作品名 | 作者名 | カップリング |
No Title | 雪月花氏 | - |
マサヒコ達が高校生になって早三年、その日は不吉な事が起こる前触れのように曇っていた。 「マサヒコじゃあなぁ~」 「おう」 友人達と何時ものように挨拶を玄関へ向かうマサヒコ。外はとうとう雨が振り出していた。 「やべ傘持って来てなかったんだ。こりゃあ走るか」 びしょ濡れになって家に着き、タオルで体を拭いてふと携帯に見ると、中学卒業と同時に付き合い出したミサキからメールが着ていたのである。 「すぐに来てって何かあったのか?電話ではダメなのか?」 そう思い電話を掛けるマサヒコだが応答が無い。 流石に不安になって来てマサヒコは急いで天野家へ向かった。 「鍵が開いている」 マサヒコは家に入ると急いでミサキの部屋へと向かった 「ミサキ!」 部屋に入るなり叫ぶマサヒコ 「あっマサちゃん。来てくれたんだ・・・」 とりあえずミサキの姿を見つけて安心する。しかし元気が無いので心配になって声を掛ける。 「一体何があったんだ?」 「・・・・・・・」 ミサキは向こうを向いて何も答えない。 「おいミサキ!」 マサヒコが自分の方を向かせるとそこには涙を必死にこらえているミサキの顔があった。 そしてミサキはマサヒコの胸に飛び込んで来たのだ。 「マサちゃん・・・グスン、グスン」 「ちょミサキだから一体何があったんだ?」 「グスン、グスン」 マサヒコはミサキの様子を見て今は問いただす事を止め彼女が泣き止むまで優しく見守ってあげようと思った。 「泣いてもいいぞ。俺の胸の中で良かったら好きなだけないてくれ」 ミサキは相変わらず泣いている。マサヒコはそっと頭を撫でる。 「(そういやよくガキの頃もこんなことやってたよな)」 マサヒコが昔の懐かしんでいるとミサキの泣き声が止み体を起こして来た。
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