作品名 作者名 カップリング
「あたらしい制服」 拓弥氏 マサヒコ×ミサキ

「おはよう、マサ君」

 ある春休みの朝――といっても、もう時計の針は10時を指そうとしていたが――
昨晩、夜更かしをして寝坊したマサヒコを起こしにミサキが部屋に入ってくる。
おろしたばかりの聖光女学院の制服を身に着けて…
「…ん、あ…おはよ…あれ?ミサキ、その制服…」
「うん、きのう教科書と一緒に貰ってきたの。それで、ちょっと着てみたくなって…似合う…かな?」
 マサヒコに見せ付けるようにくるん、と身体を1回転させる。ふわり、とスカートの裾が翻るが
ちょうどマサヒコの視点からだと、翻ったスカートの中まで見えてしまう。
(おいおい、見えてるぞ…)
「…どう?マサ君…」
「え、ああ…よく似合ってるよ」
 ニコニコと問いかけてくるミサキ、まさか「スカートの中を覗いてました」とも言えるはずもなく
とりあえず無難に答える。よく似合ってるのは事実だし…と心の中で言い訳をしながら…
「そ、そうかな…えへへ…」
 嬉しそうに照れ笑いを浮かべるミサキに、マサヒコは思わずドキリとさせられてしまう
15年の幼馴染関係に終止符を打ち、この度めでたく恋人同士に昇格した2人だったが
マサヒコの方は幼馴染フィルターが外れ、異性としてミサキを意識するようになると
改めてその可愛さを実感するようになり、ミサキの仕草にいちいちドキリとさせられるようになっていた
(まいったな…)
 布団で隠しているもののマサヒコの身体の一部はしっかりと正しい男の反応を見せている。
一時はED説も流れたが、ミサキに対するこの反応を見るに、どうやらデマのようだったみたいだが…


「…起きてる?マサ君…」
「ああ…」
(起きてるよ…上も下も、しっかりと…)
「マサ君のお母さん、ウチのお母さん達と一緒にまたカラオケだって…」
(―てことは、今ウチの中にいるのは俺とミサキだけ…?)
 家の中には他に誰もいない…という状況がマサヒコに珍しいくらい積極的な行動を取らせる
「…ミサキ」
「なあに?マサ君―…きゃっ!?」
 無防備に近付いてきたミサキの手を掴むと、強引にベットの中に引き寄せる。
「ちょ、ちょっと…マサ君?」
「ミサキが悪い」
「え…?」
「ミサキがそんな可愛くてエッチな格好してるのが悪い」
「そ、そんな〜…ん、んん…んちゅ…ちゅんん…」
マサヒコの言いがかりに抗議の声を上げようとしたミサキの口をマサヒコの唇が塞ぐ
そして、ミサキを抱き寄せながら手をとって、自分のギンギンに自己主張してる股間に触れさせる
「どう?ミサキのせいでこんなになったんだから…」
「あ…マサちゃ…ん…」
 マサヒコのキスがミサキの首すじに伸びると、ミサキの身体がまるでバネようにビクンと跳ねる。
「相変らずミサキはココが弱いんだな…」
「ふぁ…だめ…ひゃう!?」
ミサキの反応に気を良くしたマサヒコは、さらに首すじに舌を這わせ、軽く歯を立てて甘噛みしていく
その間に空いている手で制服のボタンを緩め、空いた胸元に手を差し入れて、蒼い果実を思わせる
未熟なふくらみを撫でるように愛撫していた。


