作品名 |
作者名 |
カップリング |
「背徳の掟編 最終節」 |
宣銅烈氏 |
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「身・体・検・査ァァァァァッッッ!!!!」
マサヒコは唐突に叫びながらアイの服を破り棄てる。
「キャアアアアッッ 今日着替え持ってきてないのに……」
アイの瞳から涙が零れる。 それを見つめながらマサヒコは醜く、笑う。
「先生がいけないんですよ オレが全財産叩いて買ったメイド服を着てくれなかったから!」
マサヒコはアイのブラのホックを外しながら耳元で囁く。
「だから…… か、体で支払っても…らうんですよ…」
そう言ったマサヒコの手はふるふると震えていた。
「――初めて…なんでしょ?」
アイが呟くとマサヒコは手の動きを止めた。
「先生…… んぐっ!!」
そう言い終わらないうちにアイはマサヒコの口を塞いだ。
二人の夜の始まりを告げる鐘が、マサヒコの胸の中で静かに響いた。
「――せ、先生…… でも…先生も初めてなんじゃ……」
マサがあたふたしながら言うなか、アイは恥ずかしさで目を逸らしながら、云う。
「マサヒコ君、これでも一応キミの先生なんだよ…何も心配しないで……」
そう言い終わらないうちにアイはまたもマサヒコの口唇を貪る。
戸惑っていたマサヒコも自然と舌を絡まし始める。
「んっ……んんんんっ…… ぷはぁッ!」
キスを終えるとマサヒコはアイの左胸を廻しながらうなじに舌を這わす。
「――――胸の音、聞こえる? 波打ってるでしょ?」
「――はい… 少し、動悸が激しい気もします」
マサヒコは少し意地悪く答えながら左腕を腰にまわした。
「ぁ……ああっ……あっ!」
あれから数分が経ち、マサヒコはアイの秘所を舐め続けた。
「先生、大丈夫ですか?」
「……ぁ…大丈夫じゃ…ないかも……ッ…あっ…あぁぁぁああん!」
アイは背を張り、悦楽に堕ちた。
「せ、先生…… 先生!」
「来て…… マサヒコ君……」
悦楽に堕ちた妖艶な…それでいて心の奥を充たしてくれるような笑顔をマサヒコに向ける。
マサヒコはそばにあったゴムもつけずに、アイのなかに挿入した。
「――――痛ッ!」
「す、すみませんッ! 気持ちよくて……」
「いいよ、もっときて……」
アイは一瞬苦痛に顔を歪めるが、すぐに表情を戻しマサヒコを抱きしめる。
「んぐっ…んッッ……」
マサヒコが動かすなかで、アイは必死でしがみつきながら痛みに耐える。
「――先生、そろそろ……限界…」
「うん――、マサヒコ君……キスして……」
膣に精をだしている間、二人の口唇は自然と惹かれあっていた。
「――――すぅ…すぅ……」
熱さが過ぎたころ、静かな寝息が聞こえる。
「じゃあね、マサヒコ君…」
アイは眠っているマサヒコの頬に軽くキスをして部屋を後にした。