作品名 作者名 カップリング
「続・家庭教師」 郭泰源氏 チカ×シンジ

「あ〜〜極楽♪極楽♪いい湯でしたね、シンジさん」
「そうだったね…しかし若いのに渋い言い方をするね、チカちゃん?」
「あ、オバサンくさいですか、あたし?」
「はははは…ゴメン、そういうんじゃなくて。湯上がりでお肌ツルツルのチカちゃんが、
そんなことを言うのも可愛くてソソられるな、って思ってね」
「!もう…シンジさんのエッチ…」
「おっと?いきなりそうくるの?それとも…チカちゃん、今日は手をつないで眠るだけにしておこうか?」
「!…ひどいです。せっかく初めてのふたりっきりの旅行なのに…シンジさん、意地悪です…」
「ご、ゴメンゴメン…冗談だよ。あんまりチカちゃんが可愛いんで、ついからかいたくなっちゃって。
本当にゴメン。おわびに、今日は思いっきりチカちゃんを可愛がるから」
「…約束ですからね?シンジさん」
「う、うん。もう意地悪なこと言わないから、許して…」
浴衣姿のまま、馬鹿ップル全開トークを繰り広げるシンジとチカ。
話の流れでもおわかりだろうが―――ふたりは今、とある地方の温泉宿に来ていた。
家庭教師として、シンジはチカの受験に一年間付き添い…。
二人三脚で頑張った結果、見事彼女は志望校に合格したのであった。
£
「おめでとう…チカちゃん…」
「ううっ、ありがとう…ございます…全部…全部、シンジさんのおかげです…」
高校の合格発表の日――掲示板に自分の番号を見つけ、歓喜の声をあげたあと――
嬉し涙で頬を濡らせながら、チカは何度も何度もシンジに感謝の言葉を述べるのだった。
「そんなことないよ。チカちゃんが頑張ったからだよ。本当におめでとう、チカちゃん」
「はい…ありがとうございます…あの…それで…」
「?どうしたの、チカちゃん?」
「あの…約束、覚えてますか?シンジさん…」
「?ああ…合格したら、なんでもチカちゃんの言うこと聞くって…。
そうだね、どうしようか?なにかプレゼントか…それともディズニーランドにでも行く?」
「あの…シンジさん…あたし…」
チカは顔を赤くすると、背伸びしてシンジの耳元で囁いた。
「ふたりっきりで…温泉に行きたいです。それで…ずっとふたりでいたいです…」
「チカちゃん…」
シンジも顔を赤くした。既に何度も体を重ね、愛しあったふたりだったが…。
チカがまだ中学生でなおかつ受験生ということもあり、普段のふたりの逢瀬は
どこか慌ただしいものだったし、当然ふたりっきりでの旅行など望むべくもなかった。
しかし…その受験も終わり、チカはまず真っ先にシンジとふたりで過ごす時間が―――
それも、とびっきりに濃い時間が欲しいとねだってきていた。
そんな彼女のことが、シンジはたまらなく愛おしかった。
「う…ウン…いいけど…いいの?チカちゃん?温泉って…若いのに地味じゃない?」
「いいんです…あたし、温泉好きですし…それに…シンジさんとふたりでゆっくりできるし…」
顔を赤くしたまま、そう言うチカ。
(チカちゃん…可愛い…)
思いあまってチカを抱きしめたくなったシンジだったが、なんとかそれを理性で抑えるのであった。
しかし―――いくらシンジが吉見家で家庭教師としての信頼を得ているとは言え、
さすがにチカとふたりっきりで旅行に行く、と言えるはずもない。
当然のことながら、そこにはシンジの従妹にしてチカの親(悪?)友、エーコの活躍があった。
「ふんふん、あたしとシンちゃんとカナミちゃん、それにチカで卒業旅行に行く、と。
そんでチカが電話したあとに、あたしがさも同じ宿からかけたかのように電話すると…。
こういうストーリーでいいわけね、おふたりさん?」
「あ、ああ…よろしく頼むわ、エーコ」
「ゴメンねエーコ、あたしのワガママ聞いてもらっちゃって…」
§

「ま、いいんだけどね…あたしもシンちゃんにはなんべんか勉強教えてもらったし。
それに大事な友達の頼みだし…でもね、チカ?避妊にはぜ〜〜〜ったい、気をつけるんだよ?
