「だめ…だめよ。アレは失敗作。足りない…やはりアルハザードに…」
薄暗い研究室の中、コンソールを叩きながら私は吼える。
もう何年経ったのかすら覚えていない。ただ、愛しい娘…アリシアに会う。ただそれだけのため、私は研究を続けていた。
人造魔導師という、禁忌を…禁戒を破ってでも作り出したモノ。
でも、見た目だけだった。中身は似ても似付かぬ紛い物。
姿が似ているから、余計に腹立たしく…そして、憎く感じてしまう。
「フェイト、私の娘。こっちへいらっしゃい」
「はい、母さん」
アリシアが私のことを『母さん』と呼んだことは無かった。いつも『ママ』だった。
6つになってもママなのに、コレは私のことを『母さん』と呼ぶ。
こんなものは私の娘ではない。私の娘はアリシアだけ。
こんなのを娘だといわねばならぬ苦行を強いられるのも、私の身体が大分言うことを聞かなくなり始めているから。
こんなのでも使わねば、碌に何も出来なくなっているわけだ。
「いい、聞きなさい、フェイト。ママはね、ジュエルシードが欲しいの。指定遺失物…通称ロストロギアの。全部で21個あるわ。良いわね、全部手に入れてきなさい」
「はい、母さん」
私は何をしているのだろうか。こんなものに我が娘の残照でも追っているのだろうか。
こんなのに『ママ』と呼んでもらおうとでもしているのだろうか。
失敗作を力出ぬ体で抱きしめながら、私はそんなことを考えていた。
それから数日後。
私の前にあるのは、ジュエルシードではなく
「あ、あのっ! ボクはユーノ・スクライアって言います。えっと、フェイトさん…貴方の娘さんが、貴方がジュエルシードを必要としてるとかで…」
「プレシア…テスタロッサよ」
ジュエルシードを発掘したらしい、子供だった。
リリなの短編「秘伝、プレシア交渉術…っ!?」
「…なるほど、娘さんを助けるために」
「えぇ、そうよ」
それから2時間ほど。私は無駄とも思える説明を、この子供に対してする事になっていた。
現在のジュエルシード所持者であるため、邪魔扱いするわけにも行かずに。
ただ現在、彼の持つデバイス…『レイジングハート』には確りと21個のジュエルシードが眠っているようだ。
それだけは僥倖(ぎょうこう)と言えるだろう。
もちろん延々と説明している間、私は何も考えなかったわけではない。
伊達に様々な交渉をし続けたわけではない。Project F.A.T.E.だって…
「あの、プレシア…さん?」
「ふぁいっ!?」
なんて声を出しているのだろうか、私は。
彼…ユーノ・スクライアの私の名前を呼ぶ姿が、一瞬…そう、ほんの一瞬だけあの人に似ていたからとはいえ…
私の驚きが面白かったのか、ユーノ・スクライアは『くすくす』とくったくのない小さな笑みを浮かべる。
その姿も似ていた。
私を捨てたあの人に。
アリシアを授かる事が出来る要因となったあの人に。
…何を考えているのだろうか。
そんな事が何の利点になる。欠点となり、交渉を上手く進められなくなるだけではないか。
そう思いながら顔を引き締めようとするも、赤くなってしまった顔を誤魔化す事は出来ず
より一層滑稽に映ってしまったのだろう、彼の笑みが止まることは無かった。
「良かった。実を言いますと、少し怖い方かなって思っていたんです。でも、違いましたね」
「しょ、しょんなのことないわよ」
必死に冷静を努めようとしても、心臓の動悸が激しくなる。
何でユーノ・スクライア…彼は…あの人と同じ喋り方なのだろうか。あの人と同じ笑い方なのだろうか。
なんで、あの時…私と初めて喋った時と同じ喋り方をしているのだろうか。
そんなことばかりが頭の中を過ぎってしまう。
柔らかそうな髪
柔和で中世的な顔
幼いから仕方ないかもしれないが、然程高くない身長
無意識に、あの人と似ている部分ばかりを彼の中に探し始めていた。
