作品名 作者名 カップリング
「その後の"お楽しみ"」 72氏 -

「…誰もいないな…」

そうつぶやいて、小笠原高校の校門の前にただ一人立たずむのは城島シンジ。
今日は休日のせいか、学校には人影もなく静まりかえっていた。

「ここで…間違いないよな…」
シンジはポケットから携帯を取り出し、先ほど妹から届いたメールを確認する。

『小笠原高校 体育館倉庫 11時より "勉強会" 服装は体操着でね♪
                             ―カナミ』

…ああ、確かにここで間違いはない。今日はここで"勉強会"か…。
「…ふう」
改めて携帯の画面を見るシンジ。
画面上に映し出された時計は、既に11時半近くを示していた。
「急がなくちゃな…」
そう、急がなくては…アイツが持たない。いや、もう遅いかも…
シンジは妹が送ってきたメールが指し示す体育館倉庫へと駆け足で向かった。



"ギイィ……"
体育館倉庫の重い扉を開けるシンジ。
薄暗く、ひんやりとした陰湿な倉庫。床にはマットが敷かれ、
その上にいつもの三人が座っていた。

「あ、お兄ちゃん遅いよー!」
まずはシンジの妹。城島カナミ。
「…お兄さん、こんにちは。先に始めてましたよ。」
次にその親友、黒田マナカ。

「ぁ…ふぅ…んっ…ふうっ……!!」
そしてもう一人は…妹の親友であり…現在シンジの彼女である…矢野アキ。

三人ともシンジと同じく、高校の体操着に着替えて待っていた。
ただ…アキだけは少し様子が違っている。

アキは黒い布で目隠しをされ、口には俗にギャグボールと呼ばれるものを咥えさせられている。
口からは荒い息と共に、口元から涎が垂れていた。
両腕は背中の後ろに回されてロープで縛られ、両足すらも二人に押さえつけられて…
完全な拘束状態にあるアキ。
「ふぅ…ひ…ん…いは…ん…?」
シンジの声に気づいたのか顔を上げ、塞がれた口でシンジの名前を呼ぶアキ。
「さあ、お兄ちゃんも来たことだし…早速本日の"勉強会"を始めまーす。
…まあ、もう半分始めちゃったけどね…」



―きっかけは、約4ヶ月前にさかのぼる。
その日、前日から体調を崩していたシンジはカナミとマナカに拘束され…身体を弄ばれた。
そして、アキも二人の毒牙の餌食となり―なかば強制的にシンジと結ばれた。
それが前々から計画されていたものだったのか、その場の思いつきだったのかは…シンジにもわからない。
ただ、それが…その"事件"が全ての始まりだったことは確かだ。


その事件以降、改めてアキの告白を受けてシンジとアキは正式に付き合い始めた。
ただし…それは不幸の始まりでもあった。
あの時、二人の痴態をしっかりとビデオカメラに記録していたカナミとマナカ。
二人が付き合っている事を知った彼女らは、それをネタにシンジとアキを脅し、
二人にある取引を持ちかけたのだ。

カナミとマナカの二人の持ちかけた取引とは―
―それは、シンジとアキのセックスの様子を、二人が観察し記録する―というものだった。
マナカは小説のネタのために、カナミは将来のための勉強であるという名目で。
完全に弱みを握られていた彼らには、その要求に逆らうことなどできなかった。

―そしてそれ以来"勉強会"と称して、今日のような事が何度も行われてきたのだ。



「さ、アキちゃん。お待ちかねのお兄ちゃんの登場だよ♪」
カナミはそう言って、アキの目隠しを外す。
「ふ…ふは…ふぅ…」
うつろな目でシンジをじっと見つめるアキ。
すっかり疲れ切ったその表情。
シンジが来るまでの前に、親友であるこの二人にたっぷりと弄ばれていたのだろう。
―この"勉強会"ではいつもシンジとの本番前に、アキはマナカとカナミにより丹念に愛撫されるのだ。
そしてそれは"勉強会"の回を増すごとに、より過激になっていった。

