作品名 |
作者名 |
カップリング |
No Title |
へっぽこ氏 |
- |
『俺、引っ越すんだ…』 「…キ…」
『ちゃんと連絡するから。』 「ミ…キ…?」
『……またな。』 「ミサキ!?」
ガバッ!
同僚に耳元で声を出されて、私は現実に呼び戻された。
「ゆ……め…?」
「どーしたの!?なんか別の世界にいってたみたいだったけど…」
「う、うん、大丈夫だよ…」
夢、か…。でも、なんで今さら、あの頃の夢なんか…。
私の名前は、天野ミサキ。
去年から、看護士として病院で働いている。
先の件はその病院の一室での出来事。
もう20代半ばなのに、私にはまだ男性経験、というものがない。
幼いころに心に決めた人がいるからだ。しかし、その人とはもう何年も
会っていない。今頃、なにをしているのかな…
「…マサちゃん…」
その頃、ミサキの住む街に、とある男がやってきていた。
「ふぅ、この街に来るのも久しぶりだな。」
脱いだ上着を腕に抱えたその男、小久保マサヒコは、そう独り言を呟いた。
「実質、中学のとき以来だから…10年ぶりか。…やっぱり懐かしいな。」
マサヒコは、地元の高校である英稜高校に合格していたが、父の仕事の都合で
急遽引っ越したのだ。一人暮らしをして残る、という選択肢もあったが、
マサヒコは家事もできず、一人では出来ないことも多かったので、親の引っ越しに
ついていくことにしたのだった。家庭教師であった濱中アイ(+中村リョーコ)、幼馴染の天野ミサキ、
クラスメートだった若田部アヤナに的山リンコ、担任だった豊田セージなど、全員が残念そうに
していたが、こればかりはどうしようもない、といった様子だった。全員に連絡先は教えたものの、
進学や就職、新学期などの要素が重なり、いつしか関係は疎遠になっていったのだった。
「みんな、覚えといてくれるかな…つーか、まだここにいるのか?」自問自答するマサヒコ。
「まあ、なにはともあれ、戻って来れたんだし…久しぶりに歩いてみるか。」
ひとりごちて歩き出すマサヒコ。これから自分の身になにが起こるかも知らずに…
マサヒコは、自分が住んでいた頃は更地だったところを通りかかった。が、そこには、
割と新しいらしい幼稚園が建っていた。張り紙に『園児募集中 ひだまり幼稚園』と書いてある。
…どこかで聞いたことがあるような…。まあそれは置いておいて、マサヒコは歩き出そうとした。
すると、道路にサッカーボールが飛び出してきた。次いで男の子が飛び出す。いやな予感が、
マサヒコの脳裏をよぎる。そしてお約束のように車が突っ込んでくる。マズイ、そう思った瞬間、
マサヒコの体は動いていた。立ち尽くす男の子を抱きかかえ、道路の反対側にラグビーのタックルのように
滑り込む。男の子は何が起こったかわかっていない様だったが、やっとわかったのか、大声で泣き始めた。
(こんだけ泣けるんなら、大丈夫だな…。)そう判断したマサヒコは、道路に体を横たえた。
緊張の糸が切れたのか、体は動かない。(ちょっと、無理しすぎたかな…)そう思っていると、
「すみませーーーん!大丈夫ですかー!?」と、先生らしい人が飛び出してくる。
「どこかお怪我は…」「いえ、別に…」と言ったところでお互いの目が合う。数秒間、思考停止。
そして、二人は同時に「「あーーーーーーーっ!?」」と叫ぶ。驚くのも無理はない。
なぜなら、先生と思しき人というのが、若田部アヤナだったからだ。
「な、なんで若田部がここに…?」「こ、小久保君こそ…どうして?」
まあ、マサヒコは中学卒業後にすぐこの街を去って以来、戻ったことはなかったのだから、アヤナの言い分はもっともだ。