だからだろう。私は踏み込んではいけない部分にまで踏み込んで喋っていたのだ。
気付かぬままに。
「そう、だったんですか…」
「へ…ぁ…えと…ち、ちょっとごめんなさいっ!」
もう余裕など微塵も無い。
まさかProject F.A.T.E.…フェイトの出生についてまで洗い浚(ざら)い喋ってしまうなんて。
ほぼ完全に喋り終えてしまったころに、今更ながら気付いてしまって大急ぎで立ち上がる。
早足で部屋の外へと向かいながら。
「いま、お茶のお代わりをフェイトに持ってこさせますから」
「はい、楽しみにしてます」
彼の顔を見ないままに、部屋を出て行った。
未だ、優しい笑みを浮かべているだろう彼の顔を見る勇気は、今の私には無い。
「何を…やっているのよ、私は…っ!」
後ろ手で閉めたドアに寄りかかりながら、ずるずると崩れ落ちる。
自らの身体を抱きしめて、漸(ようや)く自分が服を着ている事に気付く。
いつもと変わらぬ姿であると、やっと認識できていた。
まるで、丸裸にされた気分だ。
いや、自分で一枚づつ脱いだ気分だと言った方がいいだろう。
でも、それを苦痛と感じてない私が居る。
少しだけ、心が軽くなっているような気分になっている私が居た。
だからなのだ。
「か、母さん! 大丈夫!?」
「えぇ、大丈夫よ、フェイト」
こんなものに笑顔を向けられるなんて。
「これで良い。これで…良いのよ」
何年ぶりだろうか、クッキーを焼いたのは。だが昔とは似ても似付かぬクッキーだ。
中に紛らせた特製の媚薬。それは強い劣情と共に…
─ボクは、こんなものは使って欲しくなかった。普通に愛し合うことも出来たはずなんだ─
判っている。そんなのは判りきっている。
でも貴方はもてた。いろんな女性から。私など霞むほどに煌びやかに輝く人たちから。
でも今回は違う。愛し合うためじゃない。
ただ、ジュエルシードを彼から奪う。そう、ただそれだけ。
「うっ…うぅ…っく…ぐすっ…」
それだけなのに、涙が止まらない。
私はまた、あの人を騙してしまう。誰にも取られないように。私の元から去らないように。
…違う。彼はあの人じゃない。
違う。私が愛した人じゃない。
必死に自分に言い聞かせる。彼は別人なのだと。
それでも、あの時の後悔が…あの時の悔みが私を押し潰そうとしてくる。
そうだ。彼に去られてから、今の私があるのは…娘が出来たから。
愛するあの人との間に…望まれなくとも、愛しい愛しい愛娘が出来たから。
「いい、フェイト。このクッキーを持って行って、彼…ユーノさんと暫く話してなさい。何を話してもいいわ。但し、彼が何かしてきたら抵抗しないこと。良いわね」
「はい、母さん」
出来上がったクッキーを皿に移してフェイトに渡す。
あの時と同じ甘い匂い。でも持っていくのは私ではない。
私にはアリシアが居ればいい。
申し訳ないが、彼にはフェイトを好きになってもらおう。
フェイトが彼を嫌うほど、彼はフェイトを強く…強く求める。
そして、何度も抱かれるだろう。何度も、何度も。
数日にわたって。
あの時の私のように。
「これで…良いのよ…」
優しい彼が、その辺りの下卑(げび)た男共と同じ目つきで襲い掛かってくる。野獣の様な恐ろしい目つきで。
きっとフェイトは泣き叫ぶだろう。私と違って彼を好きになっていたわけじゃないから、もしかすると壊れてしまうかもしれない。
それで良い。それで良いのだ。
薬が切れれば彼は元に戻る。
切れる前に彼からジュエルシードを受け取れば良い。代わりに彼にはフェイトをくれてやればいいのだ。
それで、良い。全部丸く収まる。
…はずだった。
「ユーノさんが、呼んでる?」
「うん、母さんを呼んできて欲しいって」
それから1時間は経っただろうか。即効性の薬だからもうとっくに始まったとばかり思っていたのだけれど。
目の前に現れたのは、別れた時と全く変わらぬ失敗作の姿。
