作品名 作者名 カップリング
「兄妹のある休日の朝」 ナット氏 -

「お兄ちゃん、朝だよ、起きて。」
カナミがシンジの部屋へと入り、そう叫んだ。
しかしシンジはピクリともせず、起きる気配がまるで無かった。
(今日はどうやって起こそう・・・)
そう思いながらベッドに近づいたときだった。
突然、布団から手が伸びてきて、カナミを掴み、ベッドへと引きずり込んだ。
「きゃあ!」
不意のことにカナミは声を発した瞬間だった。
「んんっ!!」
口を何かで塞がれた。塞いだもの、それはシンジの唇だった。

濃厚なキスがしばらく続いた。突然のことにカナミは抵抗らしい抵抗ができなかった。
「・・・今日はどうやって起こすつもりだった?」
口を離し、シンジはカナミを問いただす。
「いつもいつも人の事からかいやがって、今日は俺がオモチャにさせてもらうぞ!」
返事をする間も無く、再びカナミの口をキスでふさぐ。

すると突然、強張っていたカナミの力がふっと抜けた。
「? カナミ?」
「いいよ、私・・・ お兄ちゃんのこと、好きだから・・・ お兄ちゃんの好きなようにして・・」
「カナミ・・・」
カナミの日々のセクハラも、自分の好きな人だからこういうことできるという、ちょっと歪んだ表現なのかもしれない。
だから、気を許せるアキやマナカたちにも同じことができる。
シンジはそう解釈し、自分のその場の感情に任せた行動に心を痛めた。

「カナミ・・・ ごめん」
「別にいいよ。 でも・・・」
「でも?」
「続き、してくれる?」
カナミは着ていた服のボタンをひとつずつはずし始めた。
しゅるしゅる、と音とともにブラウスを脱ぎ、スカートを脱いだ。
シンジはその行動一つ一つをただ見つめていた。


服を脱ぎ去り、下着だけの姿となる。
胸の膨らみはまだまだだが、全体としては、確実に女性の体つきになってきている。
肩から背中、ウエストを通り、ヒップ、太ももへと流れる女性らしいライン。

シンジはカナミの後ろへと周り、ブラのホックをはずす。
未発達で、わずかに脂肪がついただけで、穢れを知らないピンクの乳首が一層幼さを感じさせる。
そこにシンジは手をのばす。
「ふんっ、 んっ・・・」
軽く、手のひら全体で乳房をやさしく包んだだけ。乳房を通して暖かい兄の手の感触が、性感として脳へと運ばれる。
シンジにもまた、手のひらから小さくても軟らかく、ぬくもりのある乳房の感触が脳へと伝わる。
そして、掴んだその手をゆっくり動かし、乳房全体をもみほぐす。
「あんっ あっ・・・ ふ・・ん・・・・」
揉まれるたび、甘い鳴き声が漏れる。その刺激は自分でもんでいるときの比ではない。
もんでいると、シンジは手の中で次第に硬くなっていくものを感じた。
手を少しずらすと、ぷくっと隆起した乳首が現れた。
シンジはさらに手の位置をずらし、全体を支えながらも、乳首を指できゅっと摘んだ。
「きゃう!」
その瞬間、カナミの体がビクンと反応した。
「ごめん!痛かった?」
「ううん、その・・・ 気持ちよかった・・・」
シンジはほっ、と胸をなでおろし、再び乳首をつまんだ。
今度はやさしく、転がすように丁寧に刺激を与えた。
「あ・・ ふぅん・・・」
次第にカナミの顔が紅潮してきて息遣いが荒くなってきた。
そして何かもどかしそうに腿をすり合わせている。
「あの・・ お兄ちゃん・・・」
とろん、とした目でシンジを見つめる。


シンジの手が下着の中にもぐりこみ、指がカナミの秘所をなぞる。
「んっ!」
カナミの秘所はすでに愛液で濡れており、シンジの指が通るとき、クチュっと卑猥な音を立てた。
シンジはそこで指を止め、カナミのそこに沿って膣口付近で指を前後させた。
「あっ・・ んっ・・・ あん・・・」
膣口から愛液が溢れ、さらに大きい卑猥な音を立てる。

するとシンジは下着から手を引き抜いた。
そしてカナミを仰向けに寝かせた。シンジは下着に手をかけ、脱がし始めた。
溢れた愛液で、ビシャビシャに濡れ、もはや下着としての働きを失っていた。
脱がすと、シンジは添い寝をするように横に寝転び、再びカナミの秘所へ手を伸ばした。
溢れた愛液が下着によって秘所全体へと広がっていた。
今度はクリトリスを中心に責める。指でその豆を転がす。
「ひぁ! はひっ!・・・ いっ!・・・」
クリトリスはカナミの性感帯でも特に敏感なところ。そこが愛液で濡れ、ぬるぬるとしたとこを指が責め立てる。
激しい性感が脊髄を駆け上がり、脳内で暴れる。
「はひぃ! イ、イク・・・ イッちゃう!!」
カナミの口をまたシンジが唇で塞いだ。
その瞬間、カナミの体がビクンと痙攣し、秘所から潮を噴いた。
そしてしばらく体を激しく痙攣させた。
シンジは手は離したが、唇は離さない。暴れるカナミの体を抱きしめていた。
カナミも、その唇から伝わる安心感と、激しくイッた余韻に溺れていた。

