作品名 作者名 カップリング
「夢の続き」 トマソン氏 -


 脚を挫いた若田部アヤナを若田部邸まで送ったマサヒコ。
 二人は今、若田部邸の居間で、差し向かいでお茶を飲んでいた。
「いつも、若田部の淹れるお茶はうまいな」
マサヒコはティーカップに顔を近づけ、その香りをそっと嗅いでみる。いつもながら、
香りも味わいも一級品だ。

 脚を挫いたアヤナには、お盆を運ぶのも一苦労だった。運び役を手伝ったマサヒコだ
が、このお茶のためならそんなことは何でもない。それより、先ほどのアヤナの
『責任、取ってもらうわよ……』という台詞が、耳にこびりついて離れなかった。

「そう? ありがとう……」
 アヤナはアヤナで、世間話をしながらも、目の前にいるこの男性が、自分のオンナを
目覚めさせたことをはっきりと認識していた。
(あのとき……、この人の男根が、保健室の前で私の体の芯をつついたあの時。
私は……わたしの体は、よろこびを、知った……)
 自分がこれからすることは、昨日までの自分なら想像も出来なかったことだ。
 たった一回の自慰が、アヤナをそれまでの穢れを知らぬ女の子から、女へと変貌させ
ていた。
 アヤナは心中で勇気を奮い起こした。


「ねえ、小久保君……」
「……ん?」
 雑談が一息ついたところで、アヤナがまたしても、切なげな、何かを求めるような
瞳をマサヒコに向けた。
(どうも、今日の若田部はやけに色っぽいんだよな……一体、なにがあったんだ?)
 まさか、アヤナが保健室のベッドで、おのれの男根を思い描いて自慰に耽ったとは
思い至るはずもない。
「私が保健室のベッドで寝ていたときって……そんなに顔赤かった?」
「……? ああ、真っ赤だったぞ」
「どうしてか……分かる?」
「いや……だから風邪かと思って体温計を用意しようと……お、おい若田部、何を……」
 アヤナはソファに深く腰をかけると、そっと床から脚をあげ、ソファの上に体育座りに
なった。膝までを覆ったセーラー服のスカートは太腿にしたがって持ち上がり、その下
から、ほっそりしてはいるがむっちりと引き締まった太腿がのぞく。ソファの縁近くに
ちょこんと乗った右足首に、包帯が巻かれているのが痛々しい。
 アヤナは両腕で膝を抱え、下脚の先だけを少し開いた。その間から太腿が、そして
太腿に挟まれ、大人びた、しかし清潔そうな純白のショーツがのぞき、ごく薄い布地を
通して、肉感的なふくらみがマサヒコの視界に飛び込んだ。
「おい、わ、若田部……冗談はよせ……」
といいつつ、マサヒコはそこから目を離せない。さきほどから広い邸宅に二人きりで
いる、それだけで彼の心臓は高鳴っていたが、さらに鼓動のピッチが跳ね上がった。




 アヤナは、マサヒコの視線が自分の下半身に注がれていることをはっきりと認識して
いた。
「ねえ、小久保君……私が保健室で寝ていたとき、顔が赤かったのは……」
 アヤナは羞恥に顔を赤らめつつ、膝から腕を外すと、体育座りの両脚をゆっくりと
開いていった。真っ白な太腿が左右に割れ、それまでかすかな盛り上がりの部分だけが
のぞいていたショーツが、マサヒコの眼前にすっかりあらわになった。
(ああ……私、男の人を誘惑してるんだ……)
 昨日までのアヤナなら、思いつきもしなかったことだ。勇気を奮いおこして自分の
体を男の視線に晒す、その行動がまたアヤナ自身をも追い込んでいく。
「お、お、おい、わ、若田部……」
 マサヒコは目を離せない。水着でのバックからの眺めも扇情的だったが、自ら脚を
開いて、スカートの中を見せる女の姿もまた、たまらない眺めだった。
 両脚はM字になり、白磁の太腿が蠱惑的に左右に開いている。その付け根を覆う
純白の大人びたショーツは、上縁のフリル、その下のかわいい刺繍、そして微妙な
ところのふくらみまでが、余すところなくマサヒコの視線に晒されていた。
 薄い生地を通して、かすかに栗色の恥毛がそのシルエットを見せている。
(ゴクリ……)
 本日何度目かの生唾を飲み込む。たまらず、マサヒコの下半身が蠢動を開始した。
「……小久保君が来てくれる少し前、こんなことをしてたからなの……」



