作品名 作者名 カップリング
『的山リンコのひまつぶし3nd』 二岡氏 マサヒコ×リンコ

「大丈夫ですよ!今日は安全日です!!」
「あのね…リン、一般的にはそういわれてるけど実際は明確な安全日なんて存在しないのよ?
女性は常に妊娠する危険があるんだから…生でヤルだけでなく中出しなんで論外よ!」
中村に怒られてシュン…と縮こまるリンコ、マサヒコも隣で申し訳なさそうにしている。
しばし前…


「おーす、今日アイ休みだから早速…ん?」
小久保家に到着した中村リョーコはマサヒコの部屋に入るなり、早速異常に気づいた。
(部屋の温度がおかしい…)
二人を見るとなぜか目を合わさない…リンコにいたっては股の辺りを異常に気にしている。
中村は獣の直感のような鋭さでベットの布団を剥ぎ取った。
(おやおや…これは〜?)
シーツにはまだ真新しい赤いシミが付いていた。
(これは位置的に…)
「あ…あぁそそれですか?美術の宿題やったら…その赤い絵の具垂らしちゃってあはは…」
マサヒコの目線がおもしろいほど泳いでいる。
「私まだ何も聞いてないんだけど…」
「えっ…いや、その…」
「その反応だけで十分よ」
数分前、マサヒコは必死に証拠を隠蔽したがさすがに自分より上手の中村に隠し通せるわけもなく、
マサヒコとリンコは洗いざらい吐かされた。
そして冒頭の話に戻るというわけである。


「でもまぁ中出しってのもなかなか気持ちいいからねぇ〜私も結構したし」
メガネをクイッと持ち上げながら自慢げに言う、今度は少し呆れた様な顔のマサヒコが目に入った。
「まっとにかく私が居てよかったなァ二人とも、今から処置してやる」
「処置…ですか?」
マサヒコが疑問を投げかける。
「アンタらもこの歳で産婦人科に行きたくないだろ?万が一妊娠しないための処置だよ。ほら、マサ廊下に出る!」
たしかにその通りだったのでマサヒコは素直に従った、ここはプロ?に任せたほうが良い。
廊下に出て体育座りで待つ、
(あーーーー)
中からはリンコの断末魔の叫びが聞こえた。


ガチャ
「マサ、終わったぞ」
部屋のドアが開き、中村の声がする。
「中村先生…いったい何したんですか?なんかすごい声が―」
「そいつは企業秘密なんでな、まぁアンタらよりいろんな事知ってるってことだ」
部屋を覗くとリンコがぐったりした格好で下を向いている。
なんだか良く分からなかったがとにかく助かった、素直にお礼をいう。
「ありがとうございました、ホント助かりました。」
「ったく…聞いた話だと今回はリンがほとんど悪いが最終的に傷つくのは女なんだから、今度は気いつけろよ」
「はい…わかりました」
「…まっ初めは誰でもわからないことだらけだから、そう気落ちするなよ。不安だったら私が手取り足取りおしえ―」
「それはお断りします」
中村が言い切る前にきっぱりと否定した。
「(早や!)…それにしてもまさかリンがなぁ…はぁ〜こんなことなら早めに味わっておけばよかった」
何を!?とマサヒコは思ったがあえて聞こえなかったことにした。





その後すぐ授業が始まったがマサヒコはまるで集中できなかった。
リンコと目があうたびについ気恥ずかしくなって目を背けてしまう。
(昨日までなんとも無かったのに…なんか恥ずかしいな…)
(な…なんでだろ?胸がどきどきするよ〜…)
彼女も同様だった。
(まったく…ああいうの見ていると―首を絞めたくなるわね…)
本心かどうかは不明だが中村はそんなことを考えていた。

「じゃあ今日はここまで!」
ハッと気が付くとすでに授業は終わっていた。
「じゃリン、がんばんなさいね!」
「はい!わかりました先生!」
二人は親指を立てて何かを誓いあっている、ろくに授業の内容を聞いていなかったので何のことなのかさっぱりだった。
「私は帰るから、またな」
マサヒコの肩をポンと叩き中村はニヤけながら、そそくさと帰っていった。

(ふぅーーー…今日は疲れたな…ん?)
目を上げるとそこにはピンッと背筋を伸ばして正座しているリンコの姿が映った。
「小久保くん、私達これから『付き合う』ってことでいいんだよね?」
そうだ…色んなことですっかり忘れてた…でも迷いはない、無論断る理由も一つも無かった。
「ああ、ちょっと…いや、かなりかな?至る過程に問題はあるけど…まぁよろしくな」
マサヒコは頭を掻きながら気恥ずかしそうに言った。
「小久保くん、ふつつかものですがよろしくお願いします!」
「いえ…こちらこそ…」
二人して正座で一礼する、なんか新鮮味があって…こういうのもなかなかいいかもしれない。
「じゃ、はじめよっか!」
「ん?何を??」
リンコは先ほど中村からもらったのか、一枚のコンドームを見せて言う。
「?だから『突き合う』って。」
「!?いや、字が違う―」