まさか薬も失敗したのだろうか。
だろうか、ではない。失敗したのだ。
何をしているのだろうか、私は。
ここ一番で失敗するのは昔から変わらない。
ドアを開き、部屋の中に入る。
そこに居るのは最初と変わらぬ彼の姿。
にこやかな笑みを浮かべつつ、手を振っている。
違うのは、先ほどフェイトに持って生かせたクッキーを齧っている事くらいだろうか。
「…待たせたわね」
「いえいえ、どうぞ。娘さんが言われるとおりですね、本当美味しいですよ。このクッキー」
皿を見れば、クッキーの量が1/3ほど減っている。フェイトと半々で食べたのだろうか。
新しく入れた紅茶を彼のカップに注ぎ、勧められるままにクッキーを口にする。
甘い。いつもの私のクッキーだ。アリシアの大好きな。
「…食べましたね?」
「…っ!?」
『カシャン!』と音が鳴った。それが、私の指から零れ落ちたティーカップからなる音だと気付くことは出来ない。
なぜなら…
「あ…ぁ…あぁ…」
「けっこう…効きますね…これ。我慢するの…結構大変だったんですよ?」
視界が回る。
天井が写り、彼に変わる。
あぁ、あの目だ。
あの人の目と同じ。
「まさかボクの年齢でこんな薬を使われるとは思いませんでした。事前に聞いてなければ、娘さんを滅茶苦茶にしていたかもしれません」
「ふぁっ…んんっ!!」
彼の手が胸に置かれる。
乱暴に揉まれる。
痛くない。それはくすりのせい?
くすりってなんだったかしら?
「ふぁっ…あっ…んっ…んむっ!!…はぷ…んっ…んっ…」
「はぁ…終わったら、話してあげます。今は、楽しみましょう」
私の服が脱がされる。彼も服を脱いでいく。
大きなあれが…昔私を貫いたあれがあった。
私の愛した人、私の大好きな人。誰だったかしら、そう。ゆーの…ユーノだ。
ユーノ・スクライア。私が生涯で唯一愛した人の名前。
優しい彼も、くすりでけもの。
大丈夫よ。昔とは違うから。あの時よりも大人になったもの。
「その口…味あわせてもらいますよ」
「ふぁい…ろぉ…んぶっ…んんっ!!…じゅるっ…っちゅ…」
無理矢理口に入れられて、吐いたあの時とは違う。
愛しい彼のものを口に含み、身体を熱くさせながら彼のものに舌を這わせていく。
あの時出来なかった事が、今なら出来る。
「んんっ…んぷ…じゅるっ…っちゅ…んぁ…はぷっ…ん…んんっ…」
私に乗りかかり、私の口に激しく突っ込んでくる。私を強く求めてくれる。
それが嬉しくて、より舌を激しく動かしながら強く吸い立てていった。
─かつて僕が愛した女性が居る─
そんな話を聞いたのは何年前だったかな。
ごく普通の男性と、研究者の女性の話。
自分に自身の無い女性は、男性を手に入れるために薬を使った。
互いに強く愛し合っている事に気付けずに。
薬のせいとはいえ、愛した人を滅茶苦茶にしてしまった事を悔いて
その女性の前から逃げてしまった男性から聞いた話。
「んっ…んぶっ…んちゅ…っちゅ…ちゅるっ…」
もう何十年も前の話だったはずだ。
話を聞いたその人も白髪ばかりになってしまっていたし。
そして同じく、ボクは惹かれていた。
考古学を目指すまだ9歳のボクが、ボクと同じ年の娘を持つ研究者の女性に。
娘に先立たれた悲しさから、娘に似た存在を生み出してしまう程の人に。
最初は怖い人だと思った。
暗い瞳。暗い雰囲気。でも、それは作ったものだというのは喋っているうちにわかった。
なによりそれは、交渉のために作った『仮面』なのだと理解してしまってからは
なんというか…ずっと年上の女性なのに、可愛いと思うようになってしまっていた。
「はぷ…んんっ…んぷ…んっ…んっ…っちゅ…ぢゅるっ…」
楽しそうに娘の事を喋り、楽しそうに研究の事を喋る。
娘さんも母親であるあの人の事がとても好きで。
でも、あの娘さんは本当の娘さんじゃない。きっとそれが枷になって居たんだと思う。