「お兄ちゃんは遅れてきた罰として、もう少しおあずけね。
私たちの愛撫が終わるまで、そこで見てて…」
「お…おう…」
カナミにそう言われて、シンジはおとなしく近くにあった跳び箱の上に座る。

そして、二人によるアキへの愛撫が再開した。
アキの下半身は、いつも主にマナカが担当している。
マナカはアキの後ろへと回り、アキの身体を押さえつけていた。
アキのブルマの上を秘所に沿って一本の筋が入り、
その上をなぞるようにゆっくりとマナカの細い指先が動く。
"つつぅ……"
「…う…ふぅっ…」
その指の動きに反応して、嗚咽を漏らすアキ。
「あらあら…アキさん感じてますね…」
愛液と汗で秘裂の部分がじっとりと濡れたブルマ。
シンジが見た限りではアキはパンツを付けずに直接ブルマを穿かされているようだ。
(アキ…)
そのアキの悶え乱れる姿に、シンジ自身も次第に興奮の度合いを増していく。
そして下半身では…シンジの分身も…ズボンの下で大きく、硬く…雄雄しくそびえ立つ。
(はあ…俺って…単純…)
そんな人間の本能に忠実な自分を情けなく思うシンジ。


カナミはアキの上半身を攻めていた。
アキには少し小さめな上、さらにアキの汗を吸った上着がアキの肌にぴっちりと食い込み、
アキの体の線を際立たせている。
そして、上着のちょうど乳房の先の部分が丸く乱雑に切り取られていた。
その穴から飛び出したアキの乳房と乳首が、アキの荒れた呼吸に合わせてシンジを誘うかのように揺れる。

「おい…いいのか?…それ…高校の体操服だろ…?」
シンジの素朴な疑問にマナカが答える。
「ああ、これですか?この服なら、アキさんのお古なんで切っても大丈夫なんですよ。」
「アキちゃんにしては少し小さめでしょ?実はこれ、アキちゃんが4月の入学式に買ったんだけど…
…胸がきつくてすぐに小さくなっちゃったから、新しいの買ったんだってさ。
…うらやましいよね、ホントにアキちゃんはさ…」
"キュッ…!"
カナミはアキの胸への羨望と嫉妬が入り混じった笑みを浮かべながら、
先ほどから続く愛撫により完全に起立したピンク色の乳首をつまみあげ、指先で軽くひねる。
"キュ…クリッ…"
「…ふっ…くうぅっ!!…ふうっ…んっ!」
「へへ…乳首も敏感なんだよねー、アキちゃんは」
アキの反応を楽しみながら、カナミは指先でアキの乳首を弄び
続いて自らの口を近づけ、その尖った先端を吸い舌で愛撫を開始する。
"ちゅう…ぺちゅ…ちろ…"
「ふうっ!…ひふぅっ…!!」
快感に身悶えるアキの痴態を見て、マナカは意地悪くアキに囁く。
「あらあら、アキさん。そんなに気持ちいいんですか?
ふふ…なんて淫乱な牝犬なんでしょうね、アキさんは…」
それを聞いたアキの顔がふっと紅潮し、
マナカを『一体誰のせいだ』とでも言いたげにきっとにらみつけた。
「あらあら、アキさんたら、一体何を怒ってるんですか?」


一方でそんなアキの痴態を見て微笑むカナミ。
「うれしいな、アキちゃんが悦んでくれて♪…もっと感じさせてあげるね…」
カナミはそう言うとアキの背後へと回り…
"むにゅ…ぷよん…"
カナミの指先がアキの乳房に沈み込み、カナミはそのままアキの胸を揉みしだく。
その豊満な乳房はカナミの指が動くたびにいやらしく形を変える。
そしていつの間にかアキの肌は赤く染まり、体からは汗が噴き出していた。