「やぁ…だ、だめぇ…マサちゃん…制服、しわになっちゃうよぉ…」
 そんなミサキの訴えも耳に入ってないかのように、マサヒコは首すじへの愛撫を続けながら制服の前を開き
タンクトップのようなブラを押し上げて、成長途上の可愛らしいふくらみを露出させると
その中心の淡い桜色した小さな蕾を優しく指でつまみ、シコシコとシゴキ上げる。
すると、手の中の蕾が少しずつ固く尖り、その存在を自己主張し始める。
「ミサキのココ…俺のと同じくらい固くなってるよ」
「ば…ばかぁ…マサちゃんの…マサちゃんのせいなんだからぁ…」
「俺のもミサキのせいなんだから、おあいこだよ」
「ううぅ…」
 マサヒコの言い分に釈然としない物を感じながら、ミサキのほうもお返しとばかりに
マサヒコの股間の膨らみを愛撫していく。
「あ、おい…ミサキ!?うぉ、あうぇ!?」」
 そして、パジャマのズボンとトランクスのゴムを乗り越えてミサキの指がマサのモノに直接絡みついてくる
そんなミサキの突然の反撃に今度はマサヒコのほうが身体をのけぞらせる番だった。
(あ…マサちゃん、気持ちいいんだ…)
 マサヒコの反応を楽しむように掌の中でビクビクと脈打つ分身を強弱をつけてシゴき始め
聖女の制服を着た(しかも半脱ぎの…)幼馴染の美少女が自分の分身をニギニギしてくれている…
そんな夢のようなシチュエーションに思わず身をゆだねようとしたマサヒコだったが
ここで主導権を握られたら一生ミサキに頭が上がらなくなる…ふと、某眼鏡美女と某中学教師の関係が
悪寒を伴ってマサヒコの脳裏にフィードバックされると、気を取り直して反撃を試みる。


弱点の首すじを軽くひと舐めしてミサキの動きを止めると、短いスカートをめくり上げて
ショーツ越しにミサキの花弁を指先でなぞり始める。
「ひゃうっ!?マサ…ちゃん…」
「ミサキ…ココ、湿ってる…」
「ばかぁ…そんなこと…いわないで…」
 マサヒコの指先にミサキの花弁から溢れてきた蜜の感触が布一枚隔てた上からでも
はっきりと分かるくらい伝わってくると、ココが畳み掛けるチャンスとばかりに
ミサキの脚から素早くショーツを抜きとり、抵抗する間も与えずに股の間に顔をうずめる。
そして、すっかり濡れそぼったミサキの花弁に舌を這わせ、ぴちゃぴちゃとワザと音を立てながら
花弁の奥からとめどなく溢れてくる蜜をすすり取っていく。
「だ…だめ…マサちゃん…そんな…トコ…きたない…だめぇ…」
「ちゅ、ちゅる…ミサキの身体で、汚いトコなんて無いよ…」
「ん、く…マサちゃん…マサちゃぁあぁん…」
 マサヒコの舌がミサキの最も敏感な花芯を舐め上げた瞬間、ミサキの身体がひと際大きくのけぞり
嬌声混じりにマサヒコの名前を呼びながら絶頂に達していた。
やがて大きな波が引くと、絶頂の余韻に水揚げされた魚のようにぴくぴくと身体を震わせる。
「ミサキ…」
 くて――…と脱力した状態のミサキがベッドに横たわっている…
聖女の制服をだらしなくはだけさせた、そのしどけない姿は全裸よりもエロティックで
マサヒコの分身はマサヒコ自身も経験した事がないほど、硬く反り返っていた。




「ごめん…ミサキ、俺…もう…」
「マ…マサちゃん…だめぇ…」
 ぐったりとしていたミサキの身体に覆いかぶさると、マサヒコはそのそそり立った分身を
たっぷりと蜜を滴らせているミサキの花弁に沈み込ませていく。
「くうっ!」
「んあっ!?」
 たっぷりと湿り気を帯び柔らかく包み込んでくるような感触にマサヒコが…
 内に潜り込んでくる、硬さと熱気を帯びた肉の感触にミサキが…
お互いがお互いの身体の変化についていけず、情けないほどの驚きの声を上げる。
「ミサキ…ミサキ…」
 先に動き出したのはマサヒコのほうだった。普段のマサヒコからは想像もつかないほど荒々しく腰を振り
ミサキの花弁を激しく突き始める。そんな激しい責めにもミサキは苦痛を感じる様子もなく…
「だ…だめ…そんなに、激しくされたら…わた…私…またぁ…」
「くうっ…ミサキ…おれ…俺、もう…」
 そんな激しい交わりの中で快楽の激流に押し流されそうになっていたマサヒコの理性が
けたたましく警報を鳴らしていた。
(えっと…俺、なんか大事なコト忘れているような…)
「マサちゃん…気持ち…気持ちいいよぉ…」
「俺も…ミサキの中がこんなに気持ちイイなんて…」
(…―って、ゴム付けてねぇからだろぉ――っ!!!)
 自分の分身をダイレクトに包み込み締め付けてくるミサキの肉壁の感触に、マサヒコはようやく違和感の正体…
普段は必ず着用してるゴムの感触が無いことに今さらながら気が付く。ずいぶん間抜けな話だが…
とはいえ、このままナニを引き抜いてしまえば何も問題ない…多分…
(ああ…でも…)
 いま、マサヒコの分身を締め付けている肉の感触の誘惑は抗いがたい物であり、ミサキの中に
思いっきりぶちまけたい―という、そんな雄の本能的な欲求もマサヒコの心の中に悪魔のように囁きかける
――…が、一瞬マサヒコの脳裏に浮かんだ光景…ぽっこりとお腹が膨らんだミサキの姿と
何故か首輪を掛けられて鎖で繋がれている自分の姿…が、やけにリアルに思い描かれると…


