作品名 | 作者名 | カップリング |
「HAPPY CHRISTMAS(WAR IS…OVER???)」 | 郭泰源氏 | アヤナ×マサヒコ |
「しかし…ここまで上手くいくとは思わなかったわね…」 「そうですね、お姉様。正直、物足りないくらいです」 そう言葉を交わす2人の女の前には―ヘベレケに酔い潰れ、完全にダウンした状態の男女が4人、横たわっていた。 「アヤナ…あんたの気持ちは動かないんだよね?あとは…」 「勿論です、お姉様。では、小久保君をあたしの部屋に…」 クリスマス兼忘年会の場をアヤナ邸にすると強引に中村が決める少し前のこと。 実は中村は、アヤナから、マサヒコへの想いを打ち明けられていたのだった。 「ふーん…やっぱりねえ…」 「や、やっぱりって…お姉様、気付いてたんですか?」 「うーん、てゆーか…最初はさ、いつもどーり、ミサキちゃんへのライバル心かなー、なんてあたしも思ってたんだけど…。 なんか、最近特に、あんたがマサを見る視線がねっとりしてきたっつーか…」 「ね?ねっとりって…お・お姉様!」 「あははは…ゴメン。でもね、恋する乙女のソレっぽくなってたのは、ホントだよ」 「恋する乙女って…それも…あの、お姉様、さっきから言ってることが微妙にオッサンっぽいんですけど…」 「コラ、人の表現にケチをつけない。でもさ、アヤナ、コレってもしかして、あんたにとって、初恋だったりするわけ?」 顔を真っ赤にして、しばらくうつむいたあと―コクン、と大きくうなずくアヤナ。 (おーおー、体は立派に育って大人でも…中身は子供だわねぇ…) そう思いつつ、自分をこんな風に慕ってくる少女のことを、可愛く思わないではない中村。 「う~ん、しかしミサキちゃんには、幼馴染という強力なオプションがあるからねえ」 「そうなんですけど…あの二人…つきあってたり、するんですか?」 「そこがまた、微妙なトコでさ…ミサキちゃんは、完全にマサヒコラブ状態だと思うんだけど…。 マサがどう思ってるかってゆーとねえ…。ま、正直、憎からず思ってるのだけは確かだと思うけど…」 「でも…あたしにも…優しくしてくれたり…プレゼントしてくれたり…と、とにかく、あたしのことも、そんな嫌いじゃないはずですッ!」 (ってゆーか…その、夏祭りんときに、あたしが「女として意識してないだろ?」って聞いたのに、 あっさり「ええ」つってたじゃん…。アイツは、そーゆー奴なんだって…) そう思いつつも、中村の頭の中には既に今回の計画の絵図が浮かびつつあった。 基本的にこういう他人の色恋沙汰ぎが嫌いではない―と、言うよりも他人のモメゴトが積極的に大好きな中村。 アヤナのこの恋心を利用して面白いモノが見れるかもしれない…そういう期待でゾクゾクしている自分のことを、 (しっかし―悪いオンナだねえ、あたしも…) と、思いつつも全く反省などしていないのであった。 「アヤナ…マサのことが好き、それは、真剣に、なんだね?」 「ハイ…お姉様」 「よろしい。確かに、敵である天野ミサキは君の一歩先を行っているかもしれない…でも、それを逆転する手が、無いではない…」 「そ…それは、何ですか?」 「知れたことよ。既成事実を作ってしまえばイイのよ!」 「き、既成事実?」 「そう…若田部アヤナと―小久保マサヒコが…引くに引けない関係になってしまえばイイのよ!」 中村の計画を聞かされ…驚き、顔を赤くし、しかし最後は意を決したように何度もうなずくアヤナ。 「わかりました、お姉様…幸い、クリスマスイヴの日は、兄はどうせ合コンで帰ってきませんし、父は出張、 母はお友達と外国へ旅行中です。クラスメイトやお姉様と女性ばかりのクリスマスパーティーをすると言えば、 家族は誰も怪しむはずもありません」 「そうね、まさに好都合。ミサキちゃんとリンのお子ちゃまコンビはまず真っ先に―アイはどーせ酒に弱いから、食うだけ食って 撃沈するはず。