「はぁ…アキちゃん、その表情いいよお…たまんない…」
カナミは舌先でアキの口からあふれて垂れる涎を舐め取りつつ、
今度はその舌をうなじへと伸ばしてなおもアキを嬲る。
"ぺろ…れろぉ…つつ…"
「ふっ…くふぅ…」
「うなじもホント弱いよね…アキちゃんは攻めがいがあるよ…」
カナミの攻めに思わず体をくねらせて抵抗するアキだが―
今度はアキの目の前に移動したマナカが、ブルマと太腿の付け根との隙間から指を差し入れて
直に秘所を愛撫し始める。
"くちゅ…ぬぷ…くちゅっ…"
「んーっ!!んー!!…ふーっ!!」
「ふふ…こんなにグチョグチョに濡らして…」
続いてマナカはアキのブルマを完全に脱がして、アキの秘裂をあらわにさせる。


―先ほどから続く執拗な責めにより濡れそぼったアキの陰唇は、
シンジたちの前にその淫靡な姿をさらした。
「下のお口は正直者ですねえ…アキさん」
"くちゅ…"
アキの恥丘をマナカの舌と指が陰毛をかきわけて無遠慮に這いまわる。
"ぴちゅ…ぺろ…"
「ふひぃっ!!…ふうっ…ぐふぅ!!」
アキが刺激と快感に悶えて思わず身体をくねらすが、それにかまわず
マナカは舌先をアキの割れ目の中に滑り込ませる。
"ちゅ…くちゅっ…"
膣内を滑り込んだマナカの舌は自由自在に蠢き、中をかき回していく。
陰部の上部にある肉の芽にも指と舌で刺激を与え、マナカは巧みにアキを攻めていった。
そしてその刺激を受けてさらにそこからアキの愛液があふれ出す。
"ずっ…ちゅううう…"
その蜜をマナカはわざと強く音を立てて吸っていく。
「ふぅ…ぐ…くっ…ひはぁ…」
自分の愛液がすすられる音に恥ずかしさを感じ、アキはより一層悶える。
そんな恥辱に震えるアキの姿にマナカのS心が刺激され、
彼女はより強くアキの陰部に吸いつくのだった。

(しっかし…本当に処女とは思えんよな…この二人…)
アキを悦ばせるカナミとマナカのその巧みな技術を見ながら、
完全に蚊帳の外のシンジはそんな事を考えていた。


季節は秋。倉庫内は少し涼しすぎるくらいだが、
アキの身体は二人の容赦のない愛撫により熱気を帯びて火照っていた。
窓からわずかに差し込む光によって、その揺れる大きな乳房と白い肢体、
そして全身から噴き出す汗が鈍く輝き―
なんとも言えぬ色っぽさを醸し出している。
一方でカナミとマナカの攻めはより激しさを増していく。
"ぐちゅ…ちゅく…"
"ちゅっ…ちろ…ぺろ…つつぅ…"
「く…ぐふ…んふう…んっ!!」
アキ、カナミ、マナカの三人が奏でるその淫猥な音が室内に響き、そして―
―マナカの舌が再びアキの陰核に触れた次の瞬間―
「ぐっ…ふぅ…ふ…ふひいいいいぃぃいいっ!!!」
―アキは自らの身体を思い切り反らせて震え―絶頂を迎えた。
「あ…アキちゃん、イッちゃった?…今日で二度目だね…」
「ふふ…素敵…でもまだまだ休ませませんよ…」

"ごくり…"
一人の"少女"が、同級生の攻めにより、淫乱な一匹の"牝"へと変貌していく―
目の前で繰り広げられるその淫靡な光景に、シンジは思わず息を呑み―
ただ三人の"宴"を呆然と眺めることしかできなかった。

―その一方で、シンジの下半身はすっかり準備完了なのではあるが。
(ああ…もう…俺って…つくづく情けねえっ…!!)
…まあ、これが男の本能だからしょうがないさ、シンジ君よ。


その後も二人のアキへの責めは休むことなく続けられた。
「く…ぐふぅ…!!」
"どさっ…"
そして再び絶頂へと導かれたアキは、そのままマットの上に崩れ落ちた。
(ア、アキ…)
マットの上で息をはずませるアキ。それを心配そうに見るシンジ。
…だが"宴"はここからが本番なのだ。