それに…シンちゃん!いくらチカが大人しくていいなりだからって、いきなりアナル姦は…」
「それは、ない」
最後はボケで締めたものの、エーコなりにふたりのことを思いやっているのは確かなのであった。
そしてふたりは電車に揺られて目的地である鄙びた温泉地に到着し…。
夕飯前にさっそく一風呂浴びてきた、というところだったのである。
£
「ふうー、しかし…風呂上がりのビールはやっぱり最高だな」
「…シンジさん、なんだかお父さんみたい…」
「オジサン臭いとかじゃなく、お父さんみたいってとこがチカちゃん優しいよね…。
あはは、でもお父さんかあ…せめてお兄さんて言って欲しかったかな…」
「…さっき、仲居さんにそんなこと言ってましたよね?でも…あたし、少し寂しかったんですよ?」
実はさきほど料理を運んできた仲居さんにふたりの関係を問われ、思わず
「妹です」
と答えてしまっていたシンジ。そのときチカが寂しげな表情を見せたのに、彼も気付いてはいた。
「ゴメン…でもさ、正直に恋人同士っては言いにくいよ…向こうもプロだから勘づいてるだろうけどね」
「あたし背が低いし子供っぽいから…そんな風に見えちゃうんですね…」
「そんなことないよ。もうチカちゃんも高校生なんだし…ああ、俺って馬鹿だよな…。
なんで胸を張って世界で一番大切な、俺の恋人だって言わなかったんだろう…」
「シンジさん…ごめんなさい。あたし…つい甘えちゃって…良いんです。
シンジさんがそう言ってくれるだけで…あたし…嬉しいんです…」
「チカちゃん…」
ふたりは見つめ合い…。
"ちゅ…"
ゆっくりと、口づけを交わした。
「ゴメン…お酒臭いよね、チカちゃん…」
「ううん…いいんです…シンジさんだから…」
「チカちゃん……じゃあ…約束どおり、いっぱい今日は可愛がってあげるからね?」
「は、はい!」
"すっ…"
シンジの手がチカの浴衣の中に伸びた。
「浴衣ってのは色っぽいうえに…中は下着だけってのがエッチで良いよね…。
お?チカちゃん、ノーブラじゃん…ヤル気満々って感じだね…」
「あん…またエッチなこと…だって…今日は、ふたりっきりで思いっきり愛し合うって約束だったじゃ…」
「ははは、そうだったね…うわ、チカちゃんの肌、いつもよりすべすべ!手触り、良いね〜」
「本当ですか?あ、そう言えばココの温泉、美肌効果があるって書いてありましたから」
「ふ〜ん、でも元々美肌のチカちゃんだとこんなになるんだ…吸い付くみたいだ…キレイだよ?」
「あッ…シンジさんの…手の動きも、最近すごくエッチになってきて…きゃうん…」
「それはね…チカちゃんのカラダが、すっごくエッチで敏感だからだよ…」
「いや…そんなこと言っちゃ…あくっ…いやです…」
「でもさ、ここをこんな風にしちゃうと…」
シンジは、チカの小粒な乳首を指の先でこりこりと擦った。
「!…ふぁ……ふ!ああッ!」
激しく反応してしまうチカ。
「ホラ…これだけでチカちゃんこんなになっちゃう…へへ…やっぱりチカちゃん、エッチになってきてる」
「もう…あたしのカラダをエッチにしたのはシンジさんなのに…」
「へへ〜、でもチカちゃんにも素質があったんだよ…じゃ、チカちゃん?いつものとおり…」
「あ…あの…シンジさん?」
「ん?なに?チカちゃん」
「今日は…あたし…シンジさんにお礼をしたいんです…」
§

「?」
「あの…勉強を教えてくれて、志望校にもおかげで合格できて…。