(じょ、冗談じゃねえぇぇ―――っ!!!)
「き、緊急退避っ!!」
 一切の未練も躊躇も感じさせずに、ミサキの身体から自分の分身を引き抜く。
その直後――
"びゅるぅ!びゅる!びゅるるぅぅっ!!"
 まさに間一髪のタイミングで引き抜いた分身の先から白濁の砲弾がマシンガンのように発射され
ミサキの全身に着弾していく…
「あ…危なかったぁあぁ〜〜…」
 自分の分身から発射された白濁液の、その量と濃さを改めて確認すると思わず安堵のため息を漏らす
コレがもし全部ミサキの体内で発射されていたら…まず確実にデキていただろう…
確実、そう…コーラを飲んだらゲップが出るの同じくらい確実に…
 当面の危機は回避したマサヒコだったが、新しい危機がもうすぐそばに迫っていた
より激しく、より直接的な…
「マサちゃん…」
「ミ、ミサキ!?」
 頭から和紙のりを被ったかのように、全身がでろでろになっているミサキが背後から話しかけてくる
当然、おろしたばかりの聖女の制服もあちこちに白いシミがついていて…
「あ、あのな…ミサキ…」
「マサちゃんの…マサちゃんの…」
 ミサキの全身がプルプルと震えている。
身体から立ち上っている湯気のような物で背後の景色が歪んで見えたりしてるのは…目の錯覚だと…
できれば思いたい…そう願うマサヒコだったが…
「マサちゃんの…バカァアァアァァ――――ッッ!!!!」
ミサキの乙女の怒りを込めた一撃が容赦なくマサヒコの顔面にヒットしていた…


エピローグ
「リョ、リョーコ…俺、もう…限界なんだけど…」
 とあるマンションの一室、一組の男女が裸で絡み合っていた…
ベッドの周囲を埋め尽くしている、おびただしい量のティッシュと使用済みのゴム用品が
2人の昨晩からの死闘を物語っている。
「情けないわねぇ〜オトコでしょ?」
「もうムリ…こすっても、ケムリも出ないって…」
「しょうがないわねえ…じゃあ、私がとっておきの手品を見せてあげるわ…」
「手品?」
「そ、手品。―で、取り出しましたるこの聖女の制服のスカート…」
 いつの間にやら聖光女学院の制服のスカートをはいたリョーコが、セイジの股間に跨ってくる
「コレをアンタのナニに被せまして…イチ・ニィ・サン!…ハイ、元通り〜」
「う、ウソだろ…」
 それは…悲しい習性を叩き込まれた男の、悲しくも正直な反応だった…
スカートの生地の独特の感触とリョーコの絶妙な指遣いに、セイジの股間はむくむくと膨れ上がる。
「アンタ、コレが好きだったモンねぇ〜〜…じゃあ、延長戦10回のオモテってことで♪
中村リョーコ選手の口撃から〜なんてね…」
(おれ…生きてココから出られるのかな…)

舞台は再び小久保家に…
 何とかミサキをなだめ、自分の小遣いから制服のクリーニング代を払って、そのあと
ミサキが満足するまで相手をしたマサヒコだったが…
(また、ミサキに聖女の制服着て貰ってしたいな…今度はちゃんとゴムつけて…)

マサヒコは知らない…自分が今、間違いなく下僕(イヌ)への道を歩んでいる事を…

(END)


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