作品名 作者名 カップリング
「一緒にキモチよく」 トマソン氏 マサヒコ×リンコ


 的山リンコと小久保マサヒコは、図書準備室で情熱的な一時を過ごして以来も、
表面上は何もなかったように生活を続けていた。時折り、目を合わせては微笑みを
交わしていたが、幸いクラスメートたちには気づかれていないようだ。
 ようやくマサヒコの右手の包帯も取れた今日は、小久保邸でそれぞれの家庭教師に
授業を受ける日。二人は言葉を交わしつつ、連れ立って小久保邸に向かっていた。
 雨は降っていないが、空には重い雲が垂れ込めている。
「今日もなんだか怪しい天気だね〜」
「まあ、梅雨時はしょうがないんじゃないか」
「そうだね……ところで小久保君」
 リンコは真剣なまなざしをマサヒコに向けた。
「……ん? 的山、どうした?」
「この前の、図書準備室での約束、覚えてる?」
「……もちろんさ。でも、どこででも出来ることじゃないし、家庭教師の先生たちの
授業もあることだし……」
「あのね、今日、うちのパパもママもいないの。だから、今日は、中村先生と濱中先生
の授業が終わったら、うちに来てくれると、嬉しいな……」
「……いいのか?」
「うん。気持ちよくしてくれるんでしょ?」
「……ああ、きっとだ。じゃあ、行くよ」
 ここ数日、セックスのハウツー本を読みふけり、頭の中で何度も、どう女の子の体を
扱うか、シミュレーション……というより妄想だが……してきたのだ。
 ゴクリ…… マサヒコは生唾を飲み込んだ。
 ついに実行の機会が来た。何をするか思い描くだけで、下半身が蠢くのをマサヒコ
は抑えようもなかった。




 その日はさすがにマサヒコも授業に身が入らなかった。というより、いきなり隣で
保健体育の授業が始まったので、集中できなかったのだ。
「へえ、リンが自分から保健体育を教えてください、とはね。何かあったの?」
「そうじゃないんですけど、なんだか興味が沸いてきて……」
「オッケーオッケー、任せなさい。オンナの体のこと、オトコの扱い方、じっくり教え
たげるわ。まずオンナの体ってのは……」
 マサヒコに聞こえるように授業をする中村先生にマサヒコは目を白黒させたが、全く
もって中村らしいというほかはない。
 濱中アイはマサヒコよりは慣れている。
「マサヒコ君? 横がうるさいのはわかるけど、授業に集中して」
 数学の教材を手にアイがマサヒコに集中を促すが、それも無茶な注文である。
「……無理です、先生」
「……やっぱり? まあ、そうよね……こっちも保健体育にしよっか?」
「濱中先生、教えられるんですか?」
「……それを忘れてたわね。一緒に中村先生に習おうか?」
「……授業してくださいよ……」

 ようやく授業も終わり、濱中・中村両先生が小久保邸を辞す。
 リンコも、後で家に来て、とマサヒコにささやいて帰宅の途についた。



 マサヒコは着替え、シャワーを浴びると、期待に胸も股間を膨らませて、的山家に
向かった。途中の薬局でコンドームを仕入れるのも忘れない。
 到着したマサヒコを迎えたリンコは、さっきと同じセーラー服姿のままだが、その
漆黒の髪からはシャンプーの香りが漂っているうえに、肌はしっとりと輝き、顔も
どことなく上気している。
「小久保君、いらっしゃい……どうぞ上がって……セーラー服は、好き?」
「お邪魔します……あの、好きって……?」
「お風呂に入って、体、きれいにしたんだよ? でも、私の普段着より、セーラー服が
好きかなと思って、もう一度制服を着たの……男の人って、セーラー服とかスクール
水着とか、好きなんでしょ?」
「……なぁリンコ、中村先生のいうことを鵜呑みにせずに、自分が気に入った格好を
していればいいんだぞ? それに、俺はリンコなら、どんな格好だって好きさ……」
 マサヒコは上がりこむが早いか、リンコの体に腕を回し、きつく抱きしめた。
「あん……小久保君、痛い……優しくして……」
「悪い、強く抱きすぎた……でも、俺……、俺、お前が愛しくて……ここ数日、どんな
思いでこの時を待っていたか……」
「嬉しい……私の部屋に、行こ?」
「ああ……」
 二人は階段を上り、二階にあるリンコの部屋に入った。




