作品名 作者名 カップリング
No Title セリカ氏 シンジ×カナミ

世間はGWの真っ最中、と言っても金もない彼女もいないシンジは出かける予定があるわけもなく今日も昼過ぎまでダラダラと寝ていた。
「…16cm……」
呟くような声にシンジは目を覚ました。
なにか妙に下半身がスース―している気がする。
嫌な予感に襲われまだはっきりしない意識の中、視線をそっちにむけると蒲団が不自然に盛り上がっている。
朝勃ちのせいではない。誰かが蒲団の中にいる。誰なのかは明らかだ。
蒲団をひっくり返すとやはりカナミがいた。
手にはメジャーを持ってシンジのナニを測っている。
「何してる!」
「お兄ちゃんの意外と大きいね」
「そんなコト聞いてねー!」


そんな起こされ方をしても昼食はちゃんと食べてある程度落ち着いたところで
「お兄ちゃん、TATSUYAに行くついでにニンジンとジャガイモ買ってきてよ」
「わかった…ってなんで俺がTATSUYAに行くってわかったんだ?」
「だって今日は『恥辱の女教師調教』の返却日でしょ?」
「お前また勝手に見たのか!?」
「いいからお願いね。出来るだけ早く行ってよ」
「わかったよ。もう少ししたら行ってくるわ」
30分後、シンジも出かけて家事も一段落つき家にはカナミだけになった。
ここで普通ならテレビを見たりするものだがシンジの部屋でエロ本やAVをあさっている辺りはやはりカナミだ。
ふとベッドの脇で一冊のエロ本を見つけた。
ごうやらシンジが昨夜使った物らしくまだ乾いていなくて臭い。
「お兄ちゃんの精液…くさい…」
臭いと思いながらもシンジが昨日これでヌイてこれに精液をかけていたと思うだけでカナミは濡れ始めていた。


その本を手に取ったまま自分の部屋へと戻りタンスをあさる。
「16cmってこれぐらいだよね」
そういって取り出したのはちょうどそのぐらいの大きさのバイブである。
本に染み付いたシンジの精液の匂いを嗅ぎながらバイブを秘所にあてがう。
「…ふ…っ、うう…ん、は…んっは…はくぅ…はう、はぁあっ」
近親者であるシンジを愛している事、それが禁忌でどれだけ異常であるか理解していてもカナミはその思いを止めることは出来なくなっていた。
他の男に告白されたこともあった。
しかしシンジ以外の男に興味はなかったし周りの男をよく見るほどシンジが一番に思えた。
「き…気持ちい…い、あっ…お兄…ちゃん…あっあっ、あああ」
カナミはいつの間にかエロ本をはなしその手で乳首のほうを弄んでいる。
「あ…ッあああん、お兄ちゃん…も…もっと、もっと強くして…ッああん!」


シンジのと同じサイズのバイブを使ってリアルに想像できてしまっているためカナミの秘所からは既に溢れんばかりに愛液がしたたっていた。
「本気で…っひゃ!お兄ちゃんのこと…考えながら…あぁんっ、オナニーしてるなんて…んあぁっ、おに、あん…お兄ちゃんが…し、知ったら、あっあっ、ひっいい、き…っと嫌われ…るよね…あぁッあ」
気がつけば痛いぐらいに乳首をいじっているがそれさえも快感になるほど興奮していた。
部屋にはカナミの喘ぎ声とバイブのうねる音、そして愛液の音だけが静かに響いていた。
「でも…好き…はっ、はあうぅッ、なんだもん…」
だんだん刺激の足りなくなってきたカナミは無意識のうちにバイブの動きを少しずつ激しくしていきそれに比例して声も大きくなり愛液は床にシミができるほど溢れてくる。
「い…やっ、そんな激しくっ、は…っ、はくっ、かは…ッ!おに…い…ちゃあああっ、ひ…ひゃ…ダメっダメええぇ、ッふぁ…あはああぁぁぁッ!!」
激しく痙攣するようにのけぞりバイブが締め付けられているのが持っていてわかる。
「はぁ、はぁ、お兄ちゃん…」
最後の力でそれこそ自分でも聞こえるかどうかの小さい声で愛しい人をよんだ。


