作品名 | 作者名 | カップリング |
「イカすバンド天国」 | 郭泰源氏 | - |
「よし、バンドやろう!」 「……いきなりなんでそうなるのよ、カナミ」 「コレコレ。今度の学園祭でバンドの勝ち抜きコンテストがあるんだって。 優勝バンドには学食無料券なんとひとり一万円分~~~♪」 「カナミ、それ乗った!吹奏楽部だし、楽器なら私、ひととおりOKよ?」 「さすがは性のオールラウンドプレーヤーですね」 「………性の、は要らん」 「じゃあショーコちゃんはキーボードをお願いね♪」 「任せて!カレと鍛えたこの巧みな指さばきで……」 「明らかに指の動かし方がおかしいぞ、ショーコ」 「では私はドラム担当でお願いできますか?」 「?マナカ、あんた出来るの?」 「ええ。兄が昔バンドでドラムをやってまして、私も多少たしなむ程度ですが。 一度本格的にやってみたかったんですよ。こう見えてもスティック使いなら自信が……」 "バシッ" 「あ痛!コラ!鞭でケツを叩くな!それとドラムのスティックは全然関係無いだろうが!」 「じゃ~、あとギターは私でベースはアキちゃんで決定だね!」 「勝手に決めるなって。……てゆーか、カナミ?あんた言い出しっぺだけどできるの?」 「ちっちゃい頃ピアノやってたし、ギターなら普通に弾けるよ」 「で、でも、肝心の楽器はどうするのよ?私持ってないし、買うお金なんて無いわよ?」 「それなら私に任せて下さい。私は兄のドラムを借りれば良いですし、 兄のツテを使えばベースとギターくらいなら調達できると思います」 「私もキーボードなら家にあるし」 「そ、それにボーカルはどうするのよ?」 「それならアキさんとカナミちゃんでしょう」 「前にみんなでカラオケ行ったとき、ふたりで一緒に歌ってムチャクチャ上手かったじゃん」 「じゃあ決定ね♪」 「あ、あのな、勝手に決められても、人前で歌うのとカラオケはちが………」 「多少歌詞間違ったりしても大丈夫ですよ、プロじゃないんだし」 「私とマナカもコーラスくらい付けられるから、ごまかしはきくし」 「それにツインボーカルなら私もフォローできるから」 「うん、なんだか意外に良い感じじゃないですか」 「そうね、ギャルバンドだから点数も多少甘くしてもらえそうじゃない?」 「わ~~い、じゃあ、衣装とか合わせちゃおっか♪」 「………あの、盛り上がってるところ悪いんだけど、私楽器できないし、ちょっと無理だよ……」 「大丈夫だよ、アキちゃん!そんな難しい曲をやる気なんてないから、 コードさえ押さえられればいいんだし、練習すればすぐにできるようになるって!」 「私達も教えますよ」 「大丈夫だよ、アキ、頑張ろうよ」 「……うん、わかった。ありがとう、ショーコ、マナカ………私、やってみる!」 「ふう。どうなることかと思ったけど、それなりに弾けるようになるもんだね……」 「偉いよ、アキちゃん頑張ったもんね!」 「2ヶ月程度の練習でこんなに上達するとは思いませんでしたよ」 「思ったよりみんなイキが合ってるしね」 「イキまくりだねッ♪」 「それは違う………でもカナミ、あんたの選んだこの曲、良い曲だよね。 歌詞も良いし、メロディーも良いし、弾きやすくて覚えやすいし……」 「でしょ~~?結構苦労したんだから」 「これってさ、私達が生まれたくらいの頃の曲なんだよね?」 「ちょっと古いけど、元気な感じで良い曲ですよね」 「うん、全然古い感じがしないし、キーボードとしてもやりやすいね。 ところでもう解散したんだっけ?このバンド?」 「確かあのバンドをやる前にやってたバンドなんでしょ? ギターとボーカルは一緒だったらしいよね。あのバンドも最近活動休止したらしいけど」 § 「へへ、好評で嬉しいよ。でも、当日は歌詞だけちょっと変えて歌うからね?」 「アレンジするんですか?」 「このまんまでも良い感じだけど……」 「ちょっと私達流に変えるのも面白いかもね」 「アキちゃんはサイドボーカルでお願いね。私がメインボーカルってことで♪」 「?ああ、分った……けど?」 ――――――――そして小笠原高校、文化祭当日。 「かかかかかかカナミ!!!!なんなんだこの衣装は!」 「うちの高校の体操着じゃん。見れば分るでしょ、アキちゃん?」 「だからなにが悲しゅうて公衆の面前でブルマ姿のまま演奏せにゃならんのだ!」 「だって出演バンド表で私達のバンド名見たでしょ?」 「………あれ、そういう意味だったのか……」 「いいじゃないですか、アキさん。これは一部マニアの萌えを完全にいただきましたよ」 「カレシも激萌えだったわよ。いや~~~コレなら元手要らずだし、良く考えたわ、カナミ」 「………アンタらには何も期待してなかったけど……それにしても、あんな真面目に練習したのに……」 「うふ、ホ・ラ♪アキちゃん、絶対受けるって」 「私はそういう受けをねらってたワケじゃ…………」 「いいから、次、私達の出番だよ!いくよ、みんな!」 「「おう!!」」 「………………………………………………………………………………おう」(涙声) 「じゃあいくよ~~~!!!!ワン・ツウ・ズリー!!!!」 「スリーだろうがああ!!!」 エロも欲しい♪萌えも欲しい♪ もっと欲しい♪もっともっと欲しい♪ ここには夢がある両手でコスりきれない♪ ここには夢があるテカテカするような♪ 趣旨から少し外れても♪十分読むに足りる♪ 暗い夜に一人でも夢見心地でいるよ♪ 妹でもカテキョでもコラボでもひまわりでも♪ 限られた話の中で作られた書き手の腕で♪ ホンモノのエロを見るんだ♪ ホンモノの萌えを見るんだ♪ アイも見たい♪アキも見たい♪ アヤナ見たい♪カナミマナカ見たい♪ チカも見たい♪ミホも見たい♪ リョーコ見たいミサキリンコ見たい♪ ママン見たい♪ショーコ見たい♪マホも見たい♪エーコ見たい♪ 今岡見たい♪小宮山見たい♪宮本見たい♪佐々岡見たい♪マリア見たい♪ もっともっと見たい♪ もっともっと見たい♪ <歌詞:6時間目732氏 作(The Blue Hearts 夢・改)> カナミたちのバンド『ブルーマーズ』は大受けして見事優勝しましたとさ。 お し ま い
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