「それでは、アキちゃんを運びますか…」
「うん…じゃあマナカちゃんはアキちゃんの足を持って…」
「待ってください…アキちゃんにブルマを穿かせますから…」
そう言って、マナカが脱がしたブルマをわざわざアキに穿かせた後、
二人はマットの上で力尽きているアキの身体を持ち上げて、シンジが先ほどまで座っていた跳び箱に彼女を運んだ。
そしてアキはそのまま跳び箱の上に乗せられ、シンジにお尻を向けてうつぶせの状態にされる。


「ん…え…おまえ…まさかこのシチュエーションって…」
後ろで手を縛られ、口に猿轡をはめられ、跳び箱の上にうつぶせにされた女子校生(ブルマ付)。
どこかで見覚えがあるような…
アキの姿を見て奇妙なデジャビュを感じたシンジに対し、カナミはにっこりと笑って切り返す。
「思い出した?このシチュエーション…お兄ちゃんがこの前借りてた
『ドスケベ淫乱女子校生・放課後の痴態』からインスパイヤしてみました…どう?」
「やっぱりか!!…おまえ…勝手に人のビデオを…」
何でいつも俺の部屋から持ち出してんだ、と突っ込もうとするシンジだが、
カナミが続けざまに痛恨の一言を。
「…でもさ、お兄ちゃん…
ぶっちゃけこういうの、好きでしょ?」



「………大好きです。」
…だめだシンジ。この正直者が…

「やっぱりねえ…私が調べた限りじゃお兄ちゃんそのビデオ3回は借りてるもんね…」
「な、なぜそんなことまで知っている!」
妹に完全に趣味嗜好を読まれているという現実に、兄は改めてがっくりと肩を落とした。
「まあまあ、細かいことはいいじゃないの…ところでマナカちゃん、そっちの準備は?」
「準備完了です。じゃあ録画始めますよ…」
マナカはそう言うと、三脚の上にセットしたカメラの録画スイッチを入れた。
ジーッと静かな音を立て、カメラが回りはじめる。
「ごめんね、さっきからずっとおあずけで。たっぷりと楽しんでね、お兄ちゃん。」


(はぁ…さてと…しかし、これは…)
気を取り直し、シンジは改めて跳び箱の上のアキをじっくりと眺める。
ちょうど目の前に突き出された、アキのむっちりとしたお尻。はちきれそうな白い太もも。
ぴっちりとフィットした紺色のブルマが、それらをシンジにとってより魅惑的に感じさせる。
「ぐ…くふう…」
アキがその肢体をもぞもぞと動かすたびに、それは彼の前でいやらしく"ぶるん"と震える。
"ごくりっ…"
アキのその肢体に魅入られつつ、シンジは思わず唾を飲み込む。

思えばさっきから一時間余りずっと"おあずけ"を食らっていたのだ。
そして今アキは自分の目の前でその淫乱な肢体を、生贄の台と化した跳び箱の上に捧げている。

―目の前の拘束された少女を犯したい―

シンジの頭の中はもはや"性欲"を飛び越え、半ば"獣欲"に支配されつつあった。
「はあ…はぁ…ふう」
それに呼応するかのように、シンジの息も荒くなっていく。

―まあ全てはカナミとマナカの手のひらの上という事は分かっている。
カメラも回っているし、傍らではその二人が目を輝かせて見守っている。
分かってはいるのだが…。
(これはもう、楽しまなきゃ損だよな…俺ももう我慢の限界だし…)
―もうどうにも収まらぬシンジは、目の前のアキの柔肉を両手でつかみゆっくりと揉んだ。
"むにゅう…"
シンジが力をこめるたびに、アキのブルマに包まれた張りのあるお尻の弾力が、
シンジの手の中に確実にはね返ってくる。
(うはぁ…この感触…たまんないな…)
そのむっちりとした感触に感動すら覚えながら、続いてシンジは赤子の頭を撫でるかのように優しく、
そして夢中でブルマをさすっていく。
"すり…すりぃ…"
「う…くふう…ぐうん…」
恋人に愛撫されている事に興奮したのか、再びアキは喘ぎ声を漏らす。

