作品名 |
作者名 |
カップリング |
「愛と欲望と麻酔薬」 |
トマソン氏 |
マサヒコ×アイ |
マサヒコはその日、学校を終えてアイのアパートに向かっていた。
その発端は前回の授業の終わりになされた会話に遡る。
「マサヒコ君、次回は私のアパートに来てくれる?」
「ええ、いいですけど・・・なにかあるんですか?」
「うん、ちょっとね。それと、授業が終わったあと、一時間くらい時間いいよね?」
「え・・・いいですけど、それは何で?」
「うふふ、それはお楽しみ(はあと)」
アイのなにやら思わせぶりなセリフに一抹の不安を覚えながら、マサヒコはアイの
アパートの呼び鈴を押した。
すぐにドアが開き、「いらっしゃーい。上がって上がって」と、春らしいピンクの
ワンピースに身を包んだアイは、いつもの笑顔でマサヒコを迎えた。
「お邪魔しまーす」
靴を脱いだマサヒコの目に、以前はなかったものが目に付く。壁にかかった、2本の
なわとびの縄だ。
「あれ、なわとびですか。でも2本?」
「うん、やっぱりダイエットって食事制限だけじゃなく運動もしないとね。100円
ショップに行ったら2本セットで売ってたのよね〜。1本50円だったら良かったのに」
なるほどダイエットか。まさか、授業が終わったあとの時間ってなわとびに付き合わ
せるんじゃないだろうな、などと思いながら、マサヒコは席につく。
「今日は生物だったわね。それじゃ、まず教科書の・・・」
授業は珍しいことに脱線なく進み、終了の時間となった。
「さて、最後に見せたいものがあるの。・・・これ。」
とアイが出したビンには、「イソフルラン」と書かれている。
「なんです、これ?」
「これ、麻酔薬なの。大学の生物部の友人からパクってきたの。麻酔薬といえばクロロ
ホルムなんか有名だけど、発ガン性があって今は使われていないんだって。」
「いや、パクってきたって・・・(汗)」
「このイソ・・・えーと、なんだっけ?イソフルラン?というのは最近使われている
麻酔薬なんだって。これを持ち歩きたくなかったから、今日はここに来てもらったの。
ほら、やっぱりこんなのもって歩くのは物騒だから。」
「・・・それで、これをどうするんです?」
「もちろん、今日は生物の授業だから、実習ってことでこれを試してみたいと思って。」
といいながら、アイは薬のビンを開け、大体の分量を見てハンカチに染み込ませている。
「試すって、何にです?モルモットでも用意したんですか?」
アイはハンカチを手に、天使のような笑顔をマサヒコに向けた。
「マサヒコ君、時間は大丈夫って言ったよね?」
「ちょ、ちょっと、まさか・・・」
「大丈夫、動かないでね」
「じょ、冗談でしょう?」
いくら実習といったって、実験動物にされてはたまらない。マサヒコはすかさず腰を
浮かし、ドアめがけて逃げ出した。
「あ、こら、待ちなさい!きゃっ!」
すかさずアイも立ち上がり追いかける。が、その脚がマサヒコが座っていた椅子の脚
にひっかかり、アイの身体は派手に前のめりに倒れた。手のハンカチが宙を舞い、アイ
のヘッドバッドが床に命中する。
「い、痛ーい・・・」
とりあえず体を返し、仰向けになっておでこに手を当てるアイの口元に、ふわーりと
ハンカチが舞い下りる。痛みをこらえて息をつくアイ。口元に落ちてきたハンカチが
なんであったかを思い出す前に、アイの意識は遠のいていった。
「・・・ん?」
ドアのノブに手をかけたところで、マサヒコはアイの悲鳴、そしてゴン!という音に
後ろを振り返った。
そこには、仰向けにおでこに手を当てて息をつくアイ。そしてその口元にふわりと
落ちるハンカチ。数秒後、マサヒコの目前には、気を失ったアイの体が横たわっていた。
「つまりアレか?この人、俺に麻酔薬を試そうとして、自分が麻酔薬を吸った、と・・?」
いつものことではあったが、あまりの天然ぶりにマサヒコはどう突っ込んでいいのか
迷った。まあ、突っ込んだところで、これでは反応も期待できないが。
「・・・とりあえずベッドに運ぶか。」
マサヒコは部屋の中にとって返すと、危険なハンカチを傍らに投げ捨て、アイの身体を