 アヤナはそっと、自分の指をショーツの上から体の芯に当てがった。そのまま、
優しく刺激を与える。アヤナは目を閉じて、体を流れる快感に身を任せた。
「あっ……はぁ……」
 アヤナの半開きの口から、かすかな吐息とも甘い声ともつかぬ声が漏れる。
(わたし……男の人の前で、オナニーしてるんだ……)
 アヤナはたまらない羞恥に身を固くしたが、もう後戻りする気などない。これは
さっき、これからすることを決心したときに、覚悟していたことだ。
 再び目を開くと、切なげな瞳をマサヒコに向ける。
「あのね、小久保君……あん……保健室の前で、あなたが……ああっ……その……
アレで、私のここをつついたでしょ……あの時、私、全身に電流が走ったみたいに
なって……あう……それで、手当てが終わって保健の先生がいなくなってから、自分で
ベッドの上でこうやって触ってみたの……あああっ……」
「お、おおお、おい、わわ、若田部……」
 目の前で自慰行為に浸る女。マサヒコはパニックに陥りながらも、その姿から視線を
外せるわけもなく、食い入るように女の痴態を見つめた。
 あっという間に、ショーツのそこにはくっきりと溝が刻まれた。アヤナの指は微妙な
動きを続け、羞恥と興奮でその顔はすっかり桜色に上気している。
「んっ……ああん……」
 アヤナは、目を閉じては快感に身を任せて甘い声を漏らし、目を開いてはマサヒコに
トロンとした目を向け、彼の理性を揺さぶった。
「だから……ああっ……わたしの女を目覚めさせたのは、あなた……あんっ……」
 やがてショーツの微妙な部分に、ポツンとシミが出来た。
 指先にぬめりを感じたアヤナは、そこで一旦指を止め、手を離した。体育座りで脚を
左右に開いたまま、しとどに濡れそぼったショーツをすっかり男の視線に晒し、両腕を
だらんとたらして、口は半開きにして熱い吐息を漏らしている。右足の足首だけが幾重
にも包帯に巻かれているのがなんともアンバランスだが、それが不思議なアクセントに
なって、魅惑的な眺めを形成していた。
 濡れたショーツが透けて、かすかに媚肉の色までが窺えた。



 アヤナは再び、潤んだ瞳をマサヒコに向け、切なげに訴えた。
「はぁ、はぁ……ねえ……だから、責任とって……わたしを……私を女にして……
そしてあなたも、男になって……」
(ゴクリ……)
 マサヒコはまたしても生唾を飲み込む。お茶を飲んだばかりだというのに、のどが
カラカラだ。股間の男性自身は、もう痛いほどにいきり立っていた。
「い、いや、でも若田部……」
「私を、ベッドに運んで……私の部屋は、二階の突き当たり……抱っこしていって……
ねえ、早く……私だって……恥ずかしいんだから……」
 潤んだ瞳、羞恥をたたえた口調、そして何よりも、眼前に広がった蠱惑的な眺めに、
マサヒコの最後の自制心も吹き飛んだ。
「分かった……一緒に、大人になろう……」
 そっと優しく、右腕のアヤナの背の下、左腕を膝の下に入れる。
「あん……」
 アヤナの体はそれだけでピクンと反応した。
 マサヒコが女の体をぐいと持ち上げると、アヤナの両腕がごく自然にマサヒコの首に
巻かれた。甘い吐息がマサヒコの顔にかかる。
(結構……力強い体かも……)
 アヤナはマサヒコを見つめる。マサヒコはそのまま、階段を上がり、アヤナの部屋へ
向かっていった。