あとはじっくりとマサを料理するがいいわ!」 アヤナを指差し、決めのポーズを作る中村。 「あの…お姉様、料理って…」 「もとい、マサを味わうが…」 「同じです、お姉様」 冷静にツッコミを入れるアヤナ。このあと、師弟は、じっくりと計画の細部をつめていくのだった―。 「それじゃ、そろそろ、ゲームいこうか?」 宴席も佳境に入り、中村がさりげなく提案する。だが、その瞬間、中村のメガネの奥が、 とてつもなく妖しい光を放っていることに気付き、マサヒコは何か嫌な予感が背中に走るのを感じていた。 「ゲーム?何をやるんですかぁ?」 ゲーム好きのリンコが無邪気に中村に尋ねる。 「そうねぇ…じゃ、お勉強も兼ねて、古今東西戦国武将対決ってことで。間違えたら…そうね、そのシャンパンを、 グラス一杯ずつ飲み干すってことでどう?」 (それって…確か、去年の温泉行ったときにミサキちゃんと中村先生が…) マサヒコ以外の3人は、そう思っていたのだが、中村に仕切らせたらもはや誰も止めることはできず、したがって、 黙って従うのが最上の良策だということも十分承知している。マサヒコは、予想よりは悪い内容ではないことに少し安堵しつつも、 「あの…先生、俺ら中学生は、基本的に酒飲んじゃいけないと思うんですが…」 と、勇敢にも(まあ恐る恐るではあるが)反論を試みる。が、 「ホンットに…マサ、あんたってバカ。シャンパンってのはねえ、クリスマスの日なら、どんなガキでも飲んでいいって 昔っから決められてんの…文句ある?」 「お姉様の言うとおりよ。小久保君も、話の流れってものを考えないと…」 師弟の完璧なコンビネーションプレーにあっさりと却下されるマサヒコ。 アイ・リンコ・ミサキのトリオは中村の理不尽大王ぶりにももう慣れっこになったのか、のんびりとそのやりとりを眺めている。 「いいから、オラ、行くよ。せーの、武田信玄」 「小山田信茂」 「氏家卜全」 「安藤守就…」 ―ゲームが進むにつれ、中村の予想通り、先ずはリンコが…次にミサキが…アイが…次々に脱落していく中、 二人の予想以上に健闘したマサヒコが、最後にゆっくりと撃沈したあと―計画を無事遂行した二人は、 お互いを見つめあったあと、ほぼ同じタイミングでにやり、と笑みを交わすのだった…。 勿論、元々酒豪の中村はともかく、アヤナ以外の人間のシャンパンの中身に、細工が施されていたのは、 もはやここで言うまでもないことであろう。こうして、冒頭の会話へと戻るのである。 「しかし…他の三人はともかく、マサの奴、案外イケル口なんだね」 「そうですね…ココまで粘るってことは、相当強いんですね」 「ウン…こりゃあ、将来が楽しみだわ」 一瞬だが、獲物を狙う肉食動物の目になってマサヒコの寝姿を眺める中村。一方、アヤナは、やっと無遠慮に 思う人の顔をじっくりと眺めることができるということに乙女チックな喜びを感じていた。 「ねえ、お姉様…今更ですけど…」 「ン?どうした、アヤナ?」 「小久保君って…女の子みたいにキレイな顔してますよね…」 「あー、確かに。ヒゲもほとんど無いし、肌もキレイだし…華奢で、細いし…小柄なとこも…オッサンのゲイに可愛がられそうな感じ」 「げ…ゲイって…」 「あはは、冗談だよ。ま、お母さんも若くて美人だしね。こりゃ、遺伝かな?」 「…小久保君のお母様って…美人なんですか…」 「あ、アヤナは会った事ないんだっけ?ウン、美人だし、サバけててイイ人だし…それに、あたしと同じ聖光卒らしいよ?」 さりげなく、「あたしと同じ」という箇所に力点を置いて語る中村。が、アヤナは、 「非の打ち所が無いじゃないですか…」 (小久保君…やっぱり、あたしに相応しいのは…あなたよ) と、自分の思いを強くしていた。 「んーと、そうね、でも、それを全然鼻にかけてないってゆーか…。