娘さんに似ているのに、娘さんじゃない。
それはそうだ。クローンで、娘さんの記憶を持っていても娘さんじゃない。
似ている『別人』でしかない。
それを研究者として理解してしまっているから、母親として受け入れることが出来なかった。
それが、とても辛かったんだ。
だからきっと。それは自惚れかも知れないけれど。
ボクは試された。
娘さんに手を出すか否か。
そしてあの人…プレシアさんの『研究者としての自分』を壊せるか否かを。
研究者として娘さんを死なせたことが、ずっと重りになっているから。
それを取り払える人を探して居たんだと思う。
「んんっ!!…んっ…ひふひふひへぅ…んんっ…」
ジュエルシードは確か、望みを叶えるというものだったはずだ。
『娘を生き返らせる』という荒唐無稽(こうとうむけい)な事を願うという建前で、探して居たんだと思う。
そして、プレシアさんは現れた。ボクに壊されに。
ボクみたいなのがどこまで出来るかはわからない。
でも、好きになってしまった。
今思えば一目惚れだと思う。
「れるぅぉ?…っちゅ…じゅるっ…いっはぃ…んっ…ふぃあくぇへ…ほぉあぁ…んっ…ちゅっ…」
一途過ぎるこの女性(ひと)に。自信が無くて、どうして良いかわからなくて
結局研究に縋るしかないこの女性に。
もう、壊れそうなくらいにボロボロな心が悲鳴を上げている。
ボクには、それが聞こえる。
「んっ…ほっ…ぃ…んっ!…んっ!…んぶっ!?…んんぅっ!!…んっ…んっ…」
美味しそうにボクの欲望を飲み下すこの人が。
堪らなく、愛しい。
「…ぁ…まって、きたなっ…んんっ!!…ちゅ…りゃめぇ…んんっ…っちゅ…ちゅる…」
白濁の欲望に塗れた彼女の両頬を手で挟みこんで、無理矢理唇を奪う。
嫌がるのは一瞬。蕩ける様に甘い吐息を漏らしながら、僕の舌を受け入れてくれる。
出したのに、収まらない。これは薬のせいだろう。
でも、どうしようもなく彼女が、プレシアが欲しい。
それはきっと、薬のせいじゃない。
「ふぁっ…あぁぁっ!!」
「くっ…うぅっ…」
何度も彼女の大事な所に擦り付けていたら、少し引っかかるところがあって
そこ目掛けて腰を入れたときだった。
『にゅるっ』とした感触。何かに包まれていくような感覚。
何よりも
「ふぁっ…ふぁぁっ!…射精(で)てっ…射精てるぅっ!!」
「うぐっ…すご…っく…あぁっ!!」
絡められた彼女の足が、ボクの腰を押し付けるようになってしまう。
我慢なんて出来るわけが無い。
まるで搾り取られるように、彼女の一番奥の所で射精してしまっていた。
だけどそれで終わったら男じゃない。薬のお陰か、まだ堅い。
「ふっ…んんっ!!」
「んぁっ!…ひぅっ…んんっ…あっ…はっ…んんっ…」
射精の快感が終わらぬ前に、ボクの腰は再び動き始めていた。
腰が抜けそうなほどに気持ち良い。柔らかく包み込んでくる彼女の膣肉が、優しくボクのを扱いて来る。
しかも、滅茶苦茶に動いても柔軟に…ううん、従順にと言っていいほど動き包んでくる。
「うぐっ…ま、まだまだぁっ!!」
「ふぁぁんっ!!」
それから5回往復できただろうか。
5秒すら持つこと無い3回目。でも、出しながら動かした。
必死に。これで、枯れ果てようとも。
「あっあっ!…んんっ…だめっ…だめぇっ!!」
最初の方は彼の方が多かった。
私の中で何度も何度も射精し続け、それでも腰を止めない彼の姿は昔と全く変わらない。
アリシアを授かったあの夜と。
でも、違うの。あの夜とは違う。
だって…ほら
「ふぁっ…ぁ…んっ…〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
また、絶頂(イ)った。
技術も何も無い。ただただ快感を求めるだけの動きに翻弄される。
でも、その快感を今は受け入れることが出来る。
ねぇ、わかる?