「ここよ……私の部屋……前に、入ったことあるよね……」
 マサヒコはアヤナを姫抱えにしたまま、アヤナの部屋に入った。しゃれた模様の
壁紙。ピンク色のカーテン。至るところにアヤナ手製のぬいぐるみが置いてある。
なんとも女の子らしい部屋だ。
 マサヒコはベッドにアヤナの体を優しく降ろした。が、アヤナはマサヒコの首に
巻いた腕を外そうとはせず、横たわった自分の体に覆いかぶさった形になっている
マサヒコの目をじっと見つめ、そっと目を閉じ、唇を突き出した。
「わ、若田部……」
「アヤナって、呼んで……私は、あなたって呼ぶから……ねえ、キスしてよ……」
 再びアヤナは唇を突き出す。
「……アヤナ……」
「そうよ……あなた……」
(ずるいな……)
 マサヒコはそんな考えが頭をよぎった。こんな状況で女に甘えられては、男が拒否
できるはずもない。が、突き出されたアヤナの唇に魅了され、そんな考えはあっという
間に溶けてなくなっていった。マサヒコは吸い込まれるかのように、上半身をさらに
傾け、唇を合わせた。ほんの触れるだけの甘美な口付け。
 「私の、ファーストキスよ……」
 アヤナは甘えるような、少し非難めいた視線をマサヒコに向ける。
 マサヒコは答えず、じっとアヤナを見つめると、もう一度、今度はゆっくりと唇を
合わせた。続いて、少しだけ唇を浮かすと、思い切って舌を伸ばし、アヤナの柔らかい
唇を嘗め回す。
 半開きになった唇に舌を差し入れ、アヤナの口腔にそっと舌を這わせていく。
 アヤナも、自分の中に侵入してきたマサヒコの舌に、自分の舌を絡めた。
「……んっ……んんっ……」
 二人は苦しげな息をつきながらも、舌を絡め続けた。


 二人が荒い息をつき、ようやく口を離すと、二つの唇の間に唾液が糸をひいた。
 マサヒコはアヤナの胸の豊かな隆起に両腕を伸ばした。豊満ではあるが、そこはまだ
中学生のこと、固さが残る二つの盛り上がりを、セーラー服の上から、同時に掌全体で
やわやわと揉みほぐす。
「あ……あん……待って、脱いでからにして……制服、シワになっちゃう……」
「アヤナ……服を脱ごう……」
 マサヒコはもう止まらなかった。力強くセーラー服の裾を持ち上げる。アヤナも
両腕を挙げて協力し、間もなく制服は抜き取られた。
 さらにスカートの脇のホックをはずし、ファスナーを下げる。これも裾を持って
下に引っ張ると、するりと脚から紺色の布が抜き取られ、アヤナは純白の大人びた
ブラジャーとショーツ、そして右足首の包帯だけという半裸の姿になった。
「……恥ずかしい……」
 アヤナはベッドの上に体を縮めて座った。マサヒコは自らも制服を脱ぎ捨て、
トランクス一枚になると、再び女の体に挑みかかった。
「アヤナ……」
 優しくささやいて、ベッドに半裸の体を押し倒す。まずは胸を狙い、可愛い刺繍の
ついたブラジャーのカップの上から、豊かな隆起を揉みしだいた。
「あ……あう……」
 アヤナは、ついさっき女の悦びを知ったとはいえ、男にその体をまさぐられるのは
初めてである。両腕でせめて体を隠そうと、片腕でショーツの上を覆い、片腕で胸を
カバーしようとするが、男の腕に力強く、しかし優しくその腕をのけられ、頭の両側に
置かれては、無防備に横たわった体で愛撫を受け止めるよりなかった。



 マサヒコがそっとブラジャーのカップを上にずらすと、アヤナの見事なおわん型の
乳房が、ぷるんと弾け出た。
 あくまですべすべした、ほのかに上気した肌に盛り上がる豊かな隆起。その先端に
密やかに息づく、ピンク色の可愛らしい乳首。
 マサヒコはアヤナの乳房から目を離せなかった。
「あぁ、そんなに見ちゃ……駄目、私、その……胸に、コンプレックスあるから……」
「アヤナ、綺麗だよ……どうしてコンプレックスなんか……こんなに素敵なのに……」
 マサヒコは、ちょんと指で乳首をつつく。
「あん……だって……小学生の頃から、大きくなり始めて……男の子にはからかわれる
し……女の子には、冷たい目で見られるし……」
「アヤナ……お前のおっぱいは、俺にとっては宝物だよ……」
 改めて、マサヒコは乳房を両の掌に収めた。
 そのすべすべの肌、弾力に陶然となりながら、そっと揉みしだく。
「……ああっ……」
 アヤナの口から、たまらず甘い声が漏れた。