 扉を閉じて密室に二人きりになると、マサヒコは改めてリンコの体に手を伸ばし、
今度はゆっくりと抱きしめた。
 リンコも背を伸ばして腕をマサヒコの首に回し、そっと目を閉じる。ごく自然に二人
の唇が重なる。
「ん……」
 同時にリンコの背中に回ったマサヒコの手が、やさしく背中に愛撫を加えはじめる。
左腕は背中から首筋に伸び、そっと指でうなじから背筋をなぞる。右腕は輪を描くよう
にやわらかい背中を撫で回しつつ、少しづつ下に移り、やがてヒップに到達し、やわら
かい尻たぶを撫で回した。
 唇を離したリンコはすっかり上気した顔を隠すかのように、恥ずかしそうにマサヒコ
の胸に顔を埋めた。
「リンコ……今日はお前に、気持ちよくなってもらうからな……」
「うん……小久保君、優しくしてね……」
 マサヒコはリンコの消え入るような返事を耳に、小さな体をそっとベッドに押し倒し
た。優しく眼鏡をはずしてやり、傍らのサイドテーブルに置くと、その体に体重をかけ
ないように気をつけて上にのしかかり、もう一度唇を合わせ、舌をそっと侵入させる。
リンコもそれに応え、舌を絡めた。
「んん……んっ……」
 リンコの舌はあくまでやわらかく、その感触がまたマサヒコの獣欲をかきたてる。
(えーと、ディープキスの次は……首筋かな……)
 荒い息をついて口を離したマサヒコは、続いてリンコの首筋にむしゃぶりつき、キス
の雨を降らせ、舌を這わせた。
「ああ……あう……はぁ……はぁ……」
 リンコは首筋への愛撫がこんなにも性感に響くとは思わず、たまらず体をもがいたが、
すでに男の体に組み敷かれていては逃れることも出来ず、愛撫をその体で受け止める
よりなかった。
 リンコの呼吸も荒くなってゆく。


 ここまではハウツー本をなぞってきたマサヒコは、次は胸を攻めるつもりだったが、
気が変わった。
(リンコも感じてくれてるみたいだ……こうなったら、好きなように攻めてやる……)
 首筋に這いまわせていた舌をはずし、体を起こすと、横たわったリンコの傍らに
マサヒコは腰を下ろした。リンコはいままで組み敷かれたままで散々もがいたため、
セーラー服のスカートがすっかり乱れ、真っ白い太腿の下半分がマサヒコの視線に
さらされていた。
「リンコ……綺麗だよ……」
 マサヒコはそのすそをつまみ、ゆっくりめくり上げていった。ほっそりしたつややか
な太腿が、次第次第にあらわになってゆく。
「あ……、恥ずかしい……」
 リンコは羞恥にたまらず手を伸ばしてスカートを押さえるが、マサヒコはその手を
やさしくどかせ、紺色の布地を上すっかり捲り上げてしまった。
「ああ……」
 リンコはまだ衣服を一枚も脱いではいなかった。しかし、スカートはすっかり捲り
あげられ、純白の可愛らしいパンティを上のラインまで男の目にさらし、恥ずかしそう
に顔を手で覆いながら、指の隙間から不安そうな瞳でマサヒコを見つめているその姿は
たまらなく扇情的だった。
 マサヒコは艶ややかな膝小僧から愛撫に入り、両の掌でゆっくり、太腿を撫で回した。
 リンコはぴっちりと両脚を閉じていたが、マサヒコは遠慮なくその内側に手のひらを
差し入れた。すべすべの綺麗な肌を楽しみつつ、ゆっくりと愛撫を加え、掌が次第に、
太腿をさかのぼって行く。