マナカの愛撫を受けていた恥丘を覆う部分には、愛液による染みができていた。
よく見るとそこはまた湿り気を帯び、再び濡れはじめている。
"じわっ…"
そして陰部からはいまだ蜜が止まることなくあふれ出し、じわりじわりとその染みを広げていく。
既にアキがシンジを受け入れる準備は完全に整っているようだ。



(…さて、どうしようかな…?)
さて、いざ突入…とその前に―
―挿入の際のブルマの扱いにシンジは悩む。
(ブルマを下ろすか…それとも穿かせたままでいくか…?)
脱がして生のお尻を楽しみながら挿入するも良し。
(確かビデオではそうしてたよな…でもなあ…)
だがブルマを穿いたまま挿入して、その感触を味わうってのも捨てがたい。
(だとすると挿入はブルマの隙間からだから、ちょっと挿入しにくいしな…。)
しばしの間、真剣に悩みこむシンジだったが。
(何かいい解決策はと…ん?…あれは…)

何気なくマットの上を見たシンジの目に入ったもの…それは手芸用の裁ち鋏であった。
先ほど二人がアキの上着の胸の部分を切り抜いた時に使ったものである。
(よし、これなら…)
シンジはすかさずその鋏を手に取ると、
アキの恥丘を覆う部分の布を引っ張り上げ、躊躇せずそこに縦向きに鋏を入れた。
"ジョキッ…"
「あっ!そのブルマはお古じゃないんだけど…」
カナミが兄の予期せぬ行動に驚いて声を上げるが、シンジはその手を止めない。
"ジョキ…ジョキッ…"
そのままアキの秘所の割れ目の筋に沿って、シンジはブルマの生地をはさみで切っていった。
"ジョキリ…ジョキン"
―こうしてブルマはアキの陰部からアナルの辺りまで無残に切り裂かれ、アキの陰部が丸見えになった。
「わあぉ…お兄ちゃん今日は大胆だね…」
「ええ…よっぽど溜まってるんでしょうね、お兄さん…」
いつも以上に積極的な兄の行動力に、傍らで素直に感心する二人。
だが既に、今のシンジには二人の戯言など耳に入らない。

二人を無視して、シンジは鋏で裂かれてできた穴からアキの濡れた陰唇に指を差し入れて
一緒に左右に開いていく。
"ピリ…ピリッ…"
"くちゅう…ぬちゅ…"
布がちぎれる音と共に、シンジの前にアキの開かれた陰部が露わにされた。
シンジはそのままゆっくりと指を膣内に差し入れる。
"ぬちゅう…"
指を軽く動かすと、それと同時にアキのアナルが破かれたブルマの隙間からひくひくと収縮する。
「ひ…ひぐぅ…」
「アキ、きれいだよ…」
アキの呼吸に合わせて蠢く陰唇と菊門を、愛おしそうにしばし眺めた後―
(よし…そろそろ…)
―アキの陰部から顔を離したシンジは立ち上がり、一気にズボンと下着を下ろして自らの分身を取り出した。
それは待ちかねたように勢いよく飛び出し、天を仰ぎ見る。
(うわ…俺のムスコ…いつもより…)
シンジにはそれが普段の時よりも大きく、硬くそびえているように見える。
「すっごーい…お兄ちゃんの…そそり立ってるよぉ…」
「…確かに…いつもより大きく見えますね…はぁ…」
傍らで見るカナミとマナカからも思わず感嘆の声が漏れる。


