シンジ君おめでとう!」
シンジの横でそう声を掛けたのは今岡ナツミである。
「ナツミ、お前は?」
「もちろん!」
シンジが聞くと、彼女はVサインを向けた。彼女も合格していた。まあ、彼女の学力なら十分に
合格するだけの力がある。しかし、シンジが合格できたのは彼女の協力があったからこそである。
そう、今ふたりは恋人同士である。

時は進路希望のプリントを提出した頃にさかのぼる―
シンジは放課後も教室に残って勉強をしていた。その横には今岡がいる。シンジが大学受験を
意識するようになってからは放課後にふたりで勉強をする機会が多くなった。
まあ、以前から委員会の仕事などでふたりきりになることはそう珍しくないのだが。この日も
シンジは今岡に勉強を教えてもらっていたのだ。

「悪いな、いつも付き合わせちゃって」
「いいのよ気にしなくて。ところで、城島君はどこの大学を受けるの?」
「オレの頭なら神宮大かなあ」
そうシンジが答えたとき、突然今岡は、
「私と同じ後楽園大にしなさいよ」
「え、後楽園大?軽く言うなって。オレの頭じゃとても無理だよ」
「今から頑張れば十分いけるわよ。それに前から、私…城島君と…大学も一緒に…その…行きたいと…思ってたの」

そう言うと、顔を赤らめて下を向いてしまった。今岡にとって精一杯の告白の言葉である。いくらニブチンの
シンジでも今の言葉の意味は理解できた。

「オレの事、そう思っていたなんて…でも、オレに出来るかなあ?」
「大丈夫、私が毎日勉強に付き合ってあげるから」
「でも、本当にいいのか?」
「うん、もちろんよ。これで決まりね!」

ふたりが付き合い始めたのはこういう訳だが、シンジにとってここからが大変だった。後楽園大受験の対策の
参考書などを解く毎日が始まった。彼女の勉強に対する態度は非常に厳しく、余りにくだらないミスなどをすると
時には頭をゴツン、とやられることもしばしば(これが結構痛い)。彼氏彼女の関係になってお互いを下の名前で
呼び合うようになり、時々はキスをしたりすることはあったものの、結局受験生ということもあって、恋人同士の
甘い関係には程遠いものであった。だが、シンジはナツミが彼女になってくれたと同時に、自分の先生に
なってくれたことに対し本当に感謝しており、何とか彼女の期待に応えようという思いを支えに一生懸命勉強し、
後楽園大受験の日を迎えたのである。



「シンジ君、私の家に寄っていこうよ」
合格発表を見終わった後、学校に報告に行ったあと、ふたりはナツミの家に行った。

シンジは今ナツミの部屋にいる。部屋に入るなりどちらからともなくふたりはしばらく抱き合った。
「シンジ君、よく頑張ったね、おめでとう」
「ナツミ、本当にありがとう」
女の子のいい匂いが、シンジの鼻腔をくすぐる。なんとも心地よい柔らかさが両手から伝わってくる。
しばらくその感触に浸っていると、
「あ、シンジ君、カーテン閉めるね」
ナツミは思い出したように一旦シンジの手から離れカーテンを閉めた後、机の引き出しから何かを取り出した。
顔を赤らめながらシンジの目の前に差し出したものはなんと、コンドームである。
「…シンジ君、使ってみよ」
シンジはいつかこうなることを期待していたのは事実だけど、
いざその時を迎える段になって思わず野暮な質問をしてしまう。
「ナツミ、本当にいいのか?」
「…女の子に何度もこんな事言わせる気?」
ナツミの精一杯の言葉を聞いて、シンジはどうにか落ち着きを取り戻した。
「…ナツミ」
「…シンジ君」
ふたりは目を合わすと、唇を重ねた。しばらく唇を重ね合った後、シンジは思い切って
ナツミの耳元でささやく。
「ナツミ…服、脱がすよ…」
「うん…」
シンジはナツミのブラウスのボタンに手を掛け、ひとつひとつ外していく。ナツミは目を閉じて、
シンジのなすがままにしていた。そしてスカートを脱がし、ナツミはブラとパンツのみの格好になった。