それにいつも、シンジさんはあたしを気持ち良くしてくれて、可愛がってくれて…。
嬉しいんですけど…たまにはあたしが…シンジさんを気持ちよくしてあげたいんです」
「??」
「だから…あの…」
顔を真っ赤にした後、チカはシンジの股間に手を伸ばした。
「?!??ち、チカちゃん?」
「今日は…シンジさんのココを…あたしが口で…」
「?…!あッ!もしかして…それって…ふぇ、フェラ…」
さらに顔を赤くしてチカがコクン、とうなずく。
「ままっま、マジで?」
「もう!あたしだって、恥ずかしいんです…何度も言わせないでください」
「わかった!っち、ちょっと待ってて!チカちゃん!」
「?え?」
「今からもう一回温泉に行って丁寧に洗ってくるから!待っててね、すぐだから!」
「?そんな?シンジさんだって、さっき温泉入ったんだし…」
「いいから!もうね、徹底的に!完璧に!キレイにするから!ちょっと待ってて!」
その言葉を残し、すさまじい勢いでシンジは部屋を後にした。
一人残されたチカはしばし呆然としていたが…。
「ふ…あは…きゃははははは…」
気がつくと、爆笑してしまっていた。
(もう…シンジさんって、エッチなんだか馬鹿なんだか…でも…)
いったん笑い終え、ふう、と一息ついたチカは…。
(そんなシンジさんが大好きなんだもん…あたし)
そう思って、幸せな気持ちになるのだった。
――ふとテーブルに目を向けると、そこにはシンジのグラスがあった。
よほど慌てたのだろう、まだその中には半分ほどビールが残ったままだった。
(え〜っと、こういうときは…景気づけに一杯って…言うのよね?)
いくらこのようなリラックスした場とは言え、
彼女にとって初めての行為を行おうとしているのである。当然、緊張はしていた。
(それに…これって…間接キスだし…し、シンジさん…いただきます!)
今までに何度も愛し合っておいて『間接キス』も無いと思われるのだが…。
このあたりが清純派のチカらしいところと言えばチカらしいところである。
「うん…っく…こくん…」
一息で、チカはビールを飲み干した。
(…?あれ?苦くないし…結構オイシイかも?へえ…こんな味なんだ?)
£
「ただいま!チカちゃん…じゃあ、さっそく…ん?」
シンジが期待に胸をふくらませて温泉から帰ると…そこには、赤い顔をしたチカがいた。
しかし―――その赤さは、先ほどまでの恥じらいからの赤さとは、明らかに異質なものだった。
「ち、チカ…ちゃん?」
彼女の様子が妙なことに気づいたシンジは、テーブルに目をやった。するとそこには…。
空のビール瓶が、3本、置いてあった。シンジがこの部屋をでるときは―――。
一本も、空になっていなかったはずだった。
「しんりさん…」
いきなりとろん、と潤んだ目をシンジに向けると…チカは、そのまま体をシンジにあずけた。
「!$@?ち、!"y?チカちゃん?」
「りんじさん…。しんりさんの、おちんりん、あらし、舐めはす…」
"ふぁ…"
チカが、シンジの浴衣をまくりあげる。彼自身、それを期待してギンギンだったのだろう――。
下着は、つけていなかった。
§


「しんりさん…」
既に固くなり始めたシンジのペニスを優しくさするチカ。
「@;ふあ、ふおおおお!」
その絶妙にソフトなタッチに、シンジは思わず声をあげてしまっていた。
「ちょ…ちょっと待って!ち、チカちゃん??君、酔っぱらって…」
「あははは…だいじょうふれふ…それより…しんじさんの…おちんひん、早く見せてくらさい…」
