「横島君、タマモと一緒にこれ…やってちょうだい」
「了解ッス」

今日の朝のミーティング。
何時もの様に何時もの如く、わたしは横島と組んで除霊に向かう事になる。

「ちょ、ちょっと待つでござる! 最近女狐と先生の組む機会が多すぎると思うでござるよ!!」
「そ、そうですよ美神さんっ!」

外野…あぁ、いやいや…シロとキヌが、またいつもの様にミカミに食って掛かっている。
確かにここ半年ほどわたしと横島が組む機会は非常に多い。

シロは前衛、キヌは後衛、ミカミはオールラウンダー。
では、わたしは?

「ま、コイツと組めば大抵の除霊は出来るからなー。」

『くしゃり』と横島がわたしの頭を撫でる。
同時に来る貫く視線。それをわたしは軽くいなして鼻で笑う。

そう…横島の変幻自在の能力を完全にサポートできるのは、わたしかミカミしか居ないのだ。
勿論、横島がわたしを贔屓するのはそれだけが理由では無いのだけど…ね


GS美神短編「絶対に除霊出来ない悪霊?」


「絶対に除霊出来ない悪霊ねぇ…」

半ば呆れた声を上げながら、わたしは寂れたカジノに目をやった。
値段は2億。下手をすれば魔族クラスが出てもおかしくは無い値段ではある。

だが、除霊対象はただの悪霊。
そしてこの悪霊に会う為の条件は、男女ペアであること。それだけ。

魔族クラスの相手でも遅れを取らないGSも何人か除霊を行おうとしたらしいが、全員物の見事に失敗したらしいのだ。
だが、失敗しても外傷は無く…酷く疲れるだけらしい。
となると、精神系…つまりナイトメア等のタイプなのか…いやいや、その程度なら予想して然るべきなのだし

「横島、アンタどう…おも…」

こんなカビ臭い所からはさっさと帰りたいのだ。
だから、わたしは横島に相談しようと後ろを振り向いた。

そして振り向き様に、思い切り…力の限り蹴り飛ばした。

もちろん、横島を…だ。

「何やってんのよアンタはっ!!」
「いつつ…何か最近行動が美神さんっぽくなってきてるな、タマモ」

後ろで静かに何をしているのかと思えば、嬉々とした表情を浮かべながら…コイツは…

「何でバニースーツなんか出してるのよ!」
「タマモに着て貰うために決まってるじゃないかっ!!」

堂々と胸を張って叫ばれ、『ほら』とバニースーツを渡される。
しぶしぶながらも受け取るが、心の中では満面の笑みを浮かべていた。
もちろん、こんな服をわたしに着させるのは今回が初めてではない。

前回の病院ではナース服を
前々回のテレビ局では女子アナのスーツを
そのまた前の警察庁では婦人警官の服を
さらに前の和風旅館では着物を
あとは、洋風の屋敷ではメイド服を…
これらをどこで集めたのか、毎回毎回除霊のたびにわたしに着させるわけなのだ。
もちろん、除霊の後には…