 マサヒコはアヤナの背中に腕を回し、ブラジャーのホックを探り、苦心してプチンと
外した。腕からブラジャーを抜き取ってしまうと、ショーツ一枚になった女の体に、
改めて覆いかぶさり、アヤナの首筋にそっとキスを繰り返し、舌を這わせていく。
「あん……ごめんなさい……シャワー浴びてないから……あっ……汗臭いでしょ……」
 確かに、アヤナの体臭がマサヒコには感じられた。が、決して不快な匂いではない。
これは、汗臭いというより、オンナの色香がむんむんと匂い立つ感じだ。
「アヤナ……いい匂いだよ……」
「ああっ……嬉しい……」
 甘い会話をしながら、マサヒコの舌はアヤナの首筋を彷徨う。首筋への愛撫がこうも
性感に訴えるとは、アヤナは知らなかった。たまらず、舌を逃れようと身をよじったが、
男の体に組み敷かれていては、それもかなわない。
「ん……あん……」
 マサヒコは空いた腕で乳房を揉み、指で乳首をつつき、転がし、弄ぶ。マサヒコの舌
が首筋から肩口に移り、次第に乳房の隆起を登ってゆく。それが乳首をつつき、口に
含んだとき、アヤナの体はピクンと震えた。
「ああっ……」
「アヤナのおっぱいは……本当に素晴らしいよ……」
 マサヒコは感に堪えぬようにつぶやく。アヤナはその優しさに、数年前、胸が膨らみ
はじめて以来、ずっと感じていた引け目が、すっと消えて行くのを感じていた。
(この人は……私の胸を、愛してくれる……好奇心の対象でなく……嫉妬でもなく……
ひたすらに可愛いと思って、愛してくれる……)
 アヤナの瞳にじわっと涙が滲んだ。
 マサヒコは飽きずに豊かな乳房を撫で回し、揉み、乳首を吸う。そっと、ごく軽く
噛んでみると、アヤナの体が再び震えた。
「ああん……あっ……」
 アヤナはその愛撫のすべてを体で受け止め、甘い声を上げ続けた。



 ようやく乳房から顔を上げたマサヒコは、アヤナの下半身に目をやった。両足は
ぴっちりと閉じられ、ショーツの微妙なあたり、さっき居間のソファで見た、濡れ
そぼった部分は太腿の間に隠れている。
「アヤナ……力を抜いて……」
「……うん……」
 アヤナが言われるままに、両脚から力を抜くと、マサヒコの膝がそっとアヤナの
両脚を割った。
「あ……駄目……」
 アヤナの羞恥を含んだ声が、マサヒコの獣欲を嫌が上にも刺激する。わずかに開いた
太腿の付け根に、ショーツの微妙なところがのぞき、マサヒコの視線に晒された。
 濡れて色が変わった部分が、さっきよりもはっきり面積を広げていることを見て取り、
マサヒコの興奮はさらに高まった。
(俺の愛撫で……この娘は感じてくれてるんだ……)
 太腿の内側に遠慮なく手のひらを差し入れ、吸い付くような感触を楽しみつつ、円を
描くように撫でまわす。そっと愛撫が太腿をさかのぼっていき、濡れそぼったショーツ
にマサヒコの指が到達すると、アヤナはたまらず身をよじり、脚をもがいた。
「ああ……そこは……駄目ぇ……」
「アヤナ……すっかり濡れて、いい眺めだ……」
「あん……あっ……馬鹿ぁ……あああっ……」
 マサヒコの指がアヤナの媚肉に刺激を与えていく。


 初めて男に蹂躙されるアヤナの媚肉は、マサヒコの指に動きに従って吸い付くように
無尽に形を変えては、愛液を漏らし、ますますショーツを濡らしていく。
 マサヒコは指に全神経を集中した。そっと溝をなぞって指を上下させ、割れ目に
軽く押し込み、花弁をくつろげる。
「あっ……あん……」
 女体を指先で優しく愛され、アヤナの半開きになった口から、甘い声が漏れ続けた。
マサヒコの指の動きに応えて、体は時折ぴくんぴくんと震える。アヤナの瞳は固く閉じ
られ、女体の芯から体を流れる快感に耐えていた。
 やがて女の割れ目はすっかり形を変えた。そこへ濡れたショーツがぴったりと貼り
つき、媚肉の淫靡な形がはっきり透けて見える。
(ゴクリ……)
 マサヒコはまたしても、生唾を飲み込んだ。

