作品名 作者名 カップリング
擬似新婚生活 キッチン編 メリー氏 ミサキ×マサヒコ

「マサヒコくーん」
 ミサキがそう呼ぶ声が聞こえてきたので、マサヒコはキッチンへと
 行くことにした。
 風呂に入ったというのにリラックスどころか逆に疲れた気がしてならない
 マサヒコ。
「さて、飯でも食うか」
 キッチンへと入ったマサヒコが言った。
「う、うん・・・・・・」
「ああ、俺が作るから・・・・・・って何じゃその格好はぁぁぁー!!!」
 目の前に立っていたミサキはマサヒコの考えていた格好ではなかった。
 少なくともちゃんとした衣服、たとえばパジャマなんかを着ていると
 勝手に想像していたのに、そこに立っていたミサキは布切れ一枚だった。
 通称エプロンという言われる物。
「な、な、ななな・・・・・・」
「え、だ、だって、中村先生が、男の人はこういうのが好きだって。
 それに結婚したら絶対に一回はやるもんだって」
 その言葉を聞いたマサヒコはがっくりとうなだれてしまった。
 なんだってあんな変人の言うことを聞いたのか分からない。
 そんなことを言いたそうな背中だった。
「あのなミサキ、そういうのは好きな男、そうじゃない男がいるんだ」
「じゃあマサヒコくんは嫌いなの?」
 そう言われるとはっきりと否定は出来ない。
「う・・・・・・、いや、嫌いじゃないけど、だからってそういう格好が
 好きだって言うわけじゃないんだぞ?」
「どっちなの?」
 どっち? どっちと聞かれれば、そりゃ・・・・・・、
「す、好きだけども・・・・・・」
 仕方ないように呟くと、その呟きをしっかりと聞いていたミサキは
 顔をパーッと輝かせた。

「本当! 良かったぁ。ホントは少し恥ずかしかったんだけど、
 マサヒコくんがそう言ってくれて」
「え、いや、どっちって聞かれたから言っただけで・・・・・・」
 うろたえるマサヒコを若干無視してミサキが話を進める。
「あのね、料理がんばったの。それでね、作ってあげたいの」
 もっと言いたいのだろうがマサヒコが口を挟んだ。
「オーケー。食べる。食べるから何か服着てくれ」
 必死に目を逸らしているが、一度直視してしまったため、声を聞くだけで
 脳にそのイメージが蘇る。
 そしてさらにマサヒコは若い。若い故にいくら消費しても抑えられない
 モノがある。
 ま、言わずもがなテントを立てている。
「で、でもせっかくマサヒコくんのために頑張ったのに・・・・・・」
 なぜか泣きそうなミサキさん。
「あ、いえ、その、泣く必要性はまったく無いんですが?」
「ひっく・・・・・・、だって・・・・・・うっく・・・・・・、
 せ、せっかく私頑張ったのに・・・・・・うぐ」
 そろそろマサヒコがフォローなり観念なりしないと本格的に泣きそうに
 なってきた。
「あ、いや、俺のために頑張ってくれたのは嬉しいんだけど、
 頑張る方向性が180度間違ってると思うんだが」
「だ、だって、私胸とか小さいから、色気とか出せないし」
「いや、そんなことはないぞ、うん。むしろ貧乳万歳って感じ」
「うわ〜ん! やっぱりマサヒコくんも私のこと貧乳って思ってたのね!」
 火に油と灯油とガソリンを注いでしまったマサヒコ。
「そうじゃないって! あーもう、どう言ったらいいのやら・・・・・・。
 分かった、泣くなって。俺が見ないようにすればいいだけだもんな。
 よし、そうしよう。さ、晩飯作ってくれるんだろ?」
「ふえ? あ、うん。オムライス作るから、期待して待っててね」
 急に機嫌を良くしたミサキはエプロンを翻した。

 ヒラリとエプロンが空を舞い、まだちゃんと目を逸らしていなかった
 マサヒコの目に、エプロンで隠れていたはずの茂みと、形の良い
 丸みを帯びたお尻がバッチリ見えてしまった。
「ぶっ!」
 思わず吹き出す。
「?」
 振り返ったミサキ。また空を舞うエプロン。
 マサヒコは鼻を手で隠しながら、
「な、何でもないからそんなに激しく動くな」
「え? うん・・・・・・」
 要領を得ていないのか首を傾げた。
 だからまたエプロンを舞わせる。
 マサヒコもいい加減気にしないことにした。
「♪〜〜、ん〜♪ ふふ〜ん♪」
 鼻歌は上手だが、料理を始めてからキッチンが妙に焦げ臭くなってきた。
 よーく見ると薄く黒い煙がもくもくと上がっている。
 そして歌に乗せて体を動かすわけで、マサヒコの視界には
 リズムよく動くミサキのお尻が映る。
 目を瞑ればいいのだが、瞑ったら何か起きた時に対処が遅れると
 思ってしまい、目を閉じれない。
 おあずけをくらっているわけではないし、手を伸ばせば届く所にある
 モノがマサヒコに目一杯のアピールをしてくる。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
 耐えるマサヒコ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
 耐えまくるマサヒコ。
「・・・・・・・・・・・・・・・ごめんミサキ」
 耐えられなかったマサヒコ。
 立ち上がって、ミサキの傍に立つと火を消し、一応安全に気を配る。