こんな事毎回やってるなんてミカミ達に知れたら…面白い事になりそうね。



「どう、似合う?」
「おーおー、えぇなぁ…えぇなぁ…」

サイズが合わなかったので少し身体を成長させて着たわたしは
横島の前で、右足を前に出して両手を右ひざに
そして前屈みのまま、上目遣いで横島を見上げる。

横島が持ってた雑誌に載っていたポーズ。
端から見ても分かるほどに、横島のあそこが大きく…じゃない、霊力が大きくなってきている。


横島の霊力の元は煩悩だ。特に、性的興奮に対して凄まじい反応を示す。
そう、これが…横島がわたしを贔屓する理由なのだ。

「よっしゃ! 霊力十分! サクっと終わらせてタマモとイチャつくぞっ!」
「はいはい、それは良いけどちゃんと場所は移してよね。ここはかび臭いし」

『何でも掛かって来んかーい!』と叫ぶ横島…は良いのだけど…
いくら2人きりだからとはいえ、その大きくしたものを隠しもせずに堂々と見せ付けられると…


ふと横島の顔をみれば、『にやにや』といやらしい笑みを浮かべている。
恐らくわたしが見ている所、想像している事に気付いたのだろう。

まるで野獣のような瞳に射抜かれ、全身が『かぁっ』と熱くなる。
そんなわたしに横島は詰め寄り、一気に抱きしめ…

「ち、ちょっと横島…まだ、早っ…!?」

抱きしめられた瞬間に聞こえる悪霊の断末魔。
悪霊はわたしの後ろに居て…まさかもう終わった?

「しっかりしろよタマモ。ま、終わったからどーでも良いけどさ」

『くっくっ』と笑いを堪えながら、横島がわたしから離れる。
確かに悪霊は切り裂いた。

でも、まだ…

「横島、まだ…悪霊は生きてるっ!」
「はぁ?…っ!?」

倒したと思って気が抜けていたのだろう。
気の抜けた声を上げた横島の体に、斬り刻まれたはずの悪霊が…
違う、これは…

「まさか、悪霊集合体(レギオン)…斬ったり刻んだりするだけでは有効なダメージを負わせられない筈だわ…」

小さな、本当に一体では何の力も無い悪霊達が何十何百と集まって
そして、やっと一体の悪霊の大きさになっていたのだ。

これでは生半可な攻撃は効かない。
キヌの死霊使い(ネクロマンサー)の笛か、ミカミの使う精霊石か
横島の文珠か。

「え、えーっと…大丈夫? 大丈夫ならさっさと『浄』でも入れて倒して欲しいんだけど」
「取り憑かれてるのに、出来るかーっ!?」

横島の全身から一気に溢れる霊力。
意識までは犯されていないが、完全に体は乗っ取られている様だ。

「ちぃっ!」

一瞬の不意を付いて、悪霊にコントロールされた…触手となった横島の霊力がわたしを縛り付ける。
仕方ない。完全に焼ききることは出来ないだろうけど、わたしは狐火で横島ごと悪霊を燃やそうと霊力を溜め…

「きゃぁっ!? ち、ちょっと横島…んぁっ…どこ…さ、触って…」
「お、俺じゃねぇって!!」

わたしの身体を縛った時からどうもおかしいと思っていたけど…
触手がわたしの身体を弄(まさぐ)り始めたのだ。

思わず声が上ずってしまう。
まるでわたしが感じるところが分かっているかのような動きに、『まさか横島がやってるのでは?』とも思ったが
全力で否定してくる横島に、その考えも切られてしまう。

…って事は
この悪霊って、まさか除霊されようとするたびに毎回こんなスケベな事してる!?


「ん…んんっ…っく…だめ…感じ…ちゃ…」

横島の方にお尻を向け、四つ這いにさせられたまま
触手がわたしの胸やあそこを執拗に弄ってくる。

感じては悪霊の思う壺だと、必死に抵抗を試みるも
わたしの思いとは裏腹に、全身がじっとりと汗ばみ
触手が服の上から秘所を弄るたびに『くちゅっくちゅっ』と粘り気のある水音が聞こえてくる。