マサもさ、結構美形で、モテてても、無頓着じゃん? なんてゆーのかな、そのあたりは確かに、親子で似てるかもね」 「小久保君、そんなに―あたし以外にも、モテるんですか?」 その言葉に素早く反応し、キッと中村を鋭く問い詰めるアヤナ。 「…アンタ、今更何言ってんの?ミサキちゃんに、アンタ、それにアイだって弟みたいに可愛がってるし…。リンとも結構、 仲いいし…フツーのサル状態の中坊男子ならさ、幸せすぎるハーレム状態じゃん」 「そ…そんな!小久保君は、あたしだけのッ!…」 「シーッ、アヤナ。みんなが起きちゃうって」 「あ…すいません、お姉様」 「とにかく、計画通りに、マサをアンタの部屋に…」 「ハイ、お姉様…」 アヤナが先導し、中村がマサヒコを背負ってその後ろに続く。 「お姉様、ココがあたしの部屋です」 「ん、わかった」 アヤナがドアを開け、電気を灯ける。優に十五畳はあろうかという広々としたアヤナの部屋の、 奥に配置されたベッドに、中村はマサヒコを降ろした。 「じゃ、アヤナ。あとは…」 「はい…お姉様、本当に今日は、ありがとうございました」 「イイってことよ。会場も提供してもらったしね。…じゃ、頑張んな」 そう言って、中村はアヤナの頭をポンポンと軽く叩くと、ニヤリと笑ってアヤナの部屋を後にした。 出て行った中村に軽く頭を下げ、見送ったあと―アヤナは、部屋の鍵を、かちゃり、とかけた。 (小久保君…今日こそは…あなたは、あたしのもの…) そう、アヤナが思ったとき…。 「ん…」 と、寝言を漏らし、寝返りを打つマサヒコ。 「…」 無言で…しかし、愛おしそうに、マサヒコの寝顔を飽かずに眺め続けるアヤナ。実は、中村との計画はここまでで、 翌朝、マサヒコが目覚めると、アヤナのベッドでふたりは一緒に寝ており、それに気付いたアヤナが、 「今度こそ…責任…取ってくれるんでしょうね…」 と、泣きながらマサヒコを問い詰めるというストーリーだったのだが…。 (今日の…あたしは…止まらないんだから…) 中村が今回の計画で見逃していたのは、アヤナがこの時点で既に十分すぎるほど酔っ払っていたという点と―。 彼女の理性が、先ほどから、ゆっくりと暴走を始めようとしていたという点であった。 "ファサ…" 上着を、スカートを、…そして、靴下を…静かに、絨毯敷きの床に脱ぎ捨てると、それをたたんでソファの上に片付けるアヤナ。 下着だけの姿になり、マサヒコの隣に、その体を横たえた。 (…間近で見ると…ホント、小久保君って、キレイ…) マサヒコの寝顔を、改めてじっくりと見入るアヤナ。そう言えば、以前中村とアイがふざけて眠っているマサヒコの顔に 化粧を施したところ、そのあまりの美少女ぶり(?)に逆に引いてしまった、という話を思い出していた。 彼女の家族とて、その一員であるアヤナを見てもわかるとおり、なかなかの美形揃いであり、 その結果として彼女は、いわゆるイケメン好きと言おうか、結構な面食いになってしまったのだが。 目の前の少年の整った顔立ちは、十分に彼女のメガネにかなうものであるらしい。 (みんなは…豊田先生とか言ってるけど…あたしは全然、小久保君の方が… それに、小久保君って他の男子と違って…ギラってないし、男臭くないし…) そう思いながら、少女はマサヒコの上着へと手を伸ばした。 (そう言えば、小久保君っていっつも薄着よね…でもそのおかげで助かったんだけど) 「んっ…ん」 Tシャツを腕から抜くときは、さすがにマサヒコも少し反応を示し、アヤナも少しヒヤッとしたのだが。 結局、目を覚まさぬまま、マサヒコは服を脱がされ、上半身を裸にされたのだった。 (暖房は高めに設定してあるから大丈夫よね…わァ…小久保君、裸にしても、キレイ…) 筋肉質、というほどでもないのだが。贅肉らしい贅肉もなく、また、ムダ毛ひとつない、 つるんとしたマサヒコの上半身に、思わずうっとりと見とれてしまうアヤナ。 (じゃ…次は、こ・ここよね…) と、多少躊躇しつつも、今度はマサヒコの下半身へと手を伸ばす…、と。 「う…ちょ…やめてよ」 (!気づいた?) 一瞬、血の気が引くアヤナ。 「お願いだから…授業を…先生…」 どうやら夢の中でも授業が脱線しているらしい。ご苦労なことである。が、それを聞いたアヤナは、 (なんだ、寝言か…でも、先生って…どうせ、濱中先生のことなんでしょうけど…夢の中にまで出てきてるってこと?) マサヒコが起きたわけではなくてほっとしたものの、勝手なもので今度は自分の名前が呼ばれなかったことに対して ふつふつと怒りがわいてきたのだった。 (今あなたの目の前にいるのは…あたしなの!学級委員長で、学年一の才女、若田部アヤナなのッ! どうせみるなら、あたしの夢をみなさいッ!小久保君ッ!) 夢の中身まで要求するのは酷な話なのだが…酔ったアヤナは、思考もかなり支離滅裂なものになっているようだ。 しかし頭に血の上ったアヤナは、大胆な行動をとる。 “パチン…ぷるっ” ブラのホックを外し、豊かな乳房を露わにすると…マサヒコの右手をつかみ、自らのそれへと引き寄せたのだ。 (あたしに触るのッ!触りなさい、小久保君!) 実は自分の胸が大きいことには軽くコンプレックスさえ抱いていたはずのアヤナだったが…ことここに至っては、 その肉体を武器とすることもいとわないらしい。 “ムニュ…” 何か柔らかいものに触れたため、条件反射のようにアヤナの乳房を握るマサヒコの手。 (んっ…そうよ、それでいいのよ…小久保君) 好きな人に触られている…そんな気持ちの昂ぶりに包まれるアヤナ。が、眠っているのだから当然なのだが… マサヒコは、それ以上アヤナの乳房を握り返すこともなく、ずるずると手を放した。 (な、なによ…あたしの胸じゃ、不満だって言うの?的山さんや天野さんみたいな、 洗濯板みたいな胸のほうが良いって言うの?そうなのッ!小久保君!) 誰もそんなことは言っていない。完全な、彼女の思いこみである。だが、完全に逆上したアヤナは、 (なら…こうしてやるんだからッ!) そう思うが早いか、アヤナはマサヒコの下半身へと手を伸ばした。 (んっん…やっぱり脱がしにくい…) 多少手間取りながらも、なんとかジーパンを脱がすと…トランクス一枚になった、マサヒコの下半身へと目をやる。 (!…小久保君たら…スネ毛もほとんどないじゃない…) 実は結構自分が毛深いことを意識しているアヤナ。目の前の少年のジャニタレばりの無毛ぶりに、 (なによ…なんなのよッ!小久保君…もう、こうしてやるんだから!) と、逆ギレ状態になり、今度は躊躇することなく、勢い良くマサヒコのトランクスを脱がした。 (…こ、これが、男の子の…) 泥酔状態を経験されたことのある男子諸氏ならお分かりであろうが。今現在、完璧なその状態にある、 マサヒコのペニスはほとんど勢いのない形状に―言い換えれば、非常にだらしない姿をアヤナの前に晒しているのであった。 (…こんなだったかしら?お兄ちゃんや、お父さんのとは、少し形が…違うような気もするけど…) エリートサラリーマンであり、多忙を極める父や、歳の離れた兄と一緒にお風呂に入った期間は非常に短かったアヤナ。 過去の記憶を必死で手繰り寄せ、男性性器のかたちを思い出そうとするが―どうにもうまく像を結ばないままらしい。 (小久保君のが…ちょっと形が違うとか?そういうコトなのかしら?) マサヒコのペニスは色・形・大きさの全てにおいて非常に標準形である。勝手に失礼なことを思っているアヤナ。 (…あれ?でも、あたし、こっからどうすれば…) 興奮した勢いで脱がしたはいいが、アヤナはここからどうすれば良いかしばし途方に暮れてしまっていた。 このあたりは中学2年生の女子として当然のことであろう。 (とにかく…す、少し、触ってみればいいのかな?) 