 たまらなくなったマサヒコは、膝をアヤナの両脚の間から抜くと、アヤナの股間に
残した指で、濡れそぼった布一枚を通して、少しだけ強めに秘肉を揉みしだいた。
「あああっ!」
 たまらず、アヤナの体が跳ね上がり、両脚がぴっちりと閉じられる。そのチャンスを
逃さず、マサヒコの片腕がアヤナの豊かな腰を持ち上げ、シーツとの間に開いた隙間に
もう一方の腕が入り込み、指がショーツの縁にかかった。尻たぶを一気に乗り越えさせ
ると、ショーツがむっちりとしまった脚をすべり、剥き降ろされていく。
「あっ……嫌ぁ……」
 アヤナは羞恥のあまり、股間を両手で隠した。
 マサヒコはショーツを脚から抜きとろうとしたが、右足首の包帯に引っかかった
ショーツを見て気が変わった。このままでも、この娘を思うがままに俺のものにするの
に支障はない。いや、かえってそれがアクセントになって、淫靡な眺めを形作った。


 とうとう、アヤナの体を覆うものは何もなくなった。右足首の包帯と、それに
引っかかったショーツだけを残して。
 マサヒコは改めて、アヤナの全身に視線を彷徨わせた。
「馬鹿ぁ……そんなに見ないでよ……」
「アヤナ……綺麗だ……」
 マサヒコは本当に、全裸のアヤナに見とれていた。美しい栗色の髪は、ベッドの上に
乱れ放題に乱れ、花のように開いている。整った顔立ちは今はすっかり上気して、
潤んだ瞳をマサヒコに向けていた。胸の隆起は、豊かに実って、しかしそれでもまだ
固い果実を思わせる。これがすっかり熟したときは一体どうなるのだろう?
 豊かな肉付きの腰につながる腰のくびれはほっそりと締まって、可愛い臍の凹みが
アクセントを作っていた。女の秘めたる部分は両手で隠されている。そこから下に
伸びる、細い、しかしむっちりと引き締まった太腿。
 全身を覆う、すべすべのシミ一つない白磁の肌は、今は羞恥と興奮にほんのりと桜色
に染め上げられ、たまらない色香を漂わせていた。

 マサヒコは改めて、全裸になった少女の体を組み敷くと、全身に愛撫を加えていった。
 再び唇を合わせて、食べちゃうぞとばかりに、唇を軽く噛んでやる。両腕で力強く
乳房を揉みしだき、その先端に息づく乳首を指で舐る。たまらず、上半身にアヤナの
注意が行ったところで、再びマサヒコの膝が、アヤナの両脚の間に優しく、しかし断固
として割って入った。
「むーっ……」
 両脚を割られ、その間に男の腰がどっしりと据えられる。そうしている間にも、
マサヒコの掌はアヤナのわき腹をそっと撫で回し、舌はアヤナの舌に絡んでいた。



 マサヒコはようやく体を上げると、アヤナの下半身に視線をやった。アヤナはまだ、
そこを必死に両手で隠している。
「アヤナ……手をどけて……」
「だ、駄目ぇ……」
「見たいんだ……何もかも、お前を……」
 アヤナの秘奥を覆い隠す両手が、男の腕に優しく押しのけられた。
「あーっ……恥ずかしい……」
 アヤナは脚をたたもうとしたが、両脚の間に男の体がどっしり入り込んでいては、
まるで蛙のように両脚を広げたまま曲げるのが精一杯だった。マサヒコの目にアヤナの
秘奥のすべてがあらわになった。
「駄目、み、見ないでぇ……」
 アヤナは羞恥のあまり、身をよじった。

 栗色の美しい、縮れた恥毛。無駄毛は手入れをしているのだろう、それは綺麗な
三角形を形作り、その下に息づく女の部分は隠しきっていない。ショーツ越しに散々、
嬲られた媚肉は、すっかり濡れて露をたたえ、半ば開いて、処女そのものの薄い色を
たたえた襞までが、恥ずかしげに覗きかけていた。
 マサヒコはそっと指で、さらに媚肉をくつろげ、複雑な襞をめくっていく。
「あっ……あっ……」
 アヤナは恥ずかしげに目を固く閉じて、顔を背けているが、マサヒコの指先の動きに
体はたまらず激しい反応を示していた。
「も、もう、駄目ぇ………」

