作品名 作者名 カップリング
「とある夏の日の日記」 72氏 -

『とある日の的山リンコの日記』 

8月○日(はれ) 
楽しい夏休みも、あっという間に半分が過ぎてしまいました。 
みんなこの夏は受験勉強でいそがしいって言うけど、まだ私にはいまいち実感がわきません…。 
家庭教師の中村先生にも「そんな調子じゃ先が思いやられるわ」ってあきれられるけど…。 
…なんでだろ?うーん……。 

それはそれとして、今日はナナコと近くの公園にお散歩へ行きました。 
ここ最近、アヤナちゃんの別荘での合宿だったり、天気が悪かったりして 
あんまりお散歩できなかったので、ナナコはとてもうれしそうです。 

公園に着くと、ほとんど人がいなくて、かんさんとしていました。 
たぶんみんな山にキャンプに行ったりとか、海水浴に行ったりしてるんだと思います。 
…いいなあ。 

でも人がいないので、ナナコを自由に遊ばせられます。 
ナナコのリードをはずしてあげると、ナナコはうれしそうにしっぽをふりました。 
せっかくなので、ついでに首輪もはずしてあげました。 


まずはいつものようにナナコと追いかけっこをしました。 
今日のナナコは普段より元気いっぱいで、私が走っても追いつけません。 
ようやく追いついたと思ったら、ナナコはまたすぐに走りだしてしまいます。 
でも、ナナコがすごく楽しそうなので私は大満足です。 

しばらくして、近くのベンチに座っているお兄さんが、こっちを見ているのに気づきました。 
このへんでは見かけたことがない人です。 
そのお兄さんは、笑顔でこっちを見ています。なぜかすごくうれしそうです。 
(きっとうちのナナコがとってもかわいいから気になってるんだ)と思ったので、 
私はそのお兄さんに「犬、好きなんですか?」と声をかけてみました。 
お兄さんは、突然話しかけられてちょっととまどってたけど、 
すぐに「うん。好きだよ、かわいいね」と答えてくれました。 
ナナコの飼い主としてなんだかてれくさくなりました。 

そのお兄さんに、今度はナナコのかしこいところを見てほしくなったので、 
お兄さんの前で、ナナコの芸を見せてあげることにしました。 


まずはお座り。上手にできたので、ナナコを「いいコだね」ってほめてあげました。 
次におまわりです。これもナナコはうまくできたので、すぐにほめてあげました。 
われながら親バカだと思います。 
最後にチンチンをさせました。久しぶりだったのでうまくできるか心配だったけど、 
私が「チンチン」って言うとすぐに立ち上がってチンチンのポーズをしてくれました。 
さすがはうちのナナコです。 

「今のちゃんと見ててくれたかなあ」と思ってお兄さんの方を見ると、 
なぜかそのお兄さんが前かがみになってうずくまっていました。 
おなかでも痛いのかな、と心配になったので私は「だいじょうぶですか?」と話しかけました。 
そしたらそのお兄さんが「少し背中をさすってほしい」と私に頼んできたので 
そんなことなら、と私は早速お兄さんの背中をさすってあげることにしました。 


背中をさすり続けていると、お兄さんの顔がだんだんと気持ちよさそうな表情になっていきます。 
次に「今度は背中、いや腰を強くたたいて」と言われたので、そのお兄さんの背中と腰をたたいてあげました。 
「もっと強く」「もっとオレをけいべつした表情で」「『このクズ』とか言ってくれ」とちょっと変な注文も増えてきます。 
でも、お兄さんはナナコの芸をちゃんと見てくれたので、そのお礼もこめてそれに答えてあげました。 
さすっていた時よりもお兄さんはうれしそうです。変なの。 

しばらくするとお兄さんが「もういいよ、ありがとう」と私にお礼を言って立ち上がりました。 
お兄さんは、すごく気持ちよさそうな顔をしています。 
なんだかよくわからないけど、私もうれしくなりました。 
そしてそのお兄さんはもう一度お礼を言って、そのまま急いで帰っていきました。 
そして、私もナナコと一緒に家に帰りました。今日は本当に楽しい一日でした。 

そういえばお兄さんが立った時ちょっと変なにおいがしたけど、あれはなんだったんだろう? 
あと、お兄さんの名前聞きそびれちゃったな…。ちょっと残念。 
またあの人に会えるかな…。今度はもっとすごいナナコの芸を見せてあげたいです。 

おわり 


『とある日の新井カズヤの日記』 

8月○日(晴) 
学校が休みなせいで女子に触れ合う機会が少ない、 
俺にとってはつまらない夏休みがようやく半分過ぎた。 
みんなこの夏は受験勉強で忙しいらしいが、俺にはいまいち実感が湧かない。 
大親友のシンジにこの前「俺は受験より新しいズリネタを探す方が大切だ」って言ったら、思いっきりひかれた…。 
…なんでだよ!いいじゃねえか! 

それはそれとして、今日は気分転換に足を伸ばし、少し遠くの町の公園に一人で行ってみた。 
ここ最近、今岡に軽いジョークをかましたらなぜか全治一週間の怪我を負わされたり、 
天気が悪かったりしてあまり外に出ていなかったので、実に気分がいい。 

公園に着くと、ほとんど人がおらず閑散としていた。 
たぶん若い奴等は山や海でいちゃついたり、ひと夏のアバンチュールを経験したり(古っ)、 
アオカンしたり、乱交したり… 
…なんてうらやましいんだ! 