恐る恐る、という感じで目の前のマサヒコのペニスにアヤナは手を伸ばした。 「んっ…」 アヤナの手の感触に、少し反応を示すマサヒコ。だが、依然アヤナの指先にあるそれは、ダランとしたままである。 (確か…男の人って、こ、ここを触ると、気持ちよくなって…お、大きくなるはずなのよね?) 中村からの受け売りの知識ながら、アヤナがなかなか的確なことを考え、行動しているのは確かだが―。 あくまで触れている、という程度のアヤナのタッチでは、ただでさえアルコールが入って鈍くなっているマサヒコの性感は 全く反応を示さぬままである。2・3分ほどその行為を繰り返しても、マサヒコのペニスはなんの反応を示さぬままであった。 (…どうしよう…小久保君…どうしたらいいのよぉ…) 自身もアルコールが入っているためか、今度は急激に悲しい思いに駆られてきたアヤナ。しかし先ほどから忙しい限りである。 (!…あ、そう言えば…お兄ちゃんの部屋にあったエッチなビデオに…) 実は1年ほど前に兄の部屋から偶然発見したAVを一回だけ興味本位で見たことがあったのを思い出していたアヤナ。 そのときは当然のことであるが、純情な少女には嫌悪感のほうが強く残っていたのだが―。 決定的なキーワードを記憶から呼び起こしたものの、しかし、その行為に彼女が及ぶには、彼女の中のプライドやモロモロな感情が ガッチリとプロテクトをかけていた。しばし、アヤナはマサヒコのペニスを手で触れたまま戸惑いの表情を浮かべるしかなかった。 (だって…そんなの…できないよぉ…) と、彼女がほとんど諦めの境地に達しかけていたその瞬間― 「ん…だららあ、違うんらって…天野…お前ってほんろ、耳年増…」 (!?!い・今…天野さんの名前を…) この瞬間、マサヒコがある意味完璧なタイミングで、今アヤナの耳に最も入れてはいけないNGワードを呟いたことにより、 再びおかしな方向へとアヤナの闘争心に火がついたのだった。 (なに?濱中先生ならまだ許せるけど…天野さんの名前を…今、あたしの前で言うって、どういうことなのよッ!小久保君!) 恐らくマサヒコが今見ている夢はいつもながらアイの授業が脱線してミサキが誤解する、 というお約束パターンの日常そのままの夢であるはずなのだが…。既に完全に頭に血の上ったアヤナは、 (も、もう許せない!小久保君!みくびらないでよ!あたしだって…できるんだから!) そう、意を決すると、一気にマサヒコのペニスを口に含んだ。 “ぱくっ” あまりに勢いよくその行為に及んだため、『咥える』というより『食べる』といった感じになってしまったアヤナ。 (アレ?思ったより…ヘンな味じゃない…匂いも、全然しないし…) 口に含んだのは良いが、しかしアヤナはそれ以上どうすればいいのかまではわからず、少し固まってしまっていた。 (た、確か…ビデオでは…こうしていたはずよね…) なんだかんだ言って、やはりアヤナもお年頃の女の子である。そのあたりはバッチリ記憶していたのであった。 マサヒコのペニスの根元に手を添え、口に含んだまま頭を動かし、それを上下に振り動かすアヤナ。 “くちゅっ…くちゅ…” 行為によって生じる、濡れた音が、誰も言葉を発せぬアヤナの部屋にやけにはっきりと響いていた。 その音のいやらしさは、―自分が、淫らな行為をしている―という思いをアヤナの頭に植えつけ、 更に興奮した彼女は荒い息をマサヒコの下半身に吹きかけていた。 すると、ここまでは無風地帯であったマサヒコのペニスも…徐々に、徐々に大きく、天を衝く方向へと立ち上がり始めていた。 (んっ…んっ…こう、なのよね…うわァ、でも、小久保君の、すっごくおっきくなってる…) 勢いづきはじめたマサヒコのペニスに、感動を覚えながら、気持ちを昂ぶらせるアヤナ。 マサヒコのペニスを口に含みつつもその周辺に舌を絡ませ、更なる刺激を与え続けた。 “ちゅる…ちゅるん…ぷちゅっ” 「んっ…ん?ん…」 熟睡状態にあるはずのマサヒコも、アヤナの愛撫に頬をわずかに赤く染め、反応を強めつつあった。 (えっと…あと、ビデオでは、唾を…垂らしたり…む、胸で…こすってあげたり…してたよね…) 流石に学年一の才女、と自称するだけあって抜群の記憶力である。既に口でその行為に及んでしまった結果、 彼女の中ではそれらの行為は逡巡する種類のものではなくなってしまったのだろう。いったん口からマサヒコのペニスを離すと…。 今度はためらうことなく、口の中に唾をため、ゆっくりとペニスへとそれを垂らした。 “トロ~~~~~” 垂らしたそれは、まっすぐにマサヒコのモノへと命中した。その感触に、 「!?んっつ…」 と寝言を漏らすと同時に思わず体ごとびくんっ、と反応するマサヒコ。 (うわ…こんな風になるんだ…なんか、面白い…) 興に乗ったアヤナは、2度3度とその行為を繰り返し、そのたびにマサヒコの体は小さく震えた。 (小久保君…感じてるんだ…) 目の前の愛しい人の過敏な反応に、さらに愛情を深めるアヤナ。 (じゃ、じゃあ…あたしのここで…はさんでみたりしたら…ど、どうなるのかな?) 期待と不安が入り混じった思いで、アヤナは中学生にしては豊かすぎるほどたわわに実った自らの乳房の脇に手を添えると― マサヒコのペニスを、それではさんだ。 “ふにゅ…” 先ほどからの刺激により、もう既に元気すぎるほど勃起しきったマサヒコのペニスは、アヤナの胸ではさんでも、 亀頭の先端部分がその中に収まりきらぬほどの大きさになっていた。 (うわあ…なんか…すっごく…い、イヤラシイことしているみたい…) いや、実際に中学生としては十二分以上にイヤラシイことをしているのだが…。それはさておき、 アヤナの乳房の中に埋もれたマサヒコのペニスは、アヤナの口戯による唾液で濡れ、てらてらとした光を放ちながら、 ちょうどアヤナの眼前にその姿を現す状態となった。 (小久保君の…真っピンク…すごい…キレイかも…) イヤラシイ、とかいう観念よりも、その物体のオブジェとしての美しさになぜか思わず感動を覚えてしまっているアヤナ。 (ん…でも、なんか…さっきから、少しだけど…動いてる…こ、こうすれば…いいんだよね?) 再び記憶をフル動員し、マサヒコのペニスを胸にはさんだまま、ゆっくりと、ゆっくりと動かすアヤナ。 泥酔して眠っているマサヒコは、知らぬうちに与えられている新たな刺激に 「ん?ん?ん?」 と疑問符型の寝言を繰り返しつつも…起きることはなかった。 (わぁ…すごいよぉ、小久保君…どんどん…赤っぽくなって…ピクピク…動いてる…) 目の前で擦れ、刺激を受け、敏感に反応するマサヒコのペニスに再び感動するアヤナ。 先ほどからの唾液による愛撫が、潤滑油の役割を果たしてくれていたおかげで、スムーズにその行為を行える状態になっていた。 (さ…さきっぽも、舐めてあげた方が、き、気持ちいいんだよね?) 自らの胸を動かしながら…アヤナは、マサヒコのペニスの先端に、舌を伸ばして這わせた。 “ちゅろッ…” 「!?んんん?んっ?」 アルコールによって性感の鈍くなっていたマサヒコではあったが、このときばかりは激しい反応を示し、思わず体を反らしてしまっていた。 (こ…これが、気持ちいいのよね?そういうことなのよね?) マサヒコのこの日一番の反応に勢いを得たアヤナは、乳房の中にそれを収めたまま、舌先による愛撫を工夫しながら加え続けた。 “ちゅ…ちゅる…ねろ~~…ちゅぽんっ…” マサヒコの先端に、舌先をつけ…離してはまたつけて舐め上げ…周囲を円を描くように這わせ…唇でキスをして…。 初めての体験にしては素晴らしい業師ぶりである。中村がこの場にいたならば、彼女の口戯に免許皆伝を与えたところであろう。 こちらの道でもなかなかに優等生なアヤナであった。 (ン?あれ?