(ここかな……)
 マサヒコの指が、割れ目の上の縁にある、小さな突起を探りあて、軽く触れる。
「ひゃうっ!?」
 アヤナの体に電流が流れ、しなやかな体が跳ね上がった。
(やっぱり、ここが感じるんだ……)
 そこはそれまで、意図的に刺激を加えていなかったところ。アヤナ自身も、先ほどの
自慰以外では、触れたこともなかったところ。マサヒコは調子にのって、その突起を
つついた。
「きゃあっ!?」
 アヤナの体が跳ね上がるが、今度は甘いにはほど遠い、悲鳴に近い声が漏れた。
「アヤナ? 大丈夫かい?」
「……痛かった……そこは、とっても敏感なところなの……だから、優しくしてくれ
ないと、駄目よ、あなた……」
「そっか……ごめん。優しくするよ……」
 マサヒコはそこに口を近づけた。そっと舌を出し、チロリと一嘗めする。
「ひゃあっ!?」
 再び、アヤナの体が跳ね上がった。マサヒコはそっと、左右に舌を振り、小さな
突起を舐った。
「ああああーっ……ひいぃ、あああんっ……」
 アヤナの体が痙攣し、なんとか太腿を閉じ合わせようと、もがき続ける。マサヒコ
は両腕でがっちりアヤナの両脚を固定し、少女の体を貪リ続けた。

「はぁ……はぁ……」
やがて荒い息をつき、アヤナのそこから顔を上げたマサヒコ。これでもかと愛撫を受け
止めたアヤナの秘奥は、すっかり開いて、とめどなく愛液を垂らしている。そこはもう、
初めての男を受け入れる期待に震え、泣いていた。
(もう、我慢できない……この女を、犯したい……)
「あん……もうちょっと、嘗めて……」
 すぐそこまで絶頂がきているアヤナがねだるが、マサヒコの欲望はもう抑えようが
なかった。
「アヤナ……もう、止まらない……お前の全てが、欲しいんだ……」



 マサヒコもトランクスを脱ぎ、全裸になった。その股間の男根は、痛いほどに怒張し、
天を向いて屹立している。それを目にしたアヤナは息を呑んだ。
「す、すごい……こんなの、入らない……」
「大丈夫だよ、入るように女の体は出来ているんだから……いくよ……アヤナ……」
「……うん……」
 まだ不安におののいているアヤナに軽くキスしてやると、アヤナは目を閉じて、体を
マサヒコに任せた。マサヒコはそっと、位置を合わせて自分のそれをあてがう。
 アヤナの両肩を両腕で押さえると、アヤナも両腕をマサヒコの背中に回した。
「とうとう、ひとつになるのね……」
「ああ……」
 そっとマサヒコが腰を押し出していく。きつい抵抗を突破し、マサヒコの体が、
アヤナの体を貫いていった。
「ああああーっ! ひ、ひぃっ……い、痛ぁい……」
 たまらず、アヤナの口から悲鳴が漏れる。下半身に走る鈍い痛みに、固く閉じられた
瞳から、涙があふれ出た。
 マサヒコの背中に回されたアヤナの手が、痛みに耐え切れず、マサヒコの背中を
引っかいた。
「いてっ……」
 マサヒコもまた、背中に痛みを感じた。ほどなく、背中に真っ赤な筋が浮き上がり、
ミミズ腫れになっていく。
 が、こんなものは、アヤナの痛みに比べれば、なんでもない。
「アヤナ……大丈夫?」
「い、痛ぁい……動かないでぇ……そのまま、抱いていて……」
(う、うわ……き、きつい……)
 マサヒコはようやく奥までその剛刀をアヤナに突きこんだ。アヤナの膣はそれを
熱く、きつく包んで、締め付ける。マサヒコはアヤナの体に体重をかけぬよう気を
つけて、そっと両腕をアヤナの背中に回した。


