作品名 作者名 カップリング
No Title サブロー氏 アキ×シンジ

「んっ、んっ、んっ・・・気持ち良いですか?シンジさん」
「うっ!・・・うん・・・気持ち良いよ・・・アキ」
私は今、フェラチオしている。
一般的に「男性への奉仕」の代名詞とされる行為だが、私はそうは思わない。
だって、吸い上げたり先っぽを舐めてあげたり、口で扱いてあげると、彼は凄く切なそうな顔をする。
私が、彼を喘がせているのだ。
女性優位な「攻め」だ。
「うぅっ!いいよ・・・くぅっ!」
顔を前後させて扱いてあげるとビクビクと彼のペニスが脈打つ。
「・・・もう、いいよ・・・代わりにいつものやつ、してくれ・・・」

先っぽにチュッとキスをして、私は口を離した。
体をずらし、胸で彼のペニスを挟んであげる。彼のペニスは先走りの液と私の唾液でベトベトだ。
最初はゆっくりと、徐々に緩急をつけて擦り上げてあげる。
先走りが漏れて動きが滑らかになり、彼が低く呻く。
雁の部分を乳首で擦り上げた。
私の乳首も隆起していて、コリコリとした感触が伝わるはずだ。
谷間から覗いている部分に舌を這わせ、舐める。
口に含み、吸い上げる。
「うぅっ!くぁっ!い、イクぞ!」
彼が口走ると同時に、私は胸の圧迫を強くし、唇を被せて吸い上げた。

ビュクン、ビュクンと精液が飛沫いて私の口の中に溢れる。
ドキドキと高鳴る私の心臓。胸の間でドクンドクンと脈打つ彼のペニスが私のことを高ぶらせた。
私はそれを余す事なく嚥下する。
チューッと吸い上げ、残りを吸い出し、飲み干した。
私はこの、射精の時の彼の表情が大好きだ。
最初は、フェラチオは食わず嫌いしていた。
彼が頼み込むので仕方なく、といった感じだ。
初めてしたとき、もし彼がこんなに可愛い反応をしなかったら二度とフェラチオはしなかっただろう。パイ擦りはその延長。
だから、顔に出されるのは嫌い。

思わず目を閉じてしまい、彼の顔が見えなくなってしまう。
口に出されるほうが遥かに良い。
「・・・いっぱい、でましたね」
「無理して飲まなくてもいいよ」
そう言いながら、彼は体を起こした。
ベッドの傍らに置いたミネラルウォーターのボトルを私に手渡す。私はそれで口を濯ぐ。
その間に彼はタオルで私の体を拭った。
彼曰く、自分の体液を自分で口にするのは嫌らしい。
ほてった体をひんやりと拭われ、そのまま押し倒された。
キスで口を塞がれ、彼の舌が私の口の中を掻き回した。
彼の手が私の耳をやんわりと塞ぐ。

こうされると、頭の中で口の中のクチュクチュという音が響き、凄くキク。
「んっ・・・んふっ・・・ん、ん、んっ・・・んむぅ」
互いに舌を絡ませ、体液を混ぜ合わせ、混合液を嚥下すると体中が熱っぽくなり、アソコがジュンッとしてしまう。
きっともう濡れている。
彼の手が胸をはい回り、オヘソを通って私のアソコに辿り着いた。
クリトリスをわざと避けて割れ目の淵をクルクルと撫でる。私のことを焦らしているんだろう。
「んっ!んふぅっ!んくっ!」
ビクリと腰が跳ね、おねだりするように腰を突き出してしまう。
彼は意地悪く手を避けさせる。

私は口を外し、口走る。
「・・・じ、焦らさないで・・・ください・・・」
言ってしまった後で猛烈に恥ずかしさがこみあげてきた。
赤面した顔を両手で隠す。
ふと、彼の気配が消えた。
「・・・?・・・あぅっ!」
指の隙間から窺った瞬間、アソコから快楽が雪崩れ込んできた。
彼が私のアソコに顔を埋めていた。
「あぁっ!そんな・・・あんっ!んん〜〜っ!」
私の中を、彼の舌が掻き回す。突然の浸入に腰が跳ね上がった。
私の口が淫らな声を上げてしまう。自分の声が私を知らない世界へ連れて行ってしまいそうで、私は手の甲で口を塞いだ。