あの時、泣くことしか出来なかった私。
でも今は、貴方がくれるこの快楽に、絶頂(しあわせ)を感じられるようになったのよ。
「もっと、もっとくださいっ! 妊娠したいのっ! 貴方の子がっ! もっと射精してっ! 私を妊娠させてぇっ!!」
絶頂に打ち震えながら、全身を包む幸せに咽び泣きながら。
私は何度も何度も叫んだ。
また、貴方との愛しい子供が欲しいと。
結局、私は母親じゃなかったのだ。
でもきっと、今度はなれる。母親に。愛するユーノさんと一緒ならば。
結局あの薬は3,4時間程度で切れたようだ。
それでも最後の1時間程の記憶が飛んでいるのと…
「ずいぶん出したな…はは…あ…あはは…」
イロンナモノでぐっちゃぐちゃになったベッドが物語ってるといっていいだろう。
プレシアは隣で寝ている。絶頂しすぎで気を失ったのだろう。
「すぅ…すぅ…んん…ゆーのさぁん…」
「あぁもうっ…可愛いなぁ…」
まるで小さな子供のように擦り寄ってくるプレシアが可愛くて仕方ない。
ボク自身も、気を抜けばそのまま眠ってしまいそうになるほど疲れているけれど
それでも、寝るわけにはいかない。
「やぁ…やぁ〜…」
「だいじょうぶ、すぐ戻ってくるから…」
寝ながらも、ボクを探すプレシアの頬に優しくキスをしてベッドから抜ける。
シャワーを浴びて…あぁ、その前に。
「フェ…イトは、寝てるみたいだね。キミは…」
「フェイトの使い魔。アルフだよ。」
ドアごしにずっと居ただろうフェイトに、と思ったのだけれど。
どうやら途中で寝てしまったのだろう。廊下に横になっていた。
フェイトの隣に座っていたオレンジの髪の女性…アルフという使い魔にレイジングハートを渡す。
管理局には既にロストロギアの報告は行ってる筈だから、もって行ってもらうだけで済むはずだ。
「わかったよ、ちゃっちゃと渡してくる」
そう気軽に受け取った彼女だけれど、恐らく大丈夫だろうというのは彼女の目を見れば判る。
かなり忠実な良い使い魔のようだ。
「ん…んん…?…ぁ…ごめんなさい、寝てしまってて…」
「良いんだ。でも、こんなところで寝てて辛かっただろう」
アルフが見えなくなると同時に、フェイトは気が付いたようだ。
まだ眠いのか、目をこする姿は何となくプレシアに似ている。
彼女は作られた子だけれど、間違いなくプレシアの娘だと言えるだろう。
だから、ボクは言わなければならない。
にこやかに、今までで一番良い笑顔を浮かべながら。
「ボクの名は『ユーノ・S・テスタロッサ』。今日から、キミの…フェイトのお父さんだよ」
「え、えぇぇぇぇぇぇっ!?」
あとがき
とまぁ、投げっぱなしで終わります夢璃杏でござります。
プレシアさんでなく、プレシア『たん』です。
ユーノ x プレシアでした。むしろユーノ x 萌えプレシアでした。
萌えプレシア…需要あるのかしら…
実はこの後、後悔しまくりプレシアたんですが、バッチリ妊娠発覚。
しかもフェイトにパパ宣言してるのがバレたりなどなど、色々問題発覚するのですが…
「私、お父さんと結婚するっ!」とか
「ね、お父さん…私ね、生理…きたんだよ…?」とか、フェイトに言わせ…ゲフンゲフン…
嫉妬深いプレシアさんが暴れそうです。
そして、何より
「これじゃ私はユーノ君やレイジングハートと会えないのっ!!」
えぇ、リリカルなのは…始まりません。
それでもいっかっ! と。
きっと魔王様ならデバイス無しに闇の書さん殴り飛ばしてくれるでしょう。