抱き上げてベッドに運ぶ。柔らかい女体のずっしりした量感を楽しむ余裕もなく、邪魔な
椅子を足で押しのけ、アイの身体をベッドに横たえた。
さて、どうしたものか。マサヒコはベッドサイドに椅子を寄せ、腰を下ろし、思案にくれた。
「自爆で麻酔にかかる人もこの人くらいだよなあ。どれくらいの時間で覚めるもんかな」と、
マサヒコはアイの顔を見つめる。
・・・数秒間そうしているうちに、マサヒコは視線を動かせなくなってしまっていた。
「・・・綺麗だな・・・」
今は安らかな寝息を立てているアイの、穢れを知らぬ無防備な寝顔。
口紅を塗っているのかいないのか、ごく薄いピンク色の唇。口は軽く開き、ごく自然な
呼吸に伴い、豊かな胸がかすかに上下している。
マサヒコは、自分の家庭教師である濱中アイが美人なのはもちろん分かっていた。
普段は、ジロジロ見るのもどうかと思って遠慮していたが、今こうしてとっくりと
寝顔を見ているうちに、マサヒコは自分の中から衝動が突き上げてくるのを感じていた。
マサヒコとて中学生男子である。心外にもED疑惑をかけられたこともあるが、
性的なことに興味がないわけがないのだ。
そして、目の前の人物に、こともあろうに一日3回のオナニーを強要されたことが
あったと思い出す。
そのほとんどの際に脳裏に描いたのは、今、目の前にまったく無防備に横たわる、
この美人家庭教師の肉体だった。
ごくり・・・・・・
マサヒコは生唾を飲み込み、そっと自分の顔を近づけていった。心臓が高鳴る。
よく眠っているよな・・・寝息を自分の顔で感じるほど接近させる。
すー、すー・・・アイの口からの吐息を感じ、たまらなくなったマサヒコは、そっと
アイの唇に自分の唇を合わせた。軽くタッチさせたほんの一瞬。マサヒコはかけがえの
ない、甘美な瞬間を味わった。
一旦唇を放し、大きく息をつく。アイの寝息に変化がないことを確かめ、もう一度、
強めに唇を当てていく。唇で柔らかい感触をしばらく楽しみ、ついでそっと舌を出し、
アイの唇に這わせ、ゆっくりとなめまわした。
ついで軽く開いた口の中へ舌を侵入させると、どこまでも柔らかいアイの口腔を心ゆく
まで味わった。
やがて荒い息をつき、マサヒコは唇を離し、顔を上げる。もう一度アイの顔を見つめ、
続いてアイの胸に目をやった。
ピンクのワンピースの胸に盛り上がる、豊かで健康的な膨らみ。
巨乳というほどではないが、整った形をした隆起は、マサヒコの目を釘付けにした。
「先生・・・」
マサヒコの息はさらに荒くなり、心臓は静まるどころかさらに高鳴った。
両手を手を伸ばし、そっと膨らみを両手に収める。掌に力を入れやさしくもみしだき、
柔らかく張った乳房の弾力をゆっくりと楽しんだ。
しばし胸を楽しんだマサヒコは、視線を下半身に移していく。ピンクのワンピースは
アイの身体をゆるやかに覆い隠しているが、それもすねの半ばより少し上で終わり、
裾からすらりとした足がのぞいている。
ごくり・・・
マサヒコは何度目か分からない生唾を飲み込み、立ち上がるとベッドの下のほうに移動し、
ワンピースの裾をそっとめくっていった。
自分のアパート内で、それも暑ささえ感じる季節とあって、アイはパンストを穿いて
いなかった。
柔らかい生地を持ち上げていくと、つややかな膝小僧があらわになり、純白のスリップが
のぞく。ワンピースに合わせスリップの裾も一緒につまみ、めくり上げていくと、
素肌の太腿が次第に面積を広げ、マサヒコの視線にさらされていく。
静脈さえかすかに透けて見える、白磁の太腿。
そっと手を触れると、掌が吸い付くようなキメの細かい肌。
マサヒコの頭の中に「今なら引き返せる・・・スカートを戻して、何食わぬ顔で
目覚めるのを待てば、今までのままでいられる・・・」という考えが浮かんだ。
もう長いこと、勉強を見てもらっているアイ先生である。このまま、共にゆっくりと時を
過ごせていけたら・・・
しかし手は動きを止めずにそのまま上に動き続ける。純白のショーツが目に入る
ころ、マサヒコに残ったわずかな理性は消し飛んだ。
この女が欲しい!この体を抱きたい!ついさっき、アイの寝顔に見とれた瞬間から
次第に強くなっている衝動が、一気に高まった。