だが人がいないので、俺は静かに、そして自由にエロい妄想にふける事ができる。 
俺は近くにあったベンチに座って、妄想にふけることにした。 


まずはいつものように今岡を俺の想像の中で陵辱する。 
俺の妄想内の今岡は俺に従順で、フェラチオだろうがどんなプレイだろうが、 
嫌な顔ひとつせず従い奉仕してくれる。 
この前はそれを思わず口に出したから、今岡にぶん殴られたんだよな…。 
まあ、殴られるのもMの俺にとってはそれはそれで大満足だ。 

しばらくして、中学生ぐらいの女の子が公園を走り回っているのに気づいた。 
どうやら飼い犬と追いかけっこをしているらしい。 
ああ、中学生の女の子もいいなあ。犬とじゃれあってる様子が、そのコの幼さも垣間見えて実にかわいい。 
キャミソールも似合うなあ。 
汗をかいてるのがさらにいい。匂いフェチでもある俺にはたまらん。 

しかもよーく見ると… 
おいおい!メガネっ娘がなぜか犬の首輪をつけてるよ!!自分の首に!! 
なんだよ!俺の妄想のネタにしろってか!確信犯(誤用)かコノヤロー!! 
ああ、妄想が広がるぜ… 
そしたら、突然そのコが俺に「犬、好きなんですか?」と話しかけてきた。 
どうやらそのコは、俺が犬好きだからこっちを見ていると思ったらしい。 
俺が彼女の質問になんて答えたかって?もちろんこう答えたさ。 
「ああ、好きだよ、(特にキミが) 
かわいいね(なぜか犬の首輪つけてるキミが)」ってな。 


俺の返答に気をよくしたのか、続いてそのコは俺の前で飼い犬の芸を見せてくれた。 
まずはお座りか……うん、うまいうまい。次はおまわりか。なかなかよくしつけてあるな…… 
同時に俺の妄想も広がる一方だ。 
目の前のコを俺の妄想の中で調教する。空想の中で服を脱がし全裸にする。 
もちろんメガネと首輪はつけたままだ。いやあ、可愛い顔してるじゃないか…その恥ずかしげな顔もいいよ… 
え…私は貧乳で幼児体型だって……だから恥ずかしい?いやいや、俺はそんなこと気にしないさ…。 
まずは御奉仕からだな…うん…… 

そんな妄想大爆発中に、俺の期待通りの言葉がそのコの口から発せられた。 

「…ナナコ、チンチン!」 

……「チンチン」だよ!!うら若き乙女がチンチンって言ってるよ!! 
今の俺にとっては最高のネタだよ!! 
ああ…やべえ。少し勃ってきた…。 


思わず前かがみになる俺。止まらない妄想。ますます元気になる俺の分身。 
そんな俺の様子を心配したのか、その女の子が「大丈夫ですか?」と俺に話しかけてきた。 
…せっかくだ。このコに背中をさすってもらおう。特に意味はないが。 
中学生の手のひらが、純情なそのコの手が、俺の身体に触れる。 
すりすりと俺の背中と腰をその手が動く。汗の匂いもかすかに俺の鼻腔をくすぐる。 
…自慢じゃないが、これだけで俺はイける。 
だが…もう少し刺激がほしい。さて、どうするか。 

流石に初対面のコに「ここが腫れちゃったんだ。触ってくれる?」とか言って股間を触らせる勇気はない。 
…というか、捕まる。絶対に。こんなボケに付き合ってくれるのは今岡ぐらいのもんだ。 
考えに考えた結果、俺は彼女にSMプレイっぽい事をしてもらうことにした。まあ、あくまでひかれない程度に。 
とりあえず今度は背中や腰を平手でビシビシと強く叩いてもらうようにお願いした。 
そうすると、彼女は特に疑問をもたず、俺の身体をビシビシと叩き始めてくれた。 

ああ、俺初対面の女の子に叩かれてるよ…嬉しい… 
それでもって「もっと俺を軽蔑した表情で」「『このクズ』とか言ってくれ」と注文を増やしていく。 
流石にそれは少し言いすぎたかと思いきや、彼女は嫌な顔せず素直にそれに答えてくれるではないか。 
ちょっとでも疑問に思わないのか?なんて純粋なコなんだろう…。 
公園で女子中学生にビシビシと背中を叩かれる高校生の俺。他人に見られたら、間違いなく「変」だと 
思われる光景。 
ああ、Mである俺にとっては最高だ…ああ……おおぉ……ううっ!!! 


…イッてしまったよ。女子中学生に叩かれてイッてしまったよ、俺。 
力の抜けた俺を不安げに見る彼女。ありがとう、キミのおかげで最高の時間を過ごせたよ。 
俺はベンチから立ち上がると、簡潔に彼女にお礼を言い 
彼女がきょとんとしているのを尻目に、急いで公園から走り去った。 
なぜかって?…俺のパンツがガビガビになっちまったからさ…。 

今日は最高の一日だった。たまには足を伸ばすのもいいもんだ。 
そういえばあのコの名前聞きそびれちゃったな…。ちょっと残念だ。 
またあの公園に行けば会えるかな…。今度はもっときわどいプレイを……(;´Д`) ハアハア(以下自主規制)。 

おわり 

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