必死で声を抑える私を、彼は攻めたてる。
舌が引き抜かれ、そのままなぞるように私のアソコの淵を舐め上げた。
クチュクチュぴちゃぴちゃといやらしい水音が響き、私のアソコが収縮し始める。
「んっ!んっ!んぅ!はぁ、はぁ、はぁ・・・
・・・んぅっ?!」
突然、クリトリスに吸い付かれた。
あまりの刺激の強さに、体がのけ反り、膣がキュウッと絞まる。
半分意識が飛びかけた私を、さらに強い刺激が引き戻した。
きつく絞まった膣を、彼の指が貫いたのだ。
「・・・っ!あぁぁ〜っ!」
声を抑える余裕はもう、無い。

クリトリスは緩急をつけて吸いしゃぶられ、収縮する膣内は微妙に曲がった指先に掻き回される。
「あんっ!あぁぁッ!ダメぇっ!ひぅっ!くふん!」彼の頭に手を添えて股間に押し付け、腿で挟みこむ。
もう、限界。
「イクっ!イキますっ!あぁっ!あぁぁぁっ!」



・・・私は5分程、気絶していたらしい。
気が付いたとき彼は私を背中から抱きしめ、髪を撫でてくれていた。
「・・・あ・・・私・・・」
「気が付いたか?ゴメン、激しくしちゃって・・・」
こんな風に・・・彼の優しさに触れると、私は自分を抑え切れなくなる。

くるりと振り返り、彼にキスをする。
目を閉じると、涙が一筋流れた。
大事にされてる・・・愛されてる・・・!
彼の行動がメッセージとなって私の体を狂わせる。
こんなに、こんなに幸せでいいのかと、涙が溢れるのだ。
彼は私の涙に目を白黒させていたが、そのうち私のキスに応じるように舌を絡ませた。

その後、私達は一晩中愛し合った。
私の中を彼のペニスが何度も擦り上げ、それに呼応して私の膣が収縮し、様々な体位で奥を貫かれ、私は何度もイッた。
彼も私の体奥で何度も爆ぜた。

彼のペニスが跳ねまわり、熱い精液を私の中に注ぎ込むあの感覚。
私の膣が彼を絞り上げ、その瞬間に引き抜かれて突き上げられた時の絶頂感。
「シンジさんっ!シンジっ!私もう、ダメですぅ!あ、あぁっ!」
「アキっ!アキっ!・・・うぐぅっ!アキぃっ!」
互いの名を叫び、大好き愛してると繰り返し囁き合い、私達は光の中へと意識を飛翔させた。

朝。
先に目を覚ましたのは私だった。
けだるい体を起こそうとすると、何かが私の手を引っ張る。
彼と手が繋がれていた。
苦笑しながら俯せに寝ている彼の顔を覗き見た。
・・・我ながら、よくまぁあれだけヤレたものだ。
付き合い始めた頃は、毎日のようにセックスに耽っていた(避妊はきっちりしてた)。
あれはあれで、大分ヨカッたけど・・・(真っ赤)
しかし、彼の部屋で毎日愛し合う激しさに反比例して、がたがたと成績が落ちていったのだ。
何故か(言わずと知れているが・・・)カナミの成績も急降下(覗いてたんでしょ・・・目に隈が・・・)

進級が危うくなり、彼から「セックスは週末のみ」と切り出してきたのだ。
だから、週末は凄い。
彼は平日は禁欲しているらしく、だからこそ空が白むまで激しく愛し合える。
慣れるまでは淋しかったが、今ではこの生活のリズムが当たり前になってしまった。
隣の部屋のカナミには悪いが、暫くはこのリズムが続くのだろう。
進学とか成績とか、将来に対して不安は大きい。
・・・でも。
それを補って余りある未来への希望が、私の横で幸せそうに眠っている。

この人と共に進もう。
その道はきっと、幸せに続いているはずだから。

おわり

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