家庭教師・濱中アイは今、そんなこととは知らず、安らかに眠りつづけていた。
マサヒコはアイの上半身を抱き上げると、裾を一気に捲り上げ、苦心してワンピースと
スリップを両腕と首から抜き、一度に脱がせた。ブラジャーとショーツだけの姿になった
アイを再びベッドに横たえる前に、背中に回した手でブラジャーのホックをプチンと外す。
「う・・・ん」
この時、初めてアイがかすかな声を上げた。
マサヒコは一瞬固まった。もういつ目を覚ますか分からないが、ここまで脱がして
しまってはもう引き返せない。いや、マサヒコはもう引き返す気もなかった。
どうする? もう一度麻酔薬を使うよりは、そうだ、あれがあった・・・。
アイの身体をベッドに横たえ、マサヒコは壁にかかったなわとびの縄を手に取り、
右手首と右足首、左手首と左足首を固く結び付けた。
両脚が自然にM字に開き、両腕は体の左右に固定される。
アイの自由を奪うと、マサヒコもまたシャツとズボンを脱ぎ、トランクス一枚になり、
アイの両脚の間にどっしり腰を落ち着けた。
トランクスの中のマサヒコ自身は、もう痛いほどに天を向いて屹立している。
マサヒコは手をアイの胸に伸ばし、後ろのホックは外れたもののまだ隆起にまとわり
ついているブラジャーのカップをそっと上にずらした。
マサヒコの前に、夢にまで見たアイの乳房がぷるんと現れた。シミひとつない白い
肌、きれいなおわん形の隆起、その先端には処女そのものの薄い色をたたえた乳首が、
そっと息づいていた。両足は奇麗にM字に開かれ、その付け根には、薄手のショーツを
通して、ほのかに黒みが透けて見えていた。
そのとき、アイの両目がゆっくりと開いた。
「ん・・・マサヒコ・・・君?」
自分がどういう状況にあるかまだ理解できずにいる。
「私・・・どうしたの?確か、麻酔薬を用意して、転んで・・・あ、もしかして自分で
麻酔薬を吸っちゃったの?」
といいながらまだおでこにわずかに残る痛みに顔をしかめ、アイは体を起こそうと
するが、手をつこうとしても手が動かない。
そこで初めて、四肢の自由が奪われていること、ショーツ一枚の裸にされていることに
気づき、激しく動転しながらも全身を羞恥に染めていった。
「マ、マサヒコ君?これは一体・・・どうしたの?私、恥ずかしいよ・・・
縄をほどいて・・・きゃっ!何をするの・・・」
マサヒコの両手がアイの乳房に伸び、ゆっくりと揉みしだく。
「先生・・・ごめん・・・でも先生の寝顔を見ていたら、もう我慢できなくて・・・」
「そ、そんな、駄目よ?マサヒコ君まだ中学生・・・んっ・・・」
マサヒコの体がアイにのしかかり、アイの唇を改めて奪う。マサヒコの左手はアイの
頭の横につき、右手は指でアイの乳首を弄ぶ。
「ん・・・んんっ・・・」
必死に顔をそむけ、マサヒコの唇をようやく離したアイが訴えかける。
「マサヒコ君、どうしちゃったの? お願い、やめて!縄をほどいて・・・」
マサヒコはもう止まるはずもなかった。首筋、肩口とところ構わずキスを浴びせ、
乳房を揉む掌に力を増し、乳首を舌で捕らえ、転がす。
「駄目、だめ、嫌あ!あっ・・・」
アイは必死に身をよじったが、この格好ではどうにもならない。マサヒコの愛撫を
体で受け止めるよりなかった。しばらく乳房をほしいままにしたマサヒコが、ピンと
立った乳首から唇を離し、つと体を浮かせ、アイの下半身に視線をやる。
アイの両脚は大きく開かれ、輝く白磁の太腿の付け根に、たよりない純白の布が
たった一枚。その布切れの中にこそ、アイの全てが息づいているはずだった。
マサヒコはまず両方の膝を掌全体で触れ、ますます脚を開かせるように押しつつ
太腿の内側をゆっくりとなで上げていく。
「あ、い、嫌あ・・・マサヒコ君、やめて!」
アイはまだ信じたくなかった。マサヒコはもう長いこと家庭教師を務めている
教え子で、勉学にはやや受け身だったが、天然気味の自分をちゃんとフォローして
くれる優しい生徒だった。アイも弟のように大切に思って、必ず望む高校に進学させて
あげようと思っていたのだ。
それが今、一個のオスとなり、自分の体に襲い掛かっている!処女を犯される!