 もう少しでパンティに手のひらが到達する、その直前でじらすかのようにマサヒコは
手を止めた。
「リンコ……いよいよ、あそこだよ……」
「だ、駄目……」
 リンコは再び身をよじったが、その抵抗はあまりにも弱々しく、マサヒコの獣欲を
さらに刺激するだけだった。マサヒコは、パンティの微妙なところにそっと指を忍び
込ませた。
 そこはもうしっとりと湿り気を帯びていた。薄い布一枚の向こうに、リンコの最も
敏感な部分が息づいているのだ。マサヒコは全神経を指先に集中して、まずはそっと
縦になぞった。
「んっ……ああっ……はう……」
 なんともやわらかい、吸い付いてくるような感触と、指先の動きに呼応したリンコの
初々しい反応。マサヒコは夢中になって刺激を加え続けた。時折、リンコの体がピクン
と震え、どこが敏感な箇所であるかをマサヒコに教えてくれる。
 見る見るうちに、白いパンティのその部分には濡れてシミが出来た。それがしだいに
面積を広げていく。
 リンコの秘所が形を変えるにしたがい、しっとりと湿ってぴたりと貼りついた
パンティも、それに従って姿を変え、縦にくっきりと筋を形作っていった。




 たまらなくなったマサヒコはパンティのふちに指をかけた。
「あ、小久保君……そんな、いきなりそれを……」
「リンコ……俺の好きなようにやらせてくれ……きっと、気持ちよくさせるから……」
 マサヒコは片腕をリンコの尻にまわし、軽く上に持ち上げるようにして、もう一方の
手でリンコの秘めたる部分を覆う一枚の布切れを毟りとってしまった。
「ああっ……恥ずかしい、見ないで……駄目ぇ……」
 マサヒコはリンコの脚を開かせようとしたが、リンコもぴっちりと太腿を合わせて
必死で抵抗し、それを許さない。
 マサヒコは改めてリンコの体を組み敷き、再び唇を合わせた。もう遠慮せずにを舌を
侵入させ、リンコの舌を絡めとり、口腔の中を嘗め回し、片手をほのかな胸の隆起に
伸ばし、制服の上から乳房を揉みしだく。
「ん……あうっ……」
 たまらずリンコの注意が上半身に移り、硬く閉じた太腿からふと力が抜けた瞬間、
マサヒコの膝が断固としてリンコの脚を割った。
「んーっ……」 
 リンコのか弱い抵抗もむなしく、やがてリンコの両脚の間にマサヒコの腰が割って
入った。



 長いディープキスからマサヒコがそっと顔を上げると、その唇とリンコの唇との間に
唾液が糸を引いた。続いて体を起こすと、両脚を割られ、すっかりあらわになった
リンコの秘奥に目をやった。
「だ、駄目……見ないでぇ……」
 リンコは必死で手でそこを隠した。身をもがき、膝を曲げて太腿を上げるが、両脚の
間に男の腰に割って入られていては、閉じることはかなわず、ほっそりした脚がM字に
なるだけだった。
 マサヒコは再びリンコの耳元にささやく。
「見たい……俺、お前のすべてを、見たいんだ……。」
 マサヒコは優しくそっとリンコの手をどかせ、頭の左右に置かせると、再びリンコの
姿に視線をやる。マサヒコの眼前に、蟲惑的な眺めが広がっていた。
 セーラー服の夏服を着込んだ少女が、スカートを完全に捲り上げられ、秘奥を覆う布
一枚だけを剥ぎ取られ、両脚をM字にして、男の視線に下半身の全てを晒して羞恥に
あえいでいる。漆黒の繊細な恥毛はごく薄く、産毛程度にしか生えておらず、ギラギラ
した男の視線を防ぐには全くの無力だった。上半身はセーラー服のままの普通の格好だ
が、そのアンバランスさがまたなんとも扇情的な眺めを形成した。
 リンコの可愛い顔はすっかり桜色に上気して、羞恥と期待に潤んだ瞳をマサヒコに
向けていた。
「ああ……恥ずかしい、そんなに見ないでよう……」
「リンコ……綺麗だよ……でも、気持ちよくなってもらうのはこれからだよ……」
 マサヒコはリンコの体にむしゃぶりつきたいのを必死にこらえ、自分も裸になった。
「ほら、これで二人とも裸だ……恥ずかしくないよ……」
 マサヒコの男根はもう痛いほどに天を向いて屹立している。それを目にしたリンコが
「わあ……この前も見たけど……でも、すっごい……」
と感想を漏らす。
 マサヒコはもう目の前の女体を犯したくてたまらなかったが、必死で我慢した。まず
はこの前の約束を果たさなければならない。
(そうだ……まずリンコをイカせるんだ……)