自分はこのことを知ってしまってよかったのだろうか。
シンジは外でずっと考えていた。
途中で財布を忘れたことに気付き部屋まで戻ると昨日使ったエロ本が消えていた。
カナミが持っていったことはすぐに解ったが好奇心でカナミの自慰行為を盗み聞きしてしまったのだ。
兄弟でなんて倫理的に許されるわけがない。
そんな心とは裏腹に大切な妹、ただそれだけだったカナミへの思いの中に暗いものが湧き上がってきていた。


ビデオ店でAVの返却を済ませた後、シンジはカナミに頼まれた物を買いに行く為に近くのスーパーへむかっていた。
夕方過ぎにこのあたりは人通りが多くなる。
日が西に傾き、日差しが弱くなり始めた頃を見計らって夕食の買出しに来る主婦が多くなるからだ。
子連れでの買い物客も多くあたりから様々な会話が聞こえてくる。
「トモちゃんはお兄ちゃんのこと好き?」
「うん。大好き!だから大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるんだ」
幼稚園ぐらいの女の子だった。
母親に連れられて手を繋いで楽しそうに話しながら歩いている。
『兄妹』あらためてその言葉がシンジの脳裏に色濃く浮かんできた。
カナミの自分への想いは今の子の好きとは全く違う真剣なものだろう。
自分はどうすべきなのか。
そんなことの答えはとっくに出ていた。
ちゃんと話し合って他に素敵な男を探させればいい。
はじめは納得しないかもしれないがいい人が見つかればカナミはきっと自分を諦める。
そうさせるのが兄としてすべき事である。
だが兄としてすべき事とシンジがしたいことは全く違っていた。
シンジはカナミを性欲の対象として見てしまっている。
カナミとSEXしたい。襲ってしまいたい。そう思っている自分がいることにも気付いていた。
理性に従うか本能に従うか、つまりやってしまうかどうかでシンジは悩んでいた。


「さすがにこれは誰かに相談できる事じゃないしな」
「何がですか?」
ただの独り言に返事があるとは思っていなかったので驚き振り返るとそこにはカナミの同級生マナカの姿があった。
「こんにちは。お兄さんも買い物ですか?」
「ああ、カナミに頼まれて」
「そうなんですか?で、さっき随分と大きなため息ついてましたけど何か悩み事でもあるんですか?」
まさか妹のオナニーを盗み聞きして妹が自分をオカズにしていることを知ったら妹に欲情したのでやってしまおうか迷っているなどとはカズヤ並の変態でもなければ言えない。
「いや、別にたいしたことじゃないよ」
シンジの応えにマナカは腑に落ちない様子だったがそれ以上の追求は失礼だと思ったのか深くは聞いてこなかった。
「そういえばマナカちゃんってお兄さんがいたよね?」
「はい。いますよ」
しばしの沈黙の後にいきなり突拍子もない質問をされたのでマナカは少し怪訝な顔をしている。
「やっぱりお兄さんに憧れてたようなこととかあった?」
「そうですね。小さい頃はそんな時期もありましたけど……まさかお兄さん、カナミちゃんを狙ってるんですか?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
小説を書いているから言葉に込められた意味を読み取るのが上手いのかそれとも女の第六感が鋭いだけなのかマナカは質問の意図を理解していた。
「いいじゃないですか。兄と妹の禁じられた愛!いけないとは知りながらも毎晩、獣のように体を重ねる2人!これ小説のネタに使えるかも」
「マナカちゃん。ここスーパーだから。子供もいるから」
周囲の人たちのの視線が痛い。
悲しいことにもう慣れてしまったが。

家に帰ったのは家を出てから1時間たったころだった。
マナカと話していてけっこう時間をくったようだ。
「ただいま。頼まれた物買ってきたぞ」
「お帰り。随分遅かったね」
「途中でマナカちゃんと会って話してたら遅くなっちまった」
「そうなんだ。明日マナカちゃん誘って遊びに行こうかな。あ、買ってきた物はそこに置いといてね」
カナミはもうキッチンで夕食の準備にとりかかっていた。
シンジは買ってきた野菜を置きながらカナミに視線をうつした。
このエプロンをつけてキッチンで夕食の準備をしている家庭的な女の子がほんの1時間程前に俺に犯されることを想像しながらオナニーしていた。
毎日家事をしているからキレイとは言えないかもしれないが、細くてしなやかなあの指で俺のことを考えながらアソコをさわっていた。
気がつくとシンジはそんなことばかり考えていた。
そのせいで完璧に勃起してしまっている。
「俺、自分の部屋にいるから飯できたら呼んでくれ」
きっとたまっているせいだ、1発ヌイたらきっとなんでもなくなる。
シンジは理性をフル動員して自分に言い聞かせ2階に上がっていこうとする。
「ちょっとお兄ちゃん。たまにはご飯作るの手伝ってよ。そうじゃないと愛液入り味噌汁やオナニーに使ったキュウリでサラダ作るよ」
その言葉でカナミのオナニーを思い出したシンジにスーパーでマナカに言われたセリフがよぎった。
(いいじゃないですか)