 自然と私の視線が横島へと向かってしまう…
助けて欲しかった? …多分、違う。

もう、頭の中は悦楽で痺れて…何も考えられなかった。
でも、出来ることなら…横島に…触手ではなく横島に絶頂(イ)かせてほしかったのだ。


触手に脱がされたのだろうか、横島はズボンを脱がされており
いきり立つ横島のモノが、私の視界に飛び込んでくる。


大きい…
何時もの2倍はありそうな大きさだった。

普段でも二握りはあって、『ぐりぐり』と子宮口を弄ってくるほどに長いのに
今の横島のは…

湧き上がる思い。恐怖? 違う。


「きて…横島ぁ…横島ので…絶頂(イ)かせてぇっ」

期待、だ



「あっ…ふっ…太いっ…っく…太すぎるよぉっ!!」

太く大きくなった横島のを受け入れた瞬間、まるで初めての時の様な激痛が走る。
走るのに、更に大きな快楽が痛みを消し飛ばしていってしまう。

『ずんっ』と子宮口までを一気に貫かれた瞬間、凄まじい快楽が程走り
絶叫を上げながら意識が遠のき…

「…っかぁ…そ、そこっ…ち…がっ…くぁぁっ!!」

のた打ちながらお尻の中に入ってくる触手が齎(もたら)す激痛と悦楽に意識が戻される。


「タマモのお尻が触手に広げられて…ピンク色の直腸が見えて…中々エロいな」
「やぁっ…見ちゃ…んぁっ…やだっ…や、かき回し…やぁっ…抜いてっ…抜いてぇっ!!」

私が嫌がれば嫌がるほど、まるで楽しむかの様に私の直腸を触手が蹂躙していく。
膣と直腸の間の肉を、横島のと触手で挟まれる強烈な快感に…私は何度も絶頂を感じてしまっていた。



「っく…タマモ…出すぞっ!」
「うんっ…出して…出してぇっ!…わたしっ…もっ…またっ…絶頂(イ)く…っちゃう…っっーーー!!!」

射精が近いのだろう。横島の動きは一気に腰の動きが早くなり
横島のが一際大きくなった瞬間、最奥を突き『ぐりぐり』と子宮口を押し上げて来る。

そして次の瞬間…数えるのも馬鹿らしくなるほどの絶頂を迎えた私の膣奥(なか)に
まるで壊れた蛇口の様に、横島の噴出した精液が流れ込んでくるのだ。

『ビクリ…ビクリ…』と大きく振るえながら射精する度に、私の身体は反応して『きゅうっ』と横島のを締め付ける。
横島のがゆっくりと引き抜かれるのと同時に、子宮に大量に出された精液が逆流して…

「お、おい締め付けると…また…」
「や…また…大きくっ…」

逆流するのが気持ちよくて、無意識に横島のを締め付けてしまい
半ば萎えかけた横島のが固くなってきていた…



「あのさ、横島…言ったよね、わたし」
「…ん? あ、えっと…ほら、俺操られてたしっ!?」

ぐったりと四肢を投げ出したまま、横島に貫かれたまま呟く。
気持ちよかった。何時もの何倍も絶頂(イ)けた。
一緒に絶頂くことも出来た。
計5回、全部膣内射精(なかだし)で一回も抜いて無いから
抜く時に物凄い量の精液が噴出してきそうな気がする。お腹の中で『たぷたぷ』してるし。

これはどう考えても、これは横島の仕業。
こんな事を悪霊がするはずが無いのだ。

「ウソつきなさい。どうせアンタの事だから、最初っから操られてなかったんでしょうがっ!」
「い、いや本当(マジ)で操られ…っつーか、そんな優しく抱きしめながら燃やそうとするのは反そ…ぎゃーっ!!」

わたしはここでするのは嫌って言ったのに…
殆ど力が出なくて、触れる程度に弱々しく抱きしめながら
怒りの炎で横島を燃やす。

燃やされたくなかったら、わたしを突き飛ばして逃げればいいのに
叫び、涙を流しながらも、横島はわたしから離れる事は無い。

全く、本当に馬鹿なんだか…


『アァァァヅゥゥゥイィィィィイイイイ!!!!!』
「…へ?」

いい感じに丸焦げになった横島の身体から、大量の…小さな悪霊達が断末魔の叫びを上げていきながら抜けていくのが見えた。

…もしかして、本当に最後まで操られてたの?

「だ、だがら…ぞういっだのに…がくっ…」

涙声を上げ、気絶した横島を
今度は本当に優しく抱きとめる。

ごめんね、と小さく呟きながら…



はしがき

というわけで、触手でバニーなタマモをお送りしますゆめりあんでございます。
3連続です。はっかい。様行きのお話しっ!

自分の所に載せるのも良いのですが…それはそれ、これはこれでっ!

はっかい。様、良い絵をありがとうございます〜。

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