 マサヒコは余すところなくあらわになった秘奥にそっと顔を近づけ、まずは太腿の
付け根にそっと頬擦りをする。マサヒコの視界いっぱいに、リンコの体のすべてが
広がった。パンティごしに散々、嬲られたリンコの秘貝は、すっかり濡れて恥ずかしく
光り、開きかけていた。
 リンコのそこにマサヒコの息がかかり、リンコはたまらずあえいだ。
「そんな、駄目ぇ、恥ずかしいよう……」
 マサヒコはそっとリンコのそこに口をつける。
「ひゃ、ひゃうっ?! ああう……はぁ……」
 それだけでリンコの体は電流が流れたように反応した。まるで筋肉が痙攣したように
ピクリと震え、太腿を閉じ合わせようとするが、マサヒコは割られたリンコの太腿に
腕を絡めてがっちり固定し、それを許さない。いったん口を離し、リンコが目を閉じて
手で顔を隠し、羞恥と快感に耐えていることを確認すると、マサヒコは再びリンコの
股間に顔を埋めた。
 舌を伸ばし、そっと開きかけた割れ目をなぞる。続いて指でそっとそれを押し開くと、
処女そのもののうすい色をたたえた、しっとりと濡れそぼった中身が、恥ずかしげに、
密やかに、マサヒコの目にあらわになった。
 マサヒコはその中の襞にそっと舌を這わせ、淫靡な刺激を与えた。
「あ、ひゃうっ? 駄目、だめぇ、ああっ……」
 リンコはそのたびに体を震わせ、甘い声を上げた。



 マサヒコは割れ目の上にある小さな突起を確かめると、そこを舌でつついた。
「うああっ! 」
 あまりの刺激にたまらずリンコの口から声がほとばしると同時に、全身が激しく反応し、
リンコの体が跳ね上がった。
(やっぱり、ここが弱いんだ……)
 マサヒコもそこがクリトリスと呼ばれる、女体でもっとも敏感なところであることは
知っている。調子に乗ってそこを舌でつつきまわし、ついで優しくねぶった。
「ああん……ひぃ……うあ……ああ、ああああーっ……」
 リンコは激しい反応を示し、必死で体をもがいてマサヒコの舌を逃れようとするが、
大股開きで太腿を固定されてはどうにもならない。 
 マサヒコの興奮も、もう絶頂に近づいていた。いつも一緒に勉強している美少女が、
下半身だけを俺の目に何もかも晒して、大股開きで処女の体をいいようになめさせて
いる!
 淫靡な攻撃を繰り返しているうち、さっきまでよりもそれのサイズも大きくなって
いることにマサヒコは気づいた。
「ここって…… 大きくなるんだ……」
「ひ、ひいぃ……ああっ……」
 リンコは気の利いた返事をするどころではなかった。マサヒコは舌でそこをねぶり
続ける。
「うあっ、くふぅ、あ、ああああーっ!」
 ほどなく、リンコは断末魔のような声をほとばしらせ、体をピンと伸ばして全身を
硬直させた。




「はぁ……はぁ……」
 リンコは荒い息をつき、体を今は脱力させ、恥ずかしそうに脚を閉じて、ベッドに
横たわっている。
 相変わらず、スカートを捲り上げ、パンティだけをむしり取られた以外はセーラー服
を来たままで、下半身だけ裸だ。今はもうシーツにまで愛液が垂れ、シミを作っている。