だが、今はそんなことを言っている場合では無かった。マサヒコが立ち上がろうと足に力を入れると、
マサヒコの右足に鋭い痛みが走った。視線を落とすと、ふくらはぎがぱっくりと裂けており、血があふれ出ていた。
見るんじゃなかった、と思うが時既に遅し。怪我を認識したことで、余計に痛み出した。
この様を見たアヤナは、「大変!きゅ、救急車、よ、呼ばないと…!」大事にはしたくないマサヒコは、
「いいよ、縛っておけば止まるって「ダメ!ちゃんと病院行って!!」はい…」大人になっても押しには弱いらしい。
5分ほどして到着した救急車に乗せられたマサヒコ。救急車を見送ったアヤナは、
「まさか、小久保君に会えるなんて…。そうだ!お姉さまたちにも知らせなきゃ!」
子供そっちのけで職員室に走るアヤナ。職務放棄だ、アヤナ。
「……ということですから、しばらくは無理はしないで下さい。」
医者に礼を述べて、診察室を後にするマサヒコ。なんでも、マサヒコの怪我は8針も縫う大怪我だったらしく、
車から逃れる際、車にはぶつからなかったが、道路に体を強かに打っており、念のために精密検査もする事になり、
とりあえず結果が出るまで(といっても2,3日程度だが)入院することになったのだ。
「はぁ。到着して初っ端からこれか。先が思いやられるな…。」松葉杖を突いて、病室にたどり着いたマサヒコは、
ベッドに寝転びながら、そう呟いた。そもそも、マサヒコがこの街に戻ったのは、仕事で異動があったからからだった。
一昨年から社会人として、接客業に就いていたマサヒコは、その熱心な仕事振りを評価されて、この街の近くにオープンした
二号店の店長になって、幼い頃に住んでおり、勝手がわかるこの街に住むことにしたのだった。
しかし、いかに住み慣れた街だとはいえ、10年も経てば少なからず変わっているところはあるもの。油断したから、なのだろうか。
「まぁ、いいさ。今は休んどけって神様が言ってんだろう。」そうして考えるのをやめて、マサヒコは布団をかぶった。
夜中、足の痛みで起きてしまったマサヒコ。ほっとけば直る、とも思ったが、痛みは増すばかり。
さすがの(?)マサヒコも我慢の限界に達して、手元のボタンを使って、ナースコールをする。
程なくして、看護士さんが「どうしましたか?」と尋ねてくる。「ちょっと、足が痛くなりまして…」そう答えると、
「はーい、今行きますから。」と声が返ってくる。通信が切れたのを確認して、ベッドに体をあずける。
(…?今の声、誰かに似てるような…)この声、発音、口調…全てが一致する人物が見つかるのには、さほど時間はかからなかった。
(ま、まさか…)…ッ、ツ、コツ…(あいつが…)…コツ、コツ、コツ(ここに?マジかよ?)ガラッ!ドアが開けられる。
「はーい、ちょっと足見せ…て…」顔を見合う二人。ここでまた、お互いに思考回路がストップ。
「「あーーーーーーーーーっ!!??」」たとえ10年会っていなかろうと、その顔は見間違えようの無いものだった。
病室にやってきた看護士は、マサの予想どおり、幼馴染であり、親友でもあった、天野ミサキであった。
(あ、天野、だよな…?今ここにいる、って事は…)
(ま、ま、マサちゃん!?何でここにいるんだろう?夢なのかな…)
各々思う事はあったが、先に口を開いたのはマサヒコだった。
「…天野…お前、看護婦に…なったのか?」
「う…うん、似合ってる…かな?」
(これは、似合うとかのレベルじゃない…)
実際、ミサキはナース服を見事に着こなしていた。淡いピンクの服はミサキの可愛らしさを十二分に押し出しており、正に白衣の天使(ピンクだが)と言っても過言でなかった。
だが、それ以上にマサヒコを驚かせたのは、大人になったミサキの肢体だった。