「って、ち、チカ…ちゃ…ん?!?」
ふらふらとした動きのまま、チカはシンジの股間へと頭を移動させた。
「ふわあ…これが男の人のおちんちんなんれすね…はああ…昔図鑑で見たナマコみたいれす…」
「な、なまこ?」
「はい…それで。ぴくぴく動いていますれ…ふふ…なんだか可愛いです…」
"ぷちゅ…"
「#ど!、&ふああああ!」
チカがシンジの鈴口に軽く口をつけた。その感触に驚くシンジ。
「ふはああ…シンジさん、よっぽど丁寧に洗ったんれしゅね?石けんのにおいがしまう」
「だって…そ、それはともかくすっげえ気持ちいい…!チカちゃん!?」
"つる…"
真っ赤で小さな舌をちろり、と出すと、チカはペニスの根本からそれを這わせた。
「あ!あふう…」
"とぅるぅ〜〜〜〜〜"
そしてそのままゆっくりとそれをカリと包皮の境目まで移動させていく…。
「くあああ!」
「うふふふ…すごくイイ声れすね?でもまだまだれすよ…」
チカはその舌の動きを、ゆっくり、ゆっくりと…反復させた。
しかし、ただ単純に反復させるわけではない。途中で一カ所を重点的に舌でねぶり回したり…。
舌先をつけたまま、袋を揉みしだいたり…様々なヴァリエーションを展開しつつ、
シンジのペニスを攻めていった。
「よ…ちょ、ち、チカちゃん?初めてにしては…上手すぎるんだけど?うおぅ!」
「えへへ…この日のために、エーコに習ってバナナでずっと練習してきたのれす。
最後にはバナナの先がトロトロになるまで舐めまくったのれすから…」
さすがは努力家、チカである。…違うか。
「しんじさん…気持ち…ぷちゅ、いいれすか?」
「あ#Q!ああ、気持ち…おう!良すぎるくらいだけど…」
「うふふふ…嬉しいれす。それでは…そろそろいただきます…」
「って?お、おうぅ!」
"かぷ…"
チカは、シンジの亀頭を丁寧に口に含んだ。彼女のやや小振りな口内は、
アルコールによる酔いのためか…それとも興奮のためか…ひどく、ねっとりと、熱かった。
(おお!すげえ…気持ちよすぎる…)
「んっ…ちゅぷっ…ちゅぽっ…ちゅぷっ…」
口の中に含んだまま一回激しく舌を鳴らすと…チカは、ペニスを口から出し入れし続けた。
しかも、ただ出し入れするだけではない。その合間に亀頭に頬擦りをしたり、
髪の毛の先で尿道や袋をこすってみたりと、練習の成果である妙技を披露しながらである。
「はああ!!ちょ、ちょっとゴメン!ち、チカちゃん…俺もう…」
「んっッ。…ぷっちゅ…いいんれすよ?シンジさん。今日は、あたしの口の中で出して、はむっ…も」
言葉を口にしつつも、口技を中断することはないチカ。見上げた意識である。…なんの意識だ。
「うあいッ!だ、だから…チカちゃん?そうじゃなくて…あの…」
「?だから…なんれすか?」
「最後はさ…やっぱり…俺、きちんとチカちゃんの中で…イキたいっていうか…。それに…
これじゃさ、チカちゃんの気持ち良さそうな…一番可愛い顔が見れないんだ…俺、寂しいよ」
「しんりさん…」
シンジの言葉に、思わず感動してしまうチカ。
「寂しいん…れすか?」
「うん…ゴメン、俺のワガママだけど…」
§

「わかりました…」
添えていた両手をペニスから解き放つと…チカはシンジに抱きついた。
「チカちゃん?」
「好きです…シンジさん…生まれて初めて、人を好きになりました。
その人がシンジさんで…ほんろうに良かったとあたし、思っています…」
「チカちゃん…」