 マサヒコはそっとリンコの傍らに横たわり、リンコにささやいた。
「……気持ちよかった?」
「はぁ……はぁ……うん、気持ちよかった……でも、イったのかどうか、わかんないよ
……今まで、イッたことなんて、ないから……」
「この前のお礼、できたかな……」
「うん、素敵だった……でも、まだ一緒にキモチよくなってないよ……それにまだ私、
大人の女になったわけじゃ、ないよね……?」
「……そうだな。最後まではまだしてないな」
「ねえ……小久保君、一緒にキモチよくなろ? そして私を女にして……」
「そりゃ、俺はそうしたくてどうしようもない位けど……でも、本当にいいのか?
お前にとっても大切なバージンだろ?」
「大切なものだけど、小久保君なら、いいよ……それに、私だって小久保君のチェリー
ボーイをもらうんだもん……」
「そうか……じゃ、一緒に大人になろう……」
「……うん……」
 もともとすっかり上気していた顔をさらに真っ赤にして、リンコはうなずいた。




 いつまでもこの格好ではかわいそうだし、リンコの上半身も味わいたい。
 マサヒコはリンコの上半身を抱き起こし、セーラー服の上を優しく脱がす。リンコも
恥ずかしがりながらも腕を上げ、マサヒコに協力した。
 続いて、ベッドに座ったリンコの背中に腕を回し、飾り気のない、これも純白の
ブラジャーのホックをそっとはずそうとしたが、なかなかうまくいかない。
「……? これ、どうやってはずすの?」
「ん……こう……」
 リンコが腕を背中に回してプチンとホックをはずすと、マサヒコは正面からカップを
持ち上げ、首からブラジャーを抜き取ってしまった。リンコの胸のほのかな膨らみが
マサヒコの視線に晒される。
「あ……」
 リンコは恥ずかしそうに胸を隠した。ついさっき、もっとも恥ずかしいところを何も
かも晒して、いいようにされたわけだが、それでもまだ羞恥心は失っていない。頼り
なげなその仕草が、またマサヒコの獣欲を刺激した。
 あとは腰の回りにまとわりついたスカートを、腰のホックを外して抜き去ってしまう
と、リンコはとうとう生まれたままの姿となった。リンコは恥ずかしそうにベッドに
座り、片腕で胸を、もう片腕で股間を隠して、体を硬くしてマサヒコの視線に耐えた。
 改めて少女の体を組み敷こうとしたマサヒコは、ちょっと迷った。
 しばらく前からいきりたったままのマサヒコの分身は、もう先端から透明な我慢汁が
にじみ出て、今にも限界を突破しそうだ。
 このまま挿入したら、即刻、昇天してしまうだろう。




「なあ、リンコ……俺、もうすぐにでも出ちゃいそうなんだ……このままお前の中に
入ったら、お前が気持ちよくなる前にすぐにイってしまう……だから、その前に一回、
抜いてくれないか?」
「……うん……この前みたいにしてみるね」
 リンコはそっと手を伸ばし、この前のように、そっと包み込む。
 そしてカリの内側に摩擦を集中し、先端の割れ目をそっと撫でる。
「うおおっ……」
 ついさっき自分が絶頂にいざなった女の子が、今度は俺をいかせようと俺のアレに
奉仕している! マサヒコの興奮は速やかに高まった。
 リンコは、何を思ったか、屹立したマサヒコの分身に顔を近づけ……そっと舌を
伸ばした。
「お、おいリンコ、そんなことしてくれなくても……」
「私、小久保君にも、気持ちよくなってもらいたいの……男の子って、女の子にこう
して欲しいんでしょ?」
 話すために一旦舌を収めたリンコは、再び舌を伸ばし、既に透明の液が滲み出して
いる先端にそっと、ちろりと這わせた。
「う、うおうっ……」
 リンコは次はくわえ込もうとするが、流石に全部は入らない。あきらめて、亀頭の
部分だけをそっと口に含み、舌で舐りまわした。そうしている間にも、両手は口に
収まらない、サオの根元に近いところに摩擦を加え、裏筋を指でなぞる。
「おおおっ……リ、リンコ……出る……」
 それまで散々我慢してきた反動もあり、やわらかくもねっとりした強烈な刺激に、
あっという間にマサヒコの分身は蠢動し、欲望の汁を発射した。リンコの口のなかに
白濁した液体が、どくんどくんと吐き出される。
「むぐーっ……!」
 リンコはあわてて口を手で押さえ、全裸のまま、脚をもつらせつつ、部屋の隣の
洗面台に走っていった。