見慣れていた少女らしい体つきは見る影もなく、体全体に丸みをおびて、成熟した女、といった印象を与えた。胸も、控え目ながらその膨らみを主張していた。
「マサちゃん?」ミサキの一言で現実に引き戻されるマサヒコ。
「どうしたの?顔に何かついてた?」首を傾げるミサキ。お前を見てた、などとは絶対に言えない。
「い、いや、何でもない。それより、なんでここに?」マサヒコが尋ねると、
「うん、夢だったんだ、看護婦にるの。」とミサキが答えた。
(あ〜…そーいやメガネの就職記念のとき、そんなこと言ってたな…。)
マサヒコはそのときの事をを思い出した。
メガネこと中村リョーコが、アイ、アヤナ、リンコ、そしてミサキに酒を飲ませたあの件である。
「じゃあ、夢が叶ったんだな。すげーじゃん。」マサヒコが言った。
だがミサキの心には、これとは違う、本当の夢があった。
「ホントはね…もっと違う夢があったんだ…」10年間、押しとどめていた感情が溢れ出す。
「本当の夢は…お嫁さんになることなの。」
その気持ちに気付いていても─
「大好きな人と結婚して…幸せに暮らすの。」
勇気が足りず、伝えられなかった想いを─
「ちっちゃい時から決めてた人と…ね。」
今、目の前の人に、伝える─
いかに恋愛に疎く、鈍感なマサヒコでも、目の前のミサキの様子には心あたりがあった。
話しているうちに顔に朱が混じり、上気してくる。息も心なしか荒くなっているようだ。
マサヒコは全知識の中に検索をかける。そして導き出された結論は─
(ま、まさか…ひょっとして…)
ミサキは覚悟を決めて、告白しようとした。─が。
「ち、ちょっと待った!」マサヒコの一言で止められる。お預けを喰らって、きょとんとした様子のミサキ。
「今までの話で、なんとなく分かったよ…。その…天野の気持ちが…」
赤くなりながらも、ぽつぽつと話すマサヒコ。ミサキは恥ずかしさからか、顔がゆで蛸のように赤くなってしまっていた。
しばしの沈黙の後で、ミサキがぽつぽつと話し出した。
「ずっと…ずっと、好きだった…でも、伝えられなかったの…今なら、言える気がする…」
「ずっと、好きでした。付き合ってください!」ミサキは頭を下げた。
その様子を見たマサヒコもまた、とある覚悟を決めて、返事をした。
「喜んで。」
ミサキは凄まじい勢いで頭を上げ、「ウソ…」といった様子でマサヒコを見ている。
知らぬ間に、ミサキの瞳からは涙が流れていた。マサヒコは、
「お、おい、ミサキ!泣くなって!」とあわててなだめる。が、既にダムは決壊していた。
「うっく…ひぅ…ぐす…ふぇぇぇぇぇぇ!」ミサキの涙は止まらない。マサヒコはミサキの頭を抱きしめていた。
ようやく涙も止まり、話せるようになると、ミサキが「…これからは…マサちゃん、って呼んでいいんだよね。」と呟く。
これに対し、マサヒコは「当たり前だろ、恋人なんだから」と、照れくさそうに言う。
微笑ましい光景。だが、次のミサキの一言が、場の空気を塗り変える。
「私たちもう、大人、だよね…?」「ん、あぁ。」
「じゃあ、アレも、自己責任、だよね…?」
アレ?アレってなにかな?しばし考え、マサヒコが固まる。
「ま、まさか…」「うん。そう…。」
アレとは、アレである。つまりはH。
実際、マサヒコも男だ。ミサキのナース姿を見て、少なからず欲情はしていた。
「でも、いいのか?本当に…いくら、その…恋人だっつっても…さ。」「うん、マサちゃんがいい。マサちゃんじゃなきゃ、やだ。」
顔を赤らめながらも、言いきったミサキ。
「…わかった。そのかわり、手荒になっちまうかも知れない。それでも、いいんだな?」マサ、最終確認。
「うん、マサちゃんにしてもらえるなら、いい。」決意を伝えるミサキ。
