「ん…んぷ…ちゅ…はぁっ…」

鈴女が俺のを一心不乱に愛撫している。
とは言っても、鈴女は妖精。人間である俺の十分の一程度の大きさしかない。

『鈴女は一分間しか大きくなれないのよ』

そう言って、鈴女は全身で俺のを刺激し始めたのだ。
俺が射精する寸前まで愛撫してから大きくなり、一気に入れて出す。
そうしたいらしいのだが

「鈴女っ! も、もう出…」
「はぁっ…んふ…んちゅる…はぷ…んんっ!!…ぁは…こんなに…いっぱい…」


どうも愛撫している間に興奮しきって、寸前で止めるのを忘れてしまうらしい。
コレで4発目。既に鈴女の身体は俺の精液で汚れきっていた。


GS美神短編「妖精との子作りは一大事!?」


『横島君、早朝から悪いわね。実は…』

時計を見れば朝の五時。
朝日すら未だ昇らぬ薄明るい時、俺の所に美神さんから電話がかかってきていた。

内容は、居候している妖精『鈴女』の失踪。
何とか『女好き』から『男も良いかも?』程度まで矯正できたからと一安心していたら
今朝になって急に『良い男と子供を作ってくる』と、ドイツ語で書かれた手紙が置いてあったらしい。

人間というのは、基本的に人外の存在には厳しいものである。
悪い奴に捕まろうものなら、研究所等に売られることも良くあるらしい。


「わかったッス。俺も探しますんで」
『ごめんね。見つかったら美味しい物でもご馳走するから』

俺の返答と重なるように、美神さんは矢継ぎ早に喋ると
大急ぎで電話を切ってしまっていた。
それだけ鈴女の事を心配しているのだろう。


「しっかし、探すにしても何処を探せば…ん?」

おキヌちゃんが作ってくれた煮しめと、小鳩ちゃんが作ってくれた具だくさんオニギリに
魔鈴さんが作ってくれたサラダで朝食を済ませ、思案する俺の耳に窓を叩く音が聞こえてきた。

ここは2階だ。窓を叩ける奴なんて数えるほどしか居ないし
基本的に皆、ドアから入ってくる。

つまり…


「おい鈴女。前回もそうなんだが、何で俺の所に来るんだ?」
「だって、アンタ位しか良い男居ないんだもん」

予想通り、窓を開ければ『ハァイ♪』と手を振る鈴女が浮かんで居たのだ。
俺のため息交じりの言葉を気にした風も無く、勝手知ったる我が家と言わぬばかりに部屋に入ってくる。
前回…初めて鈴女に会った時もなぜか俺の所に入って来たんだよな。


「美神さんから、鈴女の事で電話あったんでしょ?」

食器を片付けたちゃぶ台に座って開口一番に、鈴女が聞いてくる。
質問ではなく、確認に。

ということは、美神さんが俺に電話する事を予想して手紙を書いたという事なのか。

「美神さんから、鈴女が何をしたいのか聞いてるでしょ。…しよ?」
「出来るかぁっ!!」

少しばかり頬を染め、シナを作って俺を誘っているつもりの鈴女。
だが、彼女は妖精だ。小さいのだ。

「なぁによー。この前は鈴女に欲情してた癖にーっ!」

そう言うや否や、鈴女の身体が大きくなり
俺と同じ位の大きさになる。

『これでどう?』と流し目をしてくる。
確かに美人だ。問答無用で飛びつきたくなる。
しかし、欠点があるのだ。

「たった1分で何が出来るんじゃー、コンチクショーッ!!」
「ぶぅ…」

そう、大きい姿で居られるのは1分間の間だけ。
例え入れられたとしても
ヤってる途中で小さくなろうものなら、真っ二つどころか三つくらいに引き裂かれてしまうだろう。


「フフン。鈴女を甘くみないで欲しいわ。ちゃんと色々情報を仕入れてきてるのよ」
「情報ねぇ…」

時間が切れて小さくなった鈴女に、俺は疑惑の目を投げかける。
どう考えても出来るとは思え無いのだ。
文珠でも使えばどうにかなるかもしれないが、今の所美神さんに文珠は完全管理されている。

『そうそう簡単に使えるほど安い物じゃないのよ』

というのは美神さんの弁だ。
これで『鈴女とヤるために使いました』等と言ったら、ほぼ間違いなく殺される。


「うわ、でかっ!」
「って、なに許可も無く俺のを取り出してるんだよ」

ズボンも脱がしたかったのかもしれない。
ベルトとズボンのファスナーを下ろして諦めたのだろう。
半脱ぎの状態で止められたまま、俺のをパンツから取り出し
鈴女は興味津々に俺のを眺めたり突付いたりしていた。