(やっぱり苦あい……小久保君には喜んでもらいたいけど、飲めないよう……)
 何度もうがいをした後、リンコはマサヒコが待つ自室に戻ってきた。ベッドに
マサヒコと並んで腰をかける。
「悪い、リンコ……あんまり気持ちよかったから、その……」
「いいの、私こそごめんね……飲めれば飲みたいんだけど……苦くて……」
「無理しなくていい……っていうか、飲むと男が喜ぶなんてどうして……いや、いい。
どうせあのメガネに決まってるな」
「うん、中村先生に教えてもらったの。」
「ま、それは置いといて……リンコ……また、俺のほうが気持ちよくなっちまったな」
「ううん、さっきは私を気持ちよくさせてくれたんだし……」
 マサヒコはベッドに座ったまま、再び腕を伸ばし、再びリンコの体を抱き寄せた。
「あっ……」
 肩を抱かれただけで、リンコの体が反応する。さっき絶頂に達したばかりの体は、
敏感な状態を保っているようだ。

「リンコ、いよいよだ……一緒に気持ちよくなろう」
「……うん……やっと、大人の女に、なれるんだ……」
 マサヒコは用意してきたコンドームのパックを、サイドテーブルにスタンバイした。
「小久保君……ゴムなしでも、いいよ? 初めてなんだし……それに、キモチよく、
なってもらいたいし……」
「リンコ……やっぱり、それは駄目だよ……お前を妊娠させたら、今の俺にはまだ責任、
取れないし……俺、万が一にも、お前を傷つけたくないんだ……」
「私のこと、大事に思ってくれるんだ……嬉しい……」
 マサヒコはリンコの体を抱き上げ、優しくベッドに下ろした。
 リンコは潤んだ瞳をマサヒコに向け、穢れを知らぬ全裸の体を横たえていた。
 マサヒコは再びリンコの上に覆いかぶさると、ほのかな胸の隆起に腕を伸ばした。
そっと手のひらを隆起にあて、すべすべの肌を撫で回す。唇はおでこに、頬に、首筋に
キスを繰り返し、続いて耳たぶを攻め、柔らかい肉をやさしく噛む。
「あ……あう……んっ……」
 リンコの体は敏感に反応を示すが、羞恥に体を染めながらも、もう逃れようとはせず、
進んでその愛撫を体で受け止めた。


 マサヒコは続いて、胸の、柔らかくほのかな隆起を揉みしだく。はじめは優しく、
次第に強く。顔をそちらに移動させると、その先端に息づく、ごく薄い色の乳首を
そっと舌で転がした。
「ふうっ……あ、あん……」
 たまらず、可愛らしい声が漏れる。乳首までが、先ほどまでより立っていることに
気づき、マサヒコは驚異の目をみはった。
 唇と舌は次第に下方へ移り、可愛らしく小さな穴をみせている臍をかすめ、再び
下半身へ移っていった。
「リンコ…脚を開いて……」
 リンコのすらりと伸びた、ピンク色に上気した細い脚は、今はぴっちりと閉じられ、
ベッドの上に伸びている。
「でも……恥ずかしい……」
「いい子だから、開いて……」
 今度はマサヒコは強引に体を割り込ませなかった。リンコが自ら脚を開くところを
見たかったのだ。
「さあ……」
 マサヒコに見つめられたリンコが、おずおずと脚を左右に開いてゆく。膝の間を
15センチほど開いたリンコが、恥ずかしそうに顔を両手で覆った。
「開いたよ……」
「まだまだ、もっと開くんだ……」
「……うん……ああ……恥ずかしい……」
 消え入りそうな声で返事をすると、リンコはたまらない羞恥に耐えながら、なおも
そっと脚を開いてゆく。マサヒコの目の前で、処女の体がゆっくりと花開いていった。
 やがて白磁の太腿がこれ以上開けないほどすっかり開ききるのを待って、マサヒコは
その両脚の間に改めて腰を下ろした。