気が付くとマサヒコはリンコに押し倒されていた。
(またかよ!)
そうは思ったが先ほどのような不安感はない、自分はリンコのことを心で受け入れたのだ。

カチ…カチ…
近くに置いてある目覚まし時計の短針の音が聞こえる。
永遠とも思える静寂の中、二人は見つめ合っていた。
まるで絞めたら折れてしまいそうな華奢で白くて細い首、肩まで届くかどうかという黒髪、
大人になりゆく体にかすかに子供っぽさを残す広いおでこ。
そして何よりメガネの下にあふれんばかりに存在する大きな瞳、メガネは自分の吐く息でうっすら白く曇っていた。
(かわいい…)
それ以外に彼女を形容する言葉が見つからなかった。
目線がリンコのピンク色の唇へと向かう。
彼女からする女性独特の甘い香りに耐えられなくなり、マサヒコから自然に唇を重ねた。
チュッ…今までにない至近距離で二人の瞳が合わさる。
リンコのやさしい目線がキスに、より深みを見せたように思わせた。
チュパ…はぁ、はぁ、二人の吐息が部屋の中に心地よく響く。
唇から伸びる銀色の糸はまるでアマゾンの森林の湖…そんな神秘性すら漂わせた。
リンコの頬にうっすら赤みが差してきた。



(感じ…てるのかな?今日はやられっぱなしだしな…ちょっといたずらしてやるか…ふふ…)
マサヒコは唇に強引に舌を滑り込ませる。
(!!)
(ははっ、驚いてる驚いてる)
マサヒコの意図するところが分かったリンコは、ほっぺたを膨らませて『もう』と怒ったような表情を作った。
当然だが本気で嫌がったわけではない、それからはリンコも積極的に舌を絡ませた。
チュッ…チュパ…舌を絡ませ、上部を舐め、周りを舐め、唇を吸い込んだり、思いつく限りのことを夢中でやった。
(それにしても…キスがこんなにすごく…気持ちいいなんて…)
気が付くとマサヒコの怒張はズボン越しでもはっきりとわかるほど、盛り上がっていた。
それは偶然にもリンコの割れ目を突いた。『あっ』と小さく喘ぎ声を出した後、ジュクっと液体が滴る音が聞こえたような気がした。
「はぁ、もう…いいかな?」
リンコは頷くとマサヒコのズボンのチャックをゆっくりと下ろした。はち切れんばかりに収まっていたそれは勢い良く飛び出した。
「ふふ…小久保君、もうギンギンだね」
ペニスを見つめてそう言うと、リンコはゆっくりと顔を沈めていった。
亀頭の部分に口付けすると、先端からカリ首にかけてねっとりと舌で舐めまわす。
口内の暖かい唾液がペニスを包むと、マサヒコはすでにたまらなくなっていた。
(はぁ…だ、だめだ…気持ちよすぎる)
またリンコのペースに持ち込まれている、このままだと非常によくない。
マサヒコは強引にリンコの腰を持ち上げて『69』の状態にもっていった。
「こ…こくぼくん!?」
そのまま器用にパンティを剥ぎ取った。
「ふふ…こうしないと不公平でしょ…」
まばらに生えたヘアに縁取られて、薄いピンク色の濡れた秘唇が露になっている。
マサヒコの突き刺さるような視線を感じて膣がひとりでにヒクつき、こらえようもなく息が乱れる。
「あ、あんまり見ないで…恥ずかしいよ…」
恍惚の表情を浮かべているリンコの秘唇に自分の舌を滑り込ませる。
割れ目に触れた瞬間、腰がヒクっとしてリンコは喘ぎ声を漏らした。
「んん…あはぁ…」
(すごい…いったいどこから出てくるんだ…?)
溢れ出る愛液を啜りながら、秘唇を上へ、下へと舌で弾く。
ここからでは表情が良く見えないが、リンコも気持ちいいようだ。
先ほどから一定の間隔で扱いていた口の動きがだんだん荒々しくなってきた。
あまりの快感に耐えたれなくなったのか、リンコは口からペニスを離して、それを手で不規則に扱き始めた。
それを裏付けるかのように彼女の息はしだいに荒れていった。
「ぁはぁ…んぐ…はぁ」
リンコの暖かい口から開放されたマサヒコは、ここぞとばかりに攻め立てた。
(たしか…ここがクリトリスだったよな…こうかな?)
恐る恐る中指と人差し指でそこを擦ってみた。
「!あはぁ!!」
リンコは全身に電撃が走ったかのような感覚に襲われ、思わず体を仰け反らせた。
その反応にうれしくなったのかマサヒコは指で、舌で攻め立てた。
リンコの膝はガクガクと震え、秘唇は濡れているというよりは蛇口をひねった水道管のように液体を滴らせていた。
(すごいな…ホント…よし…!)
マサヒコは未開の地を探検する冒険家のような好奇心で、リンコの洞窟の中に中指を進入させた。
(うっ…一本だけなのに…キツイ…すごい締め上げだ…)
リンコの膣はヒクつきながらも、もう離さないとばかりに中指を締め付けた。
マサヒコが指を出し入れするだけで、痙攣したかのようにビクビクと体を震わせた。
リンコはあまりの快感からすでにペニスを扱くのを止めており、強くギュっとそれを握ったまま状況に身を任せていた。
マサヒコは器用に指の第一関節のみを、光速で動かしそのいやらしい眺めを味わっていた。