「シンジ君…今度は私が…」
ナツミはシンジのトレーナー、Tシャツを脱がして上半身裸にすると続いてジーンズを脱がそうと
ベルトを外し、下げたのだが、勢いあまってトランクスも一緒に脱がしてしまい、すでに興奮し、
いきり立っているシンジのペニスを目の当たりにしてしまう。
「…ナ、ナツミ、あの…」
シンジはいきなりで戸惑ったが、ナツミは興味津々でペニスを眺めていた。人差し指でつんつんと
突付いてきた。ピクンと反応する。
「ふふっ、おもしろーい」
クスッとナツミは笑った。
シンジはナツミの身体を引き寄せて、ゆっくりとベッドに倒れこんだ。シンジはブラの上から乳房に触れると、
電気が走ったようにナツミの身体がピクッと震える。白いブラに手をかけ外すと、乳房が露わになった。
ナツミは恥ずかしそうに顔を赤らめて横を向いている。
(うわ…すごい…キレイだなぁ…)
シンジはナツミに聞かれはしないかと心配になったけど、ゴクンと喉を鳴らして生唾を飲み込まざるを得なかった。
女の子の裸なら本やビデオではいくらでも見ているが、実際に目の前にするナツミの裸体は、
健康な性欲を持つ男なら、ふるいつかずにはいられない身体である。
「ん…」
再び唇を重ねしばらく吸いあった後、シンジの舌がナツミの唇を軽く舐め始めた。ナツミは少し驚いたが、
それも一瞬で、嫌がる素振りも見せず自分からも積極的に舌を出し、シンジに絡めた。そのままシンジの手は
ナツミの乳房を愛撫し始めた。淡いピンクの乳輪の先端に乗った小さな突起を指先で転がし、
もう一方の手でナツミの下腹部をまさぐる。



「は…あっ…シンジくん…お願い、優しく…」
プハッと息をついて互いの唇が離れると、ナツミは普段の彼女からは信じられないような
甘えた音色の声を上げた。
「うん…分かってる…」
シンジは軽いキスを繰り返しながらナツミへの愛撫を続ける。唇だけでなく、頬、額、
うなじ、首すじと…柔らかいキスを何度も浴びせてナツミの緊張をほぐそうと努めた。
やがてキスの雨は首から下へと下がっていき、ついには小さなピンク色の乳首を捉えた。
「あっ、あっ、シンジくん、そこ…」
「感じる…?固くなってるよ、ここ…」
舌と唇で乳首を攻めるシンジ。そこは既に硬さを増してピンと飛び出し、ナツミの性感の高まりを示していた。
「やぁ…変なこといわないでよ、バカぁ…」
ナツミの動悸の激しさがハッキリと感じられる。乳房への愛撫を続けながらシンジは、片方の手をパンツの中に入れると
ナツミの茂みの中へと手を伸ばした。すぐに、ひときわ柔らかく熱い秘唇に指が触れる。
「はぁぁ…っ、あっ、あぅ…そこは…ぁ…」
シンジは指先で秘裂の入口を繰り返し、やさしく撫で上げた。ナツミのその部分はシンジが驚くほどに、
どんどん湿り気を増してくる。シンジに抱かれる―。そのムードに呑まれて、すでに敏感になっていたナツミは、
急速に性感を解放しつつあるのだった。
「ナツミ…ナツミの…もっとよく見たい…。いいかな?」
「え?あ!?シンジ…くん!?」
ナツミの答えを待たずにシンジはナツミのパンツを脱がすと、ナツミの太腿の間に顔を潜らせた。
ナツミの恥部が目の前に現れた。これまで本やビデオでは見たことがあったが、実際に見る光景は
この上なく淫猥なものであった。シンジは薄めの黒い茂みの下を舌で舐め始めた。
「だめ…、そんなとこ…きたない…」
ナツミが元々赤くなっていた顔をさらに赤くして、シンジの行為を制しようとした。
「汚くなんかないよ…それに…ナツミのものなら…平気だよ」
「−は、恥ずかしい、シンジくんのばかぁ…っ」
ナツミは恥ずかしさに両手で顔を覆ってしまったが、それ以上拒もうとはしない。シンジは抵抗が無いのを確かめながら、
ナツミの両膝を割ってその中心を露わにしていった。
「あ…」
すでに濡れて光るそこは、シンジの愛撫によって花開きつつあったが、ふだんの健康的で清潔なナツミの外観のように、
小さめで花弁のはみ出しも少なく、未だ少女の可憐さを残しているかのようだった。
「ナツミ…とても綺麗でかわいいよ、ここ…」
「バカッ、そんな事言わないで…あっ!?あふ…ぁ、ひあっ!」
外側の肉薄の花弁をそっと開いたシンジは、敏感な突起を包み込んでいるあたりを舌先で
転がすように撫で上げ始めた。