シンジはカナミの背後に忍び寄り肩に手をかけて振り返らせると同時に唇を奪った。
「んっ、ん〜〜!」
突然のことにカナミは驚いた表情でシンジを無理やり引き剥がす。
「お兄ちゃん。いきなりどうしたの!?」
「もう我慢できないんだよ。」
シンジの目は真剣そのもので冗談でないことはカナミにもすぐにわかったようだ。
シンジは再びキスをして今度は舌もカナミの口の中にいれていく。
カナミも既に乗り気になっているのか舌を絡めてくる。
そのままの状態でシンジは右手をスカートの中に潜り込ませた。
「ダメだって。兄弟でやったら近親相姦だよ?」
「別にいいよ。カナミもこうしてほしかったんだろ?」
カナミが我に返ったように止めようとするがシンジは最早聞く耳を持ってなかった。
そのまま下着の中に手を入れてクリトリスを愛撫し始めた。
「ああっ、んん」
周囲を焦らすようになでていきなり触れたり皮をむいたまま触ったりと様々な方法でせめた。
「んあ、あん、やぁ」
オナニーのしすぎで慣れているのか初めてとは思えない感度の良さでカナミはどんどん濡れてきた。
指も2本ぐらいなら入りそうだ。
「あ、はあぁ、んああ」
膣に入った指でGスポットのあたりをこすってやる。
「あんんんっ、ひゃう!」
愛撫を繰り返しているうちに腰に力が入らなくなってきたのかカナミは立っていることもままならなくなってきた。
しかし、暴走しているシンジはそんなことはお構いなしにその場に寝かせてしつこく責めつづける。
「あひっ! ひあっ…! あふぅ! んはぁぁ…ああ…ん!お兄ちゃん…ダメぇ!」
しばらくすると、浮き上がった腰がガクガクと痙攣し、膣から愛液が噴き出した。

シンジはそのまま休むことなく下着を脱がせて一気に挿入した。
「ああっ だ、だめぇ…」
初めての割りにはすんなりと入った。出血も少ない。
バイブである程度慣らしていたからかもしれない。
シンジはそのまま有無も言わさずピストン運動を始める。
「あっ! んはぁん! やっ!」
快感と乱暴にされている痛みの混ざった複雑な表情のカナミ。
下着を剥ぎ取っただけなので夕食を作っていたエプロン姿そのままで犯されている姿は処女とは思えない程官能的だ。
「んっ! くぅ! んくっ! うぅ!」
「今日のオナニーで想像してた俺のと本物とどっちがいい?」
「なんで、んんっ ふあぁ!」
なんで知ってるのとでも言おうとしたのかもしれないがとてもじゃないが聞くことの出来る状態ではない。
「あんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、やっ」
もう痛みはなくなったのか、いつの間にかシンジのピストン運動に合わせて喘ぎ感じるようになっていた。
「あふ、ふぁ、あんっ」
シンジもフィニッシュにむけて一層腰の動きをはげしくした。
「んっ! ふひぃぃぃぃん! ひゃんっ! はああああんっ!」
「カナミ、出る!出る!」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん〜〜〜!!!」

「ごめん。こんな無理やりみたいな形になって…」
「いいよ。お兄ちゃんだし。好きな人には好きにしてほしいから…」
珍しくカナミが顔を真っ赤にして恥ずかしがっている。
「その顔のカナミかわいい」
「もう〜からかわないで!」
「そういや、ご飯作らないとな」
「作って食べたら後でまたしようね」
「まだするのか?」
「当たり前でしょ。今夜は寝かさないから」
こうして夜は更けていった。

終わり

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