「え、マサヒコくん?」
「ごめんミサキ」
 もう一度あやまってから、マサヒコはミサキを後ろから抱きしめた。
「あっ、ん!」
 エプロンの隙間から手を入れ、ミサキの胸を揉み解す。
 形を様々に変える中、マサヒコの右手の中で何かが硬くなるのを感じた。
「あ、マ、マサヒコくんっ! ダ、ダメ、ダメだよぅはんっ!」
 左手は先ほどから何度も何度も見せ付けられた茂みに伸ばされ、
 指先が触れた瞬間ぬめりを覚えた。
「ひゃあ! あぅ、はっ、んんぁっ、くふぅ!」
 右手で硬くなった先端を弄りつつ、全体を揉む。
 左手も指先に湿り気をまとわせながらミサキの内へと進入させていく。
「ミサキ、凄く濡れてる。気持ちいいんだな?」
「はっ、はぁ、き、気持ち、ひゃんっ、いいのぉ〜。
 マ、マサヒコくんのも大きく、なって、るね」
 ミサキの手がマサヒコの股間を撫でていた。
 パンパンに膨らんだズボンにはっきりと形が現れていた。
「キスしてぇ〜、マサヒコくん。はぁん、あ、はふ・・・・・・」
 首だけを回してマサヒコにねだる。
「ああ」
 それだけ言い、ミサキの口を自分の口に重ねる。
「んふー、んっ、クチュ、ちゅっ、っん、はむん、んく・・・・・・」
 愛撫と舌の動きが激しさを増す。
「ぷはぁ・・・・・・、ごめんねマサヒコくん。私だけ気持ち良くなって。
 マサヒコくんも気持ち良くしてあげるね?」
 そう言ってミサキは振り返ってしゃがんだ。
 そしてズボンのチャックを下ろし、パンツの隙間からマサヒコの一物を
 取り出す。

「んちゅ、ちゅ、はむん、んん、ピチャ、ん、ん、ん、ん」
 先端を舐め、裏側やカリを舐め、口に含むとゆっくりと上下させる。
 右手で太くなった部分を掴み、口と一緒に動かす。
「うう、ミ、ミサキ、き、気持ちいい!」
「ふぉんと? ん、ちゅ、ん、ん、ん」
「あっ、ダ、ダメだっ! イクッ! うあっ!」
 ドピュッ! ピュッピュッ・・・・・・
「ん・・・・・・、ゴクン、ゴクン・・・・・・」
 また飲むミサキ。
「ご、ごめん。また口に出しちまった」
「ううん、いいよ。気にしないで。それよりも、ほら、ね?」
 ミサキは立ち上がって、まだ元気なマサヒコの分身に自分の秘所を
 あてがった。
「はぁ! は、入ってくるぅ・・・・・・」
 ツプ、ツププ、グチュ、クチャ・・・・・・。
 奥へ入っていく度に音がいやらしくなっていく。
「ミ、ミサキの中温かくて気持ち良い」
「ほ、本当? 私もマサヒコくんの入ってきてるの分かるよ」
 お互いの腰が自然に動き、肌と肌のぶつかり合う音。
 液体と空気を混ぜ合う音。
 口と口を合わせ、舌をからませる音。
 快楽で自然に口からでる声。
 二人はただひたすらに腰を動かしあった。

「さ、さっき出したばっかなのに、また出るっ!」
「いいよ。私の中に出しても。あっ! イク時は、んっ! 一緒だよ」
「わ、分かった」
 ピストン運動が激しくなる。
「ふっ、はっ、んっ、うっ! で、出るっ!」
「はふ、ひゃっ、イッちゃう! 私もイッちゃう! ああああああっ!!」
 プシッ! ドクッ!
 等しく絶頂を迎えた二人は抱きしめ合った。
「ん、ちゅ、また中に出しちまったな」
「はぁ、はぁ、気にしなくてもいいよ。はぁ、はぁ・・・・・・」
「いや、でも・・・・・・まあいいか。なるようにしかならないんだし」
 たった数時間でマサヒコは一回りも二回りも大きくなっていた。

 その後さすがにやってしまったためミサキはもう一度風呂に入る
 ことにし、その間にマサヒコがオムライスの続きを作ることにした。
 幸い味を濃くすることで焦げ臭さを消せたので、食べても問題は
 なかった。完成させたことをミサキに怒られはしたが。
 ミサキは執拗に裸エプロンを通したが、さすがに寒くなったのか
 くしゃみをしたので、マサヒコが服を着るように説得し、成功。
 ピンクの女の子らしいパジャマに着替えてきたミサキ。
「あ〜、疲れたぁ〜・・・・・・」
 今のソファに一家の大黒柱たる格好で座る。
 背もたれに手をかけていた。
 すると、隣にミサキが座ってきたため、自然と肩を抱く形になる。
 ミサキも体を傾けてマサヒコの肩の位置に頭を預けた。
 なんとなく点けたテレビを二人で見る。
「なーんか、夫婦って感じだな」
 ふとマサヒコがそんなことを呟いた。
「そうだね・・・・・・」
 ミサキは今を噛み締めるにしんみりと返した。
 二人はのんびりとテレビを見ていた。
 再びミサキの部屋に戻るまで。

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