「じゃあ…しようか。」照れくさそうに、しかしはっきりと告げるマサヒコ。
「ん……。不束か者ですが、よろしくお願いします。」
エヘヘ、と笑いながら挨拶を済ませると、マサヒコはミサキを抱きよせた。
お互いの目を見て、どちらからともなく唇を合わせる。始めは触れ合うほどのキスだが、唇を絡める、男女のキスに変わってくる。
「ん…ちゅ、ぴちゃ…ちゅる」
いつしか唇からは卑猥な音が漏れるようになっていた。
唇を合わせながら、マサヒコはミサキの服を乱していく。離れて、改めてミサキを見る。服は乱れ、上気した顔がとても扇情的だ。ここでマサヒコは本気で脱がしにかかる。
女性経験はそれなりにあるのか、手際よくナース服を脱がせていくマサヒコ。あっという間にミサキの体を覆うものは下着だけになる。
ここに来て、マサヒコはミサキの体に釘付けになった。胸は控え目だが、綺麗に形を保っている。
腰周りも少女のそれではなく、大人の女を彷彿とさせた。
「やだ…そんなに見ないでよぉ…恥ずかしい…」恥ずかしがるミサキだが、
「そんなことないよ…スッゲーきれいだ…本当に…」そう言うとマサヒコは、ブラを脱がす。そしてミサキの鎖骨のあたりにキスをする。
「ふぁっ?!」
ミサキは敏感なのか、それだけで感じていた。が、好きな人にされているのだから、と声を堪えた。
その仕草を見たマサヒコは、
(かわいいなあ…本当、理屈抜きで…)
と思っていた。目の前の人を、気持ちよくしてあげたい。その一心でマサヒコはミサキの体にキスの雨を降らせた。肩、鎖骨、乳房…ミサキの上半身が見る間に朱に染まってゆく。
それらの行為に隠れるように、マサヒコは手をミサキの秘所へと運ぶ。
すすっ、と指で秘所をなぞってやると、ミサキは、
「ひぁぁっ!!?」と、キスのとき以上の反応を見せた。
そこは既に十分過ぎるほどに濡れていて、もう準備は万端、といった様子だった。が、マサヒコは敢えてそこで本番には及ばない。
「ミサキ、お前もうこんなに濡れてんじゃん…エッチなんだな。」
言葉で攻めたてるマサヒコ。「いやぁ、そんなことない…」とミサキは反論するも、自分でも分かるほどに濡れているのは事実だった。
「ふーん、じゃあこれ以上はしなくていいんだ?」尚もマサヒコは攻める。
「!そ…それ…は…」言葉に詰まるミサキ。
マサヒコは、ここでミサキが頼んでくれば、するつもりだった。が…
「うっく、えぐ…」攻めが過ぎたのか、ミサキは泣き出してしまった。
想定の範囲外の事態に慌てるマサヒコ。やりすぎです。
「あーっ、泣くなよ、俺が悪かった!言うこと聞いてやるから、泣きやんでくれー!」あっさりミサキは泣きやんだ。どうやらウソ泣きだったらしい。
「言うこと聞いてくれるんだよね?」不敵な笑みを浮かべるミサキ。
涙は女の武器、という言葉を身をもって知ったマサヒコ。立場逆転。
「じゃあ、パンツ脱いで。」「へ?」「いいから!私が、してあげる…」事を察知したマサヒコは、怪我に気をつけながら、パンツを脱いだ。
これから何をされるのか分かっているのか、マサヒコの分身は堅く張りつめていた。
ミサキは赤くなりながら、マサJr.に手を添える。そして、ゆっくりと上下に擦りはじめた。
「うっ!」あまりの心地よさに出そうになるマサヒコ。が、ここは耐える。
快感に耐えるマサヒコを上目使いで見るミサキ。
(マサちゃん、かわいい…そうだ、こんなことやっちゃお。)
マサJr.に口を近づけてゆく。
「あむ…」口全体でマサJr.を頬張る。
「うぉあっ?!」突如訪れた快感に身震いをするマサヒコ。
(やっぱり男の人って、こうされると気持ちいいんだ…)マサヒコの反応を観察して面白がるミサキ。