「あぁぁっ、はう…う、はあっ、シ、シンジ…くん…」
ナツミは自分の下半身が股間から溶け出していくかのような錯覚を覚えた。割れ目からは愛液が湧き出してくる。
股間を舌で愛撫しながら、シンジの手は乳房や脇腹をも同時に責めることも忘れなかった。
股間を見つめられるのも、自分の喘ぐ声をシンジに聞かれるのも、ナツミはとてつも無く恥ずかしかったが、
羞恥心を煽られる一方で、安らかな満足感で心が満たされていくようで、何だかとても嬉しくも感じていた。
「ナツミ、そろそろ、いい…?入れても…」
「え…」
はあはあと、荒い息を吐きながらナツミが下半身の方に目を移すと、身を起こして自分を見下ろしている
シンジの股間から、さっきまで以上に大きさを増して強烈に突き出しているペニスが見えた。
(ああ…とうとう…私)
ナツミは一瞬恐怖したが、シンジを求める欲求がすぐにそれを打ち消した。何よりナツミの身体自体が、
すでに感極まって男を待ちあぐねていた。
「うん…きて…シンジくん―」
ナツミは覚悟を決めて目を閉じた。シンジはナツミの両膝を持ち上げて押し開き、先程ナツミから渡された
コンドームを熱く膨れ上がった肉棒に装着すると、手を添えてナツミの入口に狙いを定める。
「ナツミ―あの…オレも初めてだから、よく分かんないんだけど―」
ナツミの身体を気遣っての事で、そう前置きした上で、
「最初は痛いと思うんだ―、我慢できないくらい痛かったり、怖くなったら遠慮しないでそう言ってくれ。途中でも止めるから」
「うん…分かったわ、シンジくん…ありがとう」
「……」
精一杯の気遣いを見せていたシンジであったが、それ以上考えている余裕はなかった。もはや彼も、強烈に勃起した股間が
目の前の美しい女体を求めて我慢の限界に達していたからだ。一刻も早く、この白く柔らかな肌を貪り、
溜まりきった精を吐き出したい。牡の肉欲が理性を圧倒していた。


「いくぞ…ナツミ…」
「…!…い…あっ、うぅ…っ、はあっ」
ナツミの四肢がグッと緊張した。両手はベッドのシーツを握り締め、開かれた足の先をツンと突っ張る。
異物が股間に侵入してくる圧迫感とともに、鈍く重い痛みがナツミを襲う。
先端が潜り込んだところで、シンジのペニスはナツミの処女のベールの抵抗にあって止まっていた。
「ナ、ナツミ、大丈夫…?」
シンジは一旦侵入を止めてナツミを気遣った。抱えている大腿や下腹部を優しく撫でて、
少しでもナツミの気分を和らげようとする。
「ん…、だ、大丈夫だから…続けて…遠慮しなくていいよ…」
シンジに気を遣わせまいとしたのか、ナツミは気丈に微笑んだ。
「うん…じゃあ、ゆっくりいくよ…」
シンジは再び腰に力を入れてペニスを押し出す。
「ひぃ…うっ、うぅ…く…ぁ、あぁっ…!」
メリメリと、音を立てて粘膜が引き裂かれているような衝撃をナツミに与えながら、シンジの物が
徐々にナツミの膣内へと埋め込まれていく。処女膜が断末魔の鋭い痛みと共に破れ、
狭い秘洞が男の熱い欲望の塊で埋め尽くされていった。
「あぁー!シンジ…シンジくんが…私の中に…一杯…」
「ナツミ…ナツミ…どう…?すごいよ、ほらっ、もう全部入ったよ…」
ペニスを根元まで突き入れると、シンジはナツミに覆いかぶさって抱きしめた。下半身をナツミの
熱い粘膜に包まれながら、唇を重ねる。ナツミも、股間を痺れさせる痛みを忘れようと、
夢中でシンジの唇を貪った。