そしてシンジはアキの腰を抱え込み、分身の先端をアキの秘所へとあてがった。
「いくよ…」
「ふっ…くふ…」
"ず…ぐちゅ…"
腰を沈め、ゆっくりとアキの膣内へと侵入していくシンジ。
"ずちゅう…ずぷう…"
「ふっ!…ぐう…ふぅ…」
シンジの物が押し入ってくるに、アキはその身体を震わせる。
十分に潤ったアキの膣はシンジをすんなりと受け入れ、やがて奥まで到達した。
「よし、動くよ…」
"ぐちぃ…ぬちゅ…"
―はじめはゆっくりと、そして次第に速く―
「くっ…ふっ…気持ちいいよ…アキ…」
"ずっ…ずずっ…"
「あふぅ…ぐふ…ぐう…ひぅ…」
閉ざされたアキの口の隙間から、喘ぎと充足感が入り混じった声がとめどもなく漏れる。
その声に触発されたのか、シンジは左手でアキの乳房を鷲掴みにして搾り取るように揉みこむ。
もう一方の手は下半身の結合部へと伸び、アキの陰核に触れてそこをこすりあげる。
(ああっ…いや…)
いつもより激しいシンジの責めに、アキの意識は朦朧になる。
そんなアキを気遣う余裕もないのか、シンジはただ獣のように腰を振り
その肉棒はアキの中をめちゃくちゃに掻き回していく。
(はあぁ…シンジさんに…私…犯されてるよぉ…)
拘束された自分の肢体が、今シンジのなすがままに蹂躙されている―
何の抵抗もできぬアキは自分の置かれた状況に羞恥心を感じつつ、
ただひたすらに湧き上がる快楽に身を委ねていった。


―そんなアキとシンジの激しい絡みの横で、
カナミとマナカによるもうひとつの"宴"が始まろうとしていた。
「あ…あの…マナカちゃん…」
「?はい、なんでしょう?」
「…あ、えと…その…」
もじもじと顔をマナカの顔を見るカナミ。
彼女の手はいつの間にか自らの股間をまさぐっている。
「ははぁ…カナミちゃん、もしかして…?」
「あ…。うん…お兄ちゃんとアキちゃんの絡みを見てたら…あの…」
「仕方ないですよね…あんなに激しい絡みを見せ付けられたら…」
そう言ってマナカは強引にカナミの股間の上の手を払った。
「あ…マナカちゃん…?」
確かに、カナミの恥丘はじわりと湿り気を帯びてブルマに染みを作っている。
その様子を見て、マナカはくすりと微笑んで意地悪くカナミの耳元でこう囁く。
「あらぁ…カナミちゃんたら、ぐしょ濡れじゃないですか…アキさんのこと言えませんね…」
「いや…そんなこと…言わないでよ…」
さっきまでアキを嬲っていたドSのカナミはどこへやら。
すっかり大人しくなったカナミの陰部にマナカの手が触れ、ブルマの上に浮き出た割れ目に軽く指を沈める。
"じゅくっ…"
「あ…んっ…」
マナカの指の感触に、思わず喘ぎをもらすカナミ。
小悪魔の笑顔を浮かべながら、マナカはなおも言葉で責める。
「でも…ここは気持ちよくなりたいんでしょ…違いますか?」
マナカに確信を突かれ、カナミは恥ずかしそうにはっと顔を伏せる。
―しかし二人の淫靡な熱気に当てられた今のカナミに、否定の言葉など口に出せるはずがない。
「…うん…お願い。そうじゃないと私、身体の火照りが収まんないや…」
「わかりました。それじゃあ、下を脱いで…」
「う、うん…」
マナカに言われるがまま、カナミは素直にブルマと下着を脱ぎ捨てる。
処女であるカナミの陰部は、先ほどのアキと同じようにぐっしょりと濡れ、
その愛液によってピンク色に輝いている。
「きれいですよ、カナミちゃん…これでイカせてあげますね。」
そう言ってマナカは自らのカバンからピンクローターを取り出す。
そしてそれをカナミの恥丘に当て、スイッチを入れた。
"…ブゥン…ブィーン…"
「あ…いいっ…ん…」
陰部に加えられる心地よい刺激に身体を震わせるカナミ。
さらにマナカはカナミの上着をめくり上げる。
「ふふ…可愛い胸…」
"…ちろ…ちゅ…"
マナカは隠れていた小さな胸に指と舌を這わせ、アキと同じように快楽へと導いていく。
「あ…んっ…マナカちゃん…いいよぉ…ああっ…!」
「いいですよ…ほら、その喘ぎ声をもっとお兄さんに聞かせてあげて…」
「ふぅんっ…ああっ…!いやぁ…んっ…」
まるで子猫同士がじゃれあっているかのように、二人の身体が絡み合う。
「あぁ…私…イッちゃう…!…お兄ちゃんっ!!」
「じっくり聞いてあげてくださいね…あなたの妹はこんなに淫乱ですよ!」
カナミへの責めを続けつつ、マナカはアキと結合中のシンジに語りかける。