一方、マサヒコはいつ射精してもおかしくない状況になっていた。
「す、ストップ、ミサキ…!これ以上は…」マサヒコの苦しげな声を聞いて、思わずJr.を解放するミサキ。
「どうせ気持ちよくなるなら、一緒になろう、な?」そして、二人は本番に突入していく。
マサヒコは脚を怪我しているので、ミサキが上に乗るという形になった。
「じゃあ、ミサキ…腰を落として…」マサヒコの指示通りに腰を落としていくミサキ。
“ずぷぷ…”
「かっ…はぁっ!」ミサキは破瓜の痛みに顔を歪めた。
「!!ミサキ、お前、ひょっとして…初めて、か?」心配になり尋ねるマサヒコ。
「…うん…初めてはマサちゃんって決めてたから、嬉しい…!でも、ちょっと痛いかな?」苦痛を必死で隠すミサキ。そして、
「そろそろ、動くね…」弱々しく告げると、ミサキは腰を上下に揺り始めた。
「くっ…」マサヒコの口から声が漏れる。
(ミサキの膣…スッゲーきつい…こりゃ、長くは持たないな)
そう思いながらも、出来るだけ腰を動かし、絶頂への階段を駆け足で登って行く。
対するミサキにも、限界が近づいていた。
(やっぱりまだ痛い…でも、なんか…気持ちよくなってきたかも…)以前より腰を激しく動かし、絶頂を目指して走りはじめる。
「うっ、あっあっあっあーっ!」ミサキがマサヒコの唇にむしゃぶりつく。
「うぁあ、マサちゃん、マサちゃぁぁん!好き、好きなのぉ!んっ、はぁあっ!」
「俺もだよ、うっく、ミサキ、ミサキィ…!」
お互いに気持ちをぶつけ合う。
「ミサキ、そろそろどけ、イッちまいそうだから…」「………」
「ミサキ…?どけって、じゃねーと膣に射精ちまうっ!」
「いいよ、膣に射精してぇっ!」更にグラインドを激しくして、マサヒコの射精を促す。
「もうだめだ…射精すぞ、ミサキィッ!!!」「きて、きて、マサちゃん、あぁぁぁーっ!」
びゅくっ、どくんっ、びゅるるる…
「「うあぁぁぁぁぁーー!!」」
ほぼ同時に二人は達した。男の欲望がミサキの中にぶちまけられる。
びゅくり、びゅっびゅっびゅっ…未だ止まらない射精に、マサヒコは焦る。が、それより目の前の女性を愛でることを選んだ。そして二人は
深い眠りに堕ちて行った─
先に目を覚ましたのはミサキだった。始末をして置かないと、面倒なことになるからだ。起きた時、二人の秘所は繋がったままだった。ミサキがマサヒコから離れると、マサヒコの精液が逆流してきた。
(こんなに出されてたなんて…でも、大丈夫よね、多分…。もしだめでも、責任とってもらえば…)
そんな事を思いながら片付けをして、マサヒコが目を覚ます前に部屋を後にした。
そして一週間の後、マサヒコの退院の日。
ここにきて、かつての仲間たちが見舞いにきた。
的山は高校卒業後、大学に進学し、そこで出会った人と結婚、今は一児の母として頑張っているとのこと。
若田部は、ひだまり幼稚園で先生として働いていて、結婚を前提に付き合っている人もいるらしい。
メガネこと中村は就職後、豊田先生の家に入り浸るようになり、そのままずるずると結婚、妊娠、出産して、今は子供も三人いるらしい。
アイは中村と同じ会社に就職して、結婚で寿退社して、なんと五つ子を出産。大家族になったとか。
中村は病室に入るなり
「イカ臭いわねー。ちゃんと始末しなさいよ。」とボケ、「もっと他に言うことないんか。」とマサヒコに突っ込まれた。ここらへんの関係は不滅らしい。ミサキはミサキで中村にからかわれて大変だった。
そんなこんなでマサヒコも退院した。これでこの話はおしまい。めでたしめでたし。え?このあとマサとミサキはどうなったか?もちろん、マサヒコの退院後、すぐに付き合いはじめて、末永く幸せに暮らしましたとさ。〜fin〜