 マサヒコはそのまま、アヤナを落ち着かせるようにささやいた。
「アヤナ……やっとひとつになれた……アヤナの体、熱くて、素敵だよ……」
「あなたのも……熱い……あなたの熱いものが、私の中に……入ってる……」
「痛みは、大丈夫?」
「うん……少し、楽になってきた……」
「体の力を、抜いて……」
 マサヒコはのしかかった形で、全身をアヤナに密着させた。回した腕に力を込める。
アヤナはそれで多少は安心したのか、体から力が抜け、その美しい体が男の欲しい
ままになった。
 マサヒコはそっと、腰を軽く突いてみる。
「ひぃっ……ああっ……」
 先端が何か、柔らかいものに触れたような感触があった。アヤナもまた、子宮で
その突きを受け止め、体を震わせる。
 今度はそっと腰を引いてみる。
「う、うおう……」
アヤナの体内の襞という襞が、ペニスに吸い付いているようだった。カリの内側に、
たまらない摩擦が加わる。

 マサヒコはもう何も考えられなかった。少女の体に溺れ、ただ快楽を求め、腰を
使い続ける。アヤナの膣内の全てが、マサヒコの男性自身を熱く締め付け、吸い付き、
あらん限りの精を絞りつくそうと絡みついてくるようだった。
「お、うおう、アヤナ……アヤナーっ!」
「あっ、ああ、あん、あああーっ……」
 間もなく、二人は絶頂に達した。二人の体がピンと反りかえり、硬直する。
 きわどいところで、マサヒコはアヤナの体内から男性自身を引き抜いた。アヤナの
腹に、マサヒコの大量の欲望の汁が吐き出された。


 マサヒコはサイドテーブルのティッシュに手を伸ばし、アヤナの腹に大量に吐き
出した精液を掃除してやると、荒い息をついてアヤナの隣に倒れこみ、横たわった。
 マサヒコの体に、のろのろと体を起こしたアヤナが今度は覆いかぶさり、マサヒコの
体に腕を回した。二人分の体重がかかり、ついさっき引っかかれたマサヒコの背中に、
軽い痛みが走る。
「はぁ……アヤナ……素敵だった……はぁ……まだ痛む?」
「はぁ……はぁ……もう、大丈夫……ねえ、もう少し……抱いていて……」
 普段はきつめの美少女が、ベッドの上でのみ示す甘えた態度。いや、普段の態度は、
むしろ寂しさの裏返しなのかも知れない。
「……中に出してくれても、よかったのに……」
「いや、それだけはマズイよ……俺、責任、取れないし……」
「あら、中でも外でも、責任は取ってもらうのに……でも、責任のこと、覚えててくれ
たんだ……嬉しい……」
 アヤナはマサヒコの胸に顔をうずめ、激しい行為の余韻に浸る。
「……ん?」
 マサヒコは、下腹部に何か温かいものが垂れてきたのを感じた。顔を上げて、それが
何かを見ると、薄い赤みを帯びたそれは、アヤナの体から垂れた、愛液と破瓜の血とが
混ざり合った液体だった。
 自分の体に垂れる、処女の証。
(俺に……この美しい少女が、処女を捧げてくれた……)
 マサヒコは、自分の上に横たわって体を密着させている少女に、愛しさがさらにこみ
上げてきたのをはっきり感じていた。
 マサヒコは言われるままに、両腕をアヤナの背中に回す。


 密着した少女の体のぬくもりと感触に、マサヒコの男根が再び目を覚ました。さっき
爆発したばかりで、ほんのわずかな間しおれていただけなのだが、なんといっても
マサヒコは若い。
 それが次第に角度を高め、鎌首をもたげていくと、ちょうどアヤナの太腿の間に、
それが割り込んでいった。
「あ……」
 ぴっちり閉じられた太腿の間に熱い何かが割り込んでくる。アヤナはそれを感じ取り、
期待とも非難ともつかぬ視線をマサヒコに向けた。

「アヤナ……もう一回、いいかい?」
「ん、もう……でも……いいわ……」
「……でもその前に……一番大事なことを、まだ言ってなかったな……」
「……なあに?」
 マサヒコはアヤナの背中に回した腕に力を込めた。まっすぐにアヤナの瞳を見つめる。
「アヤナ……愛してる。一緒に、生きていこう……」
 上気したアヤナの顔に、さらにぱっと朱が差した。
「……うん……嬉しいわ、あなた……」
 再び二人は、愛欲の深みに身を投げ、溺れていった。

(俺は、もう、この娘を手放せない……)
(……あなたは、私のものよ……)
 二人の未来に何が待っているのか、それは神ならぬ身には知る由もない。
 今はただ、お互いの体に溺れ、悦びを貪るのみだった。

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