痙攣が治まりかけ、シンジは唇を離した。
2人の唇の間を唾液が糸を引いていた。
シンジはズボンと下着を脱いだ。陰茎はすでに張り裂けんばかりに怒張していた。


「これがお兄ちゃんの・・・」
カナミはシンジの陰茎に軽く手をあて、やさしく擦りあげる。
「うっ くっ・・・・」
血管が浮き上がっている茎の部分をカナミの柔らかでしなやかな手が包み込み、
自分の手でやるとはまったく違う手淫の刺激に声が漏れる。
(すごい・・・ 脈打ってる・・・)
手の中でビクン、ビクンと陰茎が脈打っている。

カナミは次に陰茎の根元からカリまで舐め上げた。
「!? うあっ・・!」
唾液が絡まり、ぬるぬるとした柔らかな舌が何度も上下する。
舐め上げるたび、何か別の生き物が張り付いているような激しい感覚が脳へと送られる。
そのたびにシンジの陰茎は今にも爆発しそうなくらい激しく脈うつ。
舌の動きは段々茎の部分から先端の亀頭へと移っていく。
陰茎の表面を撫でるように裏筋のあたりを舌が上がってきたかと思うと、横へずれ、カリを撫で上げる。
ここで一旦、舌を口の中に戻し、唾液を補充する。
そして再び淫らな潤いを持った舌がカリを責める。
「うあっ、 あっ、 カ、カナミ・・・」
1人でやるマスターベーションでは決して味わうことの無い、他人にしてもらう刺激に酔いしれる。

そしてカナミは陰茎を口に含んだ。
「あっ!! あうっ・・  いっ・・・」
亀頭全体が温かなカナミの口内に包まれ、舌がまんべんなく動き回る。
根元のほうもカナミの手によってしごき上げられる。
「んっ・・・ んん・・・ ふ・・・」
口元と手からクチュ、クチュと卑猥な音が出る。
陰茎全体がぬるぬるとした柔らかな感触が包み込む。



「カ、カナミっ・・・ で、出るっ!!」
精液が尿道を駆け上がり、亀頭の先端から吹き出る。
陰茎がポンプのように脈打ち、そのたびに精液が打ち出される。
「んん!ん!・・・」
吐き出される精液をすべて口で受け止める。
口内に溜まっていく精液をこくん、こくんとのどを鳴らし飲み込んでいく。

自慰のときとは比べ物にならないほど、精液を出した。
まだ少し痙攣をしているが、精液の噴出は止まった。
カナミは最後に尿道に残ってる精液を吸い出し、口を離した。
「ん、お兄ちゃんの精液・・・」
吸し出し、口の中に残っていた精液の味を十分に味わい、こくんと飲み込んだ。

「カナミ・・・」
「お兄ちゃん・・・」
シンジの陰茎は射精し、少し萎えたが、また十分な硬度を取り戻していた。
カナミもまた、受け入れる準備はできていた。
カナミの膣口に陰茎を当てる。そしてゆっくりとカナミの膣へと埋め込んでゆく。
「!いっ・・」
苦痛に顔をゆがめ、シンジにぎゅっと抱きつく。
カナミはバイブなどを持ってはいるが、自分で使うことは無く、処女のままであった。
「だ、大丈夫?」
「うん、平気だから・・・ そのまま・・来て・・・・」
一旦は腰を止めたが、再び挿入していく。

そしてシンジとカナミは深くつながった。
「お兄ちゃんの・・・ 体の奥まで感じる・・・」
「ああ、俺も・・・ すべてカナミに包まれてる・・」
つながったまま2人は口付けを交わす。
どちらも動かない。お互いつながっているところに神経を集中させ、相手を感じる。
しかし、性感としては十分だった。
シンジの陰茎がぴくっとなるたび、カナミの膣肉がきゅっと締め付ける。
口の中とはまた違う生き物のようにいやらしく陰茎を締め付ける感覚にシンジは酔いしれる。
カナミも、初めての異物感だが、兄のものと思うとその異物感も気持ちよく感じる。



しばらくそうしていると、シンジの体がブルッと震えた。
「やばい・・ カナミでそう・・・」
先程よりも頻繁にカナミの中で脈を打ち出したシンジの陰茎。
「うん、いいよ・・・ 今日安全日だから、そのまま出して・・・」
カナミは力をいれ、何度も膣を締め付ける。
「うあ、カ、カナミ・・・ッ!」
「あっ、お兄ちゃんのが 中で暴れてるっ・・・」
何度も脈打ち、カナミの膣内をかき回す。カナミも懸命に陰茎を締め付ける。
「カナミッ・・・ カナミ・・・ッ!!」
「あん、あっ  お、お兄ちゃんっ!!」
陰茎から再び精液が噴出し、カナミの中へ溜まっていく。
カナミもまた、膣内をかき回され、絶頂に達する。
「お、お兄ちゃ・・の・・ 中でっ・・  あ、あつ・・・」
体全体が痙攣し、舌が回らない。
「うっ・・・ あっ・・・ くっ 」
先程カナミの口に出したが、2度目とは思えないほどの精液を吐き出した。

「「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」」
2人ともこんなに激しくイったのは初めてなので、ぐったりと倒れこむ。
しかし2人はまだ離れようとはしない。
「・・・お兄ちゃんの また私の中で大きくなってきてる。」
「しょうがないだろ。カナミの中が気持ちいいから・・・」
「ふふ、うれしい」

また口付けを交わす。時計はそろそろ昼を示し、台所ではシンジのために用意されていた朝食が冷めていた。
しかし2人の行為がさめるのはまだまだ先のようだ。

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