「ああ……こんな格好……恥ずかしい……」
 さっき、なにもかも見られ、好きなように弄ばれ、絶頂にいざなわれたとはいえ、
いまだ男を知らぬ処女には、全く無防備に体を差しだしたこのポーズはたまらなく
恥ずかしかった。
 マサヒコは改めてリンコの秘奥に目をやる。そこはさっきの絶頂からまだ間もなく、
愛液をたたえ、てらてらと光っていた。
 だがさっき、思うがままに開いた割れ目は既に閉じかけている。
 マサヒコは改めてそこに指を伸ばす。指にまとわりつく愛液のぬめぬめした触感を
楽しみつつ、そっと下の唇を押し開くと、リンコの体がまたもピクンと震え、ピンク色
の秘肉が割れ、複雑な肉襞が見えてくる。丁寧に襞をめくっていくと、そのたびに
リンコの体が震え、全身が羞恥と快感に、桜色に染め上がった。
 やがてすっかり開いた女の体は、初めての男の期待に、なおもとめどなく愛液を垂れ
流していた。
「リンコ……何もかも、丸見えだ……綺麗だよ……」
「だ、駄目ぇ……そんなに……見ないでぇ……」
 そこでようやく、マサヒコは中指をそっと膣に挿入した。
「んーっ!」
 なにかが入ってくる感覚に、リンコは体を震わせ、腰をもがくが、逃れるすべは
なかった。リンコは目を閉じ、それが体のなかで蠢く感触に耐えるしかなかった。
 リンコの体は、わずかに先端のみ収まった指を熱く、きつく締め付けてくる。
「ああっ……」
 あくまで優しくそっと指を動かすと、女の体は敏感に反応を返し、たまらず甘い声が
上がる。
 マサヒコはもう我慢の限界だった。
 犯したい! この女の体のすべてを、俺の男根で味わいたい! 
 マサヒコはいささか焦りつつ、コンドームを装着した。なかなかうまく行かず、
てこずるが、それもようやく成功する。


「リンコ……もう、我慢出来ない……いくよ……」
「うん……一緒に大人に、なろ……」
 いきり立ったそれを、リンコのこれでもかと開かれた体に位置を合わせる。
「あう……」
 リンコは熱いものがあてがわれたのを感じて、破瓜の予感に体を硬くした。
 マサヒコはそっと腰を前に出し、きつい抵抗を感じながら、その熱い欲望の火柱を
リンコの体に突き立てていった。
「ああーっ!……い、痛あい……」
 あまりのリンコの痛がりように、いったんマサヒコは前進を止めた。
 やさしく体重を掛けぬようにリンコの体に覆いかぶさって腕を回すと、リンコも
すがりつくかのようにマサヒコの首に腕を回す。二人の体が密着し、リンコも安心した
のか、荒い息が少しだが収まっていく。
「体の力を抜いて……」
 耳元で優しくささやくと、抱き合ったまま、リンコの体から力がわずかに抜けるのを
待って、マサヒコは再び前進を開始した。
「う、うああっ……ひぃーっ……」
 とうとう奥まで収まると、その先端になにかやわらかいものが当たった。
 リンコはその瞬間たまらず脚を浮かせ、もがき、閉じ合わせようとしたがそれも
かなわず、リンコの両脚はマサヒコの腰に絡みついた。
 リンコの硬く閉じられた目から、涙があふれ出た。



「はぁ……はぁ……」
 マサヒコはどっぷりとリンコの体にその肉棒を沈め、荒い息をつきつつ、リンコの
小さな体を優しく抱きしめていた。
 初めて男を受け入れたリンコの媚肉は、マサヒコのそれに吸い付くように熱く、
きつく締め付け、その両脚はマサヒコの腰に絡みついている。リンコもまた荒い息を
つき、その顔はマサヒコの顔のすぐ下で、硬く目を閉じて破瓜の痛みに耐えていた。
「ん……はぁっ……」
「リンコ……大丈夫かい?」
「少し、痛かったけど……大丈夫……小久保君の……熱いものが……私の中に……」
 つぶらな瞳を開いてマサヒコを見つめるリンコだが、その目から頬にかけて、まだ
涙が流れ続け、筋を形作っていた。
 その表情を見て、またもマサヒコのなかにたまらない愛しさがこみ上げ、マサヒコは
再びリンコの唇に自分のそれを押し付けた。
「……んん…んっ……」
 リンコの体から、少しづつ力が抜けていく。ようやく唇を離したマサヒコは再び
リンコと見つめあった。