「ナツミ…少し、動いてみるよ…大丈夫?」
長く熱いキスの後、シンジが聞いた。
「うん、いいよ…。でも、シンジくん、その前に…私のこと好きだと言って…愛してるって…」
そういうと真っ直ぐにシンジの目を見つめるナツミ。その表情の愛らしさにシンジは拒む理由を持たなかった。
「うん…ナツミ、愛してる、大好きだよ!」
「シンジくん…!嬉しい…」
ナツミはシンジの肩に手を回して抱きしめた。目に涙を一杯浮かべ、シンジの耳元に囁くように語りかける。
「私も、好き…っ、大好き、シンジくん―!愛してるの…!だから、可愛がって…私の身体―思いっきりシンジくんを感じさせて…!」
シンジが腰をゆっくりと揺り動かし始める。ペニスは埋め込んだまま抜き差しせず、股間全体を揺り動かして刺激するように―。
「あぅぅ、あ、あ…んっ、シンジ…くん…はぁ…ん、…いいっ、いいよ…っ」
「ナツミの中、すごく気持ちいいよ…狭くて熱くてヌルヌルして…。もうそんなに痛くない?」
「ぁ…恥ずかしいから言わないで…。大丈夫よ、もっと動いても…。遠慮しないで―シンジくんの好きなように…」
ナツミの言葉にシンジは自分の快楽をも貪る動きを加え始めた。ナツミの膝を抱え上げて屈曲位の姿勢で結合を深くすると、
ズルッ、ズルッとピストン運動で肉棒を出し入れする。
「あっ、あッ!ああッ!ひぃぃっ!いやあ、シンジ…くん!」
「ナツミ…ナツミ!はぁ、はぁ、いいよ、スゴイよっ、愛してる…!」
清楚な同級生の、神々しいばかりの処女の肉体。その露わにされた裸身の恥部を、今自分が初めて
刺し貫いて汚しているかと思うと、シンジは凄まじい征服感で満たされていく。
それはナツミへの愛おしさとオーバーラップして、シンジの射精感を急速に昂ぶらせた。
「ナツミ…ゴメン、オレ、もういきそうだよ…」
「はぁ…あっ…えっ…?」
「いや、オレ、もう出そうだから…このままいっちゃって、いいかな?」
もう我慢の限界なのだろう。苦しいような、何とも言えない表情のシンジを見て、ナツミはシンジが、自分の中で
欲望を吐き出してしまいそうなのを悟った。
「ん…いいよ…ちゃんと避妊してるしね…」
「ゴメン、…い、いくよ、ナツミ…!」
「あっ、あっ、あっ!あぁん!あぅ、ひぃ…っ!」
最後の数回、シンジがひときわ激しく腰を打ちつけてナツミを突いた。子宮にまで届く衝撃にナツミも
甲高い喘ぎ声をあげる。その可愛らしい声がシンジにとってとどめの刺激になった。
「あぁッ、もう出る、ナツミ…っ、ナツミぃ…!!」
「ひぁぁぁぁ…っ!やあ…っ、シンジ、くぅん…!」
シンジの牡の先端から、白濁した粘液が噴き出した。ナツミの膣内でコンドームの中に大量の精液が
断続的に発射される。コンドームを介しているものの、自分の体内に発射された熱い粘液の感触に、
ナツミもまた軽い絶頂に達した。



「ふぁぁ、はぁ、はぁ…シンジくん…」
「はあ、はあ…ナツミ…」
シンジは荒い息をしたまま、ナツミを密着するようにしばらく抱きしめていた。しばらくして射精を終えた
肉棒を膣内から抜こうとするが、ナツミは名残惜しそうに、
「シンジくん、もう少しこのままで…いいでしょ?」
「ゴメン、先に…」
コンドームを中に残してはまずいので、シンジは肉棒が固さを保っているうちに引き抜いた。
そして呆然としているナツミを見た。上気し、汗に濡れた体が、カーテンの隙間からわずかに漏れる光を
浴びて照らし出されている。この上なくエロチックな光景にシンジはしばし見とれた。
「ナツミ…綺麗だ…すごく綺麗だよ…」
「あ、やだ、そんなに見つめないで…」
気がついたように慌てて前を隠そうとするナツミ。かまわずシンジはナツミの隣に寝そべって彼女を抱きしめた。
ふたりは目を合わせると、そのままキスをし、たっぷりと時間をかけて唇と舌を絡め合った。
「シンジくん…ありがとう…嬉しかった…」
ようやくお互いの唇が離れると、まだ荒さの残る息の中からナツミが呟いた。ほんのり桜色に染まった頬に潤んだ瞳。
うっとりとシンジを見つめる表情は、今までシンジがナツミを見てきた中で、一番可愛い顔だった。
「ナツミ…こっちがありがとうって言いたいよ…。この半年間、ずっとオレの受験勉強に付き合ってくれて。
大学に行けるのもナツミのお陰だよ」
「そお?シンジくんだって頑張ってたよ。でも、そう言ってくれると、教え続けた甲斐があるわね」
「大学でもまた一緒に通えるし、これからはもっと一緒にいろんな事しよう」
「うん、そうだね…でも、遊んでばかりじゃダメよ」
「はい、分かりました。ナツミ先生」
「もう、茶化さないの!」

ナツミはちょっと怒って見せたが、その表情はどこか嬉しそうであった。
この日、男女の一線を越えたシンジとナツミ。大学受験という高校生活最大の山場をふたりで越えたという
充足感と共にお互いの温もりを感じながら名残惜しそうにいつまでも抱き合っていた。


おわり

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