「だから…シンジさんも、ほんの少しでいいです。あたしのことを好きになってくらさい。
背も低いし、可愛くないし、大学生のお姉さんみたいにスラーっとしてないけど…。
そへでも、図々しいかもしれないけど…あたしを好きになってくらさい…」
酔いと恥ずかしさと嬉しさがないまぜになったまま…顔を赤くして、チカは告白していた。
それは…彼女がずっと思ってきたことだった。
"ぎゅっ"
シンジが、チカをしっかりと抱きしめた。
「大丈夫…俺たちは大丈夫。だって俺、とっくの昔にチカちゃんに夢中で、溺れてるし。
チカちゃんはね、自分で思ってるよりずっと可愛くて最高の女の子だよ…。
俺の方が、いつチカちゃんに愛想尽かされるかビクビクしてるくらいにね」
「そ…そんなこと、ぜっらいありません!」
ぶんぶんと、頭を振り回すチカ。
「ははは…だからね、チカちゃん?今俺たちは両思いだってことだよ。なにも…心配しなくていい。
…ずっとずっと…こうやってふたりで抱き合っていれたらいいなって…俺は今、思ってる」
「シンジさん…あたしも…ずっと…シンジさんと一緒にいられたらいいなって…思ってます」
「じゃあ…いい?チカちゃん」
「はい……いっぱい愛してください、シンジさん」
"ちゅ…"
ふたりは短く、しかし熱いキスを交わした。シンジは素早く持参してきたコンドームを装着すると、
既に仲居さんが用意してくれていた布団へとチカを運び、ゆっくりと、体を重ねた。
"ぴちゅ…くちゅ"
「あっ…ん…」
「あ…もう、すごい…濡れてる…チカちゃんの…」
「さっき…シンジさんのを舐めてるときに…あたしも…すごく興奮しちゃって…」
「ふふふ、そっか。あーいうことすると、女の子も興奮しちゃうんだね…じゃあ…もう、挿れるよ?」
「はい…来てください…シンジさん…」
"ず…ずるぅっ…"
チカの中に、シンジはゆっくりとペニスを突き立てていった。
「あッ…ああッ…シンジさぁん…」
ぎゅっ、とシンジの背中を抱きしめ、切なげな表情を浮かべるチカ。
「ふあ…やっぱすっげえ気持ちいいし…この挿れる瞬間のチカちゃんの顔…ムチャクチャ可愛い…」
「やだ…そんな…」
「ウウン…本当だよ…なんだか色っぽくて…可愛くて…女の子って感じの顔になるんだ…。
マジで世界で一番可愛いよ、チカちゃん」
「そんなことないです…でもあたし…シンジさんに愛してもらえるから…こんな顔ができるんです…。
だから…えっと…もっともっとエッチな子になるから…あたしをもっともっと愛してください、シンジさん」
「ウン…頑張るよ。じゃあいくよ?チカちゃん?」
"ずるっ…ぐしゅ…るぅ〜"
「あ!イイ…あん…いいです…シンジさん…」
チカの肉襞は、しっかりとシンジのペニスを包み込み…。
シンジのピストン運動に同調し、中でそれをしごくような蠕動運動をはじめた。
"にゅ…ぬるぅ〜、ずっちゅ"
チカの陰毛とシンジの陰毛がこすれ、ぶつかる。そして…チカの狭い膣内がシンジを締め付け、
絡みあい…それでもシンジはチカの中に何度も何度も圧しこんだ。
「ああ…すごいよ、チカちゃん…いつもより…すごい…んっ…何だか痛いくらいに…俺のを…」
「はあッ…シンジさんも…今日はすごく…熱くて…あたしの中で…暴れるみたいで…。
…あたしも気持ち良いです…」
「うっ…はああ…じゃ、じゃあ…もっとチカちゃんの中で…優しく暴れてあげる…ほら…ほらッ!」
§

"ずッ!ずぅぅ!ぐじゅっ!"