「ふっ!…くっ…!」
「くふう!!…ぐっ…!!」
マナカの声が聞こえていないのか、その問いにシンジは何も答えぬままに
ただ一心不乱にアキの膣を犯していた。
アキも自ら腰を振り、二人は互いに汗を飛び散らせて交りあっている。
(どうやらあちらも限界みたいですね…)
二人の喘ぎ声とシンジの突きの様子からそう判断したマナカは、
半裸になったカナミのその未熟な身体を舌で舐め回し、カナミを更に激しく攻めていく。
"…ちゅう…つつ…ぺちゅ…"
「ああっ…マナカ…ちゃん…」
カナミはマナカにされるがまま、その肢体をのけぞらせて快楽の海に浸っていく。
「…さあ…カナミちゃん…お兄さんたちと一緒にイカせてあげますね…」

「はあぁ…いい…もう…だめっ…!!」
「う…俺も…限界…っ!!」
「ぐ…ふうっ!!…あふうっ!!」

シンジ、アキ、カナミの三人はそれぞれ絶頂へと昇りつめていき―

「うあ…うおおおおっ!!アキぃ!!」
アキの膣にぎゅっと締め付けられて、耐え切れずにシンジが。
「ぐくっ…ひんじはぁん…くひぃいいいいっ!!」
シンジの溜まりきった熱い欲望の塊が膣内に放出され、アキが。
「あ…いくぅううううっ!!おにいちゃんっ!!あああっ!!」
シンジとアキの艶声を聴き、そしてマナカにとどめの刺激を受けてカナミが。

―それぞれが快楽の絶頂へと達し、崩れ落ちていった。


「…シンジさん、今日は激し過ぎですよ…もう」
しばし快楽の余韻に浸った後、ようやく拘束を解かれたアキ。
シンジに対してほっぺたを膨らませて怒る。
「いや…本当にゴメン。…でもさ、分かるだろ?もう俺、止まれなくて…
…あ、いや、弁解の余地もないけど…ゴメン」
ただひたすらに謝るそんなシンジを見て、アキはくすりと笑う。
「くす…いいですよ、もう。まあシンジさんとの初めても強引なものでしたしね…」
「あ…いや…でも」
「それにですね…実は」
「ん?」
「…最近、この"勉強会"…少し好きになってきちゃって…」

…しばしの沈黙の後、シンジが口を開く。
「…やっぱり?」
「あ…ええ、カナミたちに責められるのも…いいかなあって」
照れながらそう語るアキに、シンジはその唇に軽くキスをする。
"ちゅっ…"
「あっ…!」
突然のシンジの行動に、顔がかあっと真っ赤になるアキ。
(…可愛いなあ、アキ…こういう所も好きなんだよね…)
―そうシンジが思った直後、アキの口から思いも寄らぬ一言が。
「…あの、シンジさん…お願いがあるんですが…」
「へ?」
「あの…今のキスで…また火が点いちゃったみたいで…
…もう一回、抱いて下さい…今度は拘束無しで…お願い、シンジさん…」
「…マジですか?」
戸惑うシンジ。自分で言ったアキも恥ずかしくなったのか、さらに顔が赤くなる。
「何度も…言わせないで下さいよぉ…」
その潤んだ瞳で、じっとシンジを見つめるアキ。
(…まあ…いいかあ…)
傍らではカナミとマナカが今後の計画を楽しそうに語ってはいるが―
(…もう今更この二人に隠すものは何もないしな…はは…)
―開き直ったシンジは二人の事など気にせずに、そのままアキをマットの上に押し倒した。

「…あら、お二人さんたら…もう二回戦ですか?」
「若いっていいよねえ…そうだ、ビデオ、ビデオと…」

そんなカナミとマナカの声を聞きつつ、再び絡み合う二人は思う。


―もう、逃れられないよな―

―ええ、そうですね…。この"宴"からは、もう二度と―

(おしまい)

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