「リンコ……リンコの体も、熱くて……素敵だよ……」
「嬉しい……ねえ、気持ち……いい?」
「ああ、とっても……じゃあ、ゆっくり動いてみるよ?」
「うん、優しく、してね……」
 今はすっかりリンコの体内に収まっている男根を、マサヒコはわずかに引いた。
「うおっ!?」
 それだけで、肉襞の吸い付いてくる感覚が急激に増し、同時にカリの内側に強烈な
刺激が加わった。
 再びそっと腰を前に出すと、やわらかい何かが先端にあたった。
「ああーっ!」
 同時にリンコの体にも電流が走り、息も絶え絶えになりながらたまらず声を上げる。
(なんて……なんて気持ちがいいんだ……)
 マサヒコはペニスから全身に流れる電流のような快感に、リンコの甘い声に、熱い
女の体に陶然となり、更なる快楽を求め、狂ったように腰を動かし、女体を貪った。
 激しい欲望の動きに、肉と肉がぶつかる淫靡な音さえが部屋に響いた。
 ほどなく、二人の声が一段と高くなり、重なった体が硬直した。
「お、おおぅ……リンコ、リンコおっ!」
「あ、あう、ひぃ、ああああーっ!」
 マサヒコが最後の力でリンコの中に男根を突き込むと同時に、それを咥えこんだ
リンコの膣がかつてない圧力でそれを締めつけ、一瞬ののち、マサヒコの精がリンコの
体内で弾けた。



 マサヒコの体は脱力してリンコの隣に倒れこみ、こちらもすっかり脱力したリンコの
体を優しく抱きしめる。二人は荒い息をつきつつ余韻に浸った。
「……はぁ、はぁ……リンコ……」
「はぁ、……小久保君、はぁ、……一緒に大人に、なれたね……」
「ああ……素敵だったよ、リンコ……」
「私も、始めは痛かったけど、気持ちよかった……さっきもそうだったけど、なんだか
頭が痺れて、宙を浮きながら、どこまでも落ちていくような感じ……イクって……ああ
いうこと……なんだね……」
「ふうん……」
 女の快感がどういうものかまでは、マサヒコは知る由もない。リンコの乱れた髪を
優しく整えてやるうち、ようやく呼吸が整い、ゆっくりと体を起こす。
「あ……血だ……」
 シーツに残った破瓜の証。マサヒコはまだ脱力したまま目の前に横たわる女の子に、
さらに愛しさがつのるのをはっきり感じていた。




 ようやくにして余韻も去り、のろのろと体を起こして、シャワーを浴びて身づくろい
をした二人は、もう睡魔に襲われていた。
 だがマサヒコは家に帰らなければならない。

「ねえ、小久保君……私たち、もう恋人同士でしょ?」
「……ああ、そうだな」
「じゃ、二人でいるときは、マサヒコ君って、呼んでいい……?」
「いいとも……俺はお前の彼氏で、お前は俺の彼女なんだからな……」
「うん……今日は私、とっても幸せだった……明日も、きっと私たち、幸せだね……」
 リンコは顔を真っ赤にして、熱烈なキスでマサヒコを送り出した。

 帰り道も、マサヒコは幸せいっぱいだった。
(俺にも恋人が出来た……それも飛び切り可愛らしくて、しかもエッチな……
これからは学校でも、家でも、家庭教師の時間にも、どんなに嫌なことがあっても、
リンコを見れば、リンコと話せば、リンコを抱けば、きっと幸せな気分になれる……)

(あ……でも、恋人同士って、何をするのかなあ?
 ……今度は恋愛のハウツー本を読まなきゃならないな)

そこまで考えたマサヒコは、自分つっこみを入れずにはおれなかった。
(……というか、読む順番、普通、逆じゃないか?)

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