シンジは少し勢いをつけて、何度も奥の方までチカを刺し貫いた。
「は!くぁああ!…あああッ!ダメです…そんな…すごい!ダメぇっ!長い…」
チカは背中を大きくのけ反らせ、息も絶え絶えに天を仰いだ。しかしそんな言葉とは裏腹に…。
両脚はしっかりとシンジの腰に絡みつき、更にチカ自身がシンジの動きに合わせて
小刻みに腰を動かし、シンジをしっかりと中でかき混ぜ始めていた。
「う!うおくッ!すごい…チカちゃん…ああ…そんなことされると…俺…もう…」
このままではあまり持ちそうにもないと考えたシンジは、少しピストン運動のペースを落とし、
代わりにテンポを変え、ひと突きひと突きを大きくしはじめた。
"ずりゅっ…ぐりゅうッ!"
「ああ…すごいです、シンジさん…シンジさんが…いっぱいあたしの中に…。
おなかの中まで響いてくる…ああッ…揺れてるぅ…すごいのぉ…」
シンジのペニスにチカの肉襞が絡みつき、搾り取るように粘膜全体が包み込んでいた。
「ああっ…ゴメン…チカちゃん…もう…俺…」
「うん…いいですよ…シンジさん…あたしももう十分…ああッ…気持ちよかったですし…」
「じゃ、じゃあ…今日は…うんっ…ふたりでいっしょにイケそうな感じかな?チカちゃん?」
「は、はい…だから…あっ…来てください…シンジさん…」
「わかったよ…これが最後だ…いくよ?チカちゃん」
"ずう…ずるっ!ぶっしゃ!"
シンジは、思いをこめ、がむしゃらに腰を動かした。
チカの中の奥の、少し右に入ったところが彼女の一番の弱点らしく、
そこを突き上げるたびにチカは甲高い声を上げていた。
「あっ!はあああッ!きゃああ!」
「ここだね?ここだ…ここで…イクよ?チカちゃん…」
「ああッ!すごい!ああっ…ダメ!あたし…頭が真っ白に…あっ!あああああッ!」
チカが絶頂に達した少しあとに…シンジも、達した。
"びゅう!ぶっ!どふうッ!"
コンドームの中でシンジのペニスが幾度も幾度も爆ぜ、精液を吐き出し、
細かく震えながらチカの中で収縮していった。
ふたりは、お互いの手を握り、目を閉じたまま…
つながったまま…ひとことも発しようとせず、抱き合っていた。
£
5分ほどもそうしていただろうか、ゆっくりと、チカが口を開いた。
「あの…あたし、酔っぱらっていたかもしれませんけど…でも、本気ですよ?本当の本当に、
あたし、シンジさんのことが…」
「だからね。チカちゃん?俺だって本当の本当にチカちゃんのことが好きだよ?
へへ…しかし今日は発見しちゃったな」
「?なにをですか?」
「チカちゃん…お酒が入るとエッチになるんだね…へへ、今度から少しお酒飲んでエッチしようか?」
「!…もう!シンジさんの馬鹿!」
赤くなって枕に顔を埋めてしまうチカだが…シンジはニコニコとしながら、その頭を撫でた。
「幸せになろうね、チカちゃん…世界で一番」
「はい…シンジさん」
顔をあげたチカを抱き寄せ、ふたりは長いキスを交わした―――――。
£
「はああ…すごいね、あのふたりは…」
「本当だね、エーコちゃん…あんなことまでしといて…あんなラヴラヴ状態なんだから…」
この会話でもうお分かりだろう、実はシンジとチカの宿泊している隣の部屋では―――。
カナミ&エーコのエロ従姉妹コンビが聞き耳を立てていた。
「で…カナミちゃん、隠しカメラは?どう?」
「う〜ん、さすがに光量が少ないからあんまり鮮明とは言い難いけど…。
ま、これも本物の隠し撮りっぽいってゆーか、臨場感ともとれなくもないかな?」
「あ!あのふたり二回戦始まるみたいだよ?」
「タフだねえ…ふふふ…今日はいい絵が撮れそうね…」
何年たっても、いまだ思春期のままの兄妹&従姉妹であった。

                           END

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