マサヒコの手のひらは容赦なくアイの太腿を遡り、やがてショーツの微妙なところに
到達した。そこからは指を使い、アイの秘めたる部分を上下になぞる。ところどころで
指の圧力を増し、ここかな、いやここかなと、女の反応を確かめる。
指が敏感なところに触れるたびに、アイの身体は、ピクピクと震え、羞恥と興奮で
全身をますます染め上げていった。
「だ、駄目、そこは駄目ぇ!ああ・・・」
アイは羞恥に固く目を閉じ、必死に腰をもがき、男の指を逃れようとするが、左右の
手と脚をそれぞれ連結され、両脚の間に男の体がどっしり入り込んでいては、まったく
無力な抵抗であった。
「あっ、ああ、お願い、やめて、やめて・・・ああ・・・」
アイの哀願はマサヒコの耳には入らなかった。
マサヒコは夢中だった。美しい処女の体が目の前にこれでもかと広がり、自分の指の
動きに、女の反応を返している!
やがてショーツにはポツンとシミが出来た。そのシミがだんだんと広がり、ショーツが
すっかり濡れそぼり、花弁の形がはっきり分かるようになったところで、マサヒコは
ようやく指の動きを止めた。
マサヒコは手を伸ばし、机の上にあるハサミを手にした。
指での攻撃が止まったことに、半分泣きながらもうっすらと目を開けたアイは
それを見て取った。すっかり上気したアイの顔が、恐怖と羞恥をこめて
マサヒコに向き、哀願を繰り返す。
「ま、マサヒコ君・・・お願い、それだけは許して・・・今ならまだ間に合うわ、
縄をほどいて・・・」
マサヒコは答えず、目の前に広がる、純白の濡れそぼったショーツを震える手で
切り裂いていく。アイの体を覆う最後の布は、あっというまにボロ布と化し、
マサヒコの手に移った。
「いやあーっ!、だ、駄目、見ないでぇ・・・」
マサヒコの前に蠱惑的な眺めが広がった。漆黒の、しかしさして濃くはない恥毛。
それはアイの秘奥を完全に覆いきってはおらず、布一枚越しにこれでもかと愛撫を
受け止め続けた花弁は、処女そのもののごく薄い色をたたえながら、すっかり露を溜め、
恥ずかしく開きかけていた。マサヒコはそこから視線を動かせなかった
「先生・・・綺麗だ・・・・」
じっくり目を楽しませたマサヒコは、再び、そっと指を忍びこませていった。
「あああ・・・・嫌ぁ・・・」
アイは再び腰をもがき、指を逃れようとする。それがまたマサヒコの視覚に淫靡な
刺激を与えていった。
マサヒコの指が割れ目全体を上下になぞる。指を上に移動し、クリトリスを探り
あてそっと刺激を与えると、アイの体がピクっと反応し、荒い息をついている唇から
思わず声が漏れる。
続いてもう少し下を探索し、深い闇の入り口を探した。やがてそこを探りあてた指が
そっとゆっくりアイの体の中に忍び込んでいくと、アイの唇からは
「やめて・・やめてえ・・」と哀願が繰り返される。
それでいて、アイの膣はマサヒコの指を熱く締め付けていた。
場所を確認したマサヒコは指を抜いた。
「あ・・・」
一瞬力を抜いたアイの秘奥を、今度はマサヒコの唇と舌が襲った。
「あ、あああああっ・・・駄目、駄目ぇぇ、あうっ・・・」
マサヒコは存分にアイの肉体の匂いを嗅ぎ、愛液を味わい、クリトリスを舌でつつき、
花弁を舌で押し開いた。
アイの体はその度に震え、声を漏らしつづけた。
存分に処女の秘奥を口で味わったマサヒコは、荒い息をつきながら顔を上げ、
もう一度アイの全身を見た。
アイはがっくりと体の力を失って横たわり、こちらも荒い息をついていた。
マサヒコの興奮はかつてないほどだった。あの美しいアイ先生が、全裸の体を羞恥と
興奮で染め、大股開きで愛撫を受け入れている!処女の体をいじらせている!