こ、小久保君の先から…なにか…粘っこいのが…) 精液とは違う、透明な液体が彼の先端から微量だが流れ出していたことに気づき、少し驚いて行為を思わず中断してしまうアヤナ。 (えっと…ほ、保健の授業で出てきた、精液じゃないのよね?あ、アレは白いんだよね? それに、小久保君の…まだ、ぜんぜんおっきいままだし…) 肝心のところの知識は不足しているアヤナ。とりあえず、射精が終わると男性性器は小さくなる、 という程度の知識はあるため、今現在のマサヒコのペニスの状態から判断し、再び愛撫を開始した。 “ちゅ…ちゅる、ちゅ…” 「う…わか…若田部…」 (!?小久保君?気づいたの?) マサヒコの呟きを聞き、驚いて口を離し、行為を中断してしまうアヤナ。 「ほんろうに…いつもごめんな…若田部…ならむらの…わがままにつきあわせれ…」 泥酔状態のため、イマイチロレツの回らぬままだが…。どうやら今度は夢の中で、アヤナに今回クリスマスパーティーにかこつけて 自宅に押しかけたことを謝っているらしい。義理堅い少年である。 が、それを聞いたアヤナは…。 (…小久保君、あなたってホントに…) 目を潤ませ、マサヒコの頬に軽くキスをした後、マサヒコのペニスを―再び、しかし今回は思い入れたっぷりに、 丁寧に乳房ではさみ、舌を這わせた。 (可愛い…もう、大好きなんだから…) “ちゅる…ちゅっ…ちゅろ…” (ん…小久保君…お願い…大好きだから…あたしで…あたしの中で…気持ちよくなって…お願い) アヤナのような美少女にこのようなことを思われるのは、男冥利に尽きるというべきなのだが。 本人であるマサヒコは、熟睡状態であり、何も気付かぬまま、気持ち良さそうに頬を赤く染め、アヤナの口戯に身を任せていた。 が、そろそろ少年のそれも限界に近づきつつあった。 「ん…うん…れ…出る…」 思わず、そう呟いてしまうマサヒコ。 (いいよ…小久保君…いいから…お願い…) 夢中になって愛撫を加えていたアヤナは、マサヒコのその声を聞き、乳房の中からマサヒコのペニスを開放すると―。 今度は、それを口の中に含んだ。 (お願い…小久保君…) “ぬろ~ちゅっ…ぬずっ” 口に含んだまま、舌をペニスに絡ませては繰り返されるアヤナの舌戯。マサヒコのペニスは、それに何回か耐え忍んだものの…。 とうとう、最後のときを迎えたのだった。 「う…うぅッ…ああ…」 諦めにも似たため息をついて、マサヒコがびくんっ、と体を弓なりに反らした後…。 アヤナの口内で、マサヒコのペニスが幾度も幾度も爆ぜ、精液が暴発したように発射されたのだった。 “びゅっ…びゅくっ…びゅるっ…” (んく…んん…んっく…ああああ…ダメ。もうだめ…) 健気にも、アヤナは愛しい人のそれを全て受け止め、飲み干そうとしたのだが…。 マサヒコの爆発のあまりの元気さに、途中で思わず口を離してしまっていた。 「けほ…ん…んほん…」 軽く咳き込んでしまうアヤナ。 (でも…そんなに、不味くない…確かに…美味しいワケでもないけど…なんか、謎の味…) 咳き込みつつも、喉を鳴らしながらマサヒコのそれを飲み込み、味を確かめるアヤナ。このあたりは冷静である。 “びゅ…びゅ…” よほど溜まっていたのか、マサヒコのペニスはまだ射精を終わろうとせず、少量の精液を吐き出していた。 咳き込むのを落ち着かせ、マサヒコのそれがぴくん、ぴくんと脈打っているのを見て取ると… アヤナは、再び愛おしそうにマサヒコのペニスへと舌を這わせ、先端から周りへと付着した精液を舐め上げた。 “ぺろ…ぷちゃ…ちゅん…” (小久保君…もう、あなたは…あたしのものなんだから…天野さんや…濱中先生なんかには…絶対に…渡さないんだから…) そう思いながら、マサヒコのペニスをキレイにすると…ベッドの近くに置いてあったティッシュを取り出し、 少し名残惜しげにマサヒコのペニスを拭き取った。 (ちょっともったいない気もするけど…でも、歯は磨かないと…) そう思い、いったん部屋をでて、歯を磨き、口内をゆすいで、再び室内に戻るアヤナ。 (んふ。じゃあ…ダーリン、おやすみ…) 少年に毛布と掛け布団をかけ、そのままそこへ一緒に入ると―彼の手を握ったまま、眠りに落ちたのだった。 「ふわーあ、なんか昨日は妙な夢を…うわ、あったま痛ェ…って、なんじゃコレァァァァァァァァァ!?」 往年の刑事ドラマの殉職シーンを再現したかのように絶叫してしまうマサヒコ。その声を聞いて…。 「…あ、ふ。おはよ、小久保君」 と、上半身裸のままのアヤナも目を覚ます。 「わか、わか、わかっかかか…若田部、お前、そ、そのカッコ…って、それより何で俺お前と一緒に寝てんだ? って俺も!俺も!素っ裸!なななな、なんで?ンげ、頭痛ェ…」 目の前の現状を認識したものの、冷静に判断できるはずもなく、慌てふためくマサヒコ。その様子を見ながら―。 (小久保君、慌ててる…なんかちょっと、可愛いな…えへ、悪戯しちゃえ…) と、思い、彼女のあられもない姿を見ないように…と、言うより猛烈な宿酔いによる頭痛のため…その場に顔を伏せ、 うずくまっているマサヒコの背中に手を回すと、そのまま後ろから抱きつき、自分の裸の乳房を思いっきり押し付けた。 “ふにゅ…” 背中からの柔らかな感触に、しかし、飛び上がらんばかりに驚くマサヒコ。 「…え?お、おい、若田部、いったい何を…だから、いや、昨日何が…」 「いいの。黙っててあげる。ダーリン」 「!☆?!だ、だ、ダーリンってお前!」 「そのかわり、裏切ったりしたら承知しないんだから」 「!?いや、だから、若田部…」 「で・も。今度するときはお酒抜きでお願いね」 そう言って、そのままマサヒコのうなじに頬擦りをするアヤナ。 (…んな、アホな…) マサヒコは完全な思考停止状態に陥り、呆然とするしかなかった。 “コンコン” (!?*?@?) 今度はノックの音がドアの向こうから…心臓が思いっきり飛び上がるマサヒコ。 「アヤナちゃーん、朝ごはんの用意、できたよー」 「あ、濱中先生ですか?今開けますね」 (!!今、開けるなァー!!!!) パンティ一枚のまま、ベッドから飛び出し、ドアへ向かおうとするアヤナを、マサヒコは必死の形相で追いかけ、 後ろから彼女の腕を固め、口を塞いだ。格闘技ファンらしい、見事な流れ技である。 「ムグ…」 (って固めたはいいけど…ど、どうすりゃイイんだ、俺?) とっさに行動をとったはいいが、その後のことまでは全く考えられないマサヒコ。 「あー、大丈夫よ、そんな慌てなくても、アヤナちゃん。あたし以外はまだみんな寝てるし…。向こうで待ってるね」 どうやらドアの向こうでドタバタと音がしているのを、アイはアヤナが寝ぼけて慌てているのと勘違いしているようだ。 が、そのアイの言葉を聞いたマサヒコは、 (た…助かった…) と、アヤナを固めた手をほどき、その場に素っ裸の状態のままへなへなとへたりこむのだった。 「ンッ、もう。小久保君、あんまり乱暴にしないでよお…」 そう言って、しゃがみこんだままのマサヒコに膨れっ面をつくって抗議するアヤナ。 (そ、そんなこと言ったって…) 腰が抜けたようにその場から動けなくなっているマサヒコ。 「まァ、でも…たまにはそういうのも、アリかな?さ、朝ごはん食べにいこーよ、ダーリン」 「…若田部、頼むからみんなの前でソレは…」 「やだァ、照れてるの?可愛い」 「…ってゆうかさ、マジで、俺、昨日ナニを…」 「んー、言っちゃってイイの?そ・れ・と・も。小久保君、もしかして、朝ごはん食べにいく前にもう一回…」 「…勘弁してくれ」 その日のマサヒコの朝食は、恐ろしく味気ないものであったことは言うまでもないだろう。 END
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