そんな鈴女に文句を言うのだが
気にした風も無く、『さぁ脱げ脱げ』と嬉々とした笑みを浮かべながら促してくる。


「で、どうするんだ?」
「フフン…こうするのよっ!」

俺の目の高さまで昇ると、鈴女は『ぱぱっ』と服を脱いで全裸になってしまう。
良いプロポーションである。

大きささえ伴えば…


「…大きくならないわね。もしかして、ED(勃起障害)?」
「勝手に決めんなっ!!」

俺は人形やちっこい奴に興奮するような悲しい奴とは違う、と大声で叫ぶのだが
鈴女としては、興奮すると思ったのだろう。

仕方ないとばかりに俺の股間の方へと飛んで行き

「ん〜…えいっ…ちゅ…んっ…」
「お、おい…っく…」

なんと全身で俺のを愛撫し始めたのだ。


悲しきかな。自分で言うのも何だが、俺はスケベだ。
小さくてもチチシリフトモモがバッチリな全裸の美女に愛撫されようものなら…

「ふふっ…おっきくなってきた…ん…ちゅっ…」

頬を染め、うっとりとした目で全身を使って愛撫する鈴女の姿はなんとも淫靡で
わざとらしく音を立てて舐め吸う水音が、俺の興奮をより高めてくれる。

いや、それだけではない。

「鈴女…濡れて…」
「ん…はぁむ…はぁ…んっ…だって…オスの匂いで…頭くらくらして…んんっ」

そう、鈴女も俺のを愛撫しながら興奮してきたのだ。
濡れた自分の秘所を、竿や亀頭に擦り付ける度に『ちゅくちゅく』と水音が響いてくる。

「っく…あっ…も、もう…出るっ!」
「きゃっ…ぁ…すご…どくどくって…いっぱい…ん…ちゅる…んく…はぁ…」

鈴口を舐められ、舌を入れられた瞬間
まるで狙いを定めたかのように、噴出した精液が鈴女の全身を汚していく。
全身を『ふるふる』と震わせ、鈴女はうっとりとした表情で全身に付いた精液を舐め取っ…

「って、射精(イ)ったらダメでしょうがっ!」
「何じゃそりゃ!?」

突然我に返った鈴女が、全身に精液を付けたまま俺に向かって叫ぶ。
どうやら、射精(イ)く寸前で止めた状態で身体を大きくして
そのまま一気に入れて、膣内射精(なかだし)させたかったらしい。


「こんどはちゃんと言いなさいよ?」
「お、おう」

鈴女の言葉に生返事したのには訳がある。
正直な話し、鈴女の愛撫は凄い気持ちが良い。

いや、それだけではない。


「お、おい鈴女…もう出そうなんだが…と、止め…っ!!」
「んっ…んっんっ…ちゅっ…んんっ!!…またいっぱい…さっきあんなに出したのに…って、また出したー!!」

鈴女の抗議に『お前の所為じゃー!!』と叫び返す。
そう、鈴女も俺のを愛撫しているうちに興奮しきって、俺の声が聞こえなくなってしまうのだ。




「あーもうチクショウ! おい鈴女! お前も一緒に美神さんに謝れよ!」
「へ? 何の話? って、なにこれ!?」

通産7発。流石の俺でも弾が切れかけている。
よくもまあここまで無駄撃ちさせられたものである。
もう最後なんてかなり薄くなってたからなぁ…

俺は文珠に『大』と入れて鈴女に抱かせる。
すぐに文珠は発動し、鈴女の身体は大きくなっていた。

鈴女は驚いていたが、説明する暇も惜しい。
というか、半分萎え掛けているのだ。


「すっごーい。これってダーリンの力? やっぱり鈴女とダーリンは結ばれる運命にぃあぁんっ!」

勝手に自己完結して、文珠の力に感動したのか
俺の事を『ダーリン』等と呼び始めている。最初は『アンタ』だったのをみれば、相当な進歩だろう。

しかし、時は一刻を争う。
正直、あと1回位で打ち止めだろう。
俺は『きゃあきゃあ』と喜ぶ鈴女を他所に、秘所を一気に貫いたのだ。


「んんっ…もぉ、ダーリンったら…んぁっ…せっかちなんだから…ん…太くて…壊れちゃ…んっ!」
「鈴女の全身愛撫も中々だったけど…やっぱ膣内(なか)は更に…っく…」

流石に7発も出してしまっていた所為もあり、中々射精まで結びついてくれない。
うっとりと俺を見つめる鈴女に深くキスをし、胸を愛撫し、奥を突く。


しかし…


「やぁっ…だーり…っん…またっ…絶頂(イ)っちゃ…鈴女…ぁ…また先にっ…ーーーっっ!!」

俺は射精出来ないまま、鈴女は何度も何度も絶頂を繰り返している。

涙を、涎を垂らし
呂律の回らぬままに『好き』と何とも叫び、嬌声を上げてくれる。

でも、射精(イ)けない。
気持ち良いのに。


「あー、もうヤケだっ!」
「はぁっ…ひぁぁっ! ま、まりゃ…おおひ…なっりぇ…すじゅめ…こわれりゅぅっ!!」

『精』と入れた文珠を飲み込み、一気に速度を上げる。
文珠に反応したのだろう。俺のが大きくなったらしく、鈴女の身体は『がくがく』と振るえっぱなしだ。

だが、これなら…

「く…よし…出すぞ、全部受け取れ!」
「うんっ…出してっ…すじゅめの膣内(なか)にっ…子宮(なか)にぃっ」

込み上げてくる射精感を押しとめ、ギリギリまで我慢して一気に子宮口を叩く。

意識が飛びそうになる。
腰を持って行かれる様な凄まじい快感が走り
文珠の力だろうか、まるで壊れた蛇口の様に何度も何度も射精が続いてく。

鈴女は俺が射精している途中で意識を失ったのだろう。
だらりと口をあけたまま、『びくびく』と身体を震わせ
それでもなお、俺の精液を一滴残さず受けてめていた…



その夜、見事に孕んだ(妖精の妊娠は短く早いらしく、半日で『ぽっこり』とお腹が出ていた)鈴女を連れた俺は、事務所で…

「さすさす…さすさす…良い子が生まれると良いわね、ダーリン!」
「やっぱりお前かぁぁっ!!!!」
「不可抗力なんやーっ!!」

理不尽なまでの霊力を纏った神通棍で、美神さんに一晩中シバかれたのは言うまでも無い。



はしがき

というわけで、全身愛撫な鈴女をお送りしますゆめりあんござります。
うーん…全身愛撫…やれるものならやってみたいですね…無理ですけどっ!

はっかい。様、良い絵をありがとうございますっ!

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