マサヒコの視線は再びアイの秘所に戻った。そこは今ではすっかり開き、愛液を
たたえ、てらてらと光り、初めての男の期待に震えている。マサヒコにはアイの体が
「犯して」と言っているように思えた。
たまらなくなったマサヒコは、トランクスをも脱いだ。
いきりたったマサヒコの分身は、マサヒコ自身見たこともないような状態になっていた。
「先生・・・」
もう一度アイに呼びかけると、マサヒコは自身をアイの体の芯にあてがった。
その感覚にハッとしたアイは、最後の力を振り絞り必死にもがいた。
「駄目、それだけは駄目ぇ!マサヒコ君、他のことならなんでもするから、お願い、
やめてぇ!」
マサヒコの欲望が、熱い火柱となってアイの体を貫いた。
「あーっ!」
下半身に鈍い痛みが走る。アイは自分が処女を失ったことを知った。
固く閉じられた両方の瞳から涙があふれ出た。
マサヒコはアイの体を貫くと、どっぷりとその男根を根元までアイの体内に沈めた。
ついで、体を前に倒し、全身をアイに密着させる。両腕を、がくりと力の抜けたアイの
体に回し、抱きしめてアイの体を起こすと、ちょうど対面座位になり、アイの体重が
結合をさらに深める方向に働く。
なんて・・・なんて気持ちがいいんだ!
マサヒコはまさに絶頂に近づいていた。
すっかり上気して桜色に染まったアイの体を抱きしめ自分の体に押し付けると、
乳房の弾力が、乳首のありかがマサヒコの胸に伝わってくる。
アイの唇からは悲鳴とも喘ぎともつかぬ吐息がもれ、それが至近距離にあるマサヒコの
顔で感じられるほどだ。
そしてアイの体内に納まったマサヒコの分身は、なんとも言えぬ感触を持って、熱く
締め付けられていた。
マサヒコは存分に楽しみつつ、ゆっくりと腰を使った。軽く引くと、アイの体内に
引っかかり、吸い付かれるような感覚にとらわれる。再び奥まで突き入れると、先端が
何かにコツンと当たるような感触。そしてその度に、至近距離にあるアイの唇からは
「う・・・あ・・・い、痛あい・・・あああ・・・」と、声が漏れつづける。
「先生・・・俺、俺もう・・・」
アイの体を思う存分に犯しつつ、マサヒコはさらに絶頂へと近づいていた。
アイもまた、
「あ、ああ、ああああああ・・・」今までにない声をあげ、体が痙攣する。
アイの体内がきゅっと締まり、マサヒコの肉棒が一瞬、さらに強く締め付けられる。
その瞬間、
「お、うおおおっ」
「あああああっ!」
2人の声が同調し、マサヒコの精がアイの体内で弾けた。
数秒間、そのまま体を硬直させたあと、2人の体はがくりとベッドに倒れこんだ。
しばらくアイの体を抱きしめ、激しい愛の営みの余韻に浸っていたマサヒコは、
ゆっくり体を起こすと、このままもう一度したいという衝動を必死に打ち消して、
アイの縛めを解いた。
マサヒコは、この一瞬の快楽にすべてを懸けてもいいという覚悟でアイを犯した。
しかし、今になってみると、やはりアイを失いたくない、いやむしろ、行為の前より
その気持ちが強くなっていた。
「先生・・・ごめん、本当にごめんなさい・・・でも、素敵だった・・・
俺、このことは一生忘れません・・・」
アイは、のろのろと体を起こすと、つややかな膝を揃え、片手で両方の乳房、もう
一方の手で茂みを隠すようにしてベッドの上にようやくのことで座った。
アイはなんといっていいのか分からなかった。むろんマサヒコのことは嫌いでは
なかった、しかし、今こうして、思うがままに犯され、処女を奪われ、あまつさえ
自分の体内に思いのたけをぶちまけられたいま、何といってよいのか、アイには
分からなかった。
そして、口を開いたところで、マサヒコを責めることができるだろうか?
自分の部屋に男女二人でいるときに、麻酔薬で自分だけ気を失えば、こうなっても
まったく不思議はない、いやむしろ、自分が純真な中学生を誘惑したようなものでは
ないか?
アイは顔を上げることが出来ず、下を向いたまま、すすり泣いた。
「先生・・・」
マサヒコが再び、アイを抱きしめようと両手を伸ばす。アイは泣きながらやっとの
思いで僅かに身を引いた。
アイがわずかに移動したその後のシーツには、透明な液と白濁した液に混じり、
くっきりと赤く、破瓜の血が残っていた。
それを目にしたマサヒコは一瞬腕を止めたが、改めて腕を伸ばす。
「先生・・・」
逃れきれず、再びアイの体はマサヒコの腕の中に収まった。
それでもなお、アイは顔を上げることが出来ず、すすり泣き続けた。