「〜〜〜〜っあっ!」
すると突然、今までにないように体を痙攣させ中から勢いよく愛液のシャワーを降らせた。
マサヒコの顔面と右手に、初心者特有のベトベトした液体が飛び散った。
(…すごい…潮吹いたってやつか…)
その光景に興奮したのか、次はマサヒコの我慢の限界がやってきた。
「ふふっ…」
含み笑いを浮かべるとリンコの腰を動かし、騎乗位の格好に持っていった。
顔を見るとリンコの目はすでにトロン…としていてすでに焦点が合っていないような感じだった。
冷静にリンコの持っていたコンドームを自分のペニスに装着する。
「いくぞ…!」
リンコはかろうじてその意味を解釈したのか、マサヒコのペニスにゆっくりと腰を沈めていった。
今までにないほどグッショリと濡れたそれは、潤滑剤の役目を果たしあっさりとマサヒコを受け入れた。
「あぁぁぁぁはぁあ…」
「うっ!」
今まで味わったことのないヌルヌル感と相変わらずのすごい締め付けに、思わずマサヒコも息を漏らす。
少し腰を動かしただけで膣のヌルヌル感と摩擦感に意識が刈り取られそうになった。
そこからは狂ったようにリンコの腰を突き上げた、騎乗位は必ずしも女性がペースを握るものではないと本能で悟った。
「はぁはぁ…なんてイヤラシイ眺めなんだ!」
自分とリンコの結合部分を見て、思わずマサヒコは本音を漏らした。
グチュグチュといやらしい音だけが響き渡る。
リンコの乳首を指でいじりながら、血液が下半身に集まるのを感じていた。
(すごい…昨日まで普通の友達だった的山が…俺の上で…)
そんな状況に彼はさらに興奮した。
ふとリンコに目をやると頬を赤く染めて気持ちよさそうに流れに身を任せていた―が、すでに上半身を安定させるのもやっとという状態だった。
それを見てマサヒコはペニスを挿入したまま、正乗位にもっていった。
彼にそういう知識があったかどうかは不明だが、これは連続体位という高等技術である。
「今楽にしてやるからな…」
今度は下になったリンコにそうつぶやくと、彼は腰を振るのを再開した。
舌でリンコの乳首を転がし、体を密着させた形でペニスを出し入れする。
マサヒコはわざとらしく音を立てて胸をしゃぶり上げ、硬くなった乳首を舌で執拗に攻め立てた。
(…はぁ…もうたまらない…)
さらに腰を振る速度は増していく。
「ぁっあっこくぼくん、あっ」
リンコはかすかに残る意識でつぶやくと、マサヒコの背中に手を回した。
「ま、的山!!」
「こ、こくぼくん!!」
(も…もうだめだ!)
マサヒコもすでに限界だった…終わりは下半身に血が集まるとともに突然やってきた。
「はっはっ…で…出る!出すぞ!!」
「こ、こくぼくーーーん!!」
ドピュドピュ…
マサヒコはコンドームが取れるんじゃないかという勢いで、リンコの中にその欲望を吐き出した。
そのままリンコの横に力なく横たわった。

「はぁ…気持ちよかったよ…小久保君…」
ようやく意識がはっきりしたリンコは、彼の胸板を指でなぞりながらささやく。
「あぁ、俺もすごく気持ちよかった」
至福の表情といった顔で率直な感想を漏らした。
「ふう…でもさすがにもう無理かな…」
マサヒコは自分の付けていたコンドームを見ながら、体力の限界を感じていた。
「だいじょうぶだよ!まだまだ替えはあるから!!」
そう言って箱に入ったコンドームを見せる。軽くみて数十個はあるだろう。
「いや…そういうことじゃなくて―」
ここでようやく中村のニヤけた顔の意味が理解できた気がした。
「じゃあ4ラウンド目いってみよ〜!」
「も、もうかんべんしてーーーー」
その日、小久保家からマサヒコの悲痛な